『グレイラットの殺人』(ハヤカワミステリ文庫)
M.W.クレイヴン、2023、『グレイラットの殺人』、ハヤカワミステリ文庫
ポー&ティリーのシリーズ、第4作となる本作品。これまでの作品とおなじく、はじめのうちは関連がわからずやがてポー&ティリーが筋を見出したところでどんでん返し、その後も二転三転を繰り返すといったところは同じで、ペッドで寝る前に読むにはいささか、寝不足を招きかねない作品であった。これまでの作品と同じく、最後の10数ページはベッドではなく、起きているときに最後まで読み通した。
グレイラットというのは陶器製の小さな置物で、2つの事件現場に置かれていた事によっているのだが、背景となっていたのがアフガニスタン紛争におけるアメリカ軍によるイギリス軍の兵員輸送車への誤爆が絡んでいた。はじめのうちは、危険地帯に侵入してアルカイダのテロを受けたとされ、その事実関係が二転三転して事件の真相が深刻化していく。さらには、アフガニスタンなどの骨董品の売買、全滅したイギリス軍の分隊のメンバーの一人が臨時に配属されて、全滅のメンバーになってしまったことなどが次々と明らかにされる。
舞台となっているのはこれまでの作品と同じく、カンブリア地方である。その国際会議施設における世界的な重要メンバーの会議の開催という厳戒態勢の中、次々と事件が起きる。
読み終えて「解説」を読んでいたら、次作以降の案内(2023年には「The Botanist」、2024年春には「TheMercy Chair」が発表されるという)とともに別のシリーズがすでに出版されているそうだが、それが、リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」を意識したものだと記されていた。偶然に過ぎないが、ちょうど今日、TVドラマシリーズの「リーチャー:正義のアウトロー」(Amazon Prime、シーズン1〜2)を見終わったところだった。このドラマについては別に記すが、本作のシリーズを読み続けていたから「リーチャー」を視聴しようとおもったのだろうか?
ポー&ティリーのシリーズ、第4作となる本作品。これまでの作品とおなじく、はじめのうちは関連がわからずやがてポー&ティリーが筋を見出したところでどんでん返し、その後も二転三転を繰り返すといったところは同じで、ペッドで寝る前に読むにはいささか、寝不足を招きかねない作品であった。これまでの作品と同じく、最後の10数ページはベッドではなく、起きているときに最後まで読み通した。
グレイラットというのは陶器製の小さな置物で、2つの事件現場に置かれていた事によっているのだが、背景となっていたのがアフガニスタン紛争におけるアメリカ軍によるイギリス軍の兵員輸送車への誤爆が絡んでいた。はじめのうちは、危険地帯に侵入してアルカイダのテロを受けたとされ、その事実関係が二転三転して事件の真相が深刻化していく。さらには、アフガニスタンなどの骨董品の売買、全滅したイギリス軍の分隊のメンバーの一人が臨時に配属されて、全滅のメンバーになってしまったことなどが次々と明らかにされる。
舞台となっているのはこれまでの作品と同じく、カンブリア地方である。その国際会議施設における世界的な重要メンバーの会議の開催という厳戒態勢の中、次々と事件が起きる。
読み終えて「解説」を読んでいたら、次作以降の案内(2023年には「The Botanist」、2024年春には「TheMercy Chair」が発表されるという)とともに別のシリーズがすでに出版されているそうだが、それが、リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」を意識したものだと記されていた。偶然に過ぎないが、ちょうど今日、TVドラマシリーズの「リーチャー:正義のアウトロー」(Amazon Prime、シーズン1〜2)を見終わったところだった。このドラマについては別に記すが、本作のシリーズを読み続けていたから「リーチャー」を視聴しようとおもったのだろうか?