長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

池上彰のニュースそうだったのか!!2021年5月22日土曜日放送分(参照)『新型コロナ最新情報を総まとめ』新型コロナの変異型ってどれだけの感染力?イギリス型インド型って何?ワクチンの副作用

2021年05月26日 17時03分47秒 | 日記


















   池上彰のニュースそうだったのか!!2021年5月22日土曜日放送分(参照)
  『新型コロナ最新情報を総まとめ』新型コロナの変異型ってどれだけの感染力?イギリス型インド型って何?ワクチンの副作用。どんなイメージ?感染力が強いって……?N501Yって?医療崩壊って?ワクチンって?あなたのイメージは正しい?

 変異型って、マスクや手洗いでも駄目なの?いや、マスクや手洗いも今後とも大事。しかし、マスクの仕方とかもっと気をつけるようにしたい。
*『変異ウイルス』って従来型より強力か? 感染力が強い=感染しやすい、です。
何故、コロナ、というかはウイルスの突起の部分が、王冠や太陽の光冠にみえるから〝コロナ(王冠・光冠)〟と呼ぶのです。
 変異株とは、イメージとして、ウイルスの突起の部分が丸ではなく、角ばったイメージ。なぜか?人間の細胞の受容体が〝Y〟のような形であり、その先端に角ばった突起が重なり、感染しやすい……というイメージなんですね。
 ウイルスはタンパク質の中にウイルスの遺伝子情報(RNA)が入っている。ウイルスはそれ自体は増殖しない。人間の細胞に入り込んで、コピーを繰り返して増える。
 タンパク質だから、アルコールや石鹼で手洗いして、洗い流そう、ということ。
*『N501Y』って? 突起のスパイク・たんぱく質。つまり、アミノ酸から出来ていて、1200のタンパク質から出来ている。(変異型・変異株とは)そのうちの501番目のNがコピーミスでYになった、ということ。
*『英国型N501Y変異ウイルスの重症化リスク』(*変異株は海外から入ってきているようだ)(全体)従来型に比べて「1.4倍」。何故か?は専門家が今、調べているところ。
 (0~39歳(1.21倍)40~64歳(1.66倍)65歳以上(1.28倍))
*『E484K変異』484番目のEがKにコピーミス。→免疫の効果を下げる恐れがある(抗体が効かない?)。
*『イギリス型って?』正確にはイギリスでのウイルスではなく、ウイルスがイギリスでみつかったから〝イギリス型〟。(イギリスで発生したかはわからない)〝ブラジル型〟〝南アフリカ型〟も同じ。
 イギリス型(B.1.1.9)(主な変異)N501Y+P681H+……
 南アフリカ型(B.1.351)(主な変異)N501Y+E484K+K417N+……
 ブラジル型(P.1)(主な変異)N501Y+E484K+K417T+……
 インド型(B.1.617)(主な変異)E484Q+L452R+………

