経緯を知れば納得…藤岡弘、加藤浩次が共演NG
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タレントの誰々と誰々はコレコレこーいう理由で仲が悪いから同番組でのキャスティングはあり得ない……みたいな「芸能界共演NG」ネタは、ネット上や週刊誌などでよく目にする、「どーでもいい」っちゃあどーでもいい情報なんだがヒマつぶしには最適で、ゲスの勘ぐりさながらについつい最後まで読んでしまう、ある意味テッパンかつ定番なコンテンツである。
さくっとネットで検索してみると、有名なところでは、
・長澤まさみ×上野樹里
(某ドラマの打ち上げで長澤が酔っぱらっての大騒ぎに上野が怒った…との噂)
・堀北真希×宮崎あおい
(某大河ドラマでの扱いの違いが要因…との噂)
・松嶋菜々子×藤原紀香
(同時期ブレイクによるライバル意識から…との噂)
・米倉涼子×菊川怜
(所属事務所が米倉のバーターとして菊川を出演させようとして、プライドの高い菊川が激怒…との噂)
・松本人志×明石家さんま
(芸風が違いすぎるから…との噂)
・木村拓哉×萩原聖人
(萩原が木村の演技を批判。現在は和解済み…との噂)
……あたりが挙げられるが、東スポWebによると、2017年を迎え、テレビ局のキャスティングプロデューサーらを悩ませる「共演NGリスト」が更新され(そんなリストが実在することにまずは驚いた)、なかでも、とあるベテラン俳優と大物MCにまつわる“最新の因縁関係”に話題が集まっているらしい。
ズバリ! その“因縁の2人”とは、あの藤岡弘、(70)と加藤浩次(47)。
きっかけは、昨年末に藤岡が『スッキリ!』に番宣のためゲスト出演したときだった。
「藤岡は、自身が出演するドキュメント番組をPRするため出演したんですが、根がまじめだから、現在の若者に対する熱い思いを語り始めた。ところが、あまりに一方的な内容に加藤がいら立ち始め、話題をそらそうと藤岡の髪型についてツッコミ。しまいには『はい! はい! はい』と加藤は藤岡を遮るほどの大声で相づち。藤岡は『なんにもわかってないよ、彼は』と顔をゆがめ“天の声”役の山里亮太があわててフォローする展開になった」(関係者)
……といった経緯、なのだそう。「なのだそう」ではない。たまたま私は、この事件が起こった放送をリアルタイムで観ていたのだが、たしかにけっこうな緊迫感、一触即発っぽい雰囲気はお茶の間レベルでもヒシヒシと伝わってきて、個人的にはなかなか面白かった……が、同時に藤岡に対する局側の扱い、加藤のぞんざいな態度に激怒した。
そもそも、藤岡弘、を一芸能人として括ってしまうこと自体が間違っているのだ。なぜ「剣豪」「国際武道家」(※←プロフィールに掲載されている正式な肩書き)として、最大のリスペクトを払わないのか? 「剣の豪」なんだから、いったん発言できる場所に出たら最後、「現在の若者に対する熱い思い」とかを延々まくし立てるのは“想定の範囲内”だろ。藤岡弘、に接するなら、それくらいのリスクを背負うのは当たり前であって、その覚悟がなければプロデューサーもMCも失格だと私は言いたい。
番組の終了後、藤岡弘、は「加藤を斬る」と息巻き、スタッフみなを青ざめさせたという。もちろん「斬る」とは「人間関係を切る」だとか「あのタレントを干す」だとかの比喩的な表現ではない。本物の刀を使って得意の居合抜きで「ぶった斬る」という意味だ。なんと高邁で聞き慣れない捨て台詞であることよ。
私は、以前citrusに寄稿したコラム『もっと注目されてもいい藤岡弘、の数々の明言』で、
せめて私だけでも「藤岡弘、」の近況がスポーツ新聞の芸能欄やらネット上やらにひっそりと掲載されたときは、かならず欠かさず、ここcitrusで後追い紹介するよう心がけている。
……と書いた。そして、約束どおりに今日も無事「藤岡弘、の近況」を皆さまにお届けできて大満足、なのであった。
ところで、東スポは「2人の共演NGはしばらく続きそうだ」と、心のこもっていない予測で記事の最後を〆ているが、藤岡弘、と加藤浩次のツーショットをまた観てみたいという視聴者は、はたしてこの日本に何人いるのだろう……?