風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

梅酢

2006年05月31日 | 食べもの帳
梅酢を作った。
数年前、妹に教えてもらい、以来、ほとんど毎年、作っている。
今年も、青梅が店頭に出始めたので、早速、買ってきた。
梅はへたを、つま楊枝で取り、水洗いしたあと、軽く拭いて水分を飛ばす。
そして、1.8リットルほど入るガラス瓶に、梅、氷砂糖、酢を入れる。
この酢は、以前にも記事にした、紀州田辺のマイルドな酢を使っている。

ひと月ほどしたら、飲める…けど、そのままではすっぱいので、グラスに少しだけ入れ、水で割り、氷も浮かべるとおいしい。
梅を一粒入れると、視覚的にもgoo。
散歩から帰ったときや、体を動かしたあとに飲む梅酢は、ほんとにほんとにおいしい!
炭酸飲料よりも喉がスキッとするし、疲労回復も早い。
すっぱさの刺激が飲むほどに喉に心地よくて、グラスに注ぐ梅酢の割合がどんどん増えていってしまう。

我が家ではそのほか、酢漬けになった梅と鳥もも肉をみりんと醤油で煮たりする。
梅酢を少し多めに加えると、鳥のアドボ風にもなる。

今回は梅の量を少なめにしたけど、どうかなぁ。
ひと月後が楽しみだ。

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【材料】
 
梅…1kg
氷砂糖…750g(マイルドな酢なので、控えめの量にしました)
酢…1.5L

ビンに材料を全部入れるだけ。

梅と氷砂糖を交互に入れる…という方法もありますが、
数分もすると梅だけがビンの上部に浮いてきます。
そして、数日経つと、梅に酢が浸透し、沈んできます。
なので、交互に入れる手間は、省いています。
あとは、砂糖が全体にいきわたるよう、時々、かき混ぜるといいでしょう。
 


遊びたいけど…

2006年05月30日 | 清水ともゑ帳
こっちの線を中指で取って、あっちの線を小指ですくって……、
あや取りができそうな電線。



でも、今日はあや取りじゃなくて、向こうへ行って……



むむ、このスパイラル状のくねくねは?



お鍋のふたのような屋根は?



公園の遊具で、大人が一人遊んでいたら、

変に思われちゃうかなぁと思いつつ、

周りに誰もいないから遊んでみたかったけど、

くねくねの途中にひっかかって抜けられなくなったとき、

助けを呼んでも、誰にも気づいてもらえそうになくて、

遊べなかった
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「写真足し算」のその後

2006年05月26日 | 静岡
昨日、うっすらとだけれど、久しぶりに富士山が見えた。
思ったよりも、雪が残っている。



昨年、12月9日に「写真足し算」という記事を載せた。
あれから、5ヵ月半ほどが経ち、このビルの屋上などが取り払われ、
霞んではいるものの、山が見えてきた。
(矢印のところ、山のラインをなぞってみた)


2005.12.9 撮影

2006.5.25 撮影

そして、今まで見えていなかった建物の姿も現れてきた。


2005.12.9 撮影

2006.5.25 撮影

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おお、見つけた!

2006年05月25日 | 食べもの帳
ヤマザキの薄皮シリーズのファンとして、そのほとんどを食べてきた。
けど、まだ、口にしてないのがいくつかあり、その一つがこれ。



日ごろはほとんど行ったことのないスーパーで、今日、偶然に見つけた「薄皮バナナクリームパン」。
今月初め、「薄皮カフェオレクリームパン」を見つけたときもかなりうれしかった。
カフェオレクリームもバナナクリームも期待を裏切られることなくウマイ!
パン生地のしっとり感がなんといってもいい。

