South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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すき焼き

年を越してしまっているが、時計を巻き戻して、年の瀬最後の晩餐会!

午前中買い物をして、午後はあちこち大掃除。
二時半ごろから自己流の中華風ローストビーフを作り始める。中華鍋で作る。肉は、朝からタコ糸で縛り、ローリエの葉を差し入れる。クローブを肉に差し込む。白ネギの青み、胡椒、花椒、八角、ニンニクと生姜を叩き潰したものをサラダオイルで炒める。香りが出てきたところで肉を転がしながらまんべんなく焼き目をつけて行く。濃口醤油と赤ワインを加え、蓋をして、とろ火で時々返しながら火を通しつつ味をつけていく。今回、1キロのロース肉を半分に切ってもらったものを同時に鍋にいれて作ったのだが、一時間弱と思ったが、少し火が入りすぎてしまったようで、もう少し時間を短くするべきだろう。

浅野屋さんで買ったオードブルプレートを前菜に家族五人でテーブルを囲む。妹がシャンパンを買ってきてくれた。それで乾杯。
ローストビーフを薄切りして、残り汁を煮詰めて仕上げにバターを加えたグレービーソースをかけて食す。

続いて、すき焼きに移る。まずは、すきやきなべに脂身をおいて油が出てきたところで肉を広げて、塩胡椒で食する。一通り食べたところで、4センチほどの長さに筒切りした白ネギを立てに並べ空いたところに拍子切りの大根、細かく斜め切りした新牛蒡を入れる。ネギを覆うように肉を広げ、ビールと割り下を加え、蓋をしてしばし、煙突のように割り下を含む出汁が上ってきて肉に火が入ったら溶き卵に通して食す。あと、よもぎ入り生麩、焼き豆腐、椎茸。糸こんにゃくを入れ忘れ、うどんを入れるには届かなかった。

食後は、家内の作ったレアチーズケーキ。古いアルバムを広げて昔語り。

2011-12-31 23:43:19 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月30日(金)のつぶやき

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読書と夕食: 12月29日(木)のつぶやき: 00:27 from twitterfeed
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読書と夕食: 焼き豚丼: 昼前、浅野屋さんから、お願いしていたオードブルなどを引き取り、また、仲田交差点近くの杉本精肉店で頼んでいた肉と焼き豚を引き取って、2時半過ぎに奈良の実家に帰ってきた。途中昼食をとった土山SAでは、霰... http://t.co/ZDe9aQHi
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2011-12-31 02:51:19 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


焼き豚丼

昼前、浅野屋さんから、お願いしていたオードブルなどを引き取り、また、仲田交差点近くの杉本精肉店で頼んでいた肉と焼き豚を引き取って、2時半過ぎに奈良の実家に帰ってきた。途中昼食をとった土山SAでは、霰が振り出した。もちろん山の上の方だからのことで、京都や奈良にはいると晴れてきた。

夕食は、ローメインレタスを刻んで炊きたてのご飯の上に散らして、拍子木に切った焼き豚を載せてタレをかけまわして食べた。杉本の焼き豚はしっかり味がつていて美味しい。

2011-12-30 21:47:11 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月29日(木)のつぶやき

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読書と夕食: B級グルメ?「富士宮焼きそば」「浜松餃子」: 昼頃、宿を出て御殿場プレミアムアウトレットモールにむかった。
昼食は、御殿場の「砂場」。蕎麦はおいしいが、洗う水が、多分、水道水で、カルキの味がする。また、天ぷら油... http://t.co/HiP8Ta8C
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パスタ二種(シラスと桜えび) http://t.co/wZoF2rkw
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2011-12-30 02:49:49 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


パスタ二種(シラスと桜えび)

パスタ二種(オリーブオイルにニンニクみじん切り、赤唐辛子を加えて加熱、香りを出しておく。パスタのアルデンテにあわせて、それぞれのフレイパンにシラス、桜えびを加えて炒める。アルデンテの前に、ざく切りしたローメインレタスを加えて炒める。アルデンテのパスタを加えて絡める。仕上げにフレッシュオリーブオイルをかけて食す)
ルッコラサラダ(江南の畑から来たルッコロラ)
できあいのチーズとオリーブのセット

