【「親の介護」「介護」の基本 (号外)長尾景虎の学べるブログ】いまさら聞けない社会人としての常識。わずか数分で介護のことがざっと学べる!「基本の基本」決定版
「親の介護」「介護」とは〝情報戦〟だ。「今は親は元気だから関係ない……」「もっと先の話だ」本当にそうだろうか? 親が急に病気になって入院して寝たきりになったら? 親が交通事故にあったら? 心筋梗塞や脳内出血で急に倒れ、寝たきりになったら?
まずは「介護」がひつようになっていない人、親がまだ元気なうちに基本の知識を身につけよう。わからないことは行政機関に相談しよう。
*まず、親の介護の「時間」はどれくらいか? 普通の人は2~3年でおわる、と思っていますが、こればかりはケースバイケースでわからない。10年かかるかも知れないし、30年かかるかも知れない。
でも、平均は男性(おじいさん)だと、8.84年。女性(おばあさん)だと12.35年。(厚生労働省 国民生活基礎調査2016年より)平均寿命はよくきくと思いますが、健康寿命というのは医療や介護を必要とせず生きられる寿命。健康寿命は短い。
*介護に必要なお金は、……平均7.9万円(月額)(生命保険文化センター調べ2019年度)(在宅とか施設でもおむつやタクシー代とか)
<極意 親の介護のはじめ方>
❶とにかく要介護認定を受けてみる ❷親子にあったケアプランを見つけよう ❸ホーカツでよろず相談
*要介護認定とはお年寄りがいたときに、「どれだけ介護が必要か?」の認定。目安。市町村の担当者のプロのひとが自宅を訪問し、「このひとがどれだけ介護が必要か?」という認定を行う(無料)。認定の申請をしてもらう。で、介護が必要と判断されれば、車いすを借りたり、手すりを自宅につけてもらったり、のサービスを受けられる。まずは申請がスタート。⇒年老いた父や母がいつ病気になるかわからない。備えあれば患いなし、である。
元気なお年寄りでも、転んだり、事故にあったり、病気になって足腰が弱ることも。
(市役所の介護保険課)→本人に代わって〝要介護認定〟をして、自宅に認定士がきて、判断。
(要介護とか)ケアプランを考えるのは地元の地域包括支援センターのケアマネージャー。
階段やトイレに手すりの取り付け(およそ12万円→しかし、一割負担(所得に応じて~3割負担まで)なので1万2000円の負担(2019年度時))。
*<介護保険>40歳になると介護保険に加入。65歳以上になると介護サービスが受けられる。(*40歳~64歳は特定疾患で介護認定を受けるとサービスの対象になる)
*全額自己負担だとすごく高くなるので、保険に入って1割(~3割)負担
❶とにかく要介護認定を受けてみる
<介護保険への介護保険認定のしくみ>
①申請 市町村の窓口に申請書を提出
(代行申請も可能)
*(必要なモノ)申請書・介護保険証・印鑑・マイナンバー
↓
②調査・判定は? *認定調査員の聞き取り(1時間かかる)(本人が認知症の場合など考慮して、お子さんがつきそうほうがいい)(無料)*主治医が意見書を作成(かかりつけ医)
↓
③認定は? 一か月以内に結果。
***認定*** 非認定 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
***要介護度と上限額(2019年より)
利用限度額(月額) 自己負担額(一割)
要支援1 50,030円 5,003円
要支援2 104,730円 10,473円
要介護1 166,920円 16.692円
要介護2 196,160円 19.616円
要介護3 209,310円 20,,931円
要介護4 308,060円 30,806円
要介護5 360,650円 36.065円
(収入が多い富裕層は三割負担)
❷親子にあったケアプランをみつけよう
どんな介護のケアプランがあるか。サービスがあるか?
素人にはわからない。なので、ケアマネージャーなどに計画をたててもらうことも有効(無料)。
「手すりが必要」とか「お風呂のサービス」「デイサービスを利用して」……とか。
(毎日、朝と夜にヘルパーが介護者の排せつ介助とか)(週に一度の、お風呂(訪問入浴)サービス)(医療訪問(随時))など。
ケアマネージャーへの依頼はホーカツで。(相性もあるので、自分たちに合ったひとに)(途中でかえるのも可)
<(在宅)居宅サービス>(住み慣れた自宅で生活をする支援)
*訪問介護 *訪問看護 *通所介護など(食事・排せつ・買い物支援・病気の人なら看護師さんが医療処置・デイサービスなどのバスでの送迎)
<(施設)施設サービス>(住む施設を自宅以外に移して支援を受ける)
*特別養護老人ホーム(特養)(寝たきり) *介護老人保健施設(リハビリ・体力育成)
介護サービスの値段(2019年時)***
(一回) (要介護4の一割負担での)
排せつ介護 248円
訪問看護 396円
医者の訪問 507円
訪問入浴 1250円
デイサービス 1003円 など ヘルパーさんも人間なので「ありがとうございます」でコミュニケーションをとりましょう。
❸ホーカツでよろず相談(地域包括支援センター(全国に六千か所)もしくは高齢者支援センター)
ホーカツにはケアマネージャーや社会福祉士や看護師などの様々な分野に精通したプロが常駐。〝親の介護〟〝介護前〟でも相談は可能(行政機関なので利用無料)
(介護にはリハビリや体力つくりも必要)(*同じ悩みを持つ人との人脈*介護認定の申請の代行*成年後見人(ボケの時など資金管理など)へのサポート)