かれこれ1か月近く
どこをどうさまよっていたのかわかりません。
最初に目撃情報があった付近の畑に設置させてもらった捕獲器に
3月18日の午後4時過ぎに入っていました。
待ちに待った瞬間です。
顔に擦り傷をたくさん作って、身体もずいぶん痩せていました。
外でがんばっていたんですね。
この近所に餌をあげているお宅もあるそうですから
そこにいって飢えをしのいだ日もあったんではないかと思います。
はっきりしたことは何もわかりませんが
飼い主さんのできることは何でもしたいという気持ち。
スタッフさんたちの絶対探してあげたい気持ちが重なって
最後はみんなで神頼みでした。
リードで抱っこするという本来ならやってはいけないことをしていました。
猫はキャリーで移動するものです。
何だったら、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れてほしいくらいです。
普段は大丈夫なことが、何かの拍子にひとつでも狂うと
こうした脱走やその場からの逃走につながってしまうのです。
もう二度と、二度と同じ轍は踏まないと猛省している飼い主さんです。
ぜひ、そうしてください。
日ごろびっくりするぐらい愛情をかけ、
もはやペットではなくパートナーではと
そう思わせるほどの溺愛ぶりなのですから
いなくなってしまったら、世の中が変わってしまうくらいの
悲しい出来事になるところでした。
おうちに戻って幸せそうなやっしー君
最期を迎えるのは、あったかくて愛情いっぱいの
飼い主さんのいるところです。
そして、その日はまだまだず~っと先なのです。
猫は何かあれば、するっとリードから抜けてしまいます。
猫の身体能力をくれぐれも侮ることなく
飼い主さんたちは注意して過ごしてくださることを
改めてお願いしたいと思います。
4月からは条例も変わります。
室内飼養は当たり前になるのです。
ひとりひとりが飼い猫の命をしっかりと守っていかないといけないですね。
今回ご協力いただきました皆様に
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。