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保健福祉の現場から

感じるままに

予防接種

2006年04月01日 | Weblog
3月31日、厚生労働大臣が会見で、麻しん・風しんの予防接種について、単独ワクチンを早期に定期接種に戻すことを表明したとの報道(http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060331ik01.htm)があった。4月から、法定の定期接種は第一期(1歳~2歳)、第二期(5~7歳の就学前1年間)に混合ワクチン接種となる(http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/09/tp0921-1.html)ため、現場では従来の対象である生後12ヵ月~90ヵ月の方に対する接種完了を呼びかけてきた。3月に入って、駆け込み接種があり、単独ワクチンがなくなる医療機関がでてきた。これには「子ども予防接種週間(3月1日~7日)」(http://www.med.or.jp/vaccine/)の影響もあったように思う。3月16日付で厚生労働省からワクチンの供給調整に関する通知が出されたものの、十分に行き渡らず、残り少ないながらも医療機関どうしで融通していただいた。こうした中での報道であるが、この報道によって混乱に拍車がかかってしまった。①単独ワクチンを定期接種に戻すというのは、第一期、第二期の対象年齢だけなのかどうか。②いつから戻されるのか。③定期接種に戻すというが、果たしてそれは法定接種としてなのかどうか。1~2歳の単独接種については任意であるが市町村が公費でみるように、という通知が昨年8月3日付で出されているのである。この通知はどうなるのか。確認をとったが、何もわからない。住民や医療機関等からの問いあわせに「わかりません」と答えるだけである。今年の3月31日は記憶に残るであろう。しかし、大臣会見が制度変更前日の3月31日とはきわどいものである。会見がエープリルフールではまずいと思われたのかもしれない。
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