へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

沖縄県における水面下での打診

2011-03-27 09:51:49 | 日々雑感
 震災に関連して私の周りでも2件、水面下での打診があった。

 すでに沖縄県議会は数万人の被災者を県として受け入れる方針を示したが、具体的な対応は各自治体にゆだねられている。というか、自治体によって温度差がある。

 先日、隣接する市から水面下での打診があった。我が社の某施設に被災者を受け入れるとしたら何名可能か・・・?早急に返事をいただきたい・・・といった問い合わせである。よくぞまあ、施設を見つけてきたもんだ!と関心させられる。配置換え2日目だったのでついでに某施設を見に行った。フロアと男女別トイレ各1、そのほかは流し台とガスはきているがガス台は無し。確かに寝るだけなら10名以上は可能だ。しかし、ここで実際に生活してもらうとなると・・・冷蔵庫、洗濯機は、どこの誰が用意するのか?ガステーブルがなきゃ調理もできない。第一、これらの光熱費は誰が支払うのだろうか・・・?

 そんな疑問を抱きつつ上司に報告したら・・・「やんわりとお断りしなさい。」の見解。人道支援上はやむを得ない。だが、暮らすとなるとクリアしなければならない課題は山積みである。

 今朝の地元紙に同じように被災者を既に受け入れた県営住宅、そして市営住宅の記事があった。市営住宅では、自治体側がライフラインの面倒まで見ているのに対し、県営住宅では・・・何も知らされず、突然、入居した被災者に自治会は困惑・・・だって、ライフラインは何も整備されていないのである。見かねて自治会長以下で取り繕ったそうだが、県として箱を用意するだけではなく、中身まで用意すべきではないだろうか?

 仕事面以外でも、先週、予定されていたフィットネス研修の会場が計画停電で使用できず、急遽中止になったが、その主催団体から、「7月に沖縄で開催したいので使用できそうな施設を紹介してほしい。」とのメールが我々登録しているメンバーに寄せられた。勿論、私はフィットネスインストラクターではないので情報もないし、勝手な私見で返答はできないので、フリーで多くの施設で教えているインストラクターの方に確認したら、やはり、通常のスポーツクラブは他の顧客の利用もあるので難しい、とのこと。要するに休眠に近い状態の施設でないとムリなようだ。

 主催団体は、「要望にお応えして、沖縄での開催を検討しています・・・」としているが、これって今後予定される計画停電の犠牲になる前に布石を打っておこうってことでしょうか?なんて詮索してしまう。確かに、地元沖縄で開催していただければ、高い航空運賃を支払わなくても良いし、土日以外にシゴトを休む必要もない。より参加しやすくなって、こんな有りがたいことは無いのですが・・・


 ところで、私が今住んでいる高台のマンション、その6階は津波は大丈夫だろうか・・・?遠く慶良間諸島を見渡せるくらいだから、多分、家にいれば大丈夫だと思う。残念ながら、那覇空港は水没、滑走路も民間機も自衛隊機も全て完水だろう・・・
さらには、那覇市街地へ行くには国場川を渡って行くが、全ての橋が陥落すればナント、市街地にすらたどりつけない。完全孤立化することがマップルを見てわかった。

 沖縄に津波が来たら・・・・みなさん、自力で頑張りましょう!多分、県内の自衛隊も米軍も基地が水没して動かせる航空機はありません。警察や消防は国場川を渡る道路が寸断され、救助に向かえません・・・つまりは、内地から支援が来ない限り、我々は孤立する・・・ということです。

 ただ、沖縄本島の周囲には珊瑚礁が広がり、ある意味、防波堤の役割を果たしている。これがどれくらい影響するのか?地質学者でないのでわかりません。

 今回、10数メ-トルの津波まで想定していなかった。と関係者は申しておりますが、これからの時代を生きるためには、「想定外」を想定しないといけないのだということを教えられました。
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