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東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

freedom と liberty のはなし

2018-12-24 12:03:19 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中3英語教科書に、 ケネディ大統領大統領就任演説 の一節が掲載されていて、そのなかに、
In the long history of the world, only a few generations have been granted the role of defending freedom in its hour of maximum danger.
(世界の長い歴史のなかで、自由が最も危機に瀕したとき、自由を守る役割を与えられてきた世代は極めて少ない)
という文があります。

ここにある freedom は 「自由」 という意味ですが、ニューヨークの Statue of Liberty(自由の女神)の liberty も 「自由」 を意味します。

これらの違いを コンパスローズ英和辞典 で調べてみると、
freedom
 最も幅の広い意味を持ち、抑圧も拘束もなく自由が与えられていることを意味する

liberty
 freedom よりやや改まった感じの語で、ほぼ同じ意味で用いられることも多いが、まだ抑圧され拘束されていて自由がないか、あるいは自由がおびやかされる危険のあることを暗示することがある
と説明しています。

また、 現代英語語法辞典 には、
freedom
 束縛・管理されない自由
 ・だれからも管理や制限を受けないで、したいことができる権利

liberty
 束縛・管理から解放された自由
 ・支配力で人の生活に課せられた過度の制限からの解法状態を表す
 ・堅い表現で、好きなように暮らしたり、行きたいところへ行く意で、選んで物事ができる権利や力を表す
 ・勝手な言動を表す 「気まま」 の意
と記してあります。

ちなみに最後の 「気まま」 を意味する liberty の用例は、
I took the liberty of cancelling the reservation for you.
(私はあなたの予約を勝手に取り消した)
The film-makers took too many liberties with the original novel.
(映画製作者は、勝手に原作小説にとても多くの手を加えた)
などがあります。


頭に入れておくと役に立つこともあるかもしれません。

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