風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

今日の夕日

2008年04月30日 | 清水ともゑ帳
今月最後の夕日。




いつだったかオセロの松嶋尚美が、こんな話をしていた。

彼女は洗面台などの水周りだけは、常にきれいにしているそうだ。
それは、例えば南極観測隊のような極限の生活をしなければならないとき、継続している何かがある人は、そこでの生活にも耐えうる強い精神力を持っていると聞いたからだという。
実は部屋全体をきれいに保ちたいけれど、「水周り」と限定した方が長続きすると思ったそうだ。

Wii Fitをしていて、私はつくづく思う。
体の軸だけでなく、私は精神の軸もぶれているんだということ。
何かを継続することが、自分の中に揺るがない軸を作るのだと思う。

今までの私は何かを始めても、やったりやらなかったり、やらなかったりやらなかったりで、続いたためしがない。
小さなことでもいい、続けてみよう、と決めたのが先月下旬。

以前、『3週間続ければ一生が変わる』(ロビン・シャーマ/著)という本を読んだ。
そのときは、特に心に響いたことはなかった。
でも、今月、ひと月間、継続して確信できた。

続けることで変われること。
続けることで、その先に光が見出せること。

小さな事柄だったけれど、ひとつの達成感を持って、今月最後の夕日を見送った。


安上がりに…

2008年04月29日 | 清水ともゑ帳
久しぶりに「チーザ」発見。
最初、見つけたのは数ヵ月前。
もう一度食べたくて、あちこち探してみたけど、どこの店にもない。
おかしいなぁと思って、HPをのぞいたら、人気が高くて品切れになったのだとか。
そして、今月22日から再発売。

ちょっとまとめ買いをした。
そしたら、ワインも飲みたくなった。
それも、ジュースのように好きなだけ、ガンガン飲んでみたい。
高いワインじゃできないことなので、特売の3リットル入りを買った。



チーザとワインで、安上がりな…でも、満足な休日の夜。



三保までウォーキン グ~!(2)

2008年04月28日 | 静岡
午前11時に自宅を出、三保まで約7kmを歩いた。
旧三保駅の公園でお弁当を食べたあと、三保塚間の水上バス乗り場へ直行した。
本当はもう少し散策したかったけれど、帰りの船が出る時間までにあまり余裕がない。
犬を抱きかかえ、早足で向かう。

水上バスを待つ間、ポポの写真を1枚。
ちょっと長い散歩に疲れた様子。



さぁ、ポポの船デビュー。
風が気持ちいいのかそうでないのかわからないけど、ポポは海ばかり見ていて、カメラには目もくれない。



ドリプラ(エスパルスドリームプラザ)が見えてきた。
2時間半かけて歩いた三保だけれど、帰りは水上バスで10分。



ドリプラから自宅まではいつもの散歩道。
再び、ポポと一緒に歩く。



家の近くに来たら、マリンパークで見かけた「ベロタクシー」が走っていた。
かわいい形をした自転車タクシー。

ゴールデンウィークはどこにも出かける予定がないわが家だけど、ちょっと目先を変えた散歩は楽しかった。
夫婦のメタボ予防に良かったかも。
さぁ、今度はどこへ行こうかな。


三保までウォーキン グ~!

2008年04月27日 | 三保
今の住まいに移って5年、ずっとやってみたかったことがある。
それは、家から三保まで歩くか走って行き、水上バスに乗って帰ってくること。

今日はそれを実行に移した。
犬も連れて行きたいので、予め、船の運航会社に電話し、小型犬を船に乗せていいかどうか聞いてみた。
カゴに入れ、他の乗客の迷惑にならなければ…とのことだった。

これまで何度か三保海岸へ車で出かけてみて、距離は7kmほどとつかんでいる。
犬と歩いたら2時間くらいかかるだろうと予測した。

マリンロードの歩道を行く。
以前は、国鉄三保線が走っていたところ。
駒越のこのあたりまでで、家を出て、1時間20分。
犬にとっては長い道のりになるので、夫が犬を肩掛けバッグに入れ、歩いてきた。



さらに1時間、木陰を選びながら犬も一緒に歩き、旧三保駅の公園でお昼をとった。
もう初夏がやってきたような気温。
藤棚の下に腰を下ろした。



来た道を少し戻り、船に乗るために、塚間の渡しへ。





日の出埠頭方面に目をこらしていると、水上バスがこちらへ向かい、出港したのが見えた。 

     



