ウリパパの日記

自由気ままに・・・

高尾山氷の華 シモバシラ 0110

2011-01-10 21:52:32 | 高尾山・陣馬山
3連休の最終日は昨日とは一転して北風の吹く寒い1日でした。午後から自由時間ができたので、今年初めて高尾山に登ってきました。目的は一丁平に咲く氷の華、シモバシラです。


自宅を出発したのが14時過ぎと遅かったので、ケーブルカーを利用しました。まずは薬王院でお参り。今日は寒さのせいか予想外に人出が少ないようです。


1号路を上り、高尾山頂から紅葉台をめざします。紅葉台北側から一丁平にかけての巻き道がシモバシラの観察ポイントですが、昨年よりはかなり少なめの印象。それでも所々に上の写真のように登山道の脇に白く光るものが見られます。これが氷の華「シモバシラ」です。

シモバシラは秋に白い花を咲かせます。冬になるとまず地上部が枯れてしまいますが、根は元気なため、根から吸い上げられた水が地上の茎に運ばれ、茎から噴き出して冷たい外気にさらされ氷になって成長していきます。これが氷の華です。ガラス細工のような不思議な造形物を以下に紹介します。







いろいろな形に成長しますね。一丁平のシモバシラは横方向へ成長したものが多いようです。日中でも溶けず夜間に横方向へ凍結を重ねていくのでしょう。このあたりは北方向に空が開けているため放射冷却が効く一方、日当りが悪く、日中でも氷点下続きのようです。

紅葉台、一丁平共に、例年に比べるとシモバシラの形がかなり小さい印象です。例年30cm近く成長した氷の芸術が見られるのですが・・・今年は12月に強い冷え込みが無かった影響か、時期が遅かったためかもしれません。

今年は登山道にロープが張られ、人が斜面に立ち入らないように保護されています。斜面への立ち入りによって植生が荒廃しないように配慮されているのです。説明のパネルにも書かれていましたが、自然観察が自然荒廃につながらないよう我々も注意しなければなりませんね。昨年まで紅葉台分岐点付近にあった観察ルートも、植生が変化したことにより今年は閉鎖されていました。

一丁平の展望台からは逆光にもかかわらず南アルプスが見えました。帰りは5号路から富士道経由で1号路を下ってきました。


霞台展望塔からの眺望です。横浜のランドマークタワーがはっきり見えます。東京湾の向こうには房総半島が見えています。木更津方面でしょうか。元旦にはこの方面から初日の出が望めます。


新宿副都心の背後に東京スカイツリー。かなり高くなってきました。


今年は兎年です。ピョンピョン高尾山を駆け巡っていきたいと思います。しかし、正月草々体重が2kg増加したので、まずはお腹をへこませなければ。。。時間が無いからといってケーブルカーを利用するようでは前途多難ですね・・・

参考)昨冬の高尾山のシモバシラ  
  http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/eba4f2308704b0c99ee8b05e9cdd50c4
   

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