バンクシア

1年で一番緊張する日。
毎年前日は、のび太くんよりも早く眠りにつける私が唯一寝付けなくなる貴重な日。
そして、一番わくわくする日♪
門下演奏会が終わっちゃいました。

今年は(たぶん)無理を言って、やりたい曲にチャレンジさせてもらったものの、自分の技量と練習量では厳しいものだったと途中で何度も思ったけど、本番も頑張れてよかった。

社会人になっても、母になっても楽器を続けているけど、時間がないという理由で練習をあきらめたくない。
子供がいるから仕方ないよ、と言われたくないんです。

モニターで裏から門下みんなの演奏を聴いていて、この方たちと同じ時間、それぞれの生活の中で練習してきたんだって思ったら、嬉しかった。
ソロで練習するのは孤独で、自分と向き合う時間も長くて、精神的にも勉強になるけど、ひとりで頑張ってるのではないのでした。

今年はパンフレット作りにも参加させていただきました。
いつも作ってくれているじゅんくんの苦労がよくわかる貴重な経験でした。練習だけでなく、何人ものひとが準備から演奏会に関わって本番を全員で迎えることができるって幸せに思います。

ゲストさんの花束を用意にいったら、コップを洗うたわしみたいな花を渡されてひるみました。人生ではじめて、花束を気に入らなくて作り直してもらってしまいました。
調べてみたら、バンクシアという花だそうです。花言葉は「心地よい孤独」。ソロの演奏会には合っていたのかも?

演奏会のおわり、先生の演奏をやっぱりモニターで見ていて、ちょっと言葉に尽くしがたい気持ちがこみあげてしまって涙しました。覚えの悪い弟子ですが、先生の門下で今年も勉強できたことをすっごく感謝しました。
この空気を共有できて、門下でよかった。
ありがとうございました。

そして何よりお母さんがリビングで眉間にシワをよせながら暗ーいラプソディーを練習しても何も言わなかった家族に心から感謝したいと思います。
まめこはラプソディーを歌えるようになってしまいました。どんな7歳よ(笑)。

感謝のきもちを忘れずに、また新しい課題に挑戦していきたいと思います。
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