マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第85話 司令帰還・・・・・・暗の戦争の始まり

2017-01-05 21:01:26 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラはケーンとの死闘の後、風呂に入って食事をした。
戦闘疲れた食事に出たご飯と昨日ミリアが買ったホーカのジュースを飲む。
ホーカーのジュースをミリアから貰った際には何か意図があるのではと思ったが・・・・
素直に受け取った。
食事を終えるとラウラは有頂天になっていた。

ラウラ「楽しかったぁ、敵は全機撃破。まぁ模擬戦だけども、最高だったわぁ。」

ミリア「一時は苦しんだくせに。

ラウラは結局全機撃破に成功している。
ケーンら空中騎兵隊には苦しめられたがなんとか勝利している。
結構興奮するファイトだったらしくラウラは幸せに包まれていた。

オルガ「お疲れ様です、ラース少尉。機体はどうでした?」

ラウラ「機体の性能は中々、動きも軽いし踊りながら戦えるわ。」

オルガ「そうですか、それは嬉しい言葉ですでも壊さないようにお願いしますよ。」

オルガの注意喚起にラウラははいと答える。
その様子を見ていたミリアは・・・・・
ーラウラにはその注意喚起は豚に真珠だけどね~
と言ってしまう。

オルガ「補助用にバスケットボールシステムが導入されてますが・・・・活用してませんでした?。」

ラウラ「バスケットボールシステム?」

注意喚起を終えたオルガはラウラにバスケットボールシステムを設定する。
その単語を聞いたラウラの頭は『?』の文字が浮かび上がる。

オルガ「バスケット選手みたいな動きを若干自動的に入れたシステムです、緊急回避しつつ格闘で敵を華麗に制圧が可能です。先ほどは使っていませんでしたけど。」

ラウラ「へぇ面白そうなシステム、さっき使えばよかった。」

オルガの説明を聞いてさっきの戦闘に使えばよかったと後悔する。
だが説明前だったので知っているわけでもないのであんまりこの言葉の意味はない。
するとラウラは・・・・・・・・・・

ラウラ「だけど・・・・・・・・・・バスケット選手とバスケットボールって何?」

                   ケロッ

ミリア「なん」

オルガ「ですって!?」

オルガとミリアはラウラがバスケット・ボールを知らない事に唖然とした。
今時のゼントラーディ人でもバスケットボールの何なのかぐらい理解できる。
が・・・・ラウラ・ベルタリアと言うメルトランはバスケットボールの何なのか知らない。
更に言ってしまえばバスケット・ボールのみならず野球などの他のスポーツも知らない。

ミリア「ラウラまさか・・・・バスケットボールって知らないの?」

ラウラ「知りませんよ。」
ケロッ

ミリアは念押しでラウラにバスケットボールを知らないか聞くとラウラはけろっとしてバスケットボールを知らないと答える。

オルガ「はぁ(つい先日までが文化と無縁そうな、海兵隊出身だからバスケットボールの知識がないのは当たり前か・・・・・)」

ゼントラーディ海兵隊は文化的交流は比較的に少ない。
バスケットボールを知らなくても当然である。
そこでオルガは・・・・・・・・・・

オルガ「バスケットボールはね、1891年にアメリカで考案されたスポーツで5人対5人の2チームが、一つのボールを手で扱い、長方形のコート上の両端に設置された高さ305cm(10ft)、直径45cm(18in)のリング状のバスケットにボールを上方から通すこと(ゴール)で得点を競う球技です。」

オルガ「へぇ~。」

オルガはバスケットボールの誕生と基礎的概要を話す。
結構オルガはザースローン機関の勤務とは別の技術士官時にはバスケットボールをしてよく遊んでいる。
結構マニアックな部分も語り始めたが、ラウラは眠たそうな表情をしている。
ラウラはスポーツよりも戦闘で快感を得たいタイプの人間であり、一応ある程度知っとけの態度である。

