長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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【長尾景虎の『船中八策』(一部公開)第二策『日本の新世紀維新への策謀』】これが日本の未来へのヴィジョンだ!日本の維新回天・万国策謀

2023年10月23日 07時10分15秒 | 日記
















    安倍晋三元首相の国葬はそれに相応しい人物・実績であったか?

 日本の安倍晋三元首相は2022年7月8日に、参議院選挙の選挙演説中に銃撃されて死亡した。その後に、安倍氏の国葬義(国葬)が全額国費で、同年9月27日に日本武道館で行われることが閣議決定され、行われた。国葬は戦後になってからは吉田茂元首相と皇族を除けばそれだけである。
 だが、果たして、「国葬に相応しい人物であったのか?」という疑問は残る。
 反対の声も多く、世論は真っ二つに割れて、反対デモまで行われた。
 岸田文雄首相は「歴代最長政権だった」「外交が国際的に高評価だった」という理由で決めた、というが理由になっていない。銃弾のテロで斃れた……というのが国民の同情を買ったようだ。が、死に様の悲劇と政治的な評価はわけて考えた方がよい。
 戦後の首相の中で、最も国民の為になった政策を推し進めたのは安倍氏なんかじゃなく、中曾根康弘元首相であろう。安倍氏などは憲法改正に熱心であったが、改正採択の法案(「国民投票法案」)をつくったぐらいが功績で、その他は何もない。
 中曾根さんは「三公社五現業(日本国有鉄道、日本電信電話公社、郵政、国有林、紙幣等印刷、造幣、アルコール専売)の民営化」という難事業を見事に成し遂げた。
 日本郵政の民営化は、その後の、小泉内閣が成し遂げたが……。
 外交でも、日米関係を対等な「イコール・パートナー」にすることを目標とし、実際に、当時のロナルド・レーガン米大統領とは「ロン」「ヤス」と呼び合うほど、日本のプレゼンスを確実に引き上げた。中曽根さんこそ国葬にするべきであった。
 だが、そんな中曽根さんは自民党葬でしかない。
 何故、そんな中曽根さんよりも小者で、頭も悪かった〝バカ息子〟の安倍さんを、銃撃テロで志半ばで斃れたから……、と、国葬にしたのか? お金がもったいない。
 森友学園・加計学園・桜を見る会などの疑惑―――――それらは、安倍さんが暗殺されて死んだことでうやむやになった。彼は疑惑の犯罪以外になにもなしていない。
『戦後レジームからの脱却』だのいうが、それでアメリカ政府から顰蹙を買うと、すぐに態度を軟化し、〝アメリカのポチ〟のようになる。
『アベノミクス』とかいう経済政策も、少子高齢化と低欲望社会の日本ではなにもうまくいかなかった。安倍さんは旧統一教会への協力や影響力もすごかった。
 安倍派のほとんどは統一教会の息のかかった政治家ばかり……そのボスが安倍さんだった。自民党と旧統一教会の癒着は岸信介時代からだが。それで安倍さんがボスだったのだ。
 外交はうまくやったというのも嘘で、米国のトランプ大統領(当時)と「イコール・パートナー」で「ドナルド」「シンゾー」と呼び合う仲、というのも嘘である。その証拠に、安倍氏の国葬にトランプ氏の顔はなかった。
 挙句の果てに、旧統一教会へ熱烈なビデオメッセージを寄せて、それで犯人に逆恨みされ、銃撃で殺された。それまでは、〝キングメーカー〟として多大な影響力を示して、日本の闇の部分の深さを絶望とさせる存在までになっていた。
 ――安倍氏が殺された。つまり、――――妖怪の孫が死んだ、ということである。
 旧統一教会については、『解散請求』が出された。だが、それで、日本人の信者を〝献金奴隷〟として日本だけで数兆円を集めていた朝鮮宗教カルト団体が滅ぶ訳がない。
 殺されてよかった、とまではいわないが、(「国葬」をするほどの)重要人物であったとはわたしは安倍氏をそんな風にはどうも思えないのである。
 

