どうもこんにちは。ぐれそです。
なんか最近ブログばっかり書いてますね。
今回は6/23(木)に行われたシノビガミのセッション、オリジナルシナリオ「黒き朧月」の報告をします。
前回人が集まらなかった悲しみを乗り越えて今ようやく卓を立てる事が出来ました!
では軽くシナリオを紹介しましょうか。
このブログの最後の方にシナリオを乗せとくので興味のある方は御覧ください。
まぁ以下で思いっきりネタばれしますが。
ある夜。シノビ達は比良坂機関の上忍に呼び出され、ある指令が下される。
技術の粋を結して造られた改造忍者「黒朧」が機関を脱走したというのだ。
シノビ達に下された指令とは「黒朧」の殺害である。
しかしシノビ達それぞれには異なる思惑が存在しており………
ではPC紹介!
PC1「カミツレ」
イッシュ地方から訪れた獣使いの忍者。相棒のエモンガでよく空を飛んでました。
しかしその正体は「黒朧」その人であります。
地獄のような実験の日々から逃れ、一般人として暮らすためにも追っ手に生きていてもらっては困る。
使命は比良坂機関からの追っ手を全員始末することでありました。
PLはおなじみ?ナケミン氏。言わずと知れたビガミキチ。
たまにはPLをやりたいとのことでしたが、流石のロールプレイが光りました。
何気にキャラシの絵が上手い!細部にこだわりを感じさせました。
PC2「湯中小咲」
今回唯一のオリジナルキャラにしてシリアスキャラ。
その正体は比良坂機関の研究員であります。
改造忍者「黒朧」を開発した研究員の一人でしたが、「黒朧」が比良坂機関に使い潰されることに不満を感じていました。
「黒朧」には更なる高みがふさわしいと考えた湯中は、黒朧の失敗作を囮として放った後、脱走の手助けをしたのでした。
使命は生き延びて、「黒朧」が殺害されることを防ぐことでした。
PLはシゲヨシ氏。
周りのネタてんこ盛りの雰囲気にも負けず貫き通したシリアスロールプレイには拍手を送りたいです。
ナケミン氏お手製のキャラシ、折角ですからまた使って育てて行きましょう。
PC3「ヤン・シャオロン」
レムナントからやってきたショットガングローブ使いのインファイター。
その正体は「黒朧」の実子であります。
改造されてしまった黒朧が自分のことを覚えているかは分かりませんが、いっそ自分の手で引導を渡すべきか。
使命は「黒朧」を自らの手で殺害することでありました。
PLはポルカ氏。安定したプレイがGMからすると凄い安心感のあるお方です。
花見酒のセッションからの続投ですがいきなり設定が色々生えてきましたね。
NPCの秘密を探りに行った手番が若干無駄になっちゃったのが申し訳なかったです。
PC4「デヴィ夫人」
明らかにひとりだけ世界観の違うお方。
所々に登場した出川(byナケミン氏)を適当にあしらいながら着々と秘密を集めていました。
その正体は「黒朧」が元々普通の忍者だったころの従者であります。
急に失踪した主人を追ってようやく情報を掴んだ時には時すでに遅し。主人は「黒朧」に改造されてしまった後で御座いました。
主人を変わり果てた姿へ改造した研究者に復讐するべく、今回の任務に臨んだのであります。
PLはニケ氏。
こちらもナケミン氏お手製のキャラシを使っていましたが、いやしかし今回は運が悪かった……
振りなおし4回してもなお失敗続きのダイスはきっと呪われていたのでしょう。
最後クライマックスではカミツレ(ナケミン氏)と湯中小咲(シゲヨシ氏)のタッグが勝利!
「黒朧」はそのまま闇へ消えて行きました。
これから追われることなく過ごせるのかどうか、それは誰にもわかりません。
シナリオ作成を今回初めて行って、さらに初GMだったということで何かとガバってた感もありますがPLの皆さんには楽しんでいただけたようで一安心でした。
いやーシナリオ作るのは楽しいなぁ! また近いうちにもういっこぐらい作りたいですね。
ひとまず参加したPLの皆様、お疲れさまでした。
以下に今回のシナリオを乗っけておきます。
お好きに使っていただいて問題ありませんが、秘密もそのまま乗せておくのでPLをする方は見ないようにお願いします。
といってもここまで読んでしまったら秘密も何もありませんけども。
何か質問が御座いましたらコメントにお願いします。
プロローグ
ある夜のこと。
諸君は比良坂機関の上忍からの任務を受け、とある屋敷へと呼び出された。
その上忍は諸君に対し重々しく次のように告げる。
「上からの指示により貴様らへある任務を任せることとなった。忍者「黒朧」が機関を脱走したのだ」
比良坂機関の隠密技術と斜歯忍軍の改造技術を結集して開発された、決して日の元へ現れることが許されないはずだった日本最高峰の改造忍者「黒朧」
戦闘力は言わずもがな、その隠密性能は他の追随を許さない。それは比良坂機関が未だに「黒朧」の居場所を掴んでいないことからもうかがえる。
諸君の中で裏事情に詳しい者がいたならば、かろうじて名前ぐらいならば知っているかもしれない。その黒朧の脱走を耳にした諸君は、事の重大さに身を引き締めることとなるだろう。
上忍は続ける。
