6月 18日 (月)
朝8時。白布温泉「西屋」を後にする
今日は、奥羽山脈南部 百名山 一座目、西吾妻山へ⛰
深田久弥氏も、白布温泉から西吾妻山を目指したと記している。でも、当時はリフトもなく、雪深い山道を誰とも会うこともなく歩いたそうだ。
もちろん私たちは、ロープウェイもリフトも使う。なにせ、3日間三座登るのだから、利用出来るモノは利用する。
8:20 天元台ロープウェイ 湯元駅 🚠
ルート
ロープウェイと、3本のリフトを乗り継いで、一気に「北望台」標高1820mまで上がる🚠
北望台から、分岐を左手に進み、「人形石」〜 「大凹」〜「梵天岩」〜「天狗岩」〜「吾妻神社」を経て、西吾妻山へ。下山は、若女平ルートを下る。
8:30 ロープウェイに乗り込む。
8:40 「リフトセンター」
ヒメサユリ
今日は、高山植物が期待できそう
3本のリフトを乗り継ぎ、
9:30 「北望台」着。
「安全の鐘」・・・鳴らしておけば良かった💧
サンカヨウ
登山前に、「五名峰展望台」へ。
蔵王、朝日、飯豊、月山、鳥海山が見えると言う。
大日岳・飯豊山方面〜
月山・鳥海山方面〜
ガスが、かかってよく見えません(-。-;
ショウジョウバカマ
9:50 登山開始⛰いきなり急登。
すぐに、雪渓が現れる。つま先で蹴りながら進む。
急な樹林帯を登りつめると、大きな岩がゴロゴロする台地に出る。
10:15 「人形石」
どの角度から見れば人形に見えるんだろ?
イワカガミ
コメバツガザクラ
チングルマ
高山植物が、続々とお出迎え
10:25 再び、西吾妻山へ向かう。
ここからは、木道が続く。
チングルマとイワカガミのコラボ
木道の傍らには、ずーっとチングルマの群生
紅い実
池塘
雪渓
10:45 「大凹」の水場
「大凹」を過ぎると、上りが始まる。
岩の急登になる。
ツマトリソウ
登りつめると、また広い台地に出て、木道が続く。ここでも、たくさんのチングルマがお出迎え
池塘が大きくなる。
タチツボスミレ
11:15 「梵天岩」
晴れていれば、東吾妻山が見えるそうだ。
梵天岩の先を下ると、一面の岩の海。
この辺り一帯を「天狗岩」と、言うらしい👺
その先の断崖絶壁に「吾妻神社」⛩
覗き込むと、大きな鏡が祀られている。
再び樹林帯の中へ入る。
と‼️山頂まで、あと10分くらいの細い平坦な山道で、突然、右脚をすくわれ、咄嗟に左手を付いたが、転倒‼️
相撲技で言うところの、「外小股」をかけられた感じ。
おデコを石に、ぶつける‼️
シャーンと、いう音がおデコに広がり、一瞬何が起こったのか分からなかった(・・;)
靴紐の輪が、草に隠れた木の根に引っかかったのだ💧靴紐は、二重に縛っていたけれど、そのわずかな隙間に、木の根がうまーく入っていた💧
おデコのタンコブは、みるみる大きくなり、タマゴ?ぼた餅?くらいの大きさに💧
すぐに、湿布と登山用ナイフを取り出しておデコに貼る。
去年の誕生日に娘たちからもらった登山用ナイフが、初めて役に立つ(苦笑)
頭痛ナシ。吐き気ナシ。手脚の痛みナシ。
仲間が心配する中、私はいたって元気で、片足バランスも出来るので、再び歩き始め…
11:50 西吾妻山 山頂 標高2035m。日本百名山⛰
木々に囲まれ、眺望ナシ!
