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■■■■■■■■■ byシゲヨシ

2001年11月13日 13時46分34秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月13日水曜日の昼活動の報告です。


 

回ったゲーム

・手動pennygirl

 

おかあさまがたおれた。まだいきはある。でも、あとなんにちもつか、らしい。

おいしゃさまがいうには、とってもたかいおくすりがいるのだそうだ。

ああ、かわいそうなおかあさま!

おかあさまは、おかねなんかもっていない。

わたしもそうだ。

くつをみがいたり、ごみをひろったり、そうして、なんとかくらしている。

でも、なんとか、おかあさまをたすけなくっちゃ。

だって、たったひとりの、おかあさまだもの。

 

そうおもったけれど、こんなこどもにできることなんかなくて。

いっしょうけんめい

「くつみがきはいりませんか?ぴかぴかにします!」

こえをあげた。

そうしたら、ひとりのだんなさまが、わたしにこえをかけてきた。

「お嬢さん、どうやらお困りの様子。どうだね、私のショウに出てはみないかな?」

「ショウ……?」

「ああ。見たところお金が必要なようだ。……まあ、お嬢さんは賭けるものをお持ちでない。少々危険なギャンブルになるが……」

「やらせてください!」

わたしなんかが、おかあさまをたすけられるのなら、どんなことでもこわくない。

「いいのかね?……ふむ、結構。では着いてきなさい。」

 

だんなさまについていくと、ろじうらのたてものについた。

きたないみせのならぶなかで、それはきらきらとかがやいて、ステージみたいだった。

「こっちだ。」

……そのぶたいでなく、となりのちいさなこやにいれられた。

「お嬢さん、そのみすぼらしい服装ではステージにふさわしくない。こちらに着替えなさい。」

ひらひらのきれいなドレスをわたされる。

「出番まで待っていなさい。」

わたしにめかくしをつけると、そのままだんなさまはでていった。

おかあさま……

ゆかにゆびをのばしてさがし、さっきぬいだふくをだきしめる。

おかあさまにもらった、だいじなだいじなたんじょうびプレゼント。

ああ、だいすきなおかあさま。

だいじょうぶ、こわくなんかない。

おかあさまといっしょだもの。

こわくない。

わたしはへいき。

 

とつぜん、おおきなおとがひびいた。

そのあと、さっきのだんなさまのこえ。

 

『紳士淑女の皆様!大変長らくお待たせいたしました!今宵の主役は、危篤の母のため、高額の薬を買おうとするいたいけな少女!

しかし、おお!なんということでしょう!彼女はお金を稼げる身ではないのです!』

だんなさまはおおげさになげいてみせる。

『恥ずかしながら私め、この少女に胸を打たれました!ならばチャンスを与えるのは我々大人の仕事!我々が彼女の儚い生命に値段をつけて差し上げようではありませんか!!

さあ!今宵も<penny girl>の登場です!!!』

 

いの……ち……?

かんがえるまもなく、へやのかべがひらき、ひかりがわたしをつつむ。

わたしはいすにすわらされ、ズシリとおもいなにかをにぎらされる。

『よくお聞きなさいよ。ここにあるのは1発の銃弾の込められたリボルバー!6回に1回は銃弾が発射されます!

これを、あなたの頭めがけて、こう、ズドン!と引いていただきます!』

……え?

ふるえるてで、わたされたモノをかくにんする。

それは、たしかにそれだった。

『もちろんそのままでは6回目には死んでしまいます!ですから、あなたにはこの弾倉を、こう!』

だんなさまのてが、それをまわした。

『回転させることが認められています!しかし!しかし我々は!あなたの勇気に!お金をお支払いするわけです!』

『このゲームでは、最初の1発であなたが受け取るお金は10$……コーヒー1杯よりは多いくらいですかな。これがだんだん増えていきます。』

『しかし!あなたがこの弾倉を回転させると!次にもらえるのは最初と同じ額だけとなります!』

『さあさ、簡単でしょう!?あとはあなたが始めようと思いさえすれば、いつでもゲームは始まりますよ!』

 

……なんで?

どうして、こんなこと?

こわい。

ごめんなさい!こわいの!

いやだ、いやだ、いやだ!

なんで!?

どうして?

うそでしょ!?

いやだ、しにたくない!

ダメ!こんなのちがうの!

やっぱりいやです!

って!

ゆるしてください!

って!

なんて、いえるわけ、ない

それに、おかあさま。

そう。

わたしが、おかね、もってかえらないと

でも、わたし、しぬ?

こんなところで?

いたいの?

いや、いや!

こわい

いやだ

たすけてください!

だれか、たすけてよ……

おかあさま……

そうだ、うそなんだ

こんなのぜんぶうそで、じゅうはおもちゃで

 

「おい!いつまで待たせんだクソガキ!金が要らねえんだな!?」

「そうだそうだやめちまえ!このビビリ!」

 

おきゃくさまのおこったこえがきこえる。

ダメ!

だめ。だめ、だめ

だいなしになる。

いやだ

おかあさま、たすけなきゃ

せっかくのチャンスなのに。

わたしのせいでたすからなかったら

 

ぐすぐすとなきながら、それをあたまにあてる。

それはひんやりと、つめたかった

なみだもはなみずもとまらなくてあついのに

いやだ

おねがい、いやだ

こわい、こわい、こわい!

まだしにたくない。

 

おねがいします

ゆっくりひきがねをひく

たすk…

 

 

 

 


 

2019年11月13日のブログを見た」と言えば、次回お題はナシでもよろしい。

 


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