レンレンのひとりごと…

毎日のお弁当・手作り料理・手しごと・おでかけ。そして、ひとりよがりな日常のプチエコと黒猫万君との日々…。

平家物語の悲恋の尼寺 苔の祇王寺

2017-12-12 |   ├ 京都・福井

瀬戸内寂聴さんの小説の舞台となった祇王寺。
ランチをいただいた寿楽庵で伺った、寂聴さんが自分の小説『女徳』の舞台ともなったこの祇王寺の近くに寂庵を開いたというお話。
恋愛小説、しかも私が生まれる前に出版された小説。
ご縁がなく読む機会もありませんでしたが、祇王寺を訪れちょっぴり興味を持ちました╰(*´︶`*)╯

 

 

祇王寺は竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵です。
『平家物語』にも登場し、平清盛の心変わりによって祇王と妹の祇女、母刀自が入寺し余生を過ごした尼寺として知られています。
祇王寺は昔の往生院の境内にあり、往生院は法然上人の門弟良鎮によって創建されたと伝わっています。
山上山下にわたって広い寺域を占めていた往生院も後年は荒廃し、ささやかな尼寺として残り、後に祇王寺と呼ばれるようになりました。

 

 

草庵の仏檀には、本尊大日如来、清盛公、祇王、祇女、母刀自、仏御前の木像が安置されています。
祗王、祇女の像は鎌倉末期の作で、作者は不詳ですが目が水晶で鎌倉時代の特徴をよく表しています。

草庵の内部は撮影禁止でした。
この写真は、草庵の外から撮ったものを拡大してみました。
豆粒大だった仏像でしたが意外にハッキリ写ってる…恐るべしiPhone!

 

 

宝筐印塔~祇王の墓と清盛公の供養塔

 

正面向かって左の宝筐印塔が祇王、祇女、刀自の墓。
右の五輪塔は清盛公の供養塔で、いずれも鎌倉時代に作られたものです。

 

 

水琴窟

草庵の入り口にあります。

 

 

祇王寺のご朱印

書き置きのご朱印(初穂料300円)です。

 

 

竹みくじ

ちょっと珍しかった竹みくじ(200円)。
緑の苔をバックに緑のものが結ばれており、一瞬何これ?ってマジマジ見たらおみくじだったという。

 

 

苔庭

 

 

 

 

草庵、竹林に囲まれたお見事な苔庭。
あまりの美しさに時を忘れて見入ってました。

 

 

詳細

祇王寺
京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
http://www.giouji.or.jp/
TEL : 075-861-3574
時間 : 9:00~17:00(受付16:30))
拝観料 : 300円(大覚寺・祇王寺(2カ寺)共通拝観券:600円)
備考 : 祇王寺~大覚寺まで徒歩約25分
アクセス : 嵯峨嵐山駅・嵐山駅より徒歩20分

山号 : 高松山
院号 : 往生院
寺号 : 祇王寺
本尊 : 大日如来
宗派 : 真言宗大覚寺派

 

 

 

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