山頂は、山の中にできた大きなハゲの様な所にあった(笑)標識がなかったら、通り過ぎてしまいそうな山頂。
「ここが山頂?」と、みんなで笑う^_^;
眺望を求めて、西吾妻小屋へ。左手奥の赤い屋根が、西吾妻小屋。
晴れいれば、磐梯山、桧原湖が見えるそうだ。
たくさんの人が、ここでお昼ご飯を食べていた。
私たちも、ここで🍙
チングルマとイワカガミを眺めながら
12:40 下山開始。皆は「若女平ルート」を下る。
私は転倒したので、会長から、「サブリーダーのM山さんと来た道を戻り、中大嶺分岐から、かもしか展望台〜北望台〜ロープウェイ・リフトで下って下さい。」と、告げられる。皆と一緒に歩きたかったけれど、こればかりは仕方ない…。若女平ルートは、上級者向きとの事。
M山さん、私に付き合わせてゴメンナサイ。ロープウェイ・リフト代は、私が支払いますm(_ _)m
M山さんと、2人で下山する。M山さんが、「若女平ルートは、樹林帯の中で何の眺望もないから、かえってコッチのルートの方がいいと思うョ。」と。
タンコブは、湿布でヒヤヒヤ冷やしているので、気持ちがいい。体調も変化ナシ。むしろ、元気。
2人で軽快に歩く。
タカネサクラ
12:50 吾妻神社に戻って来た。
来た道を逆に歩くのも、景色が変わって見えて、また面白い
13:15 「大凹の水場」
木道に出ると、間もなく35人のパーティに追いつき、なかなか前に進めない。木道の下は「立入禁止」で、歩くわけにいかない。
木道が終わり、上りで渋滞した所で、先に行かせてもらう。
コバイケイソウ
13:15 「かもしか展望台」
ムラサキヤシオ
13:45 「北望台」へ戻って来た。
つくづく思う…、鳴らしておけば良かった「安全の鐘」
リフトを3本乗り継ぎ 、
14:30 天元台高原駅 着。
駐車場に戻り、仲間が下山する若女平登山口で待つ。
15:30 他の4人も無事下山。
若女平ルートは、M山さんが言ってた通り、ぬかるんだ道をひたすら下るだけの面白くない道だったそうだ。
* * * * *
思わず西吾妻山から、おデコにKissされちゃったけど、無事で良かった。
転んで一瞬頭をよぎったのは、「59歳 女性。西吾妻山 山頂直下で転倒。頭を打ち行動不能。救助ヘリ要請有り。」
・・・なんて事にならずに済んで本当に良かった。
あの時、靴紐を全て靴の中におさめていタラ…、めんどくさがらずにゲーターを付けていレバ…。
タラレバは、後の祭り
よい経験となりました。
おデコにタンコブ付けながらの山行だったけれど、西吾妻山の魅力は、急登の先に広がる広大な台地に続く木道を、高山植物に迎えられて歩くこと
晴れていれば、吾妻連峰の眺望が広がり、その山塊の大きさを感じられたのでしょう。
でも、梅雨時ですから、これで十分
ヨーキ君の一番好きな花、チングルマに包まれて気持ちよく歩きました
⛰ おしまい ⛰
朝8時。白布温泉「西屋」を後にする
今日は、奥羽山脈南部 百名山 一座目、西吾妻山へ⛰
深田久弥氏も、白布温泉から西吾妻山を目指したと記している。でも、当時はリフトもなく、雪深い山道を誰とも会うこともなく歩いたそうだ。
もちろん私たちは、ロープウェイもリフトも使う。なにせ、3日間三座登るのだから、利用出来るモノは利用する。
8:20 天元台ロープウェイ 湯元駅 🚠
ルート
ロープウェイと、3本のリフトを乗り継いで、一気に「北望台」標高1820mまで上がる🚠
北望台から、分岐を左手に進み、「人形石」〜 「大凹」〜「梵天岩」〜「天狗岩」〜「吾妻神社」を経て、西吾妻山へ。下山は、若女平ルートを下る。
8:30 ロープウェイに乗り込む。
8:40 「リフトセンター」
ヒメサユリ
今日は、高山植物が期待できそう
3本のリフトを乗り継ぎ、
9:30 「北望台」着。
「安全の鐘」・・・鳴らしておけば良かった💧
サンカヨウ
登山前に、「五名峰展望台」へ。
蔵王、朝日、飯豊、月山、鳥海山が見えると言う。
大日岳・飯豊山方面〜
月山・鳥海山方面〜
ガスが、かかってよく見えません(-。-;
ショウジョウバカマ
9:50 登山開始⛰いきなり急登。
すぐに、雪渓が現れる。つま先で蹴りながら進む。
急な樹林帯を登りつめると、大きな岩がゴロゴロする台地に出る。
10:15 「人形石」
どの角度から見れば人形に見えるんだろ?
