私の愛のすべて


安曇野ハーフマラソンで帰省したので、今年のお楽しみは美術館めぐり。
レース後は瑞祥でさくっとお風呂に入り、松本市美術館へ。
現在開催中の
「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」を観賞しました。
(2018年3月3日(土)〜7月22日(日)松本市美術館)

今回草間彌生さんの作品を初めて鑑賞しました。
今まではあの水玉のひとかあ、あのデザイナーさんにも似てるなあくらいしか知識がありませんでしたが、作品の背景や彼女の人生は知れば知るほど、そのあとに惹きこまれる魅力が作品に感じられて、見入ってしまいました。
水玉も気になるけど、網柄のほうがなんだかずずっとその網にかかってしまいそうな感覚になり、ファンが多いこともよくわかるきがしました。

後日、テレビ番組で戸倉上山田温泉のアメリカ人の旦那さんが旅館を切り盛りしていて、頭に草間彌生さんの「かぼちゃ」のような柄の手ぬぐいを巻いていた。世界に愛される彼女だから、こんなに今作品に愛があふれているだろうなあ。
インプットされないものは、アウトプットのしようがないもの。

前日にみた高橋節郎さんといい、作品に「ふるさとにかえる」という言葉が出てくるものがあって、世界をかける芸術家のお二人でも、ふと、この松本や安曇野の風景を想う日があったんだなぁと思うと、胸がきゅっとなりました。
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安曇野スタイル2016

ここ3年ほど、ずっと参加したいと思っていた安曇野スタイルに、思い切って問い合わせをしたのはまだ夏が始まる前でした。
6月の安曇野ハーフマラソンの前日、今回の演奏を実現させてくれたM井さんと打ち合わせをしてました。
遠方なのに色々と配慮してもらい、はじめての参加で戸惑いもありましたが、受け入れてもらえてホッとしました。

今回はいつもの平田さんとのサクソフォンデュオで7曲ほど。
11月とは思えない晴天の暑さと戦いながら吹きました。twitterでいつもお世話になっている安曇野の方々や、母も聴きに来てくれて嬉しかった。

もうひとつ、今回初めて一緒に演奏したフルート奏者の髙嶋さんは、地元の高校生。
今回のためにとても素敵な曲を書きおろしてくれました。高校生とは思えないセンスと才能!
それなのに今回はピアノを弾いてくださり、私がサックスを吹くというおそれ多い事態に緊張しました。
あづみ野にこんこんと流れる湧水のような、彼の音楽に惹かれっぱなしでした。

会場は、明科の自然体験交流センターせせらぎ。
「あずみのてとて」というハンドメイド作家さんたちのグループのなかでの演奏でした。
革細工、藍染め、キャンドル制作、アクセサリーなど、多様な作家さんたちの作品を、演奏の合間に目近に見れたことも良かったです。

新しい出会いがあり、新しい会話のなかで、柔らかいけど強い刺激を受けました。
少しずつでも、私も努力を続けよう!
来年もまた、安曇野スタイルで演奏できたら嬉しいです。
あづみのてとてさん、聴きにきてくれた皆さま、そして平田さん!髙嶋さん!
すばらしい時間をありがとうございました。

当日の動画 https://www.facebook.com/azumino.tetote/videos/1870986753131405/
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トットちゃん


長女の中学の夏休みの宿題に、
「美術館に行って研究してくる」みたいなのがあったので、帰省してるあいだに安曇野ちひろ美術館へ。

館内で窓ぎわのトットちゃんの企画展をしていたので、初めて物語を読みました。
あぁ私、なんでもっとはやくこの作品に会わなかったんだろう。
子育てで悩んでたことのヒントがたくさんたくさん入っていて、胸のなかに響きました。
なかなか相談するのもむずかしいし、相談することが億劫になり、心のなかを話せなくなっていました。
長女もきっと、そんな私にモヤモヤしていたんだろうと思います。
でも美術館を出るころには、二人ともなんだか新しい気持ちで、手をつないでたのが良かった。
この夏は、長女とたくさんたくさん語り合えたから、たぶんお互い忘れないと思います。

美術館の庭のスプリンクラー、きゃあきゃあ言いながらかけぬける長女、可愛らしかった。
見た目はすっかり大人びてきたけれと、まだ少女を楽しんでほしい。

こんなちっちゃな頃にも、ちひろ美術館へ来てました。

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雪がない冬


まったく雪のない安曇野のお正月。ちょっと信じられない風景です。
雪は年越しの夜にちらっと降ったくらいで、あたたかいからすぐに消えちゃった。いつも行くスキー場も、未だに全面滑走できなかった。