 日本全国の新型コロナのタイプの九割は〝イギリス型〟になってきている。インドでは一日四十万人感染(インド型)。インド型は日本人と相性が悪い。日本人の六割がもっているという白血球の免疫作用が効きにくい可能性があるという。
*『PCR検査で、新型コロナの型までわかるのか?』わからないです。まず、『PCR検査』では(病院や保健所)(所要時間数時間)「陽性か陰性か、わかるだけ」(抽出)→『地方研究所』(変異株か従来型か)(PCR検査)(所要時間数時間)→『国立感染病研究所』(ゲノム解析)(型が判明)(所要時間数日間)。
*『マスクの効果』マスクなし*吐き出し感染率(100%)*吸い込み感染率(100%)。
         不織布(普通のマスク)*(20%)*(30%)
布マスク*(18~34%)*(55~65%)
ウレタンマスク*(50%)*(60~70%)*政府は不織布を推奨。
*『ワクチン』ワクチン=中和抗体(ウイルスの突起にふっついて、細胞の受容体に感染させにくくする)
 『ワクチン=中和抗体』ができたひとの割合(ワクチン)
   従来型*(一回接種)57%*(二回接種)99%
イギリス型*18%*94%
南アフリカ型*21%*90%
 ブラジル型*16%*94%
 インド型*37%*97%
とりあえず二回接種ではまず安心??
*『日本のワクチン接種は何%』?(2021年5月22日時点)
   医療従事者(約480万人のうち)*一回接種(約386万6千人・約81%)*二回接種(約232万4千人・約48%)
高齢者(約3600万人)*(約166万3千人・5%)*(約13万8千人・約1%)
 他の国…………イスラエル62.8% モンゴル55.2% イギリス54.5% バーレーン50.6%
ハンガリー50% チリ48.8% アメリカ47.6% カナダ47.6%**日本4.1%。
 *日本のワクチン接種が何故遅れたのか? *ワクチンの確保が遅れた。*ワクチンの安全性のチェック(承認に時間がかかった)*医療従事者が少ない(ワクチン接種は医療行為だから)。(ワクチン接種の注射)イギリスは素人のボランティア。アメリカでは軍人とか。
 今後は歯医者や研修医や、活動していない元・医療従事者(全国に約71万人)や自衛隊の医官(約80人)看護官(200人)もつかうという。
 ファイザー製(アメリカ製)*保存期間(-60~80度(半年間))*接種間隔(三週間)
 モデルナ製(アメリカ製)*(-20度(七か月))*(四週間)
  有効性はほぼ同じ。だが、地方ではファイザー製を使い、東京大阪ではモデルナ製をつかうという。16歳以下は治験がまだまだ。しかし、12歳以上は認可されるようだ。
 ワクチンの効果についてはまだわからない。半年効くのか?一年か?二年か?たとえばインフルエンザワクチンも毎年打つ(一年有効?)?まだわからない段階である。
*『ワクチンの副作用』発疹*一回目(3.3%)*二回目(3.84%)*インフル(3.1%)
発赤*(14%)*(16%)*(60.1%) 疼痛*(92.3%)*(90.8%)*(43.8%)
腫張*(12.6%)*(14.8%)*(36.0%) 倦怠感*(23.2%)*(69.6%)*(19.0%)
頭痛*(21.2%)*(53.7%)*(14.1%)
*『新型コロナ耐性ランキング』一位シンガポール79.7% 二位ニュージーランド79.6%
三位オーストラリア76.2% 四位イスラエル74.9% 五位台湾74.7% 六位韓国72.7%
七位日本70.9% 八位UAE69.7% 九位フィンランド68.9% 十位香港68.2%
****中国十六位 イギリス十七位 アメリカ十八位…………
      池上彰『ニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日放送)池上彰氏番組参照

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美輪明宏先生の金言30!人生の苦悩や苦役に。悩んだらこの金言を読み返して!人生が豊かになる格言集。

2021年05月24日 18時31分41秒 | 日記











今回は、人生の先輩・美輪明宏先生の金言30を紹介いたします。当然ながら、著作権は美輪先生やまとめた方にあるのですが。
今、人世に苦悩し、疲労し、絶望している方のためにこの先生の格言をご紹介することをどうぞお許しください。


美輪明宏先生の名言 30選
(1) 世の中には人には言えない苦しみや地獄を抱えた人もいる。それでもニコニコ朗らかに生きる強い人がいる。

~美輪明宏~

(2) 他人と自分を比べて優越感や劣等感を持つのはくだらない他人志向。大切なのは自己志向。自分が満足して自分が納得すればいい。

~美輪明宏~

(3) 皆が喜んでくれる自分を演じるより、人目を気にせず、素顔の自分を表現すれば楽になる。

~美輪明宏~

(4) 孤独とは物事を深く考えるチャンス。友達が多い事は必ずしも幸せではない。

~美輪明宏~

(5) いつも素敵な音楽を聴いて、素敵な本を読んで、素敵な人と出会って、常にいいものに触れていると、その人が歩いているだけで自然にものすごいオーラが放たれているものです。

~美輪明宏~

(6) 人の思惑ばかり考えていると、自分が薄まってしまう。充足感がないのは、自分がはっきり見えないから。大切なのは、自己分析と自己の確立。

~美輪明宏~

(7) 落ち込むのは余裕があるからよ。なんとかしなきゃの連続だったから、悩んでる暇なんかなかったわね。

~美輪明宏~

(8) 人間関係で一番大事なのは、腹八分ではなくて腹六分。夫婦、恋人、親子、仕事関係、すべて腹六分でお付き合いを。親しき仲にも礼儀あり。

~美輪明宏~

(9) 悩んで落ち込んだとき、必要なのは理性。いらないのは感情。原因をクールに分析して、解決方法を見つける習慣を。

~美輪明宏~

(10) 人の悪口を言えば自分も不愉快になる。嫌な人はどこにでもいます。見ざる 聞かざる 言わざるが楽。

~美輪明宏~

(11) 不幸な家庭に育った人は強く生きる能力を持つ人。あながち不幸ではない。

~美輪明宏~

(12) すぐキレるのは、自分の気持ちを表現する適切な言葉を知らないから。たくさんの本を読んで言葉を知ればストレスは溜まらない。

~美輪明宏~

(13) 苦労をした人にはそれと同じ量の喜び、ご褒美がくる。楽あれば、苦あり。苦あれば、楽あり。

~美輪明宏~

(14) 苦しみを経験するから幸せの有り難みが分かる。苦しむことは幸せになるためのプロセス。

~美輪明宏~

(15) 人間いくつになっても新たな道へ踏み出す時が来る。それまでの苦労や人生体験はその時ための基本教育。

~美輪明宏~

(16) 花は優しい。見る人を慰めて何も見返りを求めない。

~美輪明宏~

(17) 幸せになるには、感謝することを探しなさい。歩けるでしょ、見えるでしょ、聞こえるでしょ、しゃべれるでしょ。それができない方はいっぱいいらっしゃるんです。

~美輪明宏~

(18) 辛い思いはすべてプラスになる。苦しかったこと、悲しかったことが、いつか必ず花開く時が来る。辛いこと、悲しいことは幸せになるための必要事項。花開き、実を結ぶときに辞めてしまってはいけない。

~美輪明宏~

(19) 貧しい時代の苦労はお金で買えない貴重な体験。どんなに辛くても楽なほうへ逃げない。人にできない苦労ほど、いつか楽しい思い出になる。

~美輪明宏~

(20) 人間はねバイオリズムがあるんですよ。この世の中って宇宙の法則で二つのもので構成されてるんです。正と負、プラスとマイナス、陰と陽、光と闇、吉と凶。それがね、みんな片っぽだけを望むんですよ、みんな。幸せとか明るいとか光だけとか。でも闇がなければ光もない。

~美輪明宏~

(21) 惨めな自分を笑い飛ばすユーモアは先人の知恵。どんなに辛いときでも明るく生きる高等技術。

~美輪明宏~

(22) 清き川に清き水は流れる。心が美しい人と付き合いたければまず自分の心を磨くこと。

~美輪明宏~

(23) お洒落とは「これでいいのよっ!!」と強烈な気迫でするもの。本当にお洒落な人は、自分自身がブランド。他人のブランドにしがみつく必要はない。

~美輪明宏~

(24) 私はこれまでの人生で、弱い女と強い男は見たことがない。

~美輪明宏~

(25) みんながブランドになる可能性をもっているのよ。自分がブランドになれば、ブランドものなんて邪魔でしょうがない。

~美輪明宏~

(26) 悲しんでばかりいると、亡くなった方も成仏できません。「私のことは、どうぞご心配なく」と、良い波動を送ってあげましょう。

~美輪明宏~

(27) どこの扉を叩いても開かない悪い時期っていうのは外へ向かおうとしてもドアが開かないから、じゃあどうすればいいのか、内に向かえっていう指令なんです。美・知識・教養・技術、そういう自分の財産を増やしておきなさい、そういう時期。

~美輪明宏~

(28) 色気とは仕草や形ではなく、精神的に相手を包んであげる上品な優しさのこと。

~美輪明宏~

(29)「何かしてあげる」と自分勝手な愛情を押し付けるのは自分がかわいいだけ。本当の愛は見返りを求めない無償の愛。

~美輪明宏~

(30) 嫌な思いをすると、やり返したくなるもの。優しさで帳消しにすれば自分が気持ちいい。

~美輪明宏~

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅義偉首相、〝やり手〟のはずが…。無力感が漂う(新型コロナでも)本当の理由