ミリア「あの第1次星間大戦終戦から10年の歳月が経っているのに、今まで何をしてきたのかしら?」

ミリアはラウラに11年間何をしていたか質問をする。

ラウラ「ずっと辺境の宇宙で、戦ってました。」

ミリア「やっぱりそれなのか・・・・(VFと出会ったのも今年だし、やっぱりゼントラーディ人はまだまだ精神年齢が小学生なみね。)」

ラウラは予想の通りの事を言う。
それに対しミリアは心の中で自分の種族ゼントラーディ人の精神年齢を小学生並であると吐き捨てる。
事実そうだ、彼らの創造主プロトカルチャーは記録参謀以外のゼントラーディ人を叛逆できないように精神年齢を小学生並に限定してある。
それに反し戦闘に対する意識と快感興奮は人一倍に強化されている。
ラウラはそれを元に同胞たちや反統合系ゲリラ組織と戦い続けた。
ラウラの理解度は小学生以上中学生未満とミリアからラウラに対する印象は確定してしまった。
そんなミリアを目も暮れずにどんどんシステムの事をオルガに質問を繰り出す。

ラウラ「このシステムを考案したのは、やっぱり・・・・」

オルガ「吉野大尉です、彼は軍に入隊する前は全銀河バスケットボール大会では優勝チームジューセンキョーンに在籍しており。バスケットボールの動きを、バトルロイドみたいな軽重なデストロイドに導入しようと考えたそうです。」

ラウラ「大樹も味な真似をするもんだね・・・・・(格闘以外のOS造っていたのか・・・・・大樹も意外に天才だな。)」

ラウラは大樹の知られざる経歴を知り興味津津である。
大樹は格闘戦以外にバスケットボール選手時代の経験をいかして、バスケット・ボール選手が使う動きが出来るシステムを造っていた。
結構プログラムについては得意な方である。
これは正規の技術士官からのお墨付きの腕前だそうである。

ラウラ「大樹はどのくらい有名なんですか?」

オルガ「吉野大尉はバルキリーパイロットとしても、技術者としても両面に優れている事は私たちのような業界では有名な話です。」

ラウラ「へぇ大樹った、以外に凄いんだ。」

大樹はかなり有名な軍人であり、パイロットの腕もエース級であり技術者としても優れている。
それにバスケット・ボールの選手と来た。
ラウラは大樹の凄さを改めて知る事になった。

  ヒュゥゥゥゥゥゥゥ パシュゥゥゥゥゥ バタバタバタバタ

航空機とヘリコプターの飛行音が聞こえる。
そして数分後、これらは着陸した事が分かる。

ミリア「何か来たわね。」

オルガ「あぁアマンズ基地司令搭乗のVC-33マムズ・キッチンと護衛戦闘ヘリAH-68アパッチⅡね、エデン防衛軍司令部から帰ってきたんだわ。」

オルガは基地司令官のアマンズ基地司令が司令部から帰ってきた事を二人に伝える。
だが基地司令の帰還はある男を動きかす原因になり、長い1日の始まりの序章であった。
歴史の歯車はこうして回り始めるのである。
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第84話 決着ラウラVSケーン

2017-01-05 00:24:30 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラは自分の機体を岩にぶつけながら回避した。
ケーンが発砲した銃弾はフランクリンとボブに命中し撃墜判定を下す。
誤射とは言えフランクリンとボブを撃墜する事になったケーンは心の底から謝る。

ケーン「へっやるじゃねぇか、あんたの無茶振り気にいったぜ。」

ケーンは味方を撃ち撃墜する事になったが、ラウラの行動を気にいった。
ラウラの行為は自分自身を殺す事になる危険行為であった。
それを承知で行った行為はケーンはテストパイロットと言う名の仮面を被ったラウラに興味を持つ。
それは当然、いつもは仲が悪いあのミリアさえ面白い物と言わせた物である。

ラウラ「左は使えない、片腕だけか・・・・・さっきよりは不利さはマシだけど。」

ラウラはさっきの損傷により片腕しか機能できない。
ガンポッドは片手で持つなど戦闘能力は圧倒的に不利である。
銃を落とせば戦闘能力は無になり負け一直線になる。
冷静に戦わなければ唯一の武装ガンポッドを落とし更に戦況は不利になる。