イワカガミ
コメバツガザクラ
チングルマ
高山植物が、続々とお出迎え
10:25 再び、西吾妻山へ向かう。
ここからは、木道が続く。
チングルマとイワカガミのコラボ
木道の傍らには、ずーっとチングルマの群生
紅い実
池塘
雪渓
10:45 「大凹」の水場
「大凹」を過ぎると、上りが始まる。
岩の急登になる。
ツマトリソウ
登りつめると、また広い台地に出て、木道が続く。ここでも、たくさんのチングルマがお出迎え
池塘が大きくなる。
タチツボスミレ
11:15 「梵天岩」
晴れていれば、東吾妻山が見えるそうだ。
梵天岩の先を下ると、一面の岩の海。
この辺り一帯を「天狗岩」と、言うらしい👺
その先の断崖絶壁に「吾妻神社」⛩
覗き込むと、大きな鏡が祀られている。
再び樹林帯の中へ入る。
と‼️山頂まで、あと10分くらいの細い平坦な山道で、突然、右脚をすくわれ、咄嗟に左手を付いたが、転倒‼️
相撲技で言うところの、「外小股」をかけられた感じ。
おデコを石に、ぶつける‼️
シャーンと、いう音がおデコに広がり、一瞬何が起こったのか分からなかった(・・;)
靴紐の輪が、草に隠れた木の根に引っかかったのだ💧靴紐は、二重に縛っていたけれど、そのわずかな隙間に、木の根がうまーく入っていた💧
おデコのタンコブは、みるみる大きくなり、タマゴ?ぼた餅?くらいの大きさに💧
すぐに、湿布と登山用ナイフを取り出しておデコに貼る。
去年の誕生日に娘たちからもらった登山用ナイフが、初めて役に立つ(苦笑)
頭痛ナシ。吐き気ナシ。手脚の痛みナシ。
仲間が心配する中、私はいたって元気で、片足バランスも出来るので、再び歩き始め…
11:50 西吾妻山 山頂 標高2035m。日本百名山⛰
木々に囲まれ、眺望ナシ!
山頂は、山の中にできた大きなハゲの様な所にあった(笑)標識がなかったら、通り過ぎてしまいそうな山頂。
「ここが山頂?」と、みんなで笑う^_^;
眺望を求めて、西吾妻小屋へ。左手奥の赤い屋根が、西吾妻小屋。
晴れいれば、磐梯山、桧原湖が見えるそうだ。
たくさんの人が、ここでお昼ご飯を食べていた。
私たちも、ここで🍙
チングルマとイワカガミを眺めながら
12:40 下山開始。皆は「若女平ルート」を下る。
私は転倒したので、会長から、「サブリーダーのM山さんと来た道を戻り、中大嶺分岐から、かもしか展望台〜北望台〜ロープウェイ・リフトで下って下さい。」と、告げられる。皆と一緒に歩きたかったけれど、こればかりは仕方ない…。若女平ルートは、上級者向きとの事。
M山さん、私に付き合わせてゴメンナサイ。ロープウェイ・リフト代は、私が支払いますm(_ _)m
M山さんと、2人で下山する。M山さんが、「若女平ルートは、樹林帯の中で何の眺望もないから、かえってコッチのルートの方がいいと思うョ。」と。
タンコブは、湿布でヒヤヒヤ冷やしているので、気持ちがいい。体調も変化ナシ。むしろ、元気。
2人で軽快に歩く。
タカネサクラ
12:50 吾妻神社に戻って来た。
来た道を逆に歩くのも、景色が変わって見えて、また面白い
13:15 「大凹の水場」
木道に出ると、間もなく35人のパーティに追いつき、なかなか前に進めない。木道の下は「立入禁止」で、歩くわけにいかない。
木道が終わり、上りで渋滞した所で、先に行かせてもらう。
コバイケイソウ
13:15 「かもしか展望台」
ムラサキヤシオ
13:45 「北望台」へ戻って来た。
つくづく思う…、鳴らしておけば良かった「安全の鐘」
リフトを3本乗り継ぎ 、
14:30 天元台高原駅 着。
駐車場に戻り、仲間が下山する若女平登山口で待つ。
15:30 他の4人も無事下山。
若女平ルートは、M山さんが言ってた通り、ぬかるんだ道をひたすら下るだけの面白くない道だったそうだ。
* * * * *
思わず西吾妻山から、おデコにKissされちゃったけど、無事で良かった。
転んで一瞬頭をよぎったのは、「59歳 女性。西吾妻山 山頂直下で転倒。頭を打ち行動不能。救助ヘリ要請有り。」
・・・なんて事にならずに済んで本当に良かった。
あの時、靴紐を全て靴の中におさめていタラ…、めんどくさがらずにゲーターを付けていレバ…。
タラレバは、後の祭り
よい経験となりました。
おデコにタンコブ付けながらの山行だったけれど、西吾妻山の魅力は、急登の先に広がる広大な台地に続く木道を、高山植物に迎えられて歩くこと
晴れていれば、吾妻連峰の眺望が広がり、その山塊の大きさを感じられたのでしょう。
でも、梅雨時ですから、これで十分
ヨーキ君の一番好きな花、チングルマに包まれて気持ちよく歩きました
⛰ おしまい ⛰