2021年05月12日 07時11分31秒 | 日記

















菅義偉首相、〝やり手〟のはずが…。無力感が漂う(新型コロナでも)本当の理由


「実務型」の実力者だと聞いていたけれど……。全然そうじゃないが…。菅義偉氏のことだ。
「年末年始で感染状況のベクトルが下向きになると考えていた(新型コロナについて)」、「1カ月で事態改善(緊急事態宣言の効果について)」と述べるなど、見通しの甘さが目立ち、方々から指摘されている。喋りも意思決定も首相宣言の『(官僚の)作文の棒読み』もよろよろというかまさに酔っているような体たらくだ。
「尾身さんをもう少し黙らせろ。後手後手に見えるじゃないか」
こんな菅氏がなぜ総理大臣になってしまったのか?「実務型」「影の実力者」という神話は誰がなんのために作ったか、疑問しか湧いてこない。
「尾身さんをもう少し黙らせろ。政府の対応が後手後手に見えるじゃないか」(週刊文春12月24日号)
 専門家たちが、完全なエビデンスまではないものの、「GoTo」と感染拡大の関連性を指摘した。
分科会の尾身茂会長は「GoTo」も含めて人の動き・接触を控える時期だと何度も政府に言っていると答弁。菅首相はそれに怒り、コロナ担当の西村大臣に上記のように命じたという。
これは菅義偉という政治家の人間性を表すエピソードだ。

 相手が新型コロナウイルスではまったくの無力

 昨年末に刊行された読売新聞政治部『 喧嘩の流儀 』(新潮社)に、こんな人物評があるという。
「菅さんの外交っていうのは直接、外国の相手とやり合うことじゃなくて、日本国内の力を持っている人間を押さえて実現させるっていうやり方だ」(外務省幹部・談)。TPP協定でいえば、担当大臣の甘利明をバックアップし、「甘利に刃向かう奴は俺がぶっつぶす」と恫喝して裏で動かすやり方だという。
 菅氏は自分に反対する者やいらない者を敵とみなし、潰しにかかる。だが、その標的はメディアや、自民党議員や官僚などといった〝内輪の人間〟である。本来、対峙すべき事や相手ではない。なので、菅氏は昨年来、ウイルスと戦うのではなく、「GoTo」に反対する者を排除して戦っている。そもそも恐れられていたのは反対者や従わない者をクビにし、恫喝し、人事権や同調圧力、恫喝を使いこなしていたから。そんな菅氏の能力は、新型コロナウイルス相手にはまったくの無力だった。
 内向きの政治手腕しかもたないそんな菅氏が、なぜ総理大臣になってしまったのか。
前掲の『喧嘩の流儀』を大雑把にまとめてみよう。
菅氏は総理の座に色気を見せず、「総理になると思っていなかった。だから、こんなのやっているんだ」と矯正治療中の歯を見せたという。安倍晋三氏も岸田文雄氏を後継にと考えていた。一方、二階俊博氏は、国会閉幕当日の会食の席で「次の総理はどうか。やるなら応援するよ」と去年六月に菅氏に持ちかけている。それを否定しなかったので、二階氏は菅のやる気を感じ取ったという。