でも雪がないのをいいことに、穂高温泉郷の山奥にあるおじ宅まで14kのランニングへ。北アルプス山麓へむかって登り坂をひたすら走る!
寒くもないし、気持ちいい道のりでした。
山中のおじ宅はさすがに雪に包まれてましたけど、例年に比べたらないに等しいかんじ。山でもこれだけ雪が少ないと、今年の春以降、里に湧き出るの雪解け水にも影響するだろうな。心配。
おじが作ってくれたマツタケ鍋、従兄弟が作ってくれたスモークサーモン、美味しいお料理、おばあちゃん達のかみ合わない話(笑)、ポッキーゲーム、お正月らしいひとときでした。

夕方から、友といつものお店でサシ飲み。どんな悩みも愚かな話も山の話もできる友よ、ありがとう。
年末まで自分のなかで整理してきた気持ちを話して、理解してもらえて、叱咤してもらえて、おかげで新年らしい新しい気持ちでスタートできます。

雪がなくて少し不安でも、あたたかいから灯油も少しで済むからいっか♪みたいに、それなりの恩恵も感じて冬を過ごす。
それと同じように、全部がかんぺきでなくても、それなりに楽しくすごせる日々だといいな。
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安曇野ハーフマラソン


運動オンチで、泳がせれば沈み、自転車でコケて前歯を折り、走ってもコケてメガネを割る私が、
ハーフマラソンを完走しました!
記録は1時間58分48秒でした。

実は、誰にも言わなかったけど、走るなら絶対に2時間をきりたいと、ひそかに思っていたのでした。
でもさすがに、初めて走るくせに何言ってんの、まずは完走でしょ!って言われるに決まってると思って、ずっと黙ってた 。。
目標達成できて、とっても満足!!

当日は朝晩の冷え込みがあり、半そで短パンで走るのをためらうくらいでしたが、走る頃にはすごい快晴で!
常念岳から燕、有明山、爺ヶ岳、そして鹿島槍ヶ岳!白馬のほうまで、ぐーーっと見渡せる北アルプスの風景は圧巻でした。
県外から参加される方に、この風景を見てもらえて本当に良かった!!

スタートは、制限時間内に走りましょうチームだったので、1番後ろから。
スタート地点まで5分かかりました。
不調で棄権したコーチや、幼なじみの応援をうけて走り出します。

デリシアの前で、母と知り合いのおばちゃんチームの熱烈な応援をうけて、陸橋をかけあがります。
応援してくれる人が待ってるって、こんなにも心強いものだとは思わなかった。

しかし5キロを過ぎたあたりから急激な腹痛に見舞われ、しばらく走るのをやめて歩いていると、沿道のちびっ子から
「あー!あの人もう歩いちゃってるよー!!」
という叱咤激励が(笑)。
いやそうですよねそうなんですけどおばちゃん今とっても痛くてね。。と半笑いしているうちに、腹痛もおさまり、また走り出せました。
そこから先はルンルン気分♪でももう歩いちゃったし、2時間きるのは諦めたから、あとは楽しんで走っちゃおう!と割り切ってました。

ゲストの有森裕子さんが道中でテンションアゲアゲでハイタッチしてくれて感動したー!

わたしの祖父が勤めていた東洋紡の守衛室は、私が保育園児の頃から変わらない、思い出の場所。
豊科の国道沿いには本当にたくさんの方が応援に出ててくれて、盛りあがってました。
色んな思い出のある場所を駆け抜けるって、楽しい!
国道からゴールまでは、地味ーーにのぼり坂なので疲れを感じましたが、ゴール手前で待っていてくれたコーチの声援に励まされ、応援のありがたさがよくわかりました。
ゴールしてみたら、念願だった2時間をきっていてなんだか夢のようで、疲れも感じずにふわふわ、ふわふわ。
完走記録証を眺めてたら、あとからじわじわと感動が溢れました。。

頑張ることに、意味はあった!と土曜日に続いてまた改めて思いました。
こんな土日は人生のなかでなかなかない!!


ところで先週、これを読んでました。
石井ゆかりさんの 
「蠍座 2015/6/1-6/7の空模様。」


門下演奏会のおもちと、ハーフマラソンのおもち。
どちらのおもちも心配だったけど、ちゃんと、きれいにつきあがりました。
ソロの演奏も、ハーフマラソンも、頑張るのは自分自身だけど、
どちらもひとりでは、けしてできなかった。
その感謝を思って、泣けました。

打ち上げは、松本からあげセンターで山賊焼き!
久しぶりのビールが美味しかったあ♪
ここでテーブルにあったガリもやしも美味なり。

次はどのハーフマラソンにエントリーしようかな?と思えてる今の自分が、こそばゆい。
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