昼食は、ラーメン。わかした水に香菜の根を入れて湯がき、さらにガラスープのもとを加えて一煮立ち。香菜の根をすくう。キャベツ粗みじん切り、ザーサイを細切りしたものを水にさらしたて追加。さらし水を少々加えて、塩分を調整。たまご麺を湯がいてざるにとり、どんぶりにいれ、塩わかめを戻して細かく切ったものを散らし、スープを注ぐ。刻みネギと刻んだ香菜をちらし、胡椒を描けて食する。

2011-12-29 21:39:01 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月28日(水)のつぶやき

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読書と夕食: 『ベテルギウスの超新星爆発:加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)』: 野本陽代、2011、『ベテルギウスの超新星爆発:加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)』、幻冬舎

2010年1月、ベテルギウスが超新星爆... http://t.co/Lsr6Ini9
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B級グルメ?「富士宮焼きそば」「浜松餃子」 http://t.co/zQH6d3Ck
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2011-12-29 02:50:13 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


B級グルメ?「富士宮焼きそば」「浜松餃子」

昼頃、宿を出て御殿場プレミアムアウトレットモールにむかった。
昼食は、御殿場の「砂場」。蕎麦はおいしいが、洗う水が、多分、水道水で、カルキの味がする。また、天ぷら油がいまいちか。この三日間の昼食は、同じように、鴨せいろと天せいろで比べてみた。まあ、書くまでもないが・・・。

アウトレットでの買い物は、実に不調で、欲しかったものなど、見つけることが出来なかった。残念。16時過ぎに御殿場を離れて、富士宮で給油と休憩、浜名湖で休憩を取って帰宅した。夕食は、浜名湖で買った。

富士宮焼きそば、浜松餃子、いずれも冷凍を買って帰る。B級グルメ!が今晩のテーマ、といっては何だが、解凍して食べてみると悪くはないのだが、いまいち、刺激にかける。富士宮焼きそばには、青のりや一味唐辛子をかけて、ウスターソースをかけるとおいしくなった。また、餃子も添付のラー油&醤油ではなく、豆板醤+黒酢+醤油にしてみると、いいじゃないかな?!

2011-12-28 22:28:34 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『ベテルギウスの超新星爆発:加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)』

野本陽代、2011、『ベテルギウスの超新星爆発:加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)』、幻冬舎

2010年1月、ベテルギウスが超新星爆発を起こすかもしれないというニュースが流れたそうだ。「2012年、人類市場最大の天体ショーが始まる!?」と書くのは、本書の帯の惹句だが、本書の中にはもちろん、そのような確定的なことは書かれていない。それよりも、恒星の発見史および恒星の進化をめぐるノーベル賞級の天体物理学者たちの競争がジャーナリスティックなタッチで描かれる。本書が書き進められるうちに2011年のノーベル物理学賞受賞者のことが判り、最後の2章は書き改められたのだそうだ。そのこともあって、ますますリアリティにとんだストーリーとなっている。

さて、ベテルギウスが2012年にベテルギウスが超新星爆発をするって?そのような僥倖に、ぜひ立ち会いたいものだ。もしそうしたことがおこれば、日中でも超新星爆発を起こしたベテルギウスを見ることができるそうだ。
ベテルギウスがどこにあるかって?それは、iPad を使ってまずか観測してみよう。このアプリは、GPSとジャイロの機能をつかって、空に向けると見上げた空を映してくれる。

ベテルギウスの超新星爆発 加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)
野本陽代
幻冬舎


iPhone / iPad アプリ「星座表」:http://itunes.apple.com/jp/app/id345542655?mt=8

2011-12-28 08:43:57 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月27日(火)のつぶやき

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読書と夕食: 12月25日(日)のつぶやき: 07:50 from twitterfeed
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Sig's View: 変体仮名: 中野三敏先生の『和本のすすめ』(岩波新書)の前書きに携帯電話用フォントに変体仮名セットが入っていれば女子高生がそれを使って携帯メッセージを交換するのではと書いていらっしゃるのだが、Wind... http://t.co/QTzvki2s
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伊豆の長八美術館 http://t.co/TUeJzEqg
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読書と夕食: 伊豆の長八美術館: 午前中、宿で本を読みながらゆっくりしたあと、昼頃になって動きだし修善寺の街に車を止めて散歩をして、これまでも何度か言ったことなる、蕎麦の「朴念仁」で昼食。桜エビのかき揚げの天もり蕎麦を食べる... http://t.co/QGWYDouE
21:24 from gooBlog production
伊豆湯ヶ島「arcana izu」(連泊) http://t.co/gkZaRDIx
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読書と夕食: 伊豆湯ヶ島「arcana izu」(連泊): 今日のメニューのテーマは「神秘」。

