池上彰のニュースそうだったのか!!2021年5月22日土曜日放送分(参照)
『新型コロナ最新情報を総まとめ』新型コロナの変異型ってどれだけの感染力?イギリス型インド型って何?ワクチンの副作用。どんなイメージ?感染力が強いって……?N501Yって?医療崩壊って?ワクチンって?あなたのイメージは正しい?
変異型って、マスクや手洗いでも駄目なの?いや、マスクや手洗いも今後とも大事。しかし、マスクの仕方とかもっと気をつけるようにしたい。
*『変異ウイルス』って従来型より強力か? 感染力が強い=感染しやすい、です。
何故、コロナ、というかはウイルスの突起の部分が、王冠や太陽の光冠にみえるから〝コロナ(王冠・光冠)〟と呼ぶのです。
変異株とは、イメージとして、ウイルスの突起の部分が丸ではなく、角ばったイメージ。なぜか?人間の細胞の受容体が〝Y〟のような形であり、その先端に角ばった突起が重なり、感染しやすい……というイメージなんですね。
ウイルスはタンパク質の中にウイルスの遺伝子情報(RNA)が入っている。ウイルスはそれ自体は増殖しない。人間の細胞に入り込んで、コピーを繰り返して増える。
タンパク質だから、アルコールや石鹼で手洗いして、洗い流そう、ということ。
*『N501Y』って? 突起のスパイク・たんぱく質。つまり、アミノ酸から出来ていて、1200のタンパク質から出来ている。(変異型・変異株とは)そのうちの501番目のNがコピーミスでYになった、ということ。
*『英国型N501Y変異ウイルスの重症化リスク』(*変異株は海外から入ってきているようだ)(全体)従来型に比べて「1.4倍」。何故か?は専門家が今、調べているところ。
(0~39歳(1.21倍)40~64歳(1.66倍)65歳以上(1.28倍))
*『E484K変異』484番目のEがKにコピーミス。→免疫の効果を下げる恐れがある(抗体が効かない?)。
*『イギリス型って?』正確にはイギリスでのウイルスではなく、ウイルスがイギリスでみつかったから〝イギリス型〟。(イギリスで発生したかはわからない)〝ブラジル型〟〝南アフリカ型〟も同じ。
イギリス型(B.1.1.9)(主な変異)N501Y+P681H+……
南アフリカ型(B.1.351)(主な変異)N501Y+E484K+K417N+……
ブラジル型(P.1)(主な変異)N501Y+E484K+K417T+……
インド型(B.1.617)(主な変異)E484Q+L452R+………
日本全国の新型コロナのタイプの九割は〝イギリス型〟になってきている。インドでは一日四十万人感染(インド型)。インド型は日本人と相性が悪い。日本人の六割がもっているという白血球の免疫作用が効きにくい可能性があるという。
*『PCR検査で、新型コロナの型までわかるのか?』わからないです。まず、『PCR検査』では(病院や保健所)(所要時間数時間)「陽性か陰性か、わかるだけ」(抽出)→『地方研究所』(変異株か従来型か)(PCR検査)(所要時間数時間)→『国立感染病研究所』(ゲノム解析)(型が判明)(所要時間数日間)。
*『マスクの効果』マスクなし*吐き出し感染率(100%)*吸い込み感染率(100%)。
不織布(普通のマスク)*(20%)*(30%)
布マスク*(18~34%)*(55~65%)
ウレタンマスク*(50%)*(60~70%)*政府は不織布を推奨。
*『ワクチン』ワクチン=中和抗体(ウイルスの突起にふっついて、細胞の受容体に感染させにくくする)
『ワクチン=中和抗体』ができたひとの割合(ワクチン)
従来型*(一回接種)57%*(二回接種)99%
イギリス型*18%*94%
南アフリカ型*21%*90%
ブラジル型*16%*94%
インド型*37%*97%
とりあえず二回接種ではまず安心??
*『日本のワクチン接種は何%』?(2021年5月22日時点)
医療従事者(約480万人のうち)*一回接種(約386万6千人・約81%)*二回接種(約232万4千人・約48%)
高齢者(約3600万人)*(約166万3千人・5%)*(約13万8千人・約1%)
他の国…………イスラエル62.8% モンゴル55.2% イギリス54.5% バーレーン50.6%
ハンガリー50% チリ48.8% アメリカ47.6% カナダ47.6%**日本4.1%。
*日本のワクチン接種が何故遅れたのか? *ワクチンの確保が遅れた。*ワクチンの安全性のチェック(承認に時間がかかった)*医療従事者が少ない(ワクチン接種は医療行為だから)。(ワクチン接種の注射)イギリスは素人のボランティア。アメリカでは軍人とか。
今後は歯医者や研修医や、活動していない元・医療従事者(全国に約71万人)や自衛隊の医官(約80人)看護官(200人)もつかうという。
ファイザー製(アメリカ製)*保存期間(-60~80度(半年間))*接種間隔(三週間)
モデルナ製(アメリカ製)*(-20度(七か月))*(四週間)
有効性はほぼ同じ。だが、地方ではファイザー製を使い、東京大阪ではモデルナ製をつかうという。16歳以下は治験がまだまだ。しかし、12歳以上は認可されるようだ。
ワクチンの効果についてはまだわからない。半年効くのか?一年か?二年か?たとえばインフルエンザワクチンも毎年打つ(一年有効?)?まだわからない段階である。
*『ワクチンの副作用』発疹*一回目(3.3%)*二回目(3.84%)*インフル(3.1%)
発赤*(14%)*(16%)*(60.1%) 疼痛*(92.3%)*(90.8%)*(43.8%)
腫張*(12.6%)*(14.8%)*(36.0%) 倦怠感*(23.2%)*(69.6%)*(19.0%)
頭痛*(21.2%)*(53.7%)*(14.1%)
*『新型コロナ耐性ランキング』一位シンガポール79.7% 二位ニュージーランド79.6%
三位オーストラリア76.2% 四位イスラエル74.9% 五位台湾74.7% 六位韓国72.7%
七位日本70.9% 八位UAE69.7% 九位フィンランド68.9% 十位香港68.2%
****中国十六位 イギリス十七位 アメリカ十八位…………
池上彰『ニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日放送)池上彰氏番組参照