「貴様らの任務は他でもない。黒朧を殺害せよ。かの忍者はありとあらゆる機密の塊であると言っても過言ではないのだ。その機密が外へ漏れる前に、可及的速やかに殺害せよ」
そう言い残し、上忍は煙のようにその場から消え去った。
今夜は月の明るい夜である。
使命
「忍者『黒朧』の殺害」
三サイクルの想定。
NPC「黒朧」が登場する。
ただしドラマシーンには登場せず、居所も探ることはできない。(秘密は探ることが出来る)
このNPCは二サイクル目の終了時、死亡する。
PC1の【秘密】
実はあなたは脱走中の本物の「黒朧」である。
「黒朧」の能力であなたは全く別の忍者へ化ける事が出来たのだ。
あなたは数年前から比良坂機関により、完璧な隠密忍者を作りだすための実験材料とされていたのである。幾度となく繰り返された失敗の後、ようやく成功した例があなたなのである。
しかしあなたはその実験の際、愛する家族と引き離されてしまった。
もはやあなたは自分の家族を思い出すことさえできない。
あなたに残ったのは膨大な量の隠密技術と、暗い憎しみである。
ただただ暗いその憎悪は、あなたを地獄へ引き戻そうとする者へ向かうであろう。
あなたはこの任務に参加することで、追っ手の顔を覚えることが出来た。
あなたの【本当の使命】は比良坂機関からの追っ手を全員始末することである。
またあなたは、望むならばだれかがあなたに対して情報判定に成功し、居場所を入手しようとした場合それを無効化することができる。この効果は1サイクルに1度までしか使えない。これは秘密や感情、奥義情報などでは効果を発揮しない。
PC2の【秘密】
あなたは比良坂機関に雇われた凄腕の研究者であり、追っ手ではない。
あなたは命令により「黒朧」の開発改造に携わった。「黒朧」はあなたの技術の粋を集結した完璧な作品である。
あなたは「黒朧」が比良坂機関にただ使いつぶされるのに不満を感じている。
「黒朧」には更なる高みがふさわしい。
あなたはひそかに「黒朧」が脱走する手助けをしたのだ。
あなたがこの任務を受けたのは、「黒朧」を連れ戻そうとするであろう者たちの邪魔をしようと考えたからである。
あなたの【本当の使命】は生き延びて「黒朧」が殺害されることを防ぐことである。
PC2の【秘匿情報】
あなたは初めからNPC「黒朧」の【秘密】を所持している。
ただし所持している事実を公開する必要はなく、忍術判定等を所持していない扱いで処理してもよい。
この情報は【秘密】とは別にあなただけが知る情報である。
この情報は共有されない。
PC3の秘密
実はあなたは「黒朧」の実の子供である。
数年前から失踪していたあなたの親が比良坂機関によって「黒朧」に改造させられていたと知ってから、あなたはどうにか「黒朧」と接触を図ろうとしてきた。
今回初めてあなたは「黒朧」への手掛かりを手に入れることが出来たのである。
「黒朧」と化してしまったあなたの親が、あなたのことを覚えているかはあなたにはわからない。しかし「黒朧」の苦しみがこれから延々と続くぐらいならば、いっそあなたの手で引導を渡すべきなのかもしれない。
あなたの【本当の使命】は「黒朧」を自分の手で殺害することである。
(クライマックスフェイズで「黒朧」のHPを0にすること)
またあなたはゲーム中一度だけ同じシーンに登場している「黒朧」に対してマイナス1の感情修正を試みることができる。ただしそのとき自分が「黒朧」の実子であることを暴露するRPをすること。
PC4の【秘密】
あなたは数年前までとある忍者に使えていた忍者であった。
しかしその忍者は数年前、家族とあなたを置いて急に失踪してしまった。
あなたは八方手を尽くしてその忍者を探しまわったが、結局成果はでなかった。
しかし最近になってあなたは気がついた。これは比良坂機関がからんでいる、と。
そしてあなたはどうにか上へ取り入って、その忍者が比良坂機関によって拉致され「黒朧」に改造されてしまったことを突き止めた。
薄暗い牢獄を訪れたあなたは変わり果ててしまった元主人の姿を見た。
あなたの心に宿ったのは静かな怒りであった。
あなたは「黒朧」脱走の知らせを耳にして、間違いなく「黒朧」を改造した人間が一枚かんでいると確信した。あなたの怒りは主人をこんな姿へと変えてしまった研究員へ向けられている。これは復讐する絶好の機会であろう。
あなたの【本当の使命】は主人の仇打ちを成すことである。
PC4の【秘匿情報】
(PC3の秘密を知った時公開)
あなたは主人の家族が【使命】を達成した場合追加の功績点1点を得る。
NPC「黒朧」の秘密
実はあなたは本当の「黒朧」ではなく、「偽黒朧」である。
「黒朧」開発の際に生じた失敗作の一つなのである。
あなたは、隠密能力は非常に高いのであるが戦闘力が全くと言ってよいほどない。
あなたは失敗作であるため、処分寸前であったのだが何者かの手によって解放された。
本物の「黒朧」を逃がすための囮にするためである。
しかし処分のために打ちこまれた毒薬の時限カプセルが壊れるとあなたは死ぬ。
あなたの【使命】は死ぬまでの間生き続けることである。
あなたの居場所を入手することは誰にも不可能である。