まだ、見つけていないのが、「薄皮十二穀入りつぶあんぱん」と「薄皮黒糖入りミルクパン」。
これらもとっても気になる。

…でも、バナナクリームに出合ったので、今日はとても満足。

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夕方の散歩

2006年05月24日 | 清水ともゑ帳
このところの雨模様で、夕方の日の高さを意識していなかったけれど、散歩に出かけたら、5時半過ぎでも夕日がまぶしかった。
エスパルスドリームプラザがある清水港方面へ、ポポを連れて出た。

写真手前は、文化財に指定されているテルファーというクレーン。
その向こうの建物は日の出マリンビル。
夕日を受けて建っている姿は、なんだか重厚感を増したようで、見慣れた建物がちょっと違って見えた。



昨日、ポポをカットに連れていった。
「サマーカットでよろしいですか」と聞かれ、「耳の毛だけはそのままで…」とお願いした。
できあがったのを見たら、ボディはスポーツ刈りのように涼しげで良かったものの、耳の毛までもしっかり切り揃えられていた。
なんだか、ちびまる子ちゃんのような、クレラップのCMの女の子たちのような、おかっぱ頭みたいになったポポ。
モデル犬のダックスみたいに、耳の毛をロングヘアにしたかったんだけど…
そのうち、また伸びるね。



男に生まれていたら船乗りになりたかった、と思ったこともある若かりしころ、「ドーントレッダー」に、憧れていた。
帆を張った姿を一度見てみたい。



花嫁さんみたいだと思った白い可憐な花。
近くで見たら、どうやらアジサイの仲間のよう。



今日はちょっといい一日だった。 気分も



五月雨だからリハビリ

2006年05月19日 | 清水ともゑ帳
雨の日をうっとうしく思うのと、晴れてほしいという願望からか、五月と聞けば「五月雨」よりも「五月晴れ」という言葉を真っ先に思う。
五月はこんなに雨が降る季節だったっけ、と思ったけれど、ものの本によると、梅雨時だけでなく、五月も雨は旺盛らしい。

私は子どものころ、そろばん塾、書道塾などに行くのが苦痛だった。
いったん出かけてしまえば、友達とおしゃべりもし、楽しく過ごして帰ってこれるのに、塾に向かうまでが億劫だった。

今週からしばらくの間、リハビリに通うことを決めたものの、これが、子どものころの塾の気分なのだ。
面倒だな、と思いつつも出かけ、帰りには体が楽になり、気分もスッキリして家に戻る。

五月晴れなら、あのころと変わらぬ怠け心が顔を出し、リハビリをさぼって、カメラ片手にほよほよと散歩へ出かけたくなる。
雨ならば仕方ないとあきらめもつき、重い腰を持ち上げ、治療に行く。
五月雨は、今の私にとって、恵みの雨かもしれない。


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2006年05月18日 | 食べもの帳
パンが大好き、あんこも大好き、でも、両方が一緒になったあんパンを好んで食べることはなかった。
4年前、ヤマザキの薄皮つぶあんぱんに出合うまでは……。

そんな私に夫が、「おめぇなら絶対気に入るはずだ」と言ったあんぱんがある。
先日、彼がコンビニで見つけ、食べたところ、パン生地にはあんこが「これでもか」というほどつまっていて、栗もまるまる1個入っていたと言う。
夫曰く「喰ったあ!」という満足感があるそうだ。
気になって私もスーパーなどで探していたところ、やっと見つけた。
それが、パスコの「誠」。



パンの半分を夫に差し出したら、「これは、一人で1個を食べるからいいんだ」と言う。
なるほど、そのとおり。
ほんとに大満足。
あんこがあっさりしているので、ボリュームある量にもかかわらず、ペロッと食べてしまった。

さて、クリームはどんな味だろう。
明日の楽しみにとっておくことに…。

「誠」あんぱんは、レンジで20秒ほど温めるとさらにおいしくなった。
薄皮つぶあんぱんから、ちょっと「誠」に心変わり。


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あのポテトチップス

2006年05月17日 | 食べもの帳
藤枝市へ出かけた折、時々立ち寄る酒屋さんがあり、一昨日も義父の墓参の帰りに寄った。
この前来たとき酒粕が置いてあった場所に、何か違うものがある。
そうだよね、もう酒粕の時期は終ったんだから…と、箱の中をのぞいたとたん、
「これってもしかして…」とつい手に取ってしまったのが菊水堂のポテトチップス。



