風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

巻き柿作り

2018年12月01日 | 干し柿作り
先日、作った干し柿のその後。

夫は巻き柿を作りたかったそうで、例年 10日から2週間ほど干すところ、今回は20日間。
巻き柿を作るのには、よく干してあったほうがいいらしい。
だいぶ水分が抜けて、表面は白っぽく粉を吹き、こんな↓感じに。



私はジュルジュルとした干し柿が好みだけど、少し固めに仕上がったこれもおいしい。

巻き簾を用意し、巻き簾にラップを敷いておく。
干し柿は1個1個 開き、種を取り除いたら、ラップの上に8枚を並べる。
イカのエンペラみたい
市販の栗の甘露煮(10粒くらい)と素焼き(素炒り)のクルミ(200グラムくらい)を粗いみじん切りにして用意しておく。



栗の甘露煮の20粒ほどはマッシュしておき、甘露煮の蜜を加えながらペースト状になるよう加熱していく。



開いた干し柿の表面にハケでブランデーを塗る。



干し柿をクッキングシートで覆い、手のひらでギュッと全体を押さえていき、柿を平らにする。



ペースト状の栗、粗みじんの栗、クルミを線状に、干し柿に並べていく。



巻き寿司の要領で、柿を巻いていく。



よりピッタリと空気が入らないよう、うちではコストコの粘着性のあるラップで重ねて包むことに。



ポリロープで、隙間ができないよう きっちり巻き巻き。
ほんとはワラ縄を使うと、郷土菓子のような見た目になるのだけど、ワラ縄が手に入らなくて……。



1本でき上がり。



56個の柿を使ったので、7本できました。
芯にした栗やクルミが干し柿と馴染むまで、1週間ほど冷蔵庫で保存。
もともと保存食なので、冷蔵しなくてもいいのかもしれないけど。



1週間後、切ってみました。
初めてにしては、いいんじゃないかなぁ。



おお、おいしくできてる



お正月用のお菓子にも取っておこうっと


干し柿日和

2018年11月15日 | 干し柿作り
(8:37amの富士山)


気温がぐーんと下がったけど、富士山がすっきり見えた朝。



干し柿作りにはもってこいの日当たりと風の冷たさ。



先日 干してから、今日で9日目。
昨日、夫が柿を揉んだので、これで甘みが回り、おいしくなっていくかな。




2年ぶりの干し柿作り(2)

2018年11月10日 | 干し柿作り

山梨県の鳴沢村にある道の駅「なるさわ」で買ってきた甲州百目柿(ひゃくめがき)。



「百匁柿」とも書くこの柿の名前の由来は重さだそうで、百匁は約375グラム。
1箱16個入った箱の重さを計ってみたところ、約6キロ。
1個当りの重さは375グラム…おお、ぴったり。



夫の手の中にあっても大きい。
まずは皮を剥いていく。
このとき剥き残しが少しでもあると、干している途中で実が割れてしまうらしい。
何事につけ大雑把な私も、この工程を手伝うときは丁寧に手を動かしていく。



殺菌のため、熱湯の中で20~30秒ほど、くぐらす。
ほんとは10秒ぐらいでいいらしいけど、以前にちょっとカビが出てしまったことがあり、少し長めにお湯につけている。



そして、ベランダへ。
雨にあたらないよう ひさしの奥のほうへ吊るして、とりあえず完了。



10日から2週間ほど、干したらでき上がりですが、
1週間くらい干したところで、1個1個を揉む作業をします。
揉むことで早く甘くなり、甘みが全体に回るそうです。

夫は今シーズンの干した柿にひと手間加える予定があるのだとか。
どんな仕上がりになるのかなぁ。

2年ぶりの干し柿作り(1)

2018年11月09日 | 干し柿作り
夫が7年前から始めた干し柿作り。
去年は、家の外壁修繕工事のため、干し柿作りをしなかった。
なので2年ぶり。

柿はやっぱり大振りの甲州百目柿(百匁柿)で作りたい、ということで
これまでどおり山梨県の鳴沢村にある「道の駅なるさわ」へ買いに。

出かけたのは今週火曜日。
雨が降っていたけれど、今週は他に行けそうな日がなく、この日に。
次の週には、出回る柿の品種が変わってしまいそうで。

晴れていたらもっときれいに見えたかもしれない、青木ヶ原樹海あたりの紅葉。



清水から車で約2時間。
「道の駅 なるさわ」に着いたら、ちょうど雨が上がって、青空が出てきた。
途中、富士市のあたりで雨足が強くなってきて、よほど引き返そうかとも思ったけど、来たかいがあった。





雨天の平日にもかかわらず、お客さんが次々に店内に入ってくる道の駅。
目当ての甲州百目柿を見つけてホッ。
1箱16個入り(1400円)を4箱購入。



車に柿を積んだところで、また雨が降り出してきた。
どこかで遊んで行くのにもこの雨では……と、清水へトンボ返り。
干し柿作りに意気込む夫は、山梨県の観光よりすぐにでも作業に取り掛かりたい様子。
私も干し柿作りに付き合っているうちに、この時期が結構楽しみになっている。

                         (つづく)

十日目の柿

2016年11月05日 | 干し柿作り
柿を干してから10日目。
干し柿らしい感じになってきた。




買ってきた柿の中に、ピーラーで剥く必要のないくらい柔らかく完熟しているものがあった。
渋柿だけれど、きっと甘くなっているはずと、冷凍保存してアイスのように食べることに。
冷凍した柿と干したものを比べてみた。
元の大きさはどれも同じくらいだったのに、二つを並べてみて、
ちっちゃくなったことに あらためてびっくり



【干し柿作り(1)】
【干し柿作り(2)】


干し柿作り(2)

2016年10月30日 | 干し柿作り
柿を干した翌日、軒下にも朝日が差し込んできた。
わずか一日だけれど、柿はすでに一回り小さくなった感じ。




さらに2日後、雨が降り始めてきた。
気温が低いのはいいけど、軒下まで雨が吹きこんでしまうのが心配。
雨水でカビがはえ、せっかく干した柿が全滅することもあるのだそう。

例年は、雨のたびに家の中へ取り込んでいたけれど、今年は大丈夫。
たまたまのぞいた百円ショップでハトメ付きのレジャーシートを見つけ、それでカバーすることに。



今日も雨。 風も強くてシートがパタパタしてる。
柿たちはもう二回りも三回りも小さくなったけれど、順調に干し柿に育っている様子。


干し柿作り(1)

2016年10月29日 | 干し柿作り
5年前の秋、夫が初めて自分で干し柿を作り、
以後、干し柿作りが彼の趣味の一つとなって、今年で6度目。

最初の2年は地元の八百屋さんで渋柿を買っていたけれど、
3年前からは山梨県鳴沢村の道の駅で買い求めるのが このシーズンの恒例に。
紅葉狩りを兼ね、ドライブがてら私も犬も一緒についていく。

おととしからは柿の品種も「甲州百目柿」にこだわるようになった。
百目柿の名前の由来は百匁からきているという説があり、百匁の重さは約375グラムとか。

今年は1箱15個入りの柿を6箱買ってきた。



1箱の重量は6.2キロなので、1個あたり410グラム。
百匁以上のずっしりとした重さ。



私も手伝って皮を剥く。
皮の剥き残しがあると、その部分から実が割れてしまうそうなので、
何事につけおおざっぱな私も丁寧にピーラーを動かす。
そして、枝に紐を括る。



それから、熱湯へ。
ヘタの周囲はカビが出やすいところ、ヘタから枝のあたりまでしっかり湯にくぐらせて消毒。



軒下へGo!



今年の柿はべっぴんさん揃い。



あとは、日々 様子を見ながら、「時」がおいしくしてくれるのを待つのみ。

                       (つづく)

干し柿作り

2015年11月01日 | 干し柿作り
山梨県鳴沢村で買ってきた「甲州百目(百匁)柿)」で、今年も干し柿作り。



一箱16個入り。
名前の由来通り、1個の重さは 百匁=375グラムほど、大きくてずっしりと重い。

干し柿作りは夫の楽しみだけれど、数が多いので、
私も柿のヘタを切り揃えたり、皮をむいたりして、手伝います。



T字の枝を紐で結んだら、沸騰したお湯にヘタまでくぐらせ、消毒。



ベランダへ干しました。


(棹に広告紙を巻いておかないと、
湯通しするときに紐についた柿渋がこびりついてしまい、洗濯物を干せなくなってしまうんです


でき上がりまで 10日から2週間ほど。



先日の夏日がうそのように冷え込んできました。
私は寒いのが苦手だけど、気温が低い方がおいしい干し柿ができるみたいです。



栗を詰める

2014年11月23日 | 干し柿作り
予定より4日長く、2週間干した百目柿(百匁柿)。
もともとが大きいだけあって、水分が抜けても結構な大きさ。



実が柔らかいうちに、栗を詰めることに。

市販されているむき栗を、ニンニクをつぶす器具に入れ、ギュッと絞ると
モンブランケーキにまとわせられそうに裏ごしできます。



干し柿に切り目を入れ、裏ごしした栗を詰め、冷蔵庫で1日、2日ほど寝かせます。



果肉と栗が馴染み、ちょっとした和菓子になりました。



干し柿作り 第二弾

2014年11月21日 | 干し柿作り
今月3日に山梨県鳴沢村へ渋柿を買いに出かけたのに引き続き、再び行ったのは13日のこと。

十日ほど間を置いただけで、百目柿(百匁柿)のシーズンからエボ柿に移ったようで、
店頭には百目柿が少なく、エボ柿が多く並んでいました。
百目柿は、箱に入数が表示されていたけど、エボ柿の箱には個数やキロ数が書かれていなくて、ざっと数えた感じ、1箱に25、6個くらい。
エボ柿3箱と百目柿1箱(18個入り)の計4箱を車に積んで帰りました。


(箱は愛媛県宇和島産みかん だけど山梨産エボ柿)

翌14日、箱を開けて、ちゃんと数えてみると、1箱あたり、35~37個、3箱で108個。
百目柿の1箱と合わせて、126個。
そして、第一弾の百目柿4箱分(72個)との合計は、198個
予定より、すごくたくさんになっちゃいました。

皮むきも大変だったぁ



朝日が当たると、カーテンに干し柿のシルエットが。



所狭しとベランダに吊るされた198個の柿たち。




干し柿作り(4日目)

2014年11月09日 | 干し柿作り
山梨県の「道の駅なるさわ」で買ってきた百匁柿(百目柿)を干したのは5日前。
今日はあいにくの雨だけれど、昨日まではお天気が安定していて、ほどよい風も吹きました。


(干して4日目の柿)

大きかった柿も水分が抜け、二回りほど小さくなった感じ。
少しずつ干し柿に近づいています。


甲州百匁柿(百目柿)で干し柿作り

2014年11月05日 | 干し柿作り
一昨日、山梨県の「道の駅なるさわ」で買ってきた百目柿で、
昨日は干し柿作りをしました。



柿を買うとき、箱には、「百匁柿」と書いてあるのに、夫が「ひゃくめがき」と言うので、
なぜだろうと思いながら深く聞いてみることもせず、帰ってきました。



ネットでその訳を調べてみると、「ひゃくもんめ」がいつしか略されて「ひゃくめ」になったのだとか。

1個1個の大きいこと。
比較するものを添えて写真を撮らなかった、と思っていたら、たまたま犬が写り込んだ画像が。
ワンコの頭ほどではないけど、それに近い大きさ。



柿を剥いているうちにわかりました。
名前の由来どおり、百匁=375グラムのずっしり感。



ピーラーでほとんどの皮を剥き、ヘタに近いところはペティナイフで丁寧に剥いていきます。
皮が残っていると、いい干し柿ができないそうで。
左手で柿を回し、右手でピーラーを動かすという、
両手のコンビネーションがうまくできるようになったころ、72個の皮むき終了。

枝に紐を結びつけたら、熱湯で30秒ほど消毒。
「肩まで沈みなさいよ」って感じで、ヘタの部分がしっかりお湯につかるようにします。



雨にあたらないよう、軒下へ。
あとは気温と時間がおいしくしてくれると思います。



柿を棹に掛けている途中、重みに耐えきれなくなったフックが伸びきって、
棹ごとベランダに落ちてしまうというハプニングも。
10個ほどが、割れたり欠けたりしてしまいました。
汚れを取り、再び消毒。

でき上がりまで、10日くらいです。


夫は柿、私は芋

2012年11月13日 | 干し柿作り
今年もお芋をたくさんいただきました。
大きいものは天ぷらや豚汁などの料理に、
小ぶりちゃんサイズは丸のまま干し芋に。


(小ぶりちゃんたち)

赤っぽいお芋はサツマイモ、白っぽいほうがムラサキ芋。
皮と実の色がそれぞれ対照的。

洗ってそのまま蒸し器で約15分。



干し芋を作る工程は簡単で、蒸して、皮をむいて、干す、だけなんだけど、
お芋が熱いうちに皮をむくというのがちょっとした試練。
…で、ちょっと冷めてからむこうと思ったら、今年の干し芋はお肌が荒れたようになってしまいました。



やっぱり蒸かしてすぐに皮をむかないと。
私はしっとりした半生ぐらいの干し芋が好きなので、二日ほど干しました。
あとは傷まないように密封の袋に入れ、冷蔵庫で保存。


夫は八百屋さんで枝付き(結果枝付き)の柿を買ってきて、干し柿づくり。



偶然にも去年と同じ11月11日に作ることに。

皮をむいたら、1個1個、ヘタの部分まで熱湯にくぐらせ、
ひもを枝に結び、実と実がくっつかないようずらして干します。



今週末までお天気のくずれはなさそう。
今年のできあがりはどうかな。


干し柿作り(3)

2011年11月18日 | 干し柿作り
このところ気温が低くなったものの、いいお天気が続きました。



富士山の頂上の雪も先日来ほとんど溶けていない様子。


(11月17日 8:20amの富士山)

柿を干してから6日目です。



水分が抜けて実が縮み、表面のシワも干し柿らしくなってきました。



柿の皮もよく乾き、シリアルみたいです。
試しに食べてみると渋みはなく、噛んでいると徐々に甘味が感じられます。



…で、これを手でもむようにつぶして、かき揚げの具にしました。
ほかに、桜エビ、白ネギ、余っていたおつまみの干し鱈などを混ぜました。



柿の皮がカリッとしたいい食感で、ほんのりとした甘味もよかったです。
柿を食べると喉や食道がむずむずしてしまう私ですが、不思議と柿の皮入りのかき揚げはなんともなかったです。

あと一週間干したら、柿が食べられるそうです。


干し柿作り(2)

2011年11月12日 | 干し柿作り
予報どおり、青空が広がりました。



富士山もくっきりときれいです。


(7:26amの富士山)

柿を日なたに出します。



大量に出た柿の皮も干します。
干した皮はたくあん漬けに入れるといいそうですが、我が家では作りそうにないので、きんぴらかかき揚げに使うつもりです。



風と太陽の恵を感じます。
おいしくできますように。