あわびのコロッケとウニと毛がに
対比:二つのことなる食感 フグの白子とタラの雲子 三種のかぶらのピュー連泊檸檬の酸
大自然ー伊... http://t.co/0NLmn3TV
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2011-12-28 02:51:06 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


伊豆湯ヶ島「arcana izu」(連泊)

今日のメニューのテーマは「神秘」。

あわびのコロッケとウニと毛がに
対比:二つのことなる食感 フグの白子とタラの雲子 三種のかぶらのピュー連泊檸檬の酸
大自然ー伊豆の輝き:伊豆の自然が育んだカラフル野菜の菜園 60種類の「香りり」「味わい」「食感」がお楽しみいただけます 一個の中に大自然のエッセンスが満載
甲羅と家禽:沼津さん手長エビのポワレ ゆりねと黒トリフのプリン 香り高いスープと冬の根菜をつけあわせて
海と陸:ラルドで巻いた天然の地魚と鴨のフォアグラ 柑橘風味の地野菜とエビスを効かせた甲殻類のソース
滋味深き味わい お肉料理:伊豆牛、イベリコ豚
野菜の軽いデザート:牛蒡と小松菜
小さな苺たち:再構築した石井さんの可愛い紅ほっぺ苺
一口小菓子

ワインはボトルで飲むよりも、断然ん、グラスワインが良い。
もちろん大人数で予算があれば泡から始まり、白、赤、デザートワインと進めばいいのだろうが、そうもいかぬ。そうした時には、ソムリエと話しつつ、グラスワイン。

2011-12-27 21:07:33 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


伊豆の長八美術館

午前中、宿で本を読みながらゆっくりしたあと、昼頃になって動きだし修善寺の街に車を止めて散歩をして、これまでも何度か言ったことなる、蕎麦の「朴念仁」で昼食。桜エビのかき揚げの天もり蕎麦を食べる。比べて悪い画前日の昼とは大違いだった。桜エビのかき揚げもサックとして軽くあがっている。
14時ごろ、
松崎にある「伊豆の長八美術館」に向かう。峠を超えたあとは海岸沿いの西伊豆のドライブベ1時間ばかり。

伊豆の長八美術館は、松崎出身の左官職人の長八の作品を集めたもの。鏝絵、あるのは知っているしどんなものかを知っていたつもりであったが、ちょとこれは、目を見ひらかされた。階層からつくった膠と土などを混ぜて作る材料を使って作る、漆喰これを盛り上げて造形するのに左官の使う鏝、これを細かい細工のために各種のサイズを用意して用いる。漆喰で造形したあと、彩色して作るらしい。なまこ塀も同じ職人の仕事らしい。

漆喰で彩色して描く西洋のフレスコ画とも比べられるものらしい。現在では左官のこうした技術も必要とされることも稀で、技術伝承することも困難な状況にあるようだ。この美術館を建設するにあたっては全国の左官組合が協力してできたらしい。なまこ塀がなかなかユニークな建物だ。

http://www.izu-matsuzaki.com/cyouhachi/cyouhachi.html

2011-12-27 17:11:37 | 博物館/美術館など | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月26日(月)のつぶやき

03:47 from twitterfeed
読書と夕食: 12月25日(日)のつぶやき: 07:50 from twitterfeed
読書と夕食: 12月24日(土)のつぶやき: 00:19 from twitterfeed
読書と夕食: 池下「浅野屋」(洋食)... http://t.co/UnBwr13v
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湯ヶ島「arcana izu」(オーベルジュ) http://t.co/liEvkfij
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読書と夕食: 湯ヶ島「arcana izu」(オーベルジュ): 骨休めに伊豆に来た。
途中、島田のいつもの蕎麦「宮本」に言ったのだが、月曜休みであることお忘れていた。それで、島田市内で探す。「蕎の字」という店。悪くはないが、... http://t.co/mv7dHLWF
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2011-12-27 02:52:33 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


湯ヶ島「arcana izu」(オーベルジュ)

