今日届いた Blaupunkt の Frankfurt TR は1960年頃に発売された同社初のトランジスタ使用モデル
です。 トランジスタを使用したと言ってもこの時期の物は真空管用の高圧を得る為のDC-DCコンバ
ータ用に1石、また音声出力用の2石と合計3石で他は真空管6球に依って構成されているハイブリッド
モデルです。中波、マリンバンド、FMの3バンドで致命的な故障は見られませんでしたが既に半世紀
近くが経過しておりコンデンサ、及び真空管は可也劣化していることが考えられます。 サテ、ご依頼
主からはどの様な回答が寄せられるか? この種のラジオの修理、改造、販売に関しましてはこちら
のホームページからお問い合わせ下さい。
7月3日 ご依頼主からゴーサインが出ましたので早速修理+改造に取り掛かりました。
上のカバーを外したところ。 FMのフロントエンドECC85は逆さまになっており見えてない。
下のカバーを外したところ。 内部の状態はホコリも少なく可也良好でした。
ペーパーコンデンサを交換し、パイロットランプの交換に取り掛かるところです。
左下に在るパイロットランプを12V用に交換。 パイロットランプの交換も容易ではありません。
サテ明日はFMの受信範囲の変更(日本バンド)に取り掛かりましょう。