South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


『東京・竹葉亭』(名駅ツインタワー12階)

うなぎ白焼き、うざく、肝、その他。
名古屋の店は、東京・竹葉亭と名乗っているが、大阪・中之島の魯山人ゆかりの「竹葉亭」とのことである。わたしは、大阪の生まれで、大阪のうなぎは、結構美味しいと思っていて、名古屋に来ると名古屋もまた、うなぎがうまいとあちこち美味しい店を食べ歩いている。
どっちがうまいというのではなく、むしろ同じ材料を使った別の料理という位のものかと思うが・・・。昔、神戸三宮にも竹葉亭があったと思うのだが、震災後、動いたのか、年配のお姉さんに聞いても記憶がなかった。
大阪の竹葉亭は魯山人ゆかりなどとなると、おそらく行ったことはなく、小さい頃、家族で堂島川に浮かぶ川船の『柴藤』といううなぎ屋に連れて行ってもらって、美味しかったという記憶があるのだが。もちろん、大衆的なうなぎは、京の出雲屋が大阪にも店を出していた、と思う。
中之島・竹葉亭
東京・竹葉亭

2004-09-12 21:26:03 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『テイキング・ライブス』

アンジェリーナ・ジョリー主演の『テイキング・ライブス』を見てきた。
モントリオールの連続殺人犯を追うFBI特別捜査官であるアンジェリーナ・ジョリー扮するスコットが中心に描かれる。アンジェリーナのまなざしと何か言いたげな口元がキーになっていたか。
犯人は母から愛されることなく人生を生きられないと考えた犯人が、自己を抹消する旅に出て最初の殺人を起こすところから映画は始まる。犯人は、別の人間たちの人生(「ライブス」)を奪うための殺人と殺した人物へなりすましを続けていた男を追うスコット。
しかし、殺人現場を目撃した人物を愛し始める。プロファイラーとしてこの人物は犯人ではないと思いこんでしまう。後半、押し詰まったところで一件落着と見えたその時、その人物と結ばれるのだが、その人物こそが、殺人犯であった。彼女はFBIを追われ、ペンシルバニアの田舎に逼塞し、おなかの子(これは、殺人犯の子であるらしい)を生もうとしている。そこに・・・。この後は、見てのお楽しみ。
はっきり言って、深みにかけるし、2時間弱の上映時間はあまりにもストーリーをおいすぎていて、もう少し、くどい流れを作った方が良い映画になったかに思えるのだが・・・。また、なぜ、舞台がモントリオールであるのか。それは、単に、スコットがフランス語が分からないと思った刑事たちがセクハラ発言をフランス語でやりとりをして、それは実はお見通しだったという程度の落ちで終わっている。だから、舞台設定の必然性が感じにくい。
アンジェリーナ・ジョリーの瞳や唇が魅力的であったこと、また、最後の落ちは、なかなかであったことは確かなのだが、若干不満が残る作品ではあった。

2004-09-12 21:10:42 | 映画/TV/DVD | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


読了・琥珀色の夢を見る:竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語

松尾秀助、2004、『琥珀色の夢を見る:竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語』、PHP研究所
竹鶴本二冊目の読了。本書は、前書とは違い竹鶴本人についての記述も去りながら、ニッカの盛衰の経緯やニッカで働くひと、関わるひとについてもしっかりふれられていて、二冊合わせて読むと竹鶴夫妻やニッカ、スコッチについて、さらに深く知ることができた。
シングルモルトは蒸留した酒を樽に入れて保存し、そして、時間をかける(最低10年)事によって、様々な味を持つようになる。そして、シングルモルトで販売されることもあるが、大衆向けには複数のモルトやグレインウィスキーとバッティングを行ったブレンデッド・ウィスキーとして販売されることが通常である。
余市の醸造所では、蒸留したてのモルトから、8年、10年、17年、25年もののシングルモルトまで並べて、香りをかぐことができるのだが、その香りの深化には心打たれるものがある。時間の経過によるばかりでなく、入れられるシェリー樽などの香りを移して、まろやかに複雑なものが作り上げられていくのである。製品となって人々の口にはいるまでの時間と様々な行程が複雑に組み合わさってウィスキーの味を作り上げるのである。
ニッカでは「マイ・ウィスキー」という企画があって、余市で二日間で蒸留・製樽・樽詰めを体験し、10年後に「マイ・ウィスキー」が届けられるという(その途中にも、何度か製品が届けられる)。10年の生活は過ぎてしまえば、あっという間に過ぎていくものかもしれないが、それぞれの人生において、幸福や蹉跌、あるいは、平々凡々とした、様々な出来事を経験する。一方、モルトは樽の中でひたすら時を待ち熟成してゆく。変成の妙とともに、ある意味では、着実な変化(厳重な品質管理のもと)によって、完成された10年後を迎えるわけだが、これが人間の人生との対比が妙であり、同時に竹鶴の、そして、ニッカの製品への愛着とこだわりが、映し出されるという趣向である。
本書は、竹鶴と彼にまつわる人間模様が描かれ、前書とあわせて、興味深く読むことができた。

2004-09-12 11:48:18 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )