風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

頂上の紅白

2020年11月26日 | 低山歩き
師走に入ってからでは何かと忙しくなりそうなので、今月中にある程度のことは済ませておこうとしたら、散歩に出かける時間が取れずにいた。

5日ぶりの散歩は、10日ぶりに山原無線中継所へ。
正午を少し回ったころに登り口に着いた。



カーブミラーに映る景色が初めて通る道のように見える。



今日は52分44秒で山頂に。
富士山は……雲の中。
登っている途中で見た富士山には雲がかかっていなかったけど、だんだん曇り始めてほとんど雲に隠れてしまった。



ススキの中に紅葉した葉。
赤と白がいい!



山茶花が咲いているけど、根元に広がる散った花びらもきれい。



ここの紅白もいいな。



山頂で植物を見て回り、下りにかかる。
いつもの場所で鉄塔をパチリ



天使の梯子? 天使の階段?っていうんだっけかな。



雲間からの光を反射する海。
あのあたりは焼津方面。



さらに下り、ここもいつもの私の好きな坂。



ほんの数日間歩かなかっただけで、からだが元に戻ってしまったようだった。
明日は筋肉痛がきそうだけど、心地よい疲労感で、今夜はよく眠れそう


東へ東へ

2020年11月21日 | 静岡
両親のお墓が清水区興津(おきつ)にあるので、時々、車で出かけている。
先日もお墓参りに行ってきたのだけど、そのときに、歩いたらどれくらいかかるだろうと思った。
この2ヵ月ほど、以前よりよく歩くようになったので、無理ではないような気がして。
ネットの地図でルート検索してみると、所要時間は片道2時間5分と割り出された。
往復4時間か…と、ちょっと断念しかけていたけど、今日は行けるところまで行ってみようと出かけた。

自宅から東へ東へ歩いて、東海道を通り、横砂の庵原川(いはらがわ)まで来た。
海沿いの港湾道路(しみずマリンロード)を通っても行けるのだけど、歩道が確保されているとはいえ、車がビュンビュン通るところは心配で。



さらにてくてく進み、横砂東町の延命地蔵尊のところで一旦止まった。



この先を歩くのは危険な気がする。



カーブが急だし、車の通行量も多い。



この車道からそれて、住宅街の道に入った。
初めての道で、どこにどうつながるかよくわからないけど、行ってみる。
そしたら、あまり遠回りにならずに、東海道に戻れた。
「興津清見寺町」の標識が。
お墓はまだずっと先だけど、とりあえず興津まで来れたので、ここを折り返し点として戻ることに。



再び住宅街へ入ったところで、さっきは気づかなかった道があり、行ってみたら海が見えた。
おお、「ちきゅう」(地球深部探査船)が見える。
最近は山の上から眺めるばかりだったけど、近くで見えた。



元の道に戻ろうとしたところで、自転車歩行者道を見つけた。
消えかけた標識の字を読むと、「袖師横砂線 自転車歩行者専用道」とある。
静岡鉄道清水市内線の廃線跡がこの道路になっているそう。





再び、庵原川に来て、川沿いの歩道を歩くことに。





往復約2時間だったけど、ちょっと自信がついた。
次の機会は、もうちょっと先まで行ってみようっと。


大内観音(霊山寺)(2)

2020年11月19日 | さんぽ帳
昨日、約10年ぶりに清水区大内の大内観音(霊山寺)へ。
入り口から階段を上り、15分ほどで仁王門に着いた。



眼光鋭い仁王さん。





以前に来たときは、仁王門で折り返したような気がする。
今回は門をくぐり、その先へ進む……と鐘楼が。



そして、本堂が目の前にどーんと。
いつも家から山を眺めるとき、緑青の屋根のあるところが大内観音だとなんとなく見ていたけど、それは本堂の銅板葺きの屋根だったのだと、ここへ来て知る。
立派な佇まい。
次にもしここへ来れたら、回廊をぐるっと巡ってみたい。



