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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

福岡出張外伝 ~ 「飛梅」と「博多湯」と「ひょうたん寿司」

2012年02月13日 | まち歩き

先週木曜日の福岡出張の翌日、お休みをいただいて、ちょっと福岡を散策してきました。キーワードは、「飛梅」、「博多湯」、「ひょうたん寿司」です。

 

 

さてさて、前日の焼酎のせいか、ワクワク感のせいか、金曜日は朝4時半に目が覚めてしまいました。博多から太宰府、二日市温泉をめぐる計画です。

 

「ドーミーイン博多祇園」のいいところ。①部屋に清潔感があり設備がいい(広いベッド、加湿器などなど)、②朝食の質が高い、③「夜鳴きそば」が嬉しい、④「御笠の湯」という天然温泉の大浴場がある。

5時頃、「御笠の湯」へ。ほぼ独占状態でゆ~っくり。

6時半に朝食へ。今日も嬉しい品揃え。驚いたことに、洋食コーナーには、玉子を焼いてくれるコックさんがいました。前回よりも進化しています。ちょっとした一流ホテル。

私は和食ガッツリで。

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大満足の朝食です。もしどこにも出掛けないなら、もうワンセット、洋食もいただきたかったところです。

 

7時前にチェックアウト。まだ夜が明けきっていません。

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地下鉄の祇園駅から天神駅へ。博多勤務時代の最後に買った、地下鉄専用カード「えふカード」がついに残高ゼロとなりました。10年間、使用不可や無効にならなかったのが不思議です。

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西鉄に乗るのも10年以上ぶりか。

R0020899(相変わらず渋過ぎる色です。)

8時前に太宰府駅に到着。

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門前の売店も開店前。

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早朝の太宰府天満宮へお参りです。

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「心字池」にかかる「太鼓橋」を渡って神域へ。

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楼門をくぐる前に見所があります。

伝説の聖獣「麒麟」の石像。

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伝説の聖獣ですが、お尻の穴はあるようです。

R0020915(失礼。)

一年中の嘘を天神様の誠心と取り替えていただく「鷽替え神事」ゆかりの鳥「うそ」の石像もあります。

R0020914(「うそ」ってこんな鳥なんだ。ちょっととぼけた感じ。)

手水の石鉢の底が亀になっている。

R0020916(誰もいないからこその発見。)

鹿と梅。鹿は神の使いということでしょう。

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なかなか見応えがありました。

 

楼門です。

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ここをくぐると、御本殿。

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境内に8時を知らせる鐘の音が響きます。鐘の音の前、早朝の境内の音は鳥のさえずりだけ。鐘の音が終わると、神官さんが境内を掃き清める箒の音がそれに加わります。格別の雰囲気です。

 

さて、ニュースが報じていた、御神木「飛梅」の開花(2、3輪だそうですが)。この梅の花を見たかったわけで。

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「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」、、、和歌にうとい私でもこの歌は知っています。

どれどれ咲いているかな、、、探しても探しても花がない、、、ようやく一輪見つけました。

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結局発見したのはこの一輪のみ。全体はまだつぼみですが、これもまた風情がある。

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他の梅もまだつぼみばかりでしたが、それでも紅梅、白梅の別が分かります。ということは、もう開花間近。春も間近。

早朝の散策。いい時間を過ごせました。

 

心に余裕ができたのか、「心字池」に映る大楠(樹齢1000~1500年、天然記念物)にも風情を感じます。

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「太鼓橋」手前の狛犬の後ろに回ると、「長州萩」と彫られています。長州藩が奉献したのだろうか。

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この神域にはいったいどれだけの時間と歴史が積み重なっているのか、、、ふとそんなことを思います。

 

昇った太陽が月の灯籠に入り込んで幻想的に見えます。

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ゆっくりゆっくり歩くと、いろいろなことに心惹かれます。

 

天満宮に隣接する「光明禅寺」にも立ち寄ってみました。庭が見事です。

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参道に戻ると、お店が徐々に開き始めていました。梅ヶ枝餅のお店だらけなのに気付きます。

