長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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群馬県公園朝鮮人慰霊碑の強制撤去は将来に禍根を残す。「右翼のヘイトでの勝利」への便乗は「駄目の見本」

2024年02月10日 18時59分52秒 | 日記













群馬県公園朝鮮人慰霊碑の強制撤去は将来に禍根を残す。
「右翼のヘイトでの勝利」への便乗は「駄目の見本」


群馬県の公園にあった(というか三十年前に有志の市民団体が建立した)朝鮮人慰霊碑が、右翼団体などの抗議などで、県により強制撤去された。
確かに、私自身も「過去の戦争で「すべて日本人が悪い。謝罪・無辜の民が…贖罪。賠償金云々」はアメリカの洗脳(WGIP・ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)だ」とは主張した。
だが、その過程で、日本人が朝鮮人や中国人など外国人を差別したり、迫害やいじめ・暴行や人種差別をしたのは残念ながら事実であり、それまで否定してはいけない。迫害や強制労働はあったのだ。
だが、戦後賠償とか国家としての謝罪はおわっているだけ、な話で。
(慰安婦(従軍慰安婦ではない)や徴用工についても、戦後賠償や国家としての謝罪はおわっている。が、差別や迫害までの個人間での個人的な謝罪はないのだろうと思われる。だからこその、有志での慰霊碑建立だったのだろう)
文句を言われる。右翼集団がいちいち五月蠅い。なら「厄介払い」にもう撤去してしまおう。
そんな安易な考えだろうが、このような歴史に何も学ばない強制撤去は将来に禍根を残すだけだ。
結局、喜んだのは右翼団体だけ。誹謗中傷攻撃のネトウヨだけ。
これでは、過去の有志の方々で鬼籍に入られた方たちが浮かばれない。
何でもかんでもWGIPで、日本人は無罪、ではない。なら、本当に日本人が過去になにもしなかったか?
よくよく、頭を使って考えて欲しい。ヘイトスピーチに負けて、「じゃあ撤去します」と屈していたら、過去の出来事や真実が何も伝承もされない。それは日本人にとっても「不幸」なことなんだよ。
兵法の言葉に、彼を知り己を知らば百戦してあやうからず、というのがある。
今回の強制撤去は、彼も知らず己も知らず、の行為だ。恥知らずだし、傲慢稚気である。
過去を反省も出来ずに、何が世界平和だ?自由だ?民主主義だ?恥を知れ。


臥竜   長尾景虎 2024年2月10日18時59分
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