戻ろうとしたら、足元にヒマワリが1輪だけ咲いているのを見つけた。



仁王門をくぐるときは気づかなかったけど、仁王門の屋根は茅葺だった。



霞んでいるけど、いい眺め。
空気が澄んでいるときの景色も見てみたい。



帰る途中、花をたくさん付けた木を見つけた。
花柄があるから桜かなあ。
十月桜とか四季桜かもしれない。



家を出たのが午後2時ごろだったので、帰るころにはすっかり日が傾いていた。
予定より長い時間を歩いてしまったけど、ほどよく疲れて気持ちいい散歩だった。


大内観音(霊山寺)(1)

2020年11月18日 | さんぽ帳
今日の日中は暑くて、散歩へ出かけようかやめようかと迷っているうちに、時間が経ってしまった。
午後2時ごろになって、暑くても天気がいい日に歩かないのはもったいない、と気が変わり外へ出た。
高部みずべ公園を目指して歩いた。


〈高部みずべ公園の巴流大橋(ぱるおおはし)〉

でも、ここまで来たら、大内観音まで足を延ばそうと欲が出てきた。
先日も訪れた大内遊水地を通って行く。



途中、イチョウの大きな木が。
日が陰り始めた山の近くで、そこだけ黄金色が明るい。



以前に大内観音へ行ったのは10年くらい前で、道順の記憶がおぼつかない。
……と、道しるべを見つけた。



霊山寺への入り口に着いた。
そうそう、この「つえ」。
前に来たときも、この杖が印象的だった。
使わずに登っていけそうだけど、ありがたい。



気持ちの中にさっきの杖を1本携えて、階段を上る。



ところどころ、階段の脇にススキで作られたミミズクが置いてあり、中にはサンタさんの赤い帽子をかぶった子もいて、ポインセチアも



約15分で、仁王門に「と~ちゃこ」。



                           (つづく)

「正」の字で数えるように

2020年11月17日 | 低山歩き
先週、山原(やんばら)無線中継所の山へ行きたいと思いつつ、行けなかったので、くすぶった気持ちが尾を引いていた。
昨日は、「よしっ!」と気合いを入れて家を出、山原へ向かった。

途中、思わず足を止めた柿畑。
葉っぱ、きれい!



山の登り口に到着。
さぁ、ここからだ。
ストップウォッチをセットし、熊除けのベルを手に、いざ頂上を目指す。



ビワの花がほころび始めている。



登り口から約20分、呼吸を整えるために小休止。
振り返った先に見えるのは興津(おきつ)埠頭のあたり、地球深部探査船「ちきゅう」が停泊している。



飛行機雲が一筋。



登り口から52分25秒で山頂に着いた。
今回も息が上がって苦しかったけど、頂上に着いたとたん、苦しさはいっぺんに爽快感に変わる。
そして、景色を眺めながら、次はいつ来ようかと もう考えている。





下りにかかり、いつもの場所で鉄塔をカメラにおさめ、



いつもの坂から景色を撮る。



8年ぶりにこの山へ来てから、最初こそ頂上まで行けなかったものの、そのときも含めると今回で5度目。
できれば定期的に通って、「正」の字を書くように、登った回数を数えていってみたい。



皇帝ダリアを求めて歩く

2020年11月16日 | さんぽ帳
先月末、清水区柏尾へ散歩に出かけたとき、実は皇帝ダリアも見たかったのだけど、まだ蕾だった。
父が生前、お世話になっていた介護施設の近くで、皇帝ダリアが咲くところがあり、今年もそこの花を見たかった。

昨日、もう一度、柏尾へ行ってみることに。
途中、山原川(やんばらがわ)沿いの「飯田ふるさとさんぽ道」を歩いた。



歩道に、つがいらしき2羽のキジバトが。
近づいても、ちっとも逃げず、草の上でくつろいでいる。



「ふるさとさんぽ道」を離れ、西へ向かう。
柏尾に着く前に、塩田川(しょだがわ)沿いの歩道で皇帝ダリアを見つけた。



でも、やっぱり目的の場所で見たいので、そのまま歩く。




あっ、あった。今年もきれいに咲いている!



