超常の力と抑えがたい衝動を同時にその身に与える存在――悪魔寄生体(デモンパラサイト)。PCはその悪魔寄生体と共生する人あるいは動物「共生生物(マイト)」となって、本能的衝動を抑えられなくなった「寄生生物(ヴィシャス)」と戦うのである。
この夏一番の暑さとなるかもしれないこの日、そんな悪魔に取り憑かれた奴らがクーラーのない教室に5人。
日森 篤(ひもり あつし) PL:朱雀
紅蓮の魔人クレイモアをその身に宿すは現人神の不良高校生。
自分の父親がデモンパラサイト教(仮名)の教祖になってしまったせいで両親が離婚、父の野望のために寄生体を植え付けられ、現人神として生きることになってしまった悲運の不良高校生。
ジャージと貫頭衣を持ち歩き、自転車で事件を解決するために東奔西走する。得意技は腕を真っ赤に燃やしての突撃とオフェンシブツッコミ。
不良っぽい描写がないのはGMのせいかPLのせいか。とりあえず直前で振ったライフパスから現人神なシーンを演出するほどの魔技はGMにはありません。
草陰 守(くさかげ まもる) PL:wepa
「昼は普通の高校生」「夜も普通の高校生」。しかしてその実体は、400年の昔より悪魔寄生体を影から守る忍びの末裔。彼自身も悪夢の人形遣いウォーコイトの力で影に日向に飛び回る。厳格な父の命に従いその力を存分に発揮するが、昼間の優等生的部分もまた彼なのである。
――技能選択のときに「芸術:忍術」と書かれたときには、もういろんなものが吹っ飛びましたよ。あとで見直したら他にも「知識:罠」とか書いてあるし。
TRPG初めてまだ数回でこれだなんて――恐ろしい子!(白目)
逆瀬川 霧雨(さかせがわ きりさめ) PL:むっく
かつては夫と小さな店を経営していたが、夫を亡くしてからは遺産を食いつぶしつつ悠々自適な未亡人。ブリガンダインの力で皆を守るのだが――どうにも抜けているのはきっとPLのせいだろう。
「23才、水も滴る未亡人」とかなんだか石でも飛んできそうな経歴のわりに、エロさは微塵もなし。エロいシーンもなし。
いくら特殊能力でボーナスが付くからといって、普通の聞き込みに「魅了を使わせてくださいよ~」はないだろう。
“ビッグ・マウス”ゴン PL:ゴンタ
週末の大通りを、黒犬が走る。ご自慢の太い尻尾を鉛直に、威風堂々と。稲妻の速さで敵に迫り、自慢の牙ですべてを引き裂く。大きな身体に見合う大きな瞳、そこに宿るは雷鳴の輝きと一帯を統べるドンとしての矜持。
七色の声で敵を欺き、鋭い嗅覚で手がかりを見つける。大きな口でガラクタを銜え投げつけ、そうかと思えば舎弟の前では大きな口を叩く。
そうかと思えば、餌がなくて飢えてみたり、ビーフジャーキーに太い尻尾をぶんぶか振るおちゃめな面もあり。
――で、雷撃発射能力は?
GM:えび
首謀者。GM時のダイスの偏りっぷり(特に悪いほうへの)は特筆に価する。データマンチではあるがダイス力がそれを補っている。(補えていない)
本日のシナリオは自作『食の千年帝国』
――ああっ、原付(射撃ダメージ3d)を投げないで!
巷で評判のイタリアンレストラン。ところがそこのオーナーシェフの様子がどうやら最近豹変したらしい。
彼の妻(故人)の親友である霧雨、彼の娘のクラスメート篤、父の命にて失踪事件に取り組む守、舎弟が消えたゴン。
皆それぞれの目的を持って、ひとつの事件の渦へと飲み込まれていく。
GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「む、かばんからデモンパラサイト教の貫頭衣を出して着よう」
(戦闘終わって……)
GM 「で、クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「貫頭衣を着てるんだが……」
GM 「変身する前に着ても意味なかったんじゃないの?」
篤 「あ」
(篤とゴンで探索中、戦闘に巻き込まれた)
GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「……犬で隠そうか?」
霧雨 「お、これは『あててんのよ』ですか?」
ゴン 「当てたらぶっ殺す」
(敵を倒して……)
篤 「服を着ないと……あ! カバン向こうに置いてきたままだ!」
(単独行動していたゴンを助けるため離れていた場所から駆けつけていた)
ゴン 「お、何ぞ言うべきこと、あるんちゃうんか?」(にやにや)
篤 (ぐぐぐぐ)「と、取ってきてください、お願いします……」
(ラストバトルで)
ゴン 「衝動第4段階突入!(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』」
篤 「ヒ、ヒイ! このターンで倒さねば!!」(←目の前にいる)
(そして、なんとかこのターン、最後の篤の攻撃で倒した)
GM 「戦闘は終わったが……次のターンになるとゴンは篤を殴るのか?」(笑)
篤 「ぎゃあああ」
ゴン (ころころ:攻撃方法を決めている)「うん、よかったな、肉弾攻撃。というか齧らせろ」(←まだマシな攻撃)
守 「いけない、せめて《磁力障壁》でダメージを減らそう」
篤 「助かる……(ころころ)っしゃ、回避成功!」(ほっ)
守 「これでこっちも衝動第4段階……(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』」
篤 「ミギャアアアアア!?」(←目の前にいる)