関心を向けるのは「GoTo」ばかり

 当時、政府は、春先に官邸官僚の主導でおこなった「アベノマスク」と「犬と星野源との動画」が不評を買ったことから、菅氏抜きでは駄目だとの論評が生まれていた。菅氏はそんな中で「GoTo」キャンペーンを推し進めた。またも恐怖人事手法で、反対する者を抑え込んだ。菅義偉氏は、存在感を改めて示した。
 安倍氏の体調悪化からその年夏に、政局は一気に動き、安倍氏辞任から総裁選へとなった。菅氏はすると二階に出馬する旨を伝え、安倍氏は安倍氏で「1対1だと石破が岸田に勝つ」と不安を持った。不安にかられて菅氏の支持にまわる。
安倍氏の石破嫌いは尋常でなく、人を「さん」付けで呼ぶことの多い安倍氏だが、石破茂氏だけは呼び捨てにした。「あいつはどうしようもない」とときにはコキ下ろすこともあったという。
 二階氏にそそのかされてその気になってた菅氏。「GoTo」で得た自信と、安倍氏の石破氏嫌いによって、まんまと菅氏は内閣総理大臣になってしまったのだ。
 SNSではそういう菅氏に関して、「コロナ対策について、他人事のようだ」との批判をよく見る。
刻一刻と深刻化していく感染拡大と医療崩壊寸前の危機的状況に向き合わずに、「GoTo」ばかりに関心を向ける。
そのくせ「人類がコロナに打ち勝った証」として東京オリンピックを開催するなどと繰り返す。緊急事態宣言発令にあたっての記者会見では、おまけに説明の最後を「私からの挨拶とさせていただきます」と締めくくる。これでは結婚式の祝辞だ。

「説明が足りない」ではなくて「説明能力が足りない」

「全く問題ない」「批判には当たらない」などと、官房長官時代はそっけないことを言っていても「鉄壁のガースー」と記者などから内輪でよいしょされて済まされていた。だが、首相となるとそうもいかない。
生活や人命を脅かすコロナ禍の最中ならなおさらだ。
 総理大臣とは「森羅万象すべて担当している」というのが歴代最長任期だった安倍氏の認識である。これに従えば、総理大臣の職とはすべて自分のことになる職だ。だが菅氏は、いつまで経ってもコロナ対策を自分ごとにしないでいる。
記者をはぐらかすテクはあっても、危機に際して、人の心を動かす演説も言葉も持ち合わせないままなのだ。
こうした菅氏の官房長官時代に、番記者が書いた書籍がある。秋山信一『 菅義偉とメディア 』(毎日新聞出版)だ。
著者による本書は、いわば菅官房長官の番記者グループへの潜入ルポである。
 ここで著者は述べる。「菅に説明能力が足りないことは、毎日のように会見に出ている長官番記者なら誰でも知っていることだった」重要なのは「説明が足りない」ではなく「説明能力が足りない」と記述しているところ。
この政治家としての能力不足を知りながら、政治記者たちはそれを隠蔽することに加担してきたという。

有力な政治家とべったりになりながら番記者は出世

「桜を見る会」の招待客名簿の存否が問題になったおりの記者会見でも。「調査は今後されるということか」と質問された菅氏はこう答えた。「して、対応しているということです」。言っている意味がわからない。そして後日「(既に調査)して、(必要な)対応(を)している」と言いたかったのだとのちの記者会見や対談などでの談話でわかる。
 菅氏のこのような言葉足らずを、記者たちは補ってあげていた。記者たちは、菅氏の能力の欠如を取り上げずに、「不足している部分を取材でどう補うか」「目をつぶって、分かりやすい部分をどう切り取るか」というそういう忖度をしていたと著者は述懐している。菅氏は菅氏で、自分の能力不足がわかっている。だからなおさら番記者たちを取り込み利用して不足分を補おうとする。
秋山によれば、菅氏は記者心理をくすぐるのがうまく、毎晩のように議員宿舎に招き入れるなど番記者たちには丁寧に接して懐柔していったという。自分の応援団に変えていったのだ。
週刊文春が菅原一秀の疑惑を報じたときも、菅氏は「所詮は週刊誌報道だろ」と嘯いたという。
テレビや新聞の記者たちの優越感を煽って、後追いしないよう牽制し忖度を促したという。
 かくして「菅氏応援団の番記者集団」という一つの組織が出来上がる。政治部の記者たちは有力な政治家とべったりになりながら、出世の階段を上がっていくのだ。出世後は安倍晋三氏の言葉「まさに皆さんの会社のですね、トップの方、幹部の方、報道機関のキャップの方等、たくさん来られてますね」(桜を見る会での談)といった通りだ。

