【細胞の死...を実感した日】
人の細胞は二十歳を境に毎日1個ずつ死んでいく...
私も含めてとうの昔に二十歳を過ぎた人は...
細胞の死骸を身にまとっているようなモノだ(笑)
まあ、そんなに真剣に考えなくてもイイ。
なぜなら、人の細胞は...
それこそ、星の数ほどあるのだから(笑)
一日1個ずつ死んでいったところで今すぐ、命にかかわるコトは無い。
とはいうものの...
昨日は、その「細胞の死」を実感させられた日でもあった。
皆さんは、大丈夫ですか?
物忘れ...
ワタシは昨日...
介護の現場にスマホを忘れてきてしまいました。
忘れてきたコトを気付いたのが...
電車に乗ったあと。
次の職場に向かう途中で、引き返すワケにも行かず。
その仕事が終わったあとも...
家賃の支払いに行かないといけないので...
「明日も朝から行くから、その時でイイか?」
となって...
結局、スマホの音源を必要とするその夜の仕事はキャンセル( ノД`)
忘れた原因は...
前日に職場の同僚から...
「〇〇さんの受診の結果、S病院を紹介されて〇月〇日に行くことを家族とケアマネに連絡しておいて」
と言われ、連絡する内容を確認するため、スマホでグループLINEの内容を確認し、
〇〇さんの個人ファイルを取り出すため、事務室のカウンターにスマホをおいて...
そのままそこに置き忘れてキタ(たぶん)
昨日は、その次の仕事先で、提出する書類に...
個人番号を記載する箇所があったので、免許証入れのケースに入れておいたマイナンバーカードの控えを取り出すと...
そこにあったハズの免許証が無い(笑)
なんだよ、今度は免許証かい?
何気に財布の中のカード入れを探したら...
その中に免許証を入れていた。
おそらく、「ご本人を証明するモノを提示してください」
と何処かで言われて...
その時に、免許証入れから取り出した免許証を返された時に、そのまま財布の中に入れたのであろう。
何処で免許証の提示を求められたのか?それはいったい、いつのコトだったか?
それすら...
覚えていない。
【そんな自分を「容認」できるか否か?】
「今までできたコトが急にできなくなる...それはホントにショックなコトです」
管理者が言うとおり...
入所者様の中でも...
ある日突然、ADLすなわち、生活に必要な自身の機能が低下する人が居る。
今までできていたコトが急にできなくなる...
今までチャンチャンとできていた人こそ...
それができなくなった時のショックは大きく、呆然自失状態になる。
悲しいかな、老いは誰にでもやってくる。
アナタにも、ワタシにも...
有名どころでは...
「世紀の美男子」と言われた俳優のアランドロン...
あのアランドロンですら...
アナタ誰?というくらい見る影もなく衰え、銀幕を引退した。
映画「ベニスに死す」の主人公...
セーラー服に身を包み、金髪のロン毛をなびかせて窓辺にたたずむ美少年の写真を見たことのある人は多いと思う。
彼は近年、「ミッドサマー」という映画に出た。
映画の中の彼は、人減らし?のため、ある村で行われていた奇祭で、村の発展のために自ら断崖からバタンと下に飛び降りて命を絶つのだが...
老人役とは言え、彼自身が完全な白髪の老人になっていて...
ワタシ自身、彼があの「ベニスに死す」の主人公の美少年だったというコトを後から知った。
それくらい...
「老い」というモノは...
人の容姿をも変貌させる。
自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた三島由紀夫...
彼の自殺の原因は多々言われているが...
ワタシは、彼が死を選んだ一番の原因は...
美意識過剰な彼が、「老いの醜さ」「老いておいく自身の姿」を容認できなかったから...だと思っている。
果たして老いるコトは醜いのか?
老いは誰にもやってくる。
仮に若かりし頃より醜い姿になったとしても…
それでも自分、と割り切って最後は受け入れられるか?
問題は、そこにある、とワタシは思っている。
どんなに醜いワタシになっても…
最後は受け入れよう♪