なんだかとっても大惨事風味ですが、本当に楽しんだんですよ。
――脱げるネタに偏ったのは私のせいではありません。ええ、とんでもない。
この夏一番の暑さとなるかもしれないこの日、そんな悪魔に取り憑かれた奴らがクーラーのない教室に5人。
日森 篤(ひもり あつし) PL:朱雀
紅蓮の魔人クレイモアをその身に宿すは現人神の不良高校生。
自分の父親がデモンパラサイト教(仮名)の教祖になってしまったせいで両親が離婚、父の野望のために寄生体を植え付けられ、現人神として生きることになってしまった悲運の不良高校生。
ジャージと貫頭衣を持ち歩き、自転車で事件を解決するために東奔西走する。得意技は腕を真っ赤に燃やしての突撃とオフェンシブツッコミ。
不良っぽい描写がないのはGMのせいかPLのせいか。とりあえず直前で振ったライフパスから現人神なシーンを演出するほどの魔技はGMにはありません。
草陰 守(くさかげ まもる) PL:wepa
「昼は普通の高校生」「夜も普通の高校生」。しかしてその実体は、400年の昔より悪魔寄生体を影から守る忍びの末裔。彼自身も悪夢の人形遣いウォーコイトの力で影に日向に飛び回る。厳格な父の命に従いその力を存分に発揮するが、昼間の優等生的部分もまた彼なのである。
――技能選択のときに「芸術:忍術」と書かれたときには、もういろんなものが吹っ飛びましたよ。あとで見直したら他にも「知識:罠」とか書いてあるし。
TRPG初めてまだ数回でこれだなんて――恐ろしい子!(白目)
逆瀬川 霧雨(さかせがわ きりさめ) PL:むっく
かつては夫と小さな店を経営していたが、夫を亡くしてからは遺産を食いつぶしつつ悠々自適な未亡人。ブリガンダインの力で皆を守るのだが――どうにも抜けているのはきっとPLのせいだろう。
「23才、水も滴る未亡人」とかなんだか石でも飛んできそうな経歴のわりに、エロさは微塵もなし。エロいシーンもなし。
いくら特殊能力でボーナスが付くからといって、普通の聞き込みに「魅了を使わせてくださいよ~」はないだろう。
“ビッグ・マウス”ゴン PL:ゴンタ
週末の大通りを、黒犬が走る。ご自慢の太い尻尾を鉛直に、威風堂々と。稲妻の速さで敵に迫り、自慢の牙ですべてを引き裂く。大きな身体に見合う大きな瞳、そこに宿るは雷鳴の輝きと一帯を統べるドンとしての矜持。
七色の声で敵を欺き、鋭い嗅覚で手がかりを見つける。大きな口でガラクタを銜え投げつけ、そうかと思えば舎弟の前では大きな口を叩く。
そうかと思えば、餌がなくて飢えてみたり、ビーフジャーキーに太い尻尾をぶんぶか振るおちゃめな面もあり。
――で、雷撃発射能力は?
GM:えび
首謀者。GM時のダイスの偏りっぷり(特に悪いほうへの)は特筆に価する。データマンチではあるがダイス力がそれを補っている。(補えていない)
本日のシナリオは自作『食の千年帝国』
――ああっ、原付(射撃ダメージ3d)を投げないで!
巷で評判のイタリアンレストラン。ところがそこのオーナーシェフの様子がどうやら最近豹変したらしい。
彼の妻(故人)の親友である霧雨、彼の娘のクラスメート篤、父の命にて失踪事件に取り組む守、舎弟が消えたゴン。
皆それぞれの目的を持って、ひとつの事件の渦へと飲み込まれていく。
GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「む、かばんからデモンパラサイト教の貫頭衣を出して着よう」
(戦闘終わって……)
GM 「で、クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「貫頭衣を着てるんだが……」
GM 「変身する前に着ても意味なかったんじゃないの?」
篤 「あ」
(篤とゴンで探索中、戦闘に巻き込まれた)
GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね」
篤 「……犬で隠そうか?」
霧雨 「お、これは『あててんのよ』ですか?」
ゴン 「当てたらぶっ殺す」
(敵を倒して……)
篤 「服を着ないと……あ! カバン向こうに置いてきたままだ!」
(単独行動していたゴンを助けるため離れていた場所から駆けつけていた)
ゴン 「お、何ぞ言うべきこと、あるんちゃうんか?」(にやにや)
篤 (ぐぐぐぐ)「と、取ってきてください、お願いします……」
(ラストバトルで)
ゴン 「衝動第4段階突入!(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』」
篤 「ヒ、ヒイ! このターンで倒さねば!!」(←目の前にいる)
(そして、なんとかこのターン、最後の篤の攻撃で倒した)
GM 「戦闘は終わったが……次のターンになるとゴンは篤を殴るのか?」(笑)
篤 「ぎゃあああ」
ゴン (ころころ:攻撃方法を決めている)「うん、よかったな、肉弾攻撃。というか齧らせろ」(←まだマシな攻撃)
守 「いけない、せめて《磁力障壁》でダメージを減らそう」
篤 「助かる……(ころころ)っしゃ、回避成功!」(ほっ)
守 「これでこっちも衝動第4段階……(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』」
篤 「ミギャアアアアア!?」(←目の前にいる)
なんだかとっても大惨事風味ですが、本当に楽しんだんですよ。
――脱げるネタに偏ったのは私のせいではありません。ええ、とんでもない。