『ぶらり途中下車の旅』に出ていたあの社長の…。
確か、日本で初めてポテトチップスを大量生産したという…。
お店の人に聞いてみたところ、「流通形態は多少変わったんですが、中身はそれです」とのことだった。
とにかく食べてみなくっちゃ。
いつもの日本酒とこのチップスを買った。

ネットで調べたら、間違いなかった。
テレビで見たとき、私は、初代社長の話を聞いて、とても感動した。
ポテトチップスを作るために渡米した情熱、商品化までの不屈の精神。
社名よりも、ポテトチップスの袋のデザインよりも、社長の話だけが私の心に残っていた。

ほんのり塩味がおいしくて、一度開封したら、なかなかやめられない。
頭の中では初代社長の話を反芻しながら、ポテトチップスはすっかり胃の中におさまった。



電車スポット

2006年05月16日 | 清水ともゑ帳
JRの線路沿いに、私が時々利用しているスーパーがある。
先日、その店の駐車場で、2、3歳くらいの男の子がお父さんに抱っこされ、電車を眺めている後ろ姿に出会った。
とてもいい雰囲気だなぁと思いながら、私は二人の後ろを通り過ぎた。

そんな幸せの構図みたいなことをしたくて、ポポの散歩の途中、スーパーの駐車場に寄り、夫に同じ場所で同じかっこをしてもらった。



ポポがカメラ目線になったのは、目の前をビュンビュン通り過ぎる貨物列車を見ていられず、振り向いてしまったから。



この場所には、特急電車が通過する時刻表も貼ってある。



足元には、電車のイラストが描かれたブロックが置いてある。
この上に立つと、フェンスの向こうを走る電車を見ることができる。
うん、これって楽しいアイデアだ。

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田植えの準備

2006年05月15日 | 清水ともゑ帳
藤枝から島田へと続く旧東海道。
当時が偲ばれるような松並木があちこちに残っている。



義父の墓参への道すがら、夫と『街道てくてく旅。』の話がはずんだ。
私に影響されてか、近ごろは夫もNHKのこの番組を楽しみにしている。
私が録画を忘れていると、少しばかり不機嫌になることも……。
「てくてく旅」をしている岩本輝雄さんも先日、この街道筋を通ったはず。



このあたりの田に水が引かれ、田植えの準備が始まっていた。
田を移動するトラクターにまとわりつくように、シラサギやツバメが集まってくる。
その姿がなんとも楽しそうに見える。
田は周りの生物に潤いを与えてくれるように思う。



電車が通ったあとの、風にそよぐ青田を、この場所で見るのが好きだ。
そんな光景も目に浮かび、私の心にも新たに水が引かれたかのように、何か沸き起こるものを感じた。

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『街道てくてく旅。』関連記事/『街道てくてく旅。』
                   『街道てくてく旅。』江尻宿




1等の旅

2006年05月13日 | 清水ともゑ帳
「○○温泉と○○工房見学の旅ご招待」という通知が郵送されてきた。
またまた、いきなりそんなことあるわけないじゃん…と、怪しいものに違いないと思いながら開封した。
内容を読むと、確かに数ヵ月前、私が応募したものだった。

うっほーい、初めてだ! 旅が当るなんて。
日帰りでもいい、どこでもいい、私を「旅」とやらにいざなってほしい!
小躍りしながら喜んだ。
一人だけの招待なので、同伴者はそれ相応の支払いが必要となる。
夫と行こうか、もし、夫が仕事を休めないのなら義母と行こう、心は決まった。