プリザーブドフラワー

2008年04月26日 | 清水ともゑ帳
いけばな教室では昨日、プリザーブドフラワーを使ったアレンジメントを作った。
プリザーブドフラワーがどんなものか、ずっと前にテレビで見たことはあったけれど、手にするのは初めて。
とてもデリケートで、ちょっとでも力を入れすぎると、壊れてしまいそう。
テープを巻くのにも、ワイヤーを通すのにも、扱いに気を使った。



赤いカーネーションは1輪の花を二つに分けた。
こんなふうに使えるなんて意外。
プリザーブドフラワーに触れて、またお花の世界がちょっと広く、深くなった。


キコキコカタカタ

2008年04月25日 | 清水ともゑ帳
風を切って自転車に乗るのが、気持ちいい季節になった。
今日もいけばな教室まで、自転車を走らせた。
4年前に中古で買った折りたたみ式の私の自転車。
自転車屋のおじさんが言ったとおり、ラジアルタイヤはとても頑丈で走り心地がよい。

その自転車が、キコキコカタカタと音を出すようになった。
ハンドルに掛けたカゴが振動で鳴るのだ。
音が鳴らないように、紐でくくりつけたり、金具で止めてみたりしたけど、どうも調子が良くない。

ある日、自転車歩行者道を走っていたときのこと。
学生風の若い人たちが、Gメン'75みたいに(古っ!)道幅いっぱい横一列に並んで歩いていた。
ベルを鳴らそうか、私はちょっと考えた。

自転車にベルはついているけど、鳴らすのはちょっと気がひける。
鳴らし方にもよると思うけど、人によっては、「どけどけ」に聞こえ、いやな思いをさせてしまいそうで、一度も使ったことがない。

でも、ここはベルを鳴らしてみようかと思いながら、彼らに接近したそのとき、横に並んでいた列が左右二つに割れ、通り道ができた。
私は会釈しながら、彼らの間を自転車で走り抜けた。

キコキコカタカタ鳴るカゴが役に立ったのだ。
振動で出てしまう音なら、接近を知らせたいとき、さりげなくていいかもしれない。
結局、カゴを直したり、買い換えることはせず、そのまま使い続けている。

コメント (4)

由比へ

2008年04月24日 | 静岡
昨日は、姪の家族と一緒に由比へ。
由比漁港にあるという桜エビのかき揚げが食べられるお店に行った。
店に着いたのは閉店時間の午後3時過ぎだったけれど、かき揚げだけを買うことができた。

かき揚げのエビの量は多く、カラッと揚がっている。
車の中は、食欲をそそられるいい香りに包まれた。
そのあと、「ゆい桜えび館」に回り、生桜エビなどを買い求めた。



せっかく由比へ着たのならと、以前から気になっている和菓子屋さんを探した。
春埜製菓の「たまご餅」を欲しかったのだ。
やじさん、きたさんの「東海道中膝栗毛」にも出てくるという歴史あるお菓子。



うるち米が使われているというお餅はおいしく、中のこし餡は甘さひかえめな上品な味。
一度に2個、3個と手が伸びてしまうほど。
お店の場所がわかったので、またぜひ食べたい。



夕飯のおかずにした生桜エビもかき揚げ、どちらも食が進み、由比のおいしさを堪能した。

********************************************************
(有)春埜製菓のHPはこちらです。http://www.haruno.com



大叔母です。

2008年04月23日 | 清水ともゑ帳
都内に住む姪夫婦が子どもを連れ、昨日から清水に来ている。
彼女たちの長女は、もうすぐ生後6ヵ月。
81歳の私の父にとっては、初ひ孫。
初めてひ孫に対面した父は、声が裏返り、たれ目がさらに下がって大喜び。

姪夫婦の子どもからすると、私たち夫婦はどんな間柄になるんだろうと思い、辞書を引いてみた。
たぶん、「大叔父、大叔母」だろうと調べてみたら、そのとおりで、「祖父母の兄弟姉妹」と出ている。

では、私たちから彼女のことを「姪の子」という以外に、なんていうんだろうと思ったけれどわからない。
言葉や熟語の意味を紐解けるのが辞書だけれど、逆に、意味から熟語や言葉をたどれる辞書もあったら便利だなぁと思う。

