かれこれ 彼岸花が咲き出して 何日になるのだろうか。
12日の記事にありましたね。
もう 20日近く咲いて ロングランですね。
今年は おかげで 白い彼岸花を 見逃してしまいました。
家の彼岸花は 陽だまりにありまして ちょっと 遅れて丁度 見ごろです。
アゲハチョウも 必死で 蜜をとっていますね。
彼岸花が 長く咲くということは 草木も季節に迷っているという証拠です。
今年は お月見が 10月ですからね。
彼岸花が 迷うということは 海苔も 迷っているのかもね。
海苔養殖日記
天気予報に反して 雲の切れ間からではありますが 時折薄日の差す 今日。
人それぞれの工夫で 海苔網管理が始まりました。
海苔は 潮間帯植物(果たして正確な漢字か定かでありませんが)といいます。
時には 海水から 出て 干しあがっても 大丈夫です。というよりも 他の海草にない干出に対する耐性を持っているので その性質を利用して 養殖するのです。
ただ 今の海苔は あまり干出すると 品質が低下して なるべくなら 最小限度に干出したほうが 黒い海苔になります。つまり高価な製品ができます。
でも こうして 自然に潮が干上がって 海苔が乾くと 美味しい海苔が出来上がります。干潟の海苔が美味しいのは 自然な干出が影響しているのではないのでしょうか。
日本で養殖されている 海苔の原種はここの隣町の奈良輪というところで 採取された たった一枚の 海苔の葉なのです。
昭和38年に東京湾で 全滅した 海苔はたった一枚の葉を残してくれたのです。
(私の従兄弟や 身内のおじいさんたちが発見したのはひそかな自慢です。)
それを 全国で 品種改良され 長い年月を経て 美味しい海苔となったのです。
そして 今でも 品種改良がなされて さまざまな人が試みています。
今 組合でも 独自の品種を作ろうと 試みています。
昨日の記事の海苔網は その種付けの模様です。
今日の貴重な 晴れ間を 利用して 先輩漁師が 海苔網を乾かしています。
こうすると 珪藻は死に至り 綺麗な海苔網に海苔だけが 生き残るのです。
この方法は 熟練した 技術も必要で 素人は 干出時間が とても難しいのです。
時には失敗もして 海苔芽を流失させたりします。
そうそう 東京湾 綺麗でしょ。
海底が 見えるようになりましたね。
このあいだの アオサもだいぶ 拡散され 川からの真水も混和されたのでしょうね。
でも これは 赤潮の兆候かもしれません。いっそのこと 晴れなければ 赤潮にはならないのですが 晴れ間がないと 海苔は育てません。
こんなこと考えると いろんなケースが想像できて 一晩中考えても足りません。
ん~ 海苔って難しいです。