ケーン「仲間を誤射のお返しだ行け!!」

                  ガリョン

    ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ケーンのコマンチはバトロイドからジャイロに変形しガトリングガンが再び火を噴く。
道を抑えたくなる轟音はラウラに向けて物凄い数で飛んでいく。
その轟音から逃れるようステップし回避する。
だが今度は・・・・・・・・・・・・・・

オルガ「左が全損した・・・・・・・修理は・・・・・・」

左腕が全損した。
なんせ周りには岩だらけである。
思わずステップした先には岩があありその衝撃で残った部分も落ちてしまった。
なんとかガンポッドは遅さずには済んだが、ケーンの地形を生かした戦いでラウラの身はどんどん削られていく。

オルガ「どうするんですか?」

ミリア「う~ん。」

貸し出されたバトルロイド・カタナをどんどん壊すラウラに対しオルガが怒り心頭である。
一応オルガもE4試験隊に所属している身であり、機体の損傷は許せるはずもないし。
それと本来の任務の早期遂行しないといけない身でもあり、始末書などで余計な時間はかけたくない。
そんな心配を横目にラウラはケーンと戦い続ける。

    ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
                ガシュン
    ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

銃弾の嵐は続く。
弾はたまに装填され、銃撃は続く。
ケーンはラウラの精神を疲労する作戦に出たようである。
いつ当たるか分からない緊張感をラウラは相当苦になっており精神的にまいってきた。
それを知らずが銃撃は続きラウラを追い詰める。

ミリア「あの馬鹿早く決めなさいよ。」

反撃もできず逃げ回っているばかりのラウラに怒り心頭のミリア。
自分も出て行きたいと言う勢いであった。
そしてとうとう・・・・・・・・・

ミリア「アクロワ少尉、私も出ていきます。」

オルガ「駄目です、そんな事をしたら台無しです。」

ミリアも自分も出ていく発言をするがオルガが体を張って止める。
しまいには・・・・・・・・・・

                  カチャ

オルガ「それでも行くのですか?」

ミリア「・・・・・・・・・・」

オルガは拳銃をミリアに突き付ける。
この光景は他の人間には気づいておらず、二人にしか分からないようになっていた。
オルガの拳銃を突きつけられたミリアは自分も出て行ってラウラを支援する事を諦めた。

   ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ラウラ「いつまで続くのよ、永遠に・・・・・・・・・・撃ちこまれているじゃないの・・・・・・・・」

ラウラの精神は緊張感でどんどん疲れてい士気がどんどん落ちていった。
ケーンの作戦であった、ケーンはチャンネルをラウラと共通に変更する。

ケーン「よぉ気分はどうだ?」

ラウラ「最悪よ・・・・・・・」

ケーンはラウラの様子を確認する。
ラウラがどのくらい追い込まれているか確認するためである。
本来はやりたくない手段ではあるが、戦場を想定しているので手段は選ばずにやっている。
戦場は残酷だ・・・・・・・正々堂々と戦う奴はいない。
非人道的行為以外の事ならばなんでもやってもいいのである。