明日には、もう東京へ帰る姪夫婦たち。
今度会えるとき、子どもはもう歩いているかもしれない。
隣の部屋からは、赤ちゃんのかわいい寝息が聞こえてくる。



おさだ牛乳とシベリア

2008年04月22日 | 食べもの帳
地元静岡の乳業会社「長田(おさだ)牛乳」が、今年3月いっぱいで廃業した。
このニュースを今月の初めに知り、驚いてすぐにスーパーへ行った。
3月末日の出荷分までは販売しているはずなのだけれど、すでに店頭には1本もない。
他にも数軒回ってみたものの、やっぱり置いてなかった。
きっとみんな「おさだ牛乳」との別れを惜しんで、買い求めたのかもしれない。

とっても好きな牛乳だった。
おいしい牛乳を探し、飲み比べてみたら、「おさだ牛乳」が私にとっての一番になった。
このメーカーが県内にあると私が知ったのは、飲み始めてからずっとあとのこと。
富士山麓とか県東部の函南町とか、そのあたりに会社があるんじゃないかと勝手に思っていたけど、廃業のニュースを見て、同じ静岡市内にあったことを知った。
それだけにとっても残念。

ところで、昨日、駅前銀座で、またシベリアを買ってきた。
私が見ている限り、今月に入ってほぼ毎日、店先に並び、ベストポジションにレギュラーの座を獲得している。
いつでも手に入るのだと思うとうれしい。


(シベリアとは、あんこや羊かんをカステラではさんであるお菓子のこと。このシベリアはあんがはさんである)

シベリアには牛乳がとってもよく合う。
3月31日、久しぶりに見つけたシベリア、同じ日に「長田牛乳」が廃業した。
シベリアと「おさだ牛乳」の組み合わせ、一度でいいから食べてみたかった。

コメント (2)

夕方の路地散歩

2008年04月21日 | 静岡

「あのー、すみません、黒猫さん」
「はい、なんでしょう?」



「あっ、カメラ目線をありがとうございます。黒猫さん、もうちょっとアップで写させてもらえますか」



「ああ、いいですよ。こんな感じでいいのかしら」
「ありがとうございました。ところで、さっきからこの辺り、いい香りがするんですが……」
「それだったらジャスミンでしょう。そこの角を曲がると咲いてますよ」



「ありがとう、黒猫さん。それじゃぁ、また」



夕暮れの空に吸い込まれるように、電車が走って行きましたよ。


コメント (2)

栄養成分表

2008年04月20日 | 清水ともゑ帳
お菓子やパンなどを食べるとき、パッケージに記載されている「栄養成分表」を必ず見る。
エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物…と順に表示されている。
その単位は、「100g当り」だったり、個包装の「1袋当り」だったりする。
全体の内容量は…と見ると、「○○グラム」や「○袋入り」とそれも様々。



成分表と内容量の単位が同じなら…、たとえば「6袋入り」のものが「1袋当り」で記載されている場合はわかりやすいけど、これが、それぞれ別の場合は、はたと考えてしまう。

「6袋入り」のものに対して、「100g当り」の表示のときは、1袋食べたらどのくらいのカロリーになるんだろうと思う。
そんなときは、スケールを取り出して、全体の重さや、個包装1袋あたりの重さを計ればいいんだけど、面倒くさがり屋な私は「まっ、いいか」にしてしまう。

カロリーを気にしないならまったく気にせず食べてしまうか、気にするのなら徹底して量を計ってみるとか、そのどちらもできない私ってほんと中途半端。
減量への道が遠くなるばかり。

******************************************************************

ゆうべのポポは、夜中の3時に起きて、また鳴きだした。
寝室のドアにドスンドスンと体当たりし、「一緒に寝かせてくれぇ」と訴えている感じ。
先日の出来事と同じくらいの時間になると、鳴いて怖がる。
う~ん、どうしたらいいんだろう。


ルームシューズ

2008年04月19日 | 清水ともゑ帳
ここ数年、欲しいものの一つがルームシューズだった。
これ! と思うものがなかなか見つからない。
いつしか、あきらめていた。

ひと月ほど前、テレビを見ていたら、ある若手女優がルームシューズの写真を紹介していた。
ドラマの収録の合い間を縫って、大阪で買い物してきたのだとか。
ああ、これだ! 私も欲しい!

それから数日後、今度は映画を見ていたら、ヒロインの女性が履いているルームシューズに目がいった。
それもやっぱりステキ。

再びルームシューズ探しに火がついた。
足の甲にベルトが渡された、バレリーナシューズタイプのもの。
ネットで千点くらいにも及ぶ品々をめぐってみた。
これ! と思うものはどれも品切れ。

それから外出の折に、売り場面積の広い雑貨屋を数軒回った。
色は好みじゃないけど、形の似たようなものがあった。
23-25cmの表示されているのに、私の足にはきつい。
158cmの身長に24cmの足は大きい、とよく言われる。
その上、足幅も広い。

一昨日、ふらりと立ち寄った小さな雑貨店で見つけたのがこれ。



店で履くことはできなかったけど、フリーサイズなので大丈夫だろうと手に取った。
イメージしていたものとは、質感も色もちょっと違うけど、買うことにした。

スリッパのパタパタ感がいやでシューズにこだわったものの、脱ぎ履きが面倒になることまで、考えが及ばなかった。
でも、履き心地はとってもよい。



あれからのポポ

2008年04月18日 | 清水ともゑ帳
深夜、仕事中に思いがけない帰宅をした夫が、再び職場へ戻るため玄関で靴を履いていると、犬のポポは私の後ろに隠れながら、彼に向って吠え続けた。
私が抱きかかえると、静かになったけど、彼が手を出すと警戒し、顔をそむけた。

騒動から一夜、昨日の朝、彼が帰ってきたときのポポはいつもどおりの出迎えをした。
夫の足にじゃれるようにまとわりついて喜ぶ。
何事もなかったかのように。


(いつもはこんなふうに仲良しなのです。 by ポポ)

夫と私は、前夜のことを互いに思い出してはゲラゲラ笑った。
私はただ叫んだつもりでいたけれど、彼によれば「やめてぇーー!」とも言っていたらしい。
そんな私を静めようと「俺だってば、俺だってば!」と言い続けていたのだとか。
「警備会社へ通報されたら、えれぇ騒ぎになって大変だっけなぁ」
「これからは、あたしを起こしてでもいいから、電話を入れといてね」
と、やれやれの顛末だった。



昨夜のポポは、夕飯を食べ終わると、ふだんと変わらず、リビングのいつもの場所で寝始めた。
私も10時半ごろには、寝室へと行った。

どのくらいか経ち、寝室のドアに物がぶつかる音で目が覚めた。
ポポが体当たりをして、部屋に入ろうとしているのだ。
しばらくすると、切なそうな声で、「クーンクーン」と鳴く。
目覚まし時計を手に取ると、時刻は2時半。
私はドアを開け、ポポを抱き上げ、彼女の寝場所へと運んだ。
しばらく体をさすったあと、ちょっとだけ厳しく「ここで寝なさい」と言った。

数分後、また、ポポが寝室のドアに体当たりし、そして鳴く。
どうしたものかと考えたけど、犬の本の多くには、「そんなとき心を鬼にして一緒に寝てはいけない」と書いてあったのを思い出し、布団の中でじっとこらえた。
あと数ヵ月で4歳になるポポが、仔犬のころのような行動をする。
私たち夫婦には笑い事で済んだ前夜のことが、よほどショックだったらしい。
胸が痛んだ。

私はもう一度、彼女をいつもの場所に戻した。
観念したのか、そのまま眠りについたようだ。
いつもなら7時ごろ起きるのに、今朝、もうすぐ9時になろうとしている時間でもまだ寝ている。
今夜はどうなのかなぁ。


(うーん、あたしにもわかりません。 by ポポ)

コメント (2)

真夜中のこと

2008年04月17日 | 清水ともゑ帳
夜中、外で物音がし、目が覚めた。
同じフロアーに住んでいる人が帰宅したのかもしれないと思い、もう一度眠ろうとした。
すると、リビングで寝ている犬が、こもった声で、「ウォンウォン」と吠えた。
私がちゃんとしつけられなかったので、よく吠えることは吠えるけど、夜中に吠えるのは雷が鳴っているときぐらい。

そのうち、犬ははっきりした声で、「ワンワン」と吠え出した。
おかしい、何か変だ。
私はベッドから起き上がった。
と、同時に犬は明らかに恐怖と警戒の声で、「ウォォォォーーン」と叫ぶように吠えた。
雷におびえている時以上の声。

