レンレンのひとりごと…

毎日のお弁当・手作り料理・手しごと・おでかけ。そして、ひとりよがりな日常のプチエコと2匹のニャンたち…。

惹きつけられるように化野念仏寺へ

2017-12-06 |   ├ 京都・福井

京都は私が生まれる前に住んでいて姉もこの地で生まれました。
先日亡くなった叔父も学生時代を過ごし、比叡山には別荘ももつ程思い入れのあるところ。
私も何度も訪れた事があるのですが、何故か母の住んでいた銀閣寺周辺ばかり。
まだまだ行ったことのないところがたくさんあります。

姉の影響で中学生の頃よりサスペンス小説を読んでいました。
夏木静子さんだったか山村美沙さんだったか忘れちゃったけど、作中で舞台となっていた化野念仏寺。
その影響で化野の地を調べた当時中学生だった私の頭の中は骸骨が転がったオドロオドロした1200年前の情景ばかりが浮かんでいました。
その後、大人になりドラマで化野念仏寺を観た時は竹林と無数の石仏、そして千灯供養の美しさに惹きつけられていました。

今回はそんな化野念仏寺をメインに嵯峨野の地を散策したお話です。
筆が遅くて今頃からのアップですが、年内には京都編を完成したい…そう思っております。

京都散策のダイジェスト版(アップの度、順次リンクしていきますね。)はこちらから。
京都・嵯峨野のお寺めぐり

 

 

東大阪の息子宅を出発して1時間半弱。
嵯峨野に着いたのは11時半。
化野念仏寺の真ん前の駐車場で1日駐車料金を支払い、「嵯峨野~嵐山 お散歩マップ」をいただいていざ散策♪

化野念仏寺の入口です。
山門はなくなだらかな石段が続きます。

 

 

こちらが本堂。
正面に拝見出来るのはご本尊様の阿弥陀仏座像。
大きな本堂を想像していたのでこじんまりした佇まいに詫び寂びを感じます。
お隣には水子地蔵がありましたが、参拝者が絶えなかったのでお写真は控えました。

 

 

本堂の前には西院の河原が。
この鐘楼の門から入ることが出来ます。

 

 

中からは撮影禁止ですので外からパチリ。

寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは約1200年前、弘法大師が五智山如来寺を開創され、野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したと伝えられています。
その後、法然上人の常念仏道場となり、現在、浄土宗の華西山東漸院念仏寺となりました。

 

 

本堂のお隣にある社務所でいただいたご朱印(初穂料300円)。

 

 

竹林の小径

これこれ!これが見たかった…と思ってだけど意外にこじんまり。
そう言えば栃木の若山農場の竹林はお見事だった。
若山農場で説明されたのが「京都の有名なお寺の竹林など比じゃない。」と。
その有名なお寺って多分、ここよね(>_<)

ま、色んな意見はあるとして…竹林を通って石段の先へ向かいました。

 

 

竹の小径を上り切ると檀家さんの墓地が広がっていました。
その中でも手前にあった立派な石塀に囲まれた角倉素庵の墓。

[1571~1632]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。通称、与一。了以の長男。父の事業を継ぎ、海外貿易・土木事業を推進した。また、書を本阿弥光悦に学び、角倉流(嵯峨流)を創始。 -デジタル大辞泉の解説-

 

無知が故、角倉素庵なる人物を存知上げなかったがなかなか立派な方らしい。
角倉家の菩提寺は二尊院だが、不治の病を患ったため、自ら葬送の地として知られた化野を選んだそうだ。

 

 

六面六体地蔵さま

地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道の六つの世界を六道といいます。
この六面六体地蔵はそれぞれにお地蔵様が居られ人々を救われる姿を現したものです。
水をかけてお参りしていただくのは、水によって罪障を洗い流していただく意味が込められています。
天道から人道へ時計の針が回るように順にお参りして下さい。
お地蔵様を拝む時「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」といってお参りします。

 

 

西院の河原から参道へと戻るところにある天満宮

 

 

化野念仏寺
京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
http://www.nenbutsuji.jp/
TEL : 075-861-2221
入山山観時間 : 9:00~16:30
入山拝観料 : 500円
備考 : 千灯供養(毎年8月23・24日)
アクセス : 京都バス 鳥居本バス停から徒歩5分

山号 : 華西山
院号 : 東漸院
寺号 : 念仏寺
本尊 : 阿弥陀仏座像
宗派 : 浄土宗

 

 

 

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