安曇野スタイル2016

ここ3年ほど、ずっと参加したいと思っていた安曇野スタイルに、思い切って問い合わせをしたのはまだ夏が始まる前でした。
6月の安曇野ハーフマラソンの前日、今回の演奏を実現させてくれたM井さんと打ち合わせをしてました。
遠方なのに色々と配慮してもらい、はじめての参加で戸惑いもありましたが、受け入れてもらえてホッとしました。

今回はいつもの平田さんとのサクソフォンデュオで7曲ほど。
11月とは思えない晴天の暑さと戦いながら吹きました。twitterでいつもお世話になっている安曇野の方々や、母も聴きに来てくれて嬉しかった。

もうひとつ、今回初めて一緒に演奏したフルート奏者の髙嶋さんは、地元の高校生。
今回のためにとても素敵な曲を書きおろしてくれました。高校生とは思えないセンスと才能!
それなのに今回はピアノを弾いてくださり、私がサックスを吹くというおそれ多い事態に緊張しました。
あづみ野にこんこんと流れる湧水のような、彼の音楽に惹かれっぱなしでした。

会場は、明科の自然体験交流センターせせらぎ。
「あずみのてとて」というハンドメイド作家さんたちのグループのなかでの演奏でした。
革細工、藍染め、キャンドル制作、アクセサリーなど、多様な作家さんたちの作品を、演奏の合間に目近に見れたことも良かったです。

新しい出会いがあり、新しい会話のなかで、柔らかいけど強い刺激を受けました。
少しずつでも、私も努力を続けよう!
来年もまた、安曇野スタイルで演奏できたら嬉しいです。
あづみのてとてさん、聴きにきてくれた皆さま、そして平田さん!髙嶋さん!
すばらしい時間をありがとうございました。

当日の動画 https://www.facebook.com/azumino.tetote/videos/1870986753131405/
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

富山マラソン2016②

朝4時起床。
昨日大坂屋で買ってきたワンタンと、くれは製菓の黒豆のおこわで朝食。もち米パワーで自分にチカラを。あまくて美味しかったです♪
いつでもよく眠れるのと食欲が落ちないのがとりえ。

当日朝の移動は、富山駅前から会場までの直通バスを、事前に予約してました。始発の6時よりもはやくから運行しますよと受付時に教えてもらったため、5時50分くらいに行ってみたら、待たずにすんなり乗れました。
車内は暖かいし、ご飯食べる人もいれば眠る人も。これは利用してよかった。

アップ場所は文化センター。
暖かいし、トイレたくさんあるし、こちらも予定通り。スタートまで快適に過ごせました。
音楽を聴きながら、ストレッチしたり、ウォーミングアップ。やっぱり音楽っていいね。気分が高揚する。
今日は大阪も水戸もあるから、いつも一緒に頑張っている仲間も各地でスタートラインに立っているんだと思ったら心強かった。荷物預けるまで、メールで励ましてもらったりして頼もしかった。
文化センターの窓から見える紅葉が素晴らしくて、絵画を眺めているようでした。

荷物を預けたら、いよいよスタート地点へ。
Cブロックからはスタート地点が見えないけど、開会式の雰囲気を音声で味わう。

フルマラソン2回目、完走できますように!と念じてスタート!
あまり道幅が広くないので混雑気味だけど、最初飛ばさないでいられるのはよい感じ。
沿道の応援がとにかくすごい!小さい子たちの声援にちょっとウルッとしてしまう。

今日は快晴、紅葉もきれい、こんな日に走れるなんて幸せ♪ちょーキモチいい♪
今日も時計は見ない方式で、自分の好きなペースで走って、サブ4することにしています。
でも目に入るのが公式の時計。
5キロの時計が30分を示しているのを見て、これじゃサブ4切れないかも、ゆっくりしすぎたかも!?と焦って、ここから飛ばしはじめる。
良かったのかわかんないけど。。

庄川の土手に出た瞬間に、目に飛び込んできた立山連峰の壮大さに圧倒されて、ひとりなのにうぉぉぉー♪と思わず声が出てしまった♪
故郷安曇野から見上げる北アルプスより大きく見えるのは、やはり海が近く、標高0から見上げる3,000mだからでしょうか?!