私は恐る恐る寝室のドアを開け、リビングへ行った。
居間のドアの向こうに人影が透けて見える。
まっ、まさか! だって、ゆうべも戸締りをチェックして床に入ったのに……。
人影はゆっくりこちらに近づいてきて、ドアを開いた。
帽子を目深にかぶり、黒尽くめの服装をした男が、何かを言うように口を動かし、不適な笑いを浮べ、入ってくる。

夢じゃない、これ現実なんだ。
ギャッ、ギャッ、ギャーーーーー!!
声のたけを振り絞った。
犬も呼応するように、ギャン、ギャン、ギャンと吠える。
脳のどこかではほんのわずか冷静さも残っていて、私は警備会社への警報ボタンを押そうと手を伸ばした。


「俺だよ、俺! さっきから俺だって言ってるじゃん。お前の声にこっちがびっくりしたよ」
夫だった。
時計を見たら、三時半。
「お前、俺の制服姿知ってるじゃん。なんでそんなに驚くんだよぉ」
「こんな時間に家にいると思わないもん」
大声を上げた自分がおかしくて笑ってしまうけど、膝もガクガクと笑ったままで震えが収まらない。

夜勤の夫は、仕事にどうしても必要なものができ、家に帰ってきたのだった。
いつもならそんなとき、予め電話をくれるのだが、時間が時間なので、私を起こさないように気を使ってくれたらしい。
仕事に戻る夫を犬と一緒に見送りしたが、犬の警戒はなかなか解けなかった。

思いがけない出来事になんだか興奮してしまい、私も犬もまんじりとしない夜を過ごした。
今朝は寝不足気味だ。
絶叫したためか、喉がヒリヒリしている。
数時間後、夫が帰ってきたら、犬はどんな反応を示すだろうか。



ウィーボの顔も三度まで?

2008年04月16日 | 清水ともゑ帳
Wii Fitを始めて今日で124日目。
昨年12月、発売されて間もないころに買った。
「これが欲しい」と言う夫に、私は「そんなのいらない」と反対した。
「じゃ、俺はなんでもかんでも我慢か!」と彼は珍しく怒った。
私もスカートやスラックスの腰周りがきつくなり始めていたので、楽しみながら減量できれば、と気持ちが動いた。

手元に届いてからは、私の方が夢中になった。
…けど、私がするのはゲームばかり。
夫は、毎日、淡々とヨガと筋トレをこなす。

そして、彼の体重は7kg減った。
私は1kg減で、ほとんど横ばい。
二人とも、食べたいものはガッツリ食べている。
食事制限すると長続きしないと思うからだ。



先週末から数日間、私はちょっと忙しく、運動はもとよりゲームもしなかった。
せめてもと食べる量を減らしたが、毎日毎日、数百グラムずつ増えていく。
案内役の「ウィーボ」というキャラクターが、画面上でいろいろ聞いてくるなかで、「体重が増えた原因を考えてみましょう」というのが二、三日続いた。
私はそのつど「食べすぎた」という答えを選んだ。
「太る原因の一番は食べ過ぎです。腹八分目を心がけましょう」とウィーボはアドバイスする。

以前は、「便秘ぎみ」とか「夜遅く食べた」などいろいろ選んだけれど、それはそれで「言い訳に慣れないようにしましょう」とウィーボに言われる。
…で、「食べすぎた」でいいや、にしてしまった。

昨日は、前日より100グラム増えていた。
再度、私は「食べすぎ」と言い訳した。
するとウィーボは、何も反応せず、次のアクションに移った。

そうか、もう何も言わないんだ。
「仏の顔も三度」と同様、「ウィーボの顔も三度まで」なんだ。
軽いショックを受けた。

子どものころ、そして社会人になってからも、何か叱られるたびに、「なんでこんなに叱られるんだろう」と愚痴をこぼすと、友人や親から、「言われるうちが花。何も言われなくなったらおしまいだ」と慰められた。

繰り返される言い訳には、ウィーボは何もアドバイスをしない。
Wii Fit、よくできているなぁ。
って、感心してる場合じゃない。

振り返れば、私の暮らし方、生き方にも、なんて言い訳の多いことだろう。
こんなことでいいのか、自分!