そんな現状にラウラは最悪と答える。

ラウラ達はそんな事を気にせず普通にドンパチしているだけで済む事であったから。
初めての精神的攻撃に最悪な気分になるのは当然である。


ケーン「最悪か・・・・・・だったら士気が0にまで追い込んでやる。」

   ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ラウラ「うわっ・・・・・」

ケーン「悪く思うな、これは模擬とは言え戦場だこのまま精神が参ったと言わせるまで攻撃をし続ける。」

ラウラの様子を確認したケーンは精神的攻撃を再開する。
そして更に強化するため残されたミサイルを使用する。

              ズドーン

ラウラ「ぐっ・・・・・・・・・」

爆風による衝撃波で揺れる。
だが・・・・・・その爆風である事が露見する。・・・・・・・・・・

ケーン「お前・・・・・その髪・・・・・・・・・」

ラウラ「やばっ・・・・・・・・」

ケーン「地球人じゃない・・・・・・ゼントラーディ人・・・・・・・・」

爆風の衝撃でラウラのウィッグが外れてしまう。
その結果同じチャンネルでラウラの様子を確認していたケーンにバレる。

ケーン「ふっ・・・・・・面白い、テストパイロットがメルトランか・・・・・・だからさっきの連中を・・・・・・・・・あんた無線を切れ!」

ラウラ「えっ・・・・・・・・」

ケーン「今の事を黙ってやる、いいから通信を切れ!俺以外な。」

ラウラはケーンの突然の申し出に対し驚きを隠せなかった。
一対何をするつもりなのかと・・・・・・
言われた通りに無線を切る。

ミリア「ん・・・・・・・・・・・・」

オルガ「どうしましたか?」

ミリア「あいつ当然通信切ったのよ・・・・・・これじゃあオペレートできないわ。」

無線を切った影響でミリアからのオペレートを遮断される。
ミリアは若干苛立った。

ケーン「あんた、特別な事情があるだろうが官姓名を名乗ってもらおうか・・・・」

オルガ「私は・・・・・・・・」

ケーン「当然だが、本名だ・・・・・・・」

ケーンはラウラに本名を聞き出す。
ラウラはケーンが自分の事をスパイだと思ってそれを通報するために聞き出しているのかと思った。
だがそれは違かった。

ケーン「言っておくが上には黙ってやる、あんたは敵には見えないしな。」

ケーンは上には黙ってやると宣言する。
つまり通報しないと言う事である。
ラウラは信じていいのか迷った。
それが罠であり、自分の本名を聞き出して通報する手段もある。
だがケーンの純粋な顔は嘘をついているようには見えない。
ラウラは一か八かでケーンを信じる。

ラウラ「私はSVF-64アンサーズ.ラウラ・ベルタリア准尉、それが私の本名よ。」

ラウラはケーンに自分の所属と本名を名乗る。
これは博打だ、スパイ容疑で軍法会議かそのままかを賭けた博打だ。
もし通報するならば、これでよし・・・・・どうかケーン・・・・通報しないで・・・・

ラウラは強くケーンに思った。
ケーンは・・・・・・

ケーン「いい名前だな、顔といい名前だ・・・・・気に行ったぜ。」

ケーンはラウラ・ベルタリアと言う名前と目の前で自分を細めで睨む美しき姿を気にいった。
話には聞いていたが、ゼントラーディ人の女性メルトランは美しいと聞いていた。
戦闘種族と聞いて武骨なイメージがあり本当がどうか疑ってはいたが・・・・・
目の前にいるラウラ・ベルタリアと名乗るゼントラーディ人の姿を見て今確信した。
ならばこの作戦はもやめだ。

ラウラ「銃撃がやんだ・・・・・・・・・・なんで・・・・・」

ケーン「ラウラ・ベルタリア准尉・・・・ラウラの姉ちゃん。あんたを戦士として正々堂々潰してやる!」

ラウラ「なんですって!?」

精神的攻撃をやめた・・・・美しい女戦士に対し卑劣な真似はできない。
ならば正々堂々自分の腕前で美しき女戦士を倒す。
そうでなければ男が廃る。

ラウラ「と言ってもねぇ・・・・・・・・・・」

ラウラが戦況的にも不利と言う事には変わりはない。
このまま戦闘を継続しても自分が敗北する事には変わりはない。
どうにか勝つ考えを考えないといけない・・・・・・

ー考えろ・・・・・・・考えろ・・・・・・わたし

不利な状況を瞬時だけでもいい、僅か数分だけでも逆転のチャンスを・・・・・
この程度の戦闘で勝てなければいつまで経ってもミリアに勝つ事はできない。
何か手を考えろ。

ーいやある・・・・・・・・
ーヘリコプターの戦闘を思い出せ
ーどんな兵器も無敵じゃない。
ー必ず弱点があるはずだ・・・・・・・・・・

するとラウラの行き先にケーンのコマンチが先回りされる。
そこで形態はジャイロからバトロイドへ変形する。
両腕のガトリングガンを寄せるように自分自身に向ける。

         頭で考えずに無意識にやってみる

                ピュゥン

ケーン「何!?」

ラウラは意味もなく突然ジャンプする。
いや意味がある・・・・・・・・赤色矮星グルームブリッジ34A光の影に隠れた。
高く飛び上がったラウラのバトルロイド・カタナは黒く光りケーンの目で直視できないようにする。

ラウラ「無事に掴みあがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

ラウラは急降下しケーンのコマンチに接近する。

              ガシャン

ラウラの願いがかないケーンのコマンチに掴みかかった。
掴まれてしまったケーンはもがくが離れようともせずそのまま地面に落ちていく。
落ちた砂埃が宙に舞う。
ラウラがケーンを馬乗りになりながら主導権を逆転した。

ラウラ「これで終わって!」

頭部レーザー砲でケーンのコナンチのコックピットに撃つ。
ペイント弾であるため着色しているだけだが、確実に実弾であればコックピットの中は血で汚れケーンの体が飛び散っている小さな地獄絵図になっていたであろう。
ケーンは最初こそは有利だと思っていたが逆転された。

ケーン「へっやるじゃないか、メルトランはやっぱり強いか・・・・・」

ラウラ「あなたこそ強かったわ、流石に私は負けたと思ったわ。」

ケーン「へへへへ、でも・・・・俺は姉ちゃんより実戦経験はねぇや、次戦える時があったらまた勝負。」

ラウラ「いいわ。」

ラウラはウィッグをつけ直しコックピットから出てケーンと握手をする。
お互いに賭けた時間は3時間ぐらいであった。
機体は損傷したが、見事な戦いに皆は拍手をした。

後の記録ではあるが、損傷した両機はその後なんとか弁償もなく修理されたらしい。
そして・・・・・・・・・

ケーン「ラウラ姉ちゃん、あんたの事はフランクリンやボブには言わねぇよ。」

ラウラ「本当に?」

ケーン「あんたの美しさに負けて言える勇気はねぇよ。」

ケーンは照れながら言う。
ラウラはケーンの言葉に対し安堵する。
もし言われてしまったら、変な誤解を招いてしまう。
それが防げてよかった。
若いながら腕前のいいパイロット、まるで大樹に似ている。

ラウラ「ありがとう。」

ラウラはケーンの頭を撫でる。
ケーンはラウラに頭を撫でられるとなんか恥ずかしくなってきた。
でも悪い気はしない、むしろいい気分になる。
まるで大人の女性に褒められる感じで・・・・・・・・

ミリア「ラース少尉何をしているの?」

ラウラ「ごめんなさい。じゃあね、ケーン君。」

ミリアに呼ばれる。
ラウラはケーンに別れの言葉をいいミリアとオルガと共に風呂に入るため笑顔で手を振りながら去る。
その姿はまるでゼントラーディ人でも地球人でもなく普通の美しい女の笑顔であった。
そんな姿に対し・・・・・・

ケーン「あいつ・・・・・・可愛いな。」

フランクリン「へっ!?」

ケーン「ば~かなんでもねぇよ、早く後始末を終えて。風呂入って食事にしようぜ。」

ーラウラ・ベルタリアか・・・・・・いい女だったな。
ーまたいつか勝負しようぜ、ラウラの姉ちゃん。

ケーンは死闘の後、こう呟いた。
なぜケーンが上や周りにラウラの事を言わなかったのはただの一目ぼれであった。
いい女がスパイであるはずがない、ケーンはそれを信じて上に報告しなかったのである。

ミリア「ラース少尉、何かいい事でもあったのかしら?」

ラウラ「別に~」

ラウラはケーンと言う青年兵士に出会い少し心が落ち着いた気がする。
それに気分もいい、これほどいい気持ちになったのは何年ぶりなのであろうか?
そう思ったラウラは基地内に入っていく。
だがラウラの気持ちいい雰囲気を壊す出来事が近くで待っている。
その時は刻々と近づいていた。
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