骨休めに伊豆に来た。
途中、島田のいつもの蕎麦「宮本」に行ったのだが、月曜休みであることお忘れていた。それで、島田市内で探す。「蕎の字」という店。悪くはないが、「宮本」と比べるのは気の毒というものだ。冨士川SAでお茶をしたあと、17時に宿に到着。

以前お世話になっていたバトラーのKさん、前回2009年に来た時には、すでに辞めていたのだが、今回は彼女のご主人のSさんにお迎えいただいた。Kさんも元気に近くの宿で働いているとのこと。

本日のアミューズ ブーシュ
冷前菜 香ばしく炙った沼津の真鯖のタルタル、なめらかなウイキョウとペドロヒメネスのフィルム
温前菜 伊豆産牛蒡のヴルーテ 二つのフォアグラ あるかなの畑で取れた里芋のクロケットをしのばせて
魚料理 イベリコ豚の生ハムをピケした鮟鱇のポワレ 食感を忘れた白菜と肝のエミュルション
肉料理 イノシシの皿と仔羊の皿を選んだ
チーズ
デセール

2011-12-26 21:43:53 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


12月25日(日)のつぶやき

07:50 from twitterfeed
読書と夕食: 12月24日(土)のつぶやき: 00:19 from twitterfeed
読書と夕食: 池下「浅野屋」(洋食): 午前はテニススクールの年内最終日。長久手のカレー屋「ムガル」でテイクアウトして帰ってきて昼... http://t.co/nsn6YAfe
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サラダ2種 http://t.co/kRllKofB
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愛知県立美術館「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」 http://t.co/U9Ru4RC0
23:45 from twitterfeed
読書と夕食: サラダ2種: サラダ2種(カブラのサラダ、キャベツのサラダ)
・ カブラのサラダ(カブラの皮を剥いて、12等分のくし切り。葉を刻む。いずれも、塩をかけて塩揉みする。塩分をとってから、オリーブオイル、イタリアンミ... http://t.co/EF4bCS8p
23:45 from twitterfeed
読書と夕食: 愛知県立美術館「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」: 友人のKSが招待券を送ってくれたので今日、行ってみた。
率直な感想としては、ポロックの絵画史としては、初期はシケイロス、ホアン・ミロの影響をうけて、パブ... http://t.co/i60rqSDK
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2011-12-26 02:51:34 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


愛知県立美術館「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」

友人のKSが招待券を送ってくれたので今日、行ってみた。
率直な感想としては、ポロックの絵画史としては、初期はシケイロス、ホアン・ミロの影響をうけて、パブロ・ピカソとの葛藤に明けくれるようにみえる。唯一、ポーリングやドロッピングなどといった新しい手法の中で、抽象絵画のエポックを築いたというのがポロックの人生だろう。46歳の死というのはいささか突然で、何があったかと思ったが、晩年は描けていなかったらしい。
門外漢が言うのもおこがましいが、ほんの数点をのぞき、ポーリング/ドリッピングの偶然性を加味した描法は興味深いのだが、ピカソを果たして超えることが出来たのか。計算され尽くしたピカソらしさを考えると、ポロックのそれは、意識した描き方であったのか。
ほんの数点というのは、ホラーバキュイのように空間を色彩で埋め尽くすような描法ではなく、黒色でポーリングやドロッピングをしているまるで前衛書道を見るような描き方は大変興味深い。前衛書道とポロックの関係は明らかではないらしいが、それはそうとしても、逆にポロックのオリジナリティを考えてみれば、どうだったのだろうか。
私としては、かれの精神科医へのカウンセリングのための彼の心象風景を移したようなスケッチとか、アメリカ先住民のモチーフととった、あるいは、シケイロスを意識した作品の方が、興味深いのだが。べつに、かれは、ヨーロッパの抽象表現にむかう必要はなかったのではないのか。むしろ、そのことにとらわれてしまったポロックにことを思うと、かれの46歳で失われた命の回帰が、もし、再び先住民表象との連関にむかったとしたら、とあり得ない命を考えてしまう。

いずれにしても、刺激的な美術展であった。地下街から県立美術館にむかう人の流れがあって、これがポロック展にむかうのであれば、これは、まいったと思ったが。幸か不幸かそうではなかった。比較的じっくりとほかの鑑賞者との距離を持ちつつ鑑賞することが出来た。これはよかった?悪かった?

2011-12-25 22:28:21 | 博物館/美術館など | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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