栗原農業改良普及センターでは,普及指導員(12名)と普及事業のパートナーである農業士(12名)が,農業を取り巻く情勢や新たな施策についての理解を深めつつ,議論を通じて地域農業のビジョンを共有するため,栗原農業士会(会長:白鳥一彦氏)と共催して,平成24年2月3日に栗原市のエポカ21で「栗原地域農業研究会」を開催した。
はじめに,東北大学大学院農学研究科教授の伊藤房雄氏より,「農政の方向と栗原農業の進むべき道」と題して講演をいただいた。講演では,農業施策に対して,過度に悲観もせず楽観もせず,冷静に考え,利用すべき事業を有効に利用することが大事である。そのためには,栗原地域の理想的な農業像と誰が実現していくのかを徹底した議論と諒解事項を有言実行していなかければならないとのアドバイスがあった。
その後,伊藤教授をコーディネーターとして話し合いが行われた。青年農業士が経営の夢や目標を語り,指導農業士が自らの経験からアドバイスを送るなど「若者の夢」の中に栗原農業の進むべき道を見出そうとした意見交換会となった。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795
熱心な意見交換会の様子