ちょうどいいペースの女性がいたので、しばらくついていくことに。
立山連峰を眺めながら走っていたら、ゲストランナーの石原良純さんに追いついた。もっとカメラとか大勢で走っているかと思ったら、意外にもひとりで黙々と走ってらっしゃいました。
ペーサーの黄色い風船がみえたので、お、4時間30分のペーサーさんだな?と思いきや、なんと4時間のペーサーさんたちでした。
えっ、、こんな早くに抜かす予定ではなかったので、ちょっとビビりつつもお先に失礼する。
ペーサーさんの周囲は人が多くて、抜かすのにひと苦労。あとは、この人たちから逃げ切ってゴールできれば、目標のサブ4達成になるんだ!

あいちゃんが見つけてくれて、通り過ぎて目があう。振り向いて、先生とも目があう。社長さんはもうとっくに通り過ぎたはず。待っていてもらえて嬉しかったです。
昨晩一緒にご飯を食べたみんなの顔が脳裏に焼きついて、後半のつらいときに随分勇気をもらいました。

18kmくらい
新湊大橋手前のエイドで、すごく楽しみにしていた白えびの天むすがなくて、大きなおいなりさんを食べる気にもなれず、失意のまま橋を渡り始める。。
とりあえず、プチトマトをいくつかもらっておく。
傾斜は思ったほどきつくないけど、思ったより長く感じました。
案外頑張らずに、ゆるゆるっと登れてほっとした。
とにかく絶景のなかを走るのはサイコー!
海もきれい、立山連峰もきれい!
空に吸い込まれそうな感じで海を渡ります。左手に日本海、右手に市街地、そして正面に立山連峰!
でもここが、たぶん富山マラソンの1番楽しいところ(笑)。

25kmくらい
まだ半分なのに、ここからがつらく感じました。
きっと前半調子に乗って飛ばしすぎた自分のせい。
景色は相変わらず雄大で、何もさえぎるもののない田んぼの中を、立山連峰に向かって走ります!
剱岳、大汝山、薬師岳、どれも稜線までハッキリみえてすばらしい☆
すばらしいんだけど、見えるものがずっと変わらないので、自分のペースが掴みづらかった。
自分のリズムだけを頼りに、ここでもタイムは公式時計を確認するに留めた。
あいちゃんの先生が教えてくれた「半眼」と、小刻みなスライドにして、省エネモードで行く。

35kmくらい
エイドで給水した後、後ろから
「地元のかたですか!?」
と女性ランナーさんから声をかけてもらい、地元じゃないけど…、と、しばらくおしゃべりしながら走ります。
地元じゃなくて、長野ですって言ったら、彼女は駒ヶ根のハーフを走られたと仰ってました。ランナーさんは色んなところに行くんですね。
それにしても彼女は軽快にルンルンな感じで、フォームもキレイで、あっという間において行かれてしまいました。カッコ良かった!
おいて行かれたから、相当ペース落ちてしまったのか?と焦ったけど、公式の時計では予定の通過時間より少しだけはやい。
もしかしたらサブ4できるかも?、とこの辺で初めて思えました。

沿道からの応援に応える余力もなく呉羽の丘陵地帯を越えると、いよいよ富山市街地へ入ります。
ゴールまでずっとサラリーマンの衣装のお兄さんと並走してたので、沿道からの笑いや声援が多くて助かりました。
呉羽のくだりでペース上げようと思ってたのに、くだりですら脚がもう言うことを聞かない。
路面電車がみえて、沿道の応援も賑やかになり、声援に後押ししてもらってなんとか走る。でも沿道からの声に反応する余力もない。
東京マラソンのときは、40kmあたりで胸が痛くて歩いたけど、今回は胸の痛みもなくて、ホッとした。やっぱり歩かずに完走したい。

環水公園をぐるっとまわりこむようにして、ついにゴーーール!
グロスで3時間53分56秒でした。
ゴールの時計がみえて、思わずバンザーイしてゴール!
良かった、やれること全部やって、ちゃんと目標達成できて、心底ほっとしてフラフラしていたら、火曜練のアベちゃんと遭遇。
おおお、お互い東京マラソンが初フルで、今回初サブ4!
ゴールして、知り合いに会えるのって本当に嬉しい(>ω<)。しかも今までともに頑張ってきた仲間と会えるのはなおさら!
環水公園を眺めながら、お互いをたたえ合い、足痛いねー、田んぼの中つらかったねーと話すだけで、どんどん疲れがとれるようでした。

荷物受け取りで別れて、放心状態で着替えたあとは、先にゴールしていたあいちゃんの社長さんと再会♪
サブ4達成を大変喜んでくださり、やっと私にもじわじわと喜びがやってきました。
目標のサブ4した自分を、素直にほめたい!
帰りのフライトが同じなので、空港までご一緒し、昨日会ったばかりなのにお誕生日をお祝いして頂いてしまいました。
食事していたら、今回ゲストランナーの良純さんが私の隣に!
なんと社長さん同級生ということで、間に挟まれて、お二人の会話を楽しませてもらいました。
図々しくも一緒にお写真をお願いしちゃいました。

前日から、なんだか夢のような時間を過ごして、ふわふわした気持ちのまま、富山をあとにしました。
ひとりで富山に行き、孤独に戦うのかと思っていたけど、まったくそんな孤独を感じる瞬間はなく、出会いあり、笑いあり、涙もあり、
おがさんは都内を走って応援の念を送ってくれてました。
感謝する心を再確認させてもらえる1日でした。
ありがとうございました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

たこ焼き

中学高校とハマっていた小説およびそれに付帯する書籍を、ついにどーんと処分。
これを書いてた作家さんがツイッターで、
「あの頃の話はもう私には書けない。だってもうあの頃の私のなかにあった細胞は、今の私のなかのどこにもないもん。別人といってもいい」
というようなことをつぶやいていて、
そっか、そうだよね、私も別人になってるのかも。
あの頃は楽しかった本を懐かしく思うけど、もう電子書籍でも出ているし、いつでもどこでもまた読めるよね。
ということで、断捨離♪

古本屋さんで売って、そのまま次女に連れられてたこ焼き屋さんへ。
たこ焼き、ずっと食べたかったんだよね〜!っていう次女のニカっと笑った顔が、夕日で赤くみえた。
たこ焼きみたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

富山マラソン2016①

初めての遠征マラソンを決めたのは、
今年の誕生日はとうとう不惑になる区切りの歳、そして日曜日。
せっかくだからいつもと違うことをしよう!
と、思いついたのが、
「40歳の誕生日にサブ4に挑戦しよう」という自己イベント。4つながりってことで(笑)。

マラソンするまでは「サブ4」なんていう言葉も知らなかったけど、まわりにフルマラソンを4時間以内で走る「サブ4」を目標にしているランナーさんがたくさんいて、私もいつかは…!と考えるようになりました。
とはいえ、今回フルマラソン2回目で、果たしてサブ4できるのか?という不安。。

自信のなさからくる不安や緊張を振り払うには、自分で納得できるまで練習するしかないことは、音楽の世界と同じ。

練習計画はほとんど予定通り、体調も良かった。
だけど予定外に10月末に転職することになり、連日ランチ送別会に、夜の送別会も続いて、目標まで減量ができなかった。
そして何より転職の精神的ダメージが思いのほか大きくて、富山へ向かう飛行機の中でも涙がこぼれた。

そんなマイナスな気持ちで富山入りした私を、のちに笑いと涙で助けてくれたのがあいちゃんと、あいちゃんの職場の方々でした。
職場の社長さんも今回富山を走るので、私も空港から会場まで車で送って頂きました。
友だちって、ありがたいね。

