ringoのつぶやき

音楽、ガーデニング、株、社会経済政治、etc・・・・日常の色々なことを書きたいと思います。

遠くの地震も侮れない、長周期地震動 -日経BP ケンプラッツ

2011年04月21日 16時10分48秒 | 東北関東大地震 2011/3/11 14:46

2011/04/21

 数秒から20秒程度の周期の長い揺れの成分が多い地震動を、「長周期地震動」と呼びます。長周期地震動に注目が集まるきっかけとなったのは、2003年9月に発生した十勝沖地震でした。

 この地震では、震央から約250kmも離れた北海道苫小牧市内に建つ石油タンク内の液体が、長周期地震動によって共振を起こして揺さぶられ、浮き屋根がタンク設備に衝突。その際に発生した火花が火災を招きました。

 さらに、浮き屋根が破損して、タンク内に沈んでしまう被害も生じています。震央から遠く離れた場所に伝わって大きな被害をもたらし得るのが、長周期地震動の恐ろしさです。

 長い周期の地震動は、減衰しにくく、地下構造の影響によって、その揺れが増幅する場合があります。堆積層で構成された平野部や盆地などで影響が大きくなり、しかも長く揺れることになります。

◇大きく揺れる超高層ビル

 長周期地震動による共振のリスクを抱えるのは、石油タンクに限った話ではありません。リスクの把握やその対策が強く求められている代表例は、超高層ビルです。超高層ビルも固有周期が長いからです。

 例えば、高さ約200mの50階から60階建て程度のビルであれば、固有周期は4秒から6秒くらいになると考えられます。

●超高層建築物の固有周期
建築物の構造と規模 固有周期の目安
高さ60m(20階建て程度) 1~2秒
高さ200m(50~60階建て程度) 4~6秒
免震建築物 最大8秒程度
(注)国土交通省が「超高層建築物等における長周期地震動への対策試案」に関して意見募集した際の資料に示したデータに基づく

 東日本大震災でも、都内の超高層ビルが大きく揺れたという報告は少なくありません。東京都庁舎では一部の天井材が落下するなど非構造部材の被害が発生しました。

 長周期地震動による揺れは、超高層ビルの上層階に大きな揺れをもたらします。この際、大きな変形が生じるので、外装仕上げの剥落や天井の落下といった被害を及ぼす恐れがあります。エレベーターの運行に影響を及ぼす事例も確認されています。

◇数十棟オーダーで構造被害

 国土交通省は10年12月、「超高層建築物等における長周期地震動への対策試案」をまとめ、意見募集を行いました。

 試案では、超高層建築物の大臣認定の運用を見直して、東海・東南海・宮城県沖の3地震による長周期地震動を考慮した設計用地震動によって構造計算することなどを求めています。

● 国土交通省が示した対策試案の骨子
(1)超高層建築物等を建築する場合の対策

* 大臣認定の運用を見直し、東海・東南海・宮城県沖地震の3地震による長周期地震動を考慮した構造設計を求め、家具などの転倒防止に対する設計上の措置について説明を求める
* 今回対象の3地震以外の地震や複数が連動する場合の設計地震動について余裕を持った設計を行う場合の参考情報を提供する

(2)既存の超高層建築物等への対策

* 大臣認定を受けた超高層建築物、免震建築物のうち、今回対象の3地震による長周期地震動による影響が大きいものについて、再検証し、必要な補強などを行うよう要請する

(注)国土交通省が「超高層建築物等における長周期地震動への対策試案」に関して意見募集した際の資料に基づく

 さらに、既存の超高層建築についても3地震による長周期地震動の影響が大きいものは、再検証や補強を要請する方策を提案しました。

 日本建築学会は3月4日に東京・大阪・名古屋の3大都市における長周期地震動の影響を検討した結果を報告しました。東海・東南海・南海地震が連動したケースを想定したものです。

 その結果、超高層建築物に作用する地震力は、現行の耐震設計で想定する大地震に比べて、大きい場合で1.25~2倍になる見込みだと分かりました。超高層建物群が崩壊するリスクはほとんどないものの、大きな構造的被害が生じる超高層建物が数十棟のオーダーで存在すると推測しています。

◇鹿島は世界一の装置を開発

 長周期地震動に対する対策強化が求められつつあるなか、大手ゼネコンなどは、長周期地震動対策への備えを整え始めています。

 竹中工務店は11年1月、国交省が打ち出した試案に基づいて、安全性の再検証が必要な建物の抽出を開始したと発表しています。

 鹿島は11年1月に長周期地震動で生じる大きな振幅を再現できる高性能3次元振動台「W-DECKER(ダブルデッカー)」の運用開始を発表しました。同社の技術研究所西調布実験場に設置しています。同振動台では、世界最長の2.7mの変位を再現することが可能です。

項目 主振動台 長周期振動台
台の大きさ(m) 5×7 2×2
搭載質量(トン) 60 5
加速度(g) 水平 2.0 0.5
上下 2.0 -
速度(m/s) 水平 2.0 2.5
上下 1.0 -
変位(m) 水平 短辺±0.5 長辺±0.7 ±2.0
(短辺±2.5 長辺±2.7)※
上下 ±0.3 -
ダブルデッカーの性能と仕様。※は主振動台と連動させた場合(資料:鹿島)

 東日本大震災や国による試案の提示などによって、長周期地震動対策に対する関心は高まるとみられます。今後、長周期地震動対策のための点検や改修が、急速に増えてくるでしょう。


海外投資家、4月第2週24週連続買い越し613億円=株式売買

2011年04月21日 16時05分55秒 | 


 

東京証券取引所が21日発表した4月第2週(11-15日)の投資部門別株式売買動向(東京など3市場・1-2部・新興市場計)によると、外国人投資家が24週連続で買い越し、買越額は613億円と前の週(3634億円)から大幅減となった。

大震災が企業や日本経済に与える影響を見極めたいとの様子見ムードから外国人投資家の買い越し額は先細りの様相を呈したが、それでも24週連続の買い越しが続いた。

一方、個人投資家は3週間ぶりに買い越し、買越額は742億円だった。なお、公的年金の代替機関とされる信託銀行は2週連続の売り越しだった。


大震災日本を立て直す(5)新日本製鉄会長三村明夫氏――ひるまず再編、より強く。

2011年04月21日 15時38分13秒 | 東北関東大地震 2011/3/11 14:46

2011/04/21, 日本経済新聞

――震災から1週間後、住友金属工業との合併審査の仮申請書を公正取引委員会に提出しました。混乱の中、延期や見直しの考えはなかったのですか。


 「全くない。優先順位として復興が先なのは当たり前。現場の力をフルに発揮すれば、思いがけず早く元に戻れると思う。だが、元に戻ればいいのか。それで日本経済や企業が世界で存在感のある姿で生き延びていけるのか。そこに大きな疑問符がついている」


 「復興を果たしても、企業は(グローバル化の推進など)震災前の問題意識に、もっと弱った状態で直面することになる。やるべきことはたくさんある。震災対応と同時に、これまで考えてきた成長戦略を着々と実行する。住金との合併はそのうちの重要な一つだ」


復興支える連帯
 ――大震災で見えてきた日本の底力はどこにありますか。

 「想定外の事態が起きたとき、自らのイニシアチブで問題を解決する『現場力』の強さだ。当社も釜石製鉄所(岩手県釜石市)が被災したが、他の製鉄所は釜石に何が必要かを自主的に判断して素早く応援チームを送り、復旧に力を合わせた。あらゆる企業が同じことをしたはずだ」


 「もう一つ、大きな特徴は『連帯』だ。東北を助けるため、全国の企業や自治体、個人がみな、何か役割を果たそうと必死で動いた。つくづく思ったのは日本人やるじゃないか、若者もやるじゃないかということ。もっと自信を持った方がいい。ところが政治は連帯していない。官僚も使い切っていない」


 ――在庫を極力持たない「ジャスト・イン・タイム(JIT)」の見直しが必要との声があります。


 「今回明らかになったのはJITの問題ではない。サプライチェーンに寸断があれば素早く顕在化させるのがJITの目的。問題は少数のメーカーに依存していたことで、調達先の分散は進む。一時的な混乱はあっても全体として効率をどう高めるかだ。JIT自体は正しい手法だと思う」

 ――トップは有事にリーダーシップをどう発揮すべきですか。


 「危機になってリーダーが力を発揮するというのはとんでもない。平常時にどんなリーダーであったかが危機のときにはっきりするということだ。現場の状況が分からなければトップといえども指揮のしようがない。日ごろから現場を鍛え、信頼し、彼らのやることを認める体制ができていれば命令しなくても現場が見事に対処するものだ」
競争条件平等に


 ――政府の役割は。


 「復興を急ぐとともに、その先の日本の成長戦略をどう再構築するかに力を注ぐべきだ。イコールフッティング(平等な条件)を整えてほしい。自由貿易協定(FTA)戦略を加速する韓国の自動車メーカーが低コストでアクセスできる市場の規模は日本メーカーを大きく上回る。農業の基盤を強くしたうえで環太平洋経済連携協定(TPP)への参加は欠かせない。対等な条件下で競争力を高めるのは企業の責任だ」


 ――では、どうやって競争力を高めますか。


 「予想されない経済変動はこれまで以上の頻度で起きるだろう。内需は伸びず、リスクの高い海外に乗り出す必要もある。企業はある程度大きいことが国際競争を勝ち抜く大きな要因になる。日本企業の統合再編はさらに進むし、進んでほしいと思う」(聞き手は鈴木壮太郎)
 みむら・あきお 東大卒業後、富士製鉄(現新日本製鉄)入社。2003年社長に就任し国際展開を加速した。08年から現職。中央教育審議会会長も務める。70歳。

 


4月20日(水)のつぶやき

2011年04月21日 01時09分46秒 | Twitter

09:57 from ついっぷる/twipple
新語 『アイランドリバーサル=瀬戸内海』 リンリンさん命名^^
10:31 from ついっぷる/twipple (Re: @hutujiinoti
@hutujiinoti げんちゃんファイト!^0^『まげんな!源太!』
10:58 from ついっぷる/twipple
ほお~^^http://bit.ly/gAcLns
13:37 from ついっぷる/twipple
金1500$台のせ
18:35 from goo
1億5000万円 遺産を寄付 #goo_ringo1244 http://blog.goo.ne.jp/ringo1244/e/b1e5e40e491ad6f04b2f657ddba3d4c8
18:52 from goo
市場の話題になったインテル決算とTDKの株価水準(ケンミレより) #goo_ringo1244 http://blog.goo.ne.jp/ringo1244/e/0c3c8d1dff2d9619d313215a43536cf7
by ringo1244 on Twitter