じっくり眺めたので、帰ることに。
木々の葉が落ちて、なんとなく物悲しい気もするけど、入れ替わるように咲く花はまた気持ちを明るくしてくれる。



来た道をそのまま戻るように、再び「ふるさとさんぽ道」を行く。
川をのぞくと、ちょっと大きめのカニが。
モクズガニ? いるのかな、ここに。



カモと鯉も。



そして、またもうちょっと下ると、サギが。
羽の白いこと。



写真には撮れなかったけど、カワセミも飛んでいた。
山原川沿いのこの道で、いろいろな生き物に出合えた。
目当ての皇帝ダリアも見られたし、いい散歩だった。


スペースアポロ

2020年11月15日 | 食べもの帳
パンを買う予定がないときでも、スーパーやドラッグストアなどへ出かけるとパンコーナーの棚は忘れず見て回る。
店によって異なるパンの種類を眺めたり、新商品が出ていないかと探したり。

先月来、あちこちの店で、「スペースアポロ」という、ちょっとレトロなパッケージのパンが山積みされているのを見かけていた。
こんなに置いてあるのはなぜかなぁ、と気になりつつ、特に手に取ることもなかったのだけど、あるスーパーのポップに、「テレビで紹介された話題のパン」とあり、ああ、なるほど、と納得。

今月初旬、試しに1個買い、夫と半分ずつ食べた。
な、なんと、砂糖のジャリジャリ感がすっごくいい。パン生地(スポンジ生地?)もいいし、クリームも思いのほかたっぷり。
夫も、「こりゃ、うめぇなぁ」と。
もっと買っておけばよかった、と次に同じ店へ行ったら1個もなくて、他の店を回ってもなかなか手に入らない。

一昨日、やっと見つけた。
今度は、一人1個ずつ丸々食べた。



裏にはこのような記載が。
最初に食べたときは、ここまで読んでいなかった。



あとでネットで調べたところによると、期間限定商品らしい。
是非とも定番にしてほしいパン。
しばらくは、「スペースアポロ」探しをしてしまいそう。


ポポの日向ぼっこ

2020年11月14日 | 愛犬ポポ
近ごろのポポは朝ごはんが済むと、日向を求めて掃き出し窓のそばへ行く。
そんなとき私は、季節が冬に近づいていることを感じたりもする。
ポポはまず、日が差し込む方へ頭を向ける。
でも それじゃあ、お日様を顔に受けて眩しいんじゃないか、そして、頭が熱いんじゃないかと思うけど、しばらくはこの体勢で寝る。



いよいよ頭が熱くなったかと思うころ、くるっと体勢を逆にし、お尻を窓側に向ける。
そうそう頭寒足熱がいいよ。



午前中は、日差しをたっぷり浴びながら、ずっとこの状態。
犬の16歳は人間の80歳ぐらいだとか。
以前のように遊びを求めなくなり、眠る時間が長くなってきた。
けど、この日向での睡眠がポポにとっては至福のときのようで、そばを歩くとき、夫も私もつい忍び足になる。


山原堤(やんばらづつみ)

2020年11月13日 | さんぽ帳
今日の散歩は山原堤へ。
ほんとは山原無線中継所へ登りたかったけれど、あまり時間が取れなかったため、堤までにした。
9月10日に来て以来、約2ヵ月ぶり。
中継所の山へ登ったときなど、帰りに寄ってみようかと思ったりもするけど、山から下りてくると堤へ行く気力は失せ、そのまま帰ってしまう。

今日も秋晴れで気持ちいい。



山原川起点のこのあたりで、急に空気が変わり、ひんやりとしてきた。



静かな水面。
あ、ここにもあの鳥が。
一昨日、船越堤にいたキンクロハジロと思われる鳥。





水面が鏡のように景色を映している。
山原堤のあらたな一面を発見。



帰りに長福寺の脇の坂道を上ってみた。



ここからの景色を眺めて帰宅。



今日は家を出る時間が予定より遅くなってしまったので、いっそのこと散歩はやめておこうかと思ったけど、やっぱり歩いたら気持ちよかった。


県道の並木

2020年11月12日 | 静岡
今日はお墓参りで夫と一緒に藤枝市へ。
清水から車で約1時間。

車を降りると風が強くて、晴れていても体感温度は低い気がした。



墓地の近くの稲刈りが終わった田んぼが、田植えのあとのように青々としている。



墓地の敷地の一角に白い山茶花が。



お墓参りに来るといつも 藤枝のどこかで食事して帰っていたけど、今日はそのままトンボ帰り。
国1バイパスの谷稲葉(やいなば)インターと青木交差点を結ぶ、県道216号線の並木がきれいに紅葉していた。







