レンレンのひとりごと…

毎日のお弁当・手作り料理・手しごと・おでかけ。そして、ひとりよがりな日常のプチエコと黒猫万君との日々…。

嵯峨野の怪しげなお寺「檀林寺門跡」

2017-12-13 |   ├ 京都・福井

嵯峨野の祇王寺や滝口寺の手前、右手にある檀林寺と思いきや『檀林寺門跡』。
立派な山門に有名なお寺なのかしらと吸い込まれるように山門をくぐっていました。
入館料400円を支払うと受付の口達者なおばあさんから檀林皇后の説明とご利益を弾丸のように受けました。
初っ端からの違和感はあったものの、「檀林寺」というお寺だと信じて疑わない私たち…(´ε`*)

 

檀林寺とは、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(檀林皇后)が815年(弘仁6)に建立、京都で最初の禅寺で12の塔頭を持つ壮大な寺院でしたが、平安初期の仏教文化の一中心地でしたが平安中期に廃絶。
その跡地に天龍寺が建てられました。

 

後で知ったのですが、こちらの「檀林寺門跡」は東京オリンピックの年(1964年/昭和39)、現在地に骨董屋さんが再興したもの。
本堂と霊宝館には皇后ゆかりの遺品をはじめ、日本と中国の仏教美術品が展示されています。
つまりお寺として機能はしていない施設。
まぁ話のタネにでも聞いてやって下さいまし(ˇ⊖ˇ)

 

 

こちらは水子地蔵尊。
然程広くない境内、不思議な配置で点在している仏像や石碑。
看板がいちいち違和感。

 

 

やたら新しい石碑とアプローチ。

 

 

八角形燈籠。
しっかり看板があるのに何時のものでどういういわれなのか一切記載なし。
テーマパークの飾り物みたい。

 

 

古いものなのは分かったが、これもいわれや詳細が書かれていない。
やっぱ不自然だよねってなるでしょ(*≧∀≦*)

 

 

こちらが本堂。
コンクリートの現代風の建物。
受付で貰ったパンフレットの角についている入場券を三角にカットされ中へ入りました。
入って正面に御本尊として祀られた檀林皇后を型どったという准胝仏母尊(鎌倉時代)の前で、寺男風の人に檀林皇后や木彫りの上り龍の説明を受けた後は、間続きになっている霊宝館へ。
これが凄くって、東京国立博物館をはじめ多数から出品依頼を受けているという由緒正しき宝物がケースにも入れられず手の届く状態で雑多に並べられているではありませんか!

 

 

こちらは瓢箪池。
水が少なくて何だか本日休業っぽい雰囲気でした。

 

 

有り難くご朱印いただいたけど今となっては微妙(-_-;)
あ~ぁ御朱印帳に貼っちゃったじゃないのよ。
骨董屋さんがやってる『檀林寺門跡』の御朱印だもんな~。

これから京都散策が増える予定だけど、もっとちゃんと調べてからお寺選びをしようと心したのでした。

 

 

檀林寺門跡
京都府右京区嵯峨鳥居本小坂町2-10
TEL : 075-871-3924
時間 : 9:00~16:45
休業 : 火曜閉門・1月1日(火曜が祝休日の場合は、直後の平日)
入館料 : 400円/ご朱印300円
駐車場 : 無料(4台分)

 

 

 

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