…が、よくよく読むとやっぱりおかしい。
”抽選の結果、あなた様が1等の「○○方面の旅」にご当選されましたので、
 「○○温泉と○○工房見学の旅」を無料ご招待させていただきます。”
と書かれている。
あれれ? じゃ、1等の「○○方面の旅」はどうなっちゃったわけ?
そりゃ、1等の旅の方が断然いい。
同伴者の代金が多少高くなろうとも、こっちへ行きたい。
夫にも招待状を見せ、何度も読んでもらったが、1等に当選していながら、その旅には招待されていない。
な~んだ、ぬか喜びじゃん。

招待ならばどこでもいいから「旅」に行きたいと思ったけど、旅行会社の妙な思惑を感じて、膨らんでいた期待はしぼんでしまった。
「1等に当選されましたので」という部分がなかったら、素直に「温泉と工房見学」に出かけちゃったのに。


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梅の小径

2006年05月12日 | 静岡
巴川沿いに枝垂れ梅の並木道がある。
道の名前を知らないので、私は勝手に「梅の小径」と呼んでいる。

静鉄電車の新清水駅近くなので、電車は走り出したばかりの加速が充分でないスピードで、もしくは前の駅から走ってきた速度を落とし、橋を渡っていく。
自ずとガタンゴトンという音もスローなテンポで、そのゆったり加減は、この道を散歩するときの歩調と合っているように思う。



2月20日の記事に、梅の花を載せたときからもうすぐ3ヵ月、木には青い実がついている。



木の根元には、紫色の可憐な花が咲いていた。
花の名前、なんていうんだろう。



タンポポの花も……、



そして、綿毛にも……、



ついついカメラを向けてしまう。
少し体調が回復し、気持ちのいい散歩だったから。

青梅を見たら、今年も梅酢を作りたくなった。


『P.S.アイラヴユー』

2006年05月02日 | 清水ともゑ帳
我が家には、「暫定箱」というものがある。
例えば、電気、水道などの検針表、あとでゆっくり読みたいダイレクトメールなどを暫定的に入れておく箱。
今の住まいへ引越したばかりのとき、ゴタゴタの部屋の中で紛失してしまったら大変と、大事な書類などを入れておいたのがきっかけだった。
でも、まめに片付けができないずぼらな私は、その後もずっと使っている。
数ヵ月に一度、箱の中身を全部出して分類し、ファイルなどに閉じたり、不要なものは処分している。

先日も片付けをしようと「暫定箱」をひっくり返したら、一枚の新聞の切り抜きが出てきた。
『P.S.アイラヴユー』という本の書籍広告だった。
著者はセシリア・アハーン、訳は林真理子。
そこには、こう書かれている。

最愛の彼は逝ってしまった。10通の手紙を残して。
最愛の夫を喪い、絶望にうちひしがれるホリーに届いた10通の手紙。一度に読んではいけない。3月、4月……毎月1通ずつ開封すること。そう記された手紙の最後には、いつも"P.S. I love you."


ずっと前に、読みたい本の候補として私が切り抜いておいたもので、図書館に本がなかったためそのまま仕舞い込み、すっかり忘れていた。
新聞を切り抜いて取っておくというのは、私としてはすごく珍しい行為。
そのときは、どうしても読みたかった。
が、家の書棚にこれ以上本を増やさないと決めていたので、購入をあきらめていた。

図書館のHPで再び本の検索をしたら、書架にあることがわかり、すぐに借りに出かけた。
カタカナが苦手な私は、翻訳本を読むと、人名やら地名やら、いろいろこんがらがってしまう。
けど、この本はそんな混乱もなく、一気に読めた。
それぞれの人物、特に主人公の心の内がとても素直に描けていると感じた。
おそらく、著者自身が常に内省し、自分としっかり向き合っているのではないか、そう思った。
あとがきで、林真理子氏が「苦言を呈するが…」と前置きし、著者に対して厳しいことを書きながらも、彼女のみずみずしさを褒めている。

今、何が一番欲しい? と訊かれたら、私は、「彼女のようなピュアな感性」と答える。


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