風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

ソックスエイド

2016年02月28日 | 人工股関節置換手術
「紙兎ロペ」のようなこれ↓



ひと月ほど前、夫が作ってくれた、いまの私の生活に欠かせないもの。



素材は景品でもらった、犬が食事するときなど食器の下に敷くもの。
何枚かもらったものの、ずっと使っていなかったので、そのうちの1枚で作成。
文具の下敷きのように、ほどよい弾力がありながら、ものはしっかりしている。

どんなふうに使うかというと、用意したソックスに、



筒状にして差し込む。



大きくカットされたくぼみに踵(かかと)を合わせ、足先を入れる。
そして、紐をゆっくり引くと、ソックスがうまく履ける。
「ソックスエイド」という名前だとか。
ネットで検索すると型紙がダウンロードできるそうだ。
下敷きにそれを合わせ、切り取り、140センチほどの紐をつけた。

夫がこれを作ったときは、私の股関節周りもまだいくらか可動域があったから、
人工関節の手術が済んでから使えばいいと思っていたけれど、
それから2週間も経たないうちに症状が進んでしまい、いまでは一人でソックスも履けない。
なので、ソックスエイドはとても助かっている。



滋養食

2016年02月25日 | 人工股関節置換手術
両足の人工股関節の置換手術を控え、食事にも気をつけるようになった。
(……といっても、食事の献立と調理は夫任せで

血液検査の結果、貧血であることがわかり、手術の際は自己血輸血をするので、いまの状態ではいけないとのこと。
術前12日前と6日前の2度の採血で、400㏄ずつ計800㏄が必要になる。

毎食、レバーを必ず食べ、ビタミンCも一緒に摂るようにしている。
ほかに、小松菜、ほうれん草なども欠かさない。
私は寝てばかりいるので、カロリーオーバーにならないよう、タニタ食堂みたいにバランスのいい献立だ。

鎮痛剤のほか増血剤も処方されているので、コーヒー、緑茶、柿などタンニンに含まれているものは避けなければならない。
コーヒーは大好きなものの、なんとか我慢できる。
でも、静岡県人としては、緑茶を断つのはつらい。
食後に少し濃いめのお茶を飲んで、「はぁー」と一息ついたときのなんともいえない満足感、満腹感。

白湯じゃさびしかろうと、夫が買ってきてくれたのが、「黒豆茶」。



タンニンやカフェインは含まれていない。
これはこれでおいしくて、いい代替品ができた感じ。

それにしても、歩けなくなるような私の状態が、夫の定年後で良かったとつくづく思う。
彼には、定年後にあれもしたい、これもしたいと、やりたいことがあったのに、
その日々が私の介助で明け暮れてしまうのは申し訳なく、完治したらその分を返そうと思っている。





安静生活

2016年02月22日 | 人工股関節置換手術
安静生活に入って約1ヵ月。

4年前から左股関節に痛みを感じ、リハビリを受けながら、なんとか保ってきた足。
それが昨年10月ごろから、両股関節が痛みだし、先月、紹介された病院で検査を受けた。

はっきりと病名などはつかなかった。
…というのは、これほど短期間に軟骨がなくなってしまうのは稀なのだとか。
最初に痛み出した左足は4年、本来ならまだ10年ほどもったはずで、
なんともなかった右足については、ほんの3ヵ月で軟骨を消耗してしまった。
レントゲンや血液検査、その他の検査でも、リュウマチの因子など、このような状態に至る原因が見当たらないとのこと。

とにかく両足とも人工関節の置換手術を受ける以外、治療法はないらしい。
痛みから解放されるなら、と手術に前向きになったものの、入院、手術は、まだひと月ほど先。
それまで、いまの状態をこれ以上悪化させないためには、ただただ安静にしているしかないとのこと。

もともと怠惰な性格だから、うしろめたさを感ぜず寝ていられるのはいいけれど、
寝返りを打つのも一苦労で、ほとんど歩けず、座っているのも大変ときたら横になっているほかない。

手術は片足ずつ行われるそうで、一旦退院して、しばらくしたのち、もう片方を、となるそうだ。
せめて、片足の痛みだけでも楽になりたいから、いまは入院の日を指折り数える毎日。
カレンダーの日付が進むのが遅く感じながらも、この生活もすでにひと月が経とうとしている。
入院の日も、その日が来てみれば、意外に早かったと思うのかもしれない。