政治部の常識は、ムラの外では非常識である
 総理大臣になってからも、菅氏には、事前に質問を記者クラブの幹事が取りまとめるなど配慮がなされる。だが、そうした政治部記者と違い、権力者に忖度しない遠慮のない人もいる。有馬キャスター(NHK報道番組「ニュースウオッチ9」のキャスター)がそうだった。
 番組に出演した菅氏に、有馬氏は、学術会議の任命問題について質問をぶつけた。放送後に官邸官僚の一人が「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について(菅義偉首相に)話を聞くなんて。全くガバナンスが利いていない」と発言したと朝日新聞が驚きの報道をした。
 金融業界からNHK会長に就任した前田晃伸は、それに対して「でも、取材ってそういうものでしょ? その時、聞くべきことを聞かなかったらヤラセじゃない。そっちの方がおかしいでしょう」、「そういうの、ガバナンスっていうのかな」と述べている(週刊文春12月24日号)。まっとうな見識だ。
 政治部の忖度の庇護の常識は、外では非常識である。菅氏はそうした忖度の庇護を受けることで「影の実力者」「実務型」という幻影を生み出しただけなのだというのだ。だから、外に一人で出てしまうと「ガースーです」などと言ってしまう。
世の中が、「この程度の政治家だったのか」と菅氏のレベルを知ったときには、もう、遅かった。
菅政権とは、結局のところ、忖度と庇護と恐怖政治人事の政治記者文化が作り出した壮大な空虚でしかなかったのである。

 参考文献・参考文章・映像『週刊文春』、『NHKスペシャル』『したたか菅義偉首相』『NHK報道』等、他



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自費出版】自費出版はすべて詐欺という訳ではないが、「売れない」という覚悟はすべき!売れるわけない!!

2021年05月08日 17時06分09秒 | 日記














【自費出版】の現状を知ることから始めよう!「自費出版」は(その会社は儲かるが)、無名の作家志望は「売れない」を覚悟して!


 小説や詩とか創作活動している人間は、(まあ、一応、アーティストとしておこう)自分の小説や詩が本になって、本屋に並び、売れて億万長者になる……という夢や希望がある。
 だから、そこにつけこむ輩も当然ながらいる。音楽の曲とかもそうだが(インディーズとか)、絵とか、無名の老人の自叙伝とか、無名のひとのポエムとか、無名の凡才の教育論とか政治論や経済論や格言、自己啓発本、エッセイや国際情報論とか売れる訳ないんですよね。
 文学賞の第一次選考も通らない「小説もどき」とか。童話とか。
 大手の出版のプロである編集者が落としたのは「これでは売れない」と判断したからで。
それを「一次選考はセミプロやアマの選考委員が斜め読みしただけ。この小説の価値をわからない。審美眼がない」と、自費出版しても売れるわけがない。売れないから「選ばない」訳で。
 もちろん、自費出版でもベストセラーはある。だがそれは、年末ジャンボ宝くじの一等に当選するぐらい狭き門だ。
他の億万の本は数冊売れておわり。だが、自費出版会社がすべて詐欺なわけでもない。
確かに、会社は二百万円だか三百万円払ってもらえれば元が取れるから、売れなくても関係ない。
口で言うだけならタダだから、「是非、世の中に出したい本です」「必ず売れますよ」と褒め殺しをするだろう。
で、売れなくても「結局、作品の品質の問題で売れないのでは?」みたいにお茶を濁しておわり。責任逃れに終始する。
会社は利益は確保しているし、売れなくても関係ないのだ。で、「金返せ!」の訴訟??
結局、作家先生みたいに本を本屋で売って億万長者……の夢を食い物にされて終わり。
もちろん、すべてがそうだというのでもない。きちんとした出版社や売れる自費出版本もあるだろう。宝くじ一等的な。
だが、大部分、「(自費出版は)99%は売れない」と覚悟しないと、とんでもなく大金の損になる、ということ。
やはり、文学賞の新人賞を獲ってデビューするのが一番の近道だ。
夢や希望を抱いて、「自費出版」するのは個人の勝手だが、「まず、確実に売れない」と相当の覚悟をしないと。
売れなかった「現実」を抱いて、大金をどぶに捨てた「感覚」を抱えて、残りの人生を過ごす結果になる。
自費出版は、「まず、確実に売れない」と覚悟を決めて。
損してから後悔しても遅いですよ。


   臥竜  長尾景虎

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする