大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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ロシア「未来の主力戦車」T-14アルマータを製造

2015年04月10日 16時26分11秒 | 古いシリア戦場ライブ・ロシア軍・フーシ、イエメン・アフリカ・北南米情勢


今年5月9日モスクワで大祖国戦争勝利70周年を記念して行われる軍事パレードに、ロシアの最新鋭戦車の数々が初めて公けに披露されるが、中でも外国の軍事専門家達の大きな関心を弾いているのは、新型のT-14「アルマータ」戦車だ。ドイツの雑誌「シュテルン」は「こうした全く新型の主力戦車は、世界の大部分の国々の軍隊にとって稀有なものだ。例えばドイツ国防軍のLeopard-2が製造されたのは、もう35年前であり、米国のM1 Abramsが作られたのも同じころだ」と指摘している。

ロシアのТ-14「アルマータ」戦車の技術的戦闘的特性については、まだ明らかになっていない。知られているのは、製造者達が、伝統的な構成・組立法を変え、ロシアにおける戦車製造の中で蓄積された、将来有望な開発技術のすべてを用いて生み出したという事だけだ。車体の砲塔の部分は無人で、オートローダーが装備されている。兵士は、装甲カプセルの中に入り、そうすることで戦車に砲弾が命中しても命が保障される。またT-14は、国防技術の分野で開発された最新技術を考慮して用意された多くの層を持った「鎧」により保護されている。
米国軍の研究調査分析センターは「積極的な防衛システムのおかげで、T-14は、あらゆる対戦車砲弾やミサイルにも耐えられる戦車となるだろう」との結論に達している。システムは、空中からのものも含め、あらゆる攻撃から戦車を守る。それゆえ、最新型ヘリコプター「アパッチ」でさえ、装備されたミサイルを使っても、おそらくТ-14.を殲滅できないだろうと言われている。

一方ドイツの専門家らは、T-14は、ドイツの戦車Leopard-2に据え付けられている世界最高の戦車砲を性能的に上回る125ミリ滑腔砲(かっこうほう(砲身内にライフリングが無い大砲。別名スムーズボア)で武装されるだろうと考えている。先にロシアのマスコミは「Т-14には、敵にとって思いもかけない特性を持った新型誘導ミサイルも装備される計画だ」と伝えた。2017年までにロシア軍では、戦車への完全な弾薬のラインが出来上がる見込みだ。またアジア太平洋の国際問題の専門オンライン雑誌「The Diplomat」は「アルマータは、世界に最も多くの死をもたらす戦車となる可能性がある」と結論付けた。日本の分析専門家のデータでは、ロシア軍には、テスト用にアルマータ戦車がすでに20両供給されたとの事だ。

先日ロシアのインターネット・ユーザー達は、これまでまだ一度も一般に広く紹介された事がないロシアの最新鋭戦車T-14「アルマータ」を写真に撮り、Youtube上に公開する事に成功した。それは、戦勝記念日のパレードのリハーサルが行われるモスクワ郊外のアラビノ演習場に向かう時のもので、車体は防水シートで覆われていた。戦勝70周年記念のパレードの当日でさえ、戦車の多くの部分が偽装パネルで覆われる可能性が高い。戦車はまだ、軍部隊のテストをパスしておらず、砲塔の最終的な形が決まっていない。
昨年夏「アルマータ」のプラットフォームを製造しているメーカー「ウラル車両工場」の代表は「実施中のテストの過程で、戦車は、発表された特性を持つ事が確認されている」と述べ「Т-14にはいかなる輸入部品も使われていない。完全に国産の戦車だ」と特に指摘した。計画によれば、T-14「アルマータ」は2016年には部隊に供給され始め、2020年までには、2300両のТ-14が準備される計画である。

@今や、ハイテク技術を競う戦争道具。我が国の場合、実戦では使う事はまずない。