  日本の外交力の欠如は『小選挙区制度(衆議院選挙)』


 日本の外交力というものがこれほど悲惨と言うか、国際情勢など何も把握していない政治家ばかりになったのは、1996年からの衆議院選挙の『小選挙区制度』である。
 それまでの中選挙区制度のひとつの選挙区から複数の議員を選出していたのが、ひとつの選挙区からひとりが当選するだけになった。
 狙いとしては政権交代が起きやすい選挙制度にすることだった。だが、弊害の方がおおきい。ひとつの選挙区の20~40万人くらいの地方に、「おらが町に利権を!」とばかりに選挙区に中央政府から〝利権〟を誘導する政治家ばかりになったのだ。
 そんな選挙では、国際情勢も外交も財政も意味がない。語っても、選挙の当選に結びつかないのである。よって、政治家は「利益誘導」の話ばかり演説する。
 だから、故・安倍晋三のような、萩生田某や杉田某みたいな政治家ばかりになる。ひたすら小粒で、何も見えていない。利益誘導と、立派な(中身のない)演説術だけ……。なら、大選挙区制にすればいい。そうすれば少しはマシな政治家も増えるだろう。
 中選挙区に戻したら、また自民党の派閥形成選挙になるだけ、だ。
 同じ選挙区に、派閥ごとに複数人擁立するという派閥抗争が復活するだけ、だ。
 道州制でなくともよいが、衆議院で、全員で百人程度とし、存在意味がない参議院議員制度は廃止にし、一院制にする。または、百人+女性百人の二百人で、一選挙区に男女一人ずつの当選とする。クオータ制である。
 天下国家の運営に、今のような四百人など多すぎて、いらないのだ。
 地方のことは地方の知事や都道府県市長村長・市議会議員・村議会議員などいっぱいいるではないか?
 

  AIが仕事を奪っていく! 『チャットGPT』でますます馬鹿に


 今のIT技術において、我々は様々な技術で便利になっていったが、そのAIによるインパクトの大きさにおいては『チャットGPT(生成AI)』の比ではない。
 今まで我々は、例えば、『古代ローマ帝国の滅亡』を調べる時、検索サイトにその文字を打ち込んで、検索、結果のURLをクリックして文章をいくつも読み、頭で組み立てて、理解していた。
 だが、生成AIならそれすら必要がない。「じゃあ、説明して」とリクエストすれば、説明文が出る。調べるだけではなく、文章はもとより、絵や音楽や画像・動画など何でもありである。
 今でこそ、生成AIの信用度・正確性があまりよくなく、「また嘘をついて……」というような状態だが。それも今の内だけで、もっとすぐに信用度も正確性もアップしていく。
 ビジネスの企画書や図形やグラフ図などもすぐに作成可能になるだろう。
 だからこそ、リスキリング(学び直し)が必要で、AIに勝つには人間の創造力・想像力しかない。リスキリングといっても、デジタル言語やプログラミングだけではなく、もっとAIには出来ないことでないとすぐに仕事を奪われてしまう。
 今の若者は小説どころか、スマホのWikipediaの文章でさえ読めず、「冗長だ」と嘯くという。もう、「本を読め」どころではなく、旧ツイッターの文章でも限界なのだとか。
 小説も読まず、テレビも観ず、当たり前だそうだが新聞も読まない。
 なんと、漫画でさえ、一気に読めず、数日間で、少しずつ、読むんだとか……。
 ただでさえ頭を使わず、馬鹿なのに、これで生成AIが普及したらますますもっともっと馬鹿になる。何も知的なことを考えられず、〝便所の落書き〟のような誹謗中傷だけを書き込み、悪態をついて、他人をいじめ、新聞も読まず、毎日、働きもせず、生活保護生活で、惰眠や惰食を貪る。これでは日本国の終わりだ。
 「今の若者を叱るのはお門違いだ」という物わかりのいい中年もいるが、そこは叱ってでも、新聞や小説や哲学書を読ませないと。ニュースを観させないと。
 将来、困るのはその子供だ、ということなんだよ。読書や発想を創造を習慣化させないと。
 背に腹は代えられないんだよ。
こういう社会になったのを「大変な時代になった」と捉えるか、「チャンスが多い時代になった」と捉えるのか? それはすべてあなた次第である。
 さらに言えば、この世界を生き残れるか、負け組のままか、それもあなた次第、で、ある。



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