管内では担い手確保や販売戦略等を見据え,任意組織からのステップアップとして法人化を検討する動きがある。普及センターでは,豊かな地域・集落農業の実現に向けて,法人化を検討している組織を対象に,中山間と平坦地それぞれの地域特性を活かした法人の設立と運営について学ぶ研修会を開催しました。
岩手県一関市の農事組合法人おくたま農産 代表理事組合長の佐藤正男さんからは,基盤整備事業を契機に地域を再編し,340戸7地区185ヘクタールの農地をまとめ,将来の担い手のために無借金経営の仕組みを作ったこと,皆で責任を負って経営を維持発展させることを信条としているというお話をいただきました。
大崎市田尻の農事組合法人沼木頼歩(ぬまぎらいふ)代表理事の高泉幸喜さんからは,法人化にあたって家庭内そして集落で意思統一を図ることが重要で,担い手が結束すれば地域を動かすことができ,また生産コストを下げるためには法人化しかないとのお話をいただきました。
いずれの法人でも一番の苦労は「合意形成」を図ることであり,数え切れないほどの話合いから「法人」が生み出されたものであることがわかりました。
講演に引き続き,農業の生産基盤となる農地集約に関して農業振興部職員から「農地中間管理事業」の情報提供を行ないました。
普及センターでは,これからも地域の発展に向けて,集落営農組織の育成とその法人化を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910
岩手県一関市の農事組合法人おくたま農産 代表理事組合長の佐藤正男さんからは,基盤整備事業を契機に地域を再編し,340戸7地区185ヘクタールの農地をまとめ,将来の担い手のために無借金経営の仕組みを作ったこと,皆で責任を負って経営を維持発展させることを信条としているというお話をいただきました。
大崎市田尻の農事組合法人沼木頼歩(ぬまぎらいふ)代表理事の高泉幸喜さんからは,法人化にあたって家庭内そして集落で意思統一を図ることが重要で,担い手が結束すれば地域を動かすことができ,また生産コストを下げるためには法人化しかないとのお話をいただきました。
いずれの法人でも一番の苦労は「合意形成」を図ることであり,数え切れないほどの話合いから「法人」が生み出されたものであることがわかりました。
講演に引き続き,農業の生産基盤となる農地集約に関して農業振興部職員から「農地中間管理事業」の情報提供を行ないました。
普及センターでは,これからも地域の発展に向けて,集落営農組織の育成とその法人化を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910