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東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

hero のはなし

2020-05-13 09:33:28 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中3の英語教科書に、
With these words, he became a hero to many people both in Africa and around the world.
(この言葉で、彼はアフリカや世界中の多くの人々のヒーローになった)
という文があります。

この heroウィズダム英和辞典 で引いてみると、
・ 英雄、ヒーロー
・ (映画・劇・小説などの男性の)主人公
・ 憧れの対象
といったよく知られている意味のほかに、
《米》 ヒーローサンドイッチ(submarine)[長いパンに肉・チーズなどをはさんだサンドイッチ]
という説明が載っています。

そこで、 hero sandwichThe AMERICAN HERITAGE dictionary of the English Language で調べてみると、 見出し語 submarine sandwich のところに、

A large sandwich consisting of a long roll split lengthwise and filled with layers of meat, cheese, tomatoes, lettuce and condiments. Also called grinder, hero, hoagie; also called regionally torpedo, wedge, zep. [From the resemblance of the long roll to the hull of a submarine]
(長いパンを縦に切って、肉、チーズ、トマト、レタス、調味料を挟んだボリュームたっぷりのサンドウィッチ。グラインダー、ヒーロー、ホーギーとも呼ばれ、地域によっては、トルペード、ウエッジ、ゼップ?とも呼ばれる。長いパンが潜水艦の船体に似ていることにちなむ)
という説明があり、その写真も掲載しています。


ちなみに、このサンドウィッチが hero と呼ばれる由来を、 fireman (消防士)が好んで食べていたからだと思い込んでいたのですが、 ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY に、

1955, the New York City term for a sandwich elsewhere called submarine, grinder, poor boy(New Orleans), or hoagie(Philadelphia); origin unknown, perhaps so called for its great size, or a folk-etymology alteration of Greek gyro as a type of sandwich.  
(1955年に使われ始めたサンドウィッチを意味するニューヨークの言葉で、ほかの場所では、サブマリーン、グラインダー、プア・ボーイ(ニューオリンズ)、ホージー(フィラデルフィア)と呼ばれる。語源は不明だが、ひょっとしたら、その大きなサイズにより、またはギリシャのサンドウィッチのギロ(イロ)の語形変化によって、ヒーローと呼ばれるのかもしれない)
とあり、どうやらその由来は明らかではないようです。


ニューヨークに行ったとき、役に立つかもしれません。

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