以前、仕事で10年ほど藤枝に通っていたときも、この時期のこの並木を通るのが好きだった。
いつかこの道を歩いて通ってみたいと思いつつ、帰宅を急ぎ、車で通り過ぎていた。
今日も車窓越しに眺めるだけだったけど、久しぶりに見られてよかった。



船越堤公園

2020年11月11日 | さんぽ帳
このところ日の出が遅くなり、これまでの時間に家を出るとなるとまだ暗くて危ない気がして、それと、寒いのとで、朝の散歩に出かけなくなった。
日中に出かけようと思うのだけど、あれやこれやしていると散歩のタイミングを逸してしまう。

今日は6日ぶりに歩いた。
所用で出かけたついでに船越堤公園へ寄った。
鮮やかな色とまではいかないけれど、色づいている。





水際の歩道へ下りていくと、鳥たちが私に向かって来た。
人が来るとエサがもらえると思っているよう。



キンクロハジロと思われる鳥。
なんかかわいらしい。
後頭部の羽とか尾とか



先日、冠雪した富士山だけど、雪はすっかり解けてしまったよう。





中央広場をぐるっと回り、星の広場を通り、



紅葉の里へ。 
緑から黄色、赤へのグラデーションがきれい!





30分ほどの散歩だったけれど、やっぱり歩くのは気持ちよかった。


またまたまた山原無線中継所

2020年11月06日 | 低山歩き
ひと月前の10月5日、8年ぶりに山原無線中継所へ登ってみたけれど、息切れはするし、足が痛くなるしで、途中で断念して帰ってきた。
それから10日後、再びチャレンジしてなんとか山頂に到着。
そのまた6日後の10月21日にも登り、昨日もまた頂上目指して歩くことに。

コースタイムを意識しているわけではないけれど、一応、登り口で時計を確認。



登り口から約20分、頂上まではまだまだだと頭ではわかっているものの、見上げれば白いガードレールはつづら折りで、思わずため息が出る。
最初の意気込みはどこへやら、早くもくじけそうになる。



途中、呼吸を整えながら、周囲を見渡すと、ツワブキが。
今シーズン初めて見る。
この花も好き。



頂上に着いた。登り口から50分28秒。
急いで歩いたわけではないけど、前回より5分縮まっていた。
体が慣れてきたような、強くなってきたような。
うーん、ここからの富士山もきれいだ!



写真を撮っていると、私のあとに歩いて来た人に、「今日は富士山がいいねえ」と声をかけられ、挨拶を交わした。



周りの山々を眺めていると、他界した父が近いところにいるような気がしてくる。
龍爪山(りゅうそうざん)も高山も父がよく登っていた。



ひとしきり景色を楽しみ、下りにかかる。
そして、また鉄塔もカメラにおさめていく。



この山を下るときに一番好きな坂。
街並みと、海と、その向こうの伊豆半島を見ながら歩いていけるから。





朝晩は冷え込むけど、日中に山へ行くのは暑かった。
でも、いい爽快感を味わえた。
また近々出かけたい。


清水マリンパークから冠雪の富士山

2020年11月04日 | さんぽ帳
一昨日から昨日にかけての天気の崩れで、富士山は再び雪化粧。
海からの富士山を見たくて、今朝の散歩は清水マリンパークへ。

曙色の空と国の登録有形文化財の荷揚げクレーン「テルファー」。



清水港開港100周年記念のモニュメントと富士山。



今朝は冷え込んだけれどほぼ無風で、ヨットのマストも揺らぐことなく整然と並んでいる。



富士山、くっきりと。




(午前6時23分)

朝日を受けるドリプラ(エスパルスドリームプラザ)の上空の高い位置に明るい月が。



港のいろんな場所で、ついつい富士山にカメラを向けてしまう。
帆船「オーシャンプリンセス」と富士山。



今日の太陽が顔をのぞかせた。



山の姿もいいな。



巴川の穏やかな水面が空と家並みを映してる。
今朝は30分も寝坊してしまい、急ぎ足の散歩だったけど、景色に満足して帰った。



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今日は、客船「飛鳥Ⅱ」が清水港に入港した。
朝の時間に余裕があったら、ゆっくり散歩しながら、接岸する様子を見たかったな。