受付を済ませてからは、夕方まで別行動。
富山ブラック食べたい!と思っていたので、さっそく「いろは」へ。
しかし今回はボストンバッグで来てほんと失敗した。キャリーケース持ってないのが問題なんだけど。次の遠征までには買おう。
富山ブラック、好きかも♪黒こしょうがいい感じで美味しかったです。

フルマラソンのあとはお土産を買う気力なさそうなので、待ち合わせまでお土産を物色。
まだチェックインできず荷物重くてフラフラしつつも、薬のコーナーや立山連峰などの風景写真のお土産品、ケロリンの黄色い桶、富山に来たんだなーとわくわくしました。
家族から要望のあったますの寿司は明日買おうと決めて、ホテルへ。

チェックインしてやっと身軽になり、駅前へ。
待ち合わせは、あいの風富山鉄道で来てね!と言われてたので、わかったつもりでしたが、地鉄の改札へ行ってしまい、慌てました。
富山の駅前は、路面電車も走っているし、新幹線も見える。整備されたばかりなのか、すごくキレイな駅前でした。

呉羽駅で下車して、あいちゃんを待ちます。
下車してびっくり、なんと故郷豊科駅にそっくりな駅舎でした。内観も外観も。
小さな駅ですが、ここにも富山マラソンのポスターがあり、一体感を感じました。

ここから富山食いだおれツアーが始まります。
迎えにきてくれたあいちゃんと、先生の車でまずは、くれは製菓さんで大福を♪
おはぎのまわりが細かく削った昆布で巻かれた昆布大福と、
草もちのまわりを甘く煮たささげ豆で包んである?大福を頂きました。
富山はお餅系がつよいお菓子文化のよう。どこに行っても大福がありました。

その後は高岡市内へ。
名物のかまぼこを食べつつ、コースにある新湊大橋を見せてもらいました。
見上げる美しい放物線。大きすぎる(笑)!車で渡ってもらいましたが結構長いのぼりだなーと感じました。
高岡大仏ちかくの昆布屋さんで昆布を買い、十段ソフトのミニを食べ、大坂屋で昆布パンとべっこうを買い、やっと晩ごはんに行く(笑)
富山満喫しすぎでしょうか。

小杉駅近くのごはん屋さんで、時間も忘れて人生論を熱く語り合い、おしぼり6本分くらい泣いて、飲んで(!)、
なんだか生まれ変わったみたいな気持ちになれました。
帰り際、先生が明日頑張りって目をみて言うので、なんかきゅっとした。

こんなに遅くまで飲んで、起きられるのか?
今まで走る前に飲んだことなかったけど(笑)。
こんなに楽しい前夜もはじめて。
続く。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

あふれてくる

5年2ヶ月使った消しゴムが、こんな大きさになりました。
何度もつまずいたり、無理なこともあったけど、自分から辞めようとは思わないこの仕事が、好きでした。
自分にはむいてないや、とは、何度か思ったこともあったけど。
意図せず辞めることが決まってから、どんなに仲間に助けてもらっていたのかを感じたし、わたしのまわりのほうが悲しんだり、会社に怒ってくれたりしたので、自分のきもちがうまく出せませんでした。

こっそりメアドを渡してくれるのをみて、辞めても、縁は切れないんだな、毎日会えないのは淋しいけど、と思ったら、少しだけほっとしました。
それでも、大事に大事にしてきたお気に入りをなくしてしまった子どものように、やりきれない気持ちをまだ、抱えています。

そんな気持ちのまま、新しい仕事が始まりました。
思いの外、前の仲間やボスが心配してLINEしてきてくれるけど、「前の仲間」というのにまた、気持ちが落ち込みます。

5年前、働き出したときの事を、ブログで書いていました。
菩薩と韓国、というタイトルで。
本当に菩薩や観音様のように優しく、尊敬する人たちに囲まれた貴重な時間でした。

しばらくは、暗い水底からゆらめく水面を見上げるように、ただ無意味に過ごしてしまいそうです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )