そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

びびちゃんの死を乗り越えて

2023-11-16 00:37:41 | 天に還った猫たち犬たち
預かりスタッフさんとしてがんばっているMさん。
彼女は元々は里親さんでした。
2014年のGW明けに、自身も2匹の子猫を迎え
ともに来場した彼女のおばさんも1匹の子猫を迎えてくれました。

おばさん夫婦はお子さんがいません。
Mさんが保証人になり、何かあればその子猫は引き受けるよと
そういう約束をしていました。

おばさん夫妻に迎えられた子猫は、愛嬌のある可愛い顔をした
女の子で、びびちゃんと名付けてもらいました。



大事に育ててもらって、ご夫妻にとってかけがえのない存在に
なっていたようです。



そのびびちゃんがリンパ腫に侵されてしまいました。
場所も右目の眼底。
右目を摘出手術し、抗がん剤の治療をしながら生活をしていました。

ずいぶん、がんばっていたんですが・・・。
10月1日の19:30.
苦しむこともなく眠ったまま静かに息を引き取ったことを告げる
連絡をもらいました。

場所が悪くて、手術で全部を取りきることができなかったそうです。
最期は脳に転移してしまったのか、表情も思わしくなく
Mさんもずいぶん心配していました。

びびちゃんは9歳半。
まだまだ若いとも言える身体は、逆に進行を早めたのかもしれません。

ただ・・・・不思議なことがあったと聞きました。
おじさんは自身がガンを患い
おばさんは白内障で目の調子が悪かったはずなのに
びびちゃんがすべて引き受けてくれたのかと思うほど
おふたりの具合が回復して元気になっているというのです。

自分を大切に可愛がってくれた人間のお父さんお母さん。
びびちゃんは自分の寿命を削って、恩返しをしたのかもしれません。

びびちゃんは、とあるお宅の庭で親子で見つかったのですが
1匹だけ、隣の塀から落っこちて御用になっています。
ママ猫も、兄弟たちも逃げて、姿を見ることはありませんでした。



そのときお世話してくれていたお宅の猫たちに
特にレオ君という保父猫くんに可愛がられていました。





そして、幼いうちにおばさんのお宅の子になりました。

そのレオ君もずいぶん前に旅立っています。
きっと、久しぶりの再会を果たし
可愛がってもらった報告や、ちゃんと恩返ししてきたよって報告を
してるんだろうなぁと思います。



おばさん夫妻も、前を向いて歩き出したと聞きました。
びびちゃんは明るく楽しいおばさんたちが大好きだったはずです。
笑顔で過ごしてくれることを、きっと望んでいますから
エールを送りたいと思います。



びびちゃんのために購入したフードやおやつなど
会に寄付してくれました。
食べてほしくて、いろいろ考えて購入したものです。
必要な子たちに大事に使わせていただきます。



びびちゃん、おばさん夫婦のこと
ずっと見守ってあげてね。
いつの日かまた会う時がきたら、そのときは思いっきり甘えるんだよ。

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