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太宰府駅。9時前。誰もいません。

R0020953(ちょっと門司駅みたい。)

 

次は、福岡の名湯、二日市温泉を目指します。

西鉄二日市駅。

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ここからバスで二日市温泉へ。

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10分ぐらいで到着です。

 

二日市温泉は、1300年の歴史を持つ九州最古の温泉。

大伴旅人が詠んだ「湯の原に 鳴く葦鶴はわがごとく 妹に恋うれや時わかず鳴く」の「湯の原」が二日市温泉とのことです。

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旅館としては「大丸別荘」が有名ですが、公衆浴場は、「博多湯」と「御前湯」が向かい合ってあります。

「御前湯」。

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改修工事でしばらく休館と聞いていましたが、やっているようです。

私の目当て「博多湯」。源泉かけ流しですが、やや狭いのが難点。空いていると良いのですが。

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下駄箱に靴がそんなに入っていない=空いている模様。ラッキー。

入湯料¥300。清潔感ある内装です。

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おじいさま方が入っていましたので、湯船(写真右側にあります)までは撮れず。

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泉質は私の好きなアルカリ性。ぬるっとする湯触りです。

浸かること20分強。冷たかった足先から、全身がホカホカに温まりました。いい湯でしたぁ。

 

「博多湯」を出ると、雪というよりはあられが降ってきましたが、体はホカホカで全然寒くない。ちょうど二日市駅行きのバスも来たので、天神へ引き返します。

温泉にも浸かって小腹が空いてきたので、昼食へ。

 

久々の天神です。

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懐かしいなぁ。妻がお気に入りの地下街も変わらず広々としたいい雰囲気です。

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行こうと決めていたのは、西鉄天神駅近くの「ひょうたん寿司」。

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こちら(上の写真)は地上の「ひょうたん寿司」本店。開店時刻がゆっくりめなので、ソラリアステージ地下の「ひょうたんの回転寿司」へ。

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常に行列です。開店前5分に来ましたが、やはり行列。開店直後の第一弾で入れましたので、待つことはありませんでしたが。

 

さぁ、食べるぞぉ。軽く「かんぱち」で胃を慣らして、いよいよ厳選して食べていきます。

「ジャンボほたて」。大きいのに繊細な食感。甘い!

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「ひょうたん」名物「焼きあなご」。裏面はパリッ、表面はふわふわ。アツアツでたまりません。

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本日の特別メニュー「白身三点盛り」。博多ではあなごを刺身で食べることがあります。それに金目鯛。同じ白身とはいえ、三者三様の美味しさ。

R0020972(奥から、金目鯛、鯛、生あなご。)

「地さば」。脂ものっていてうまい! 玄界灘のさばは刺身!

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「かわはぎ 肝のせ」。ご想像通りのうまさ。かわはぎと言えば肝醤油。醤油を垂らしていただくと、、、久々の感動。

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「真あじ」。脂がのっているのにみずみずしいうまさ。あじもワンランク上のように思えます。

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本日の目玉(と板さんが言っていた)「大車海老」。身はプリップリで甘い。頭は焼いてあるので、みそごとバリバリいけます。

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「赤むつ」の炙り。北陸で言う「のどぐろ」ですね。やっぱりうまいですわ。白身とは思えないコク。こりゃ、白身の王様やね。

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美味しかったぁ。とめどなく食べそうなので、このあたりで。

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値段は気にせず、食べたい物を食べる。そんなわけでお会計は「ひょうたん」では少々高めの¥3200。大満足の昼食でした。

 

福岡空港は天神から十数分という近さ。

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その便利さのためか、あるいは、金曜日のせいか、大賑わいです。

 

いい一日でした。思い通りの大満足の小旅行になりました。

このあと、飛行機に乗ったわけですが、「博多湯」の効果か、ポカポカがずっと継続。ついには汗まで出てきました。温泉の効果はすごいですね。

 

 

九州。思い出の地。あれから10年かぁ。

またいつか、あの時のみんなで飲みたいものです。

 

コメント
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