「グリーフケア」という言葉があります。残された人々への支援。愛する方との死別は言葉にできないほどの深い悲しみ、悲嘆を経験します。この深い悲しみ、悲嘆を「グリーフ
(grief)」といいます。グリーフに対する手当てを「グリーフケア」と呼びます。
喪失感を抱いた残された人に寄り添うケアのことです。ケアマネや介護士の最後の大事な仕事です。私は生前話してくれたエピソードを手紙に書いてお渡ししています。そんな事を話していたのですかと感激されたり、驚かれたりしてくれます。残された人への心の支えになればと。これからもエピソードをたくさん書きたいと思います。
書の題材に漢詩の
『雲収山岳青』
(くもおさまってさんがくあおし)があります。
「雲が切れて、青々と
した山が現れてきた」
という意味です。
しかし、この詩には
もうひとつの意味が隠されています。
『あなたはあなたらしく、そのままでいい。求めるものはすでに手の中にある。
自分の前にかかった雲が晴れたらその自分が
はっきり見えて来るだろう』そのような意味があると言われています。
まだまだ、自分が見えない人は、モヤモヤの雲がかかっているからだ。
自分を理解すればおのずと雲が晴れる自分の長所、短所を理解して私らしく生きる。
しかし、また悩みという雲がかかるそれが、晴れる。
何かその繰返しなのかも知れません。
そのような日常の姿のようだと感じてしまいます。
あなたは美しい山なのです。
悩みという雲がかかる時も有りますが、いづれ雲もなくなりまた、あなたらしい美しいあなたが現れます。
自信を持って下さい。