大内遊水地

2020年11月02日 | さんぽ帳
昨日の朝、窓を開けたら西の空に明るい月が。


(11月1日 午前5時41分)

前夜、ブルームーンとニュースで耳にはしたものの、空を見なかったので、もうすぐ沈んでしまうというこのタイミングは逃しちゃいけないと思い、カメラを手にした。



そうこうしていたら、散歩に出る時間が遅くなってしまった。
向かう先は「大内遊水地」。
以前に行ったのはいつかな、とたどってみたら、8年前だった。

途中、高部みずべ公園の近くを通る。



大内遊水地には「上池」と「下池」があり、昨日は下池の方から入っていった。



下草が刈られ、歩道は整備されているから歩きやすい。
ウォーキングや体操をしている人はまばらで静か。

野鳥たちを見られるのはうれしい。
冬になったら渡り鳥も集まってきそう。



家を出るときは寒いくらいだったけど、歩いているうちにすぐに温かくなるだろうと思い、上着は着なかった。
でも、空気はやっぱり冷たくて、上着を羽織ってこなかったことを後悔した。
昇り始めたばかりの朝日でも体が温まり、お日さまがありがたい。



ここからの富士山もいい





わずかな時間でも日がだんだん高くなってきた。
ススキの穂がキラキラ輝く。



日本平が思ったより近くに見える。
日本平へもまた歩きに行ってみよう。



大内遊水地から北街道(きたかいどう)へ出ると、山の中腹に建つ大内観音(霊山寺)がすぐ向こう側に見えた。
そういえば、大内観音も長いこと来ていなかった。
ここも歩きに出かける目的地にリストアップしておこうっと。




オクトーバーウォーク最終日の散歩

2020年11月01日 | さんぽ帳
先日、清水区梅ケ谷の水車小屋へ出かけたとき、あるお寺のことが気になり、次の散歩のときは行ってみようと思った。
そのお寺は清水区柏尾の「光福寺」で、実家から歩いて15分ほどで行ける。

昨日の日中、光福寺へ出かけた。
秋晴れの空、山原無線中継所の山の鉄塔や周囲の木々がくっきり。



光福寺へ行く前に、その近くの真珠院に寄った。
このお寺も以前に来たことがあるけれど、とっても久しぶり。



真珠院を出て、光福寺へ。



このお寺を知ったのは20年ほど前、駿河区に住む友人から聞いたのが最初だった。
彼女よりも私のほうが光福寺に近いところに住んでいるのに、私はまったく知らず、彼女に案内されてここを訪れた。
写真が趣味の彼女がいろいろな角度からシャッターを切るのを見ながら、いいところへ連れてきてもらったと私はうれしかった。



日本最古級の鉄筋コンクリートの寺院だということも、当時、彼女から教えてもらった。
ついさっき立ち寄った真珠院の門の形と光福寺が似たような雰囲気だと思ったら、「真珠院の末寺」と説明があり、なるほどと納得。



別の説明には、「火灯窓(かとうまど)、懸魚(げぎょ)等、伝統的寺院建築の手法を含めながらも、全国的に例を見ない思い切った意匠である。新しい技術やデザインに果敢に挑戦した先人の努力と想像力の豊かさは、近代建築として優れている」と書かれている。



光福寺を出て、熊野神社へ。





柏尾峠まで行ってみようかとさらに進む。
柏尾峠もずいぶん前に行ったきり。



……と、峠への道を少し入ったところで、この看板。
熊除けのベルは持ってきているけれど、車も人も通らず、一人ではやっぱり不安。



この先へ進むのはやめて、来た道を戻ることに。
熊が冬眠したら峠へ行ってみようっと。



塩田川(しょだがわ)沿いの歩道を通り、実家へ。



昨日、オクトーバーウォークは最終日。
1ヵ月間の歩数のトータルは、237,878歩
でも、歩数のカウントより、ふだんは歩いて出かけないところへあちこち行って発見することが多くて、それが何より楽しかった。