長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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徳川吉宗 偉人・吉宗の幕府改革徳川中興の祖ブログ連載小説2

2013年01月20日 08時21分33秒 | 日記
         2 紀州藩主





  徳川吉宗は紀州藩主となった。
 しかし、かれは藩主となる前に、夜中に近習二、三人をつれて町中をあるいたことがあるという。
 ある商家の家のものが夫婦喧嘩しているのが耳にはいった。言い争いはひどく、隣家の者が仲裁にはいったが、
「殿様のいうことならいざ知らず、隣のいうことなぞ、きかれない」
 といって拒絶した。
 翌日、吉宗は家来のものに、
「まだ殿様ではないわたしの言葉では不服だろうが、夫婦は仲良くするように」
 という彼の言葉を伝えさせた。
 夫婦が恐縮し和解したのはいうまでもない。
 それが伝わって、こんど殿様になるひとは「下情に通じた方じゃ」という評判がたちまち城下に広がった。
 吉宗は藩主に就任するとき、木綿の羽織りという質素ないでたちであった。かれを迎えた重臣たちの仲には絹の羽織りをきた者もいて恐縮した。
 紀州徳川藩の財政は逼迫していた。

  その逼迫は寛文八年(一六六八年)に幕府から十万両を借りたことから始まる。
 その後、江戸藩邸が焼けたこと、そして四月から八月にかけて紀州(和歌山県)が大干ばつにみまわれたことがある。
 また江戸藩邸は三度火災にみまわれた。
 それから婚礼費用もばかにならない。
 吉宗が藩主になった頃は、長兄綱教、父光貞、次兄頼職があいついで死に、葬儀の費用も大変であった。
(長男、父親、次兄の死は病死。不可解にも血を吐いて死んだという。誰が得をしたのか? ちなみに吉宗は三男坊で、普通なら将軍になれるような者ではなかった。徳川本家の他に分家(紀州、尾張、水戸)が徳川家にあって、本家に将軍候補がいない場合、分家から候補が出ている。家宣将軍(五代)は永く子がなく、やっと産まれたのが側室・お喜世の方(月光院)との子・鍋松(六代・家継)で、正室の煕子(天英院)には子供がなかった。家宣は死ぬ前、側近の新井白石に「わしが死んだら尾張の継友を幼い鍋松の名代に…」といって死んだ。鍋松が成長するまでの後見人という訳である。しかし、そんな尾張でも不可解な病死事件が多発する。家宣の死後は月光院と側近の間部の天下となるが、天英院は側近の秋元をつかって、我が物顔の月光院の大奥側近・絵島を『江戸一番の歌舞伎役者』生島との密通というぬれぎぬで捕らえさせた。そして月光院と側近の間部の間の肉体関係を白状させようとするが、絵島は口を割らず大奥から追放させられる。
 その後、鍋松(家継)が病死……月光院と間部の天下はおわる。誰が得をしたか?
 そのあとは天英院の天下で、自分の息のかかった吉宗を将軍に推挙したという次第である。天英院は大奥の人員削減や質素倹約とは無縁で、八十歳まで贅沢三昧の日々を送って没したという)
 吉宗は藩主になるにあたって財政の立て直しを決心した。
 鎖国封権時代の財政再建といえば、入るのを増やし出るのをとめるしかない。
 いわば質素倹約貯蓄である。
 このことをするには藩主みずからが実践しなければならない。
 吉宗は木綿の安い羽織りを奨励し、貯蓄を奨励した。
 一汁二菜にまで食事を節約した。
 積極的に倹約につとめ、お茶や菓子といったものまで禁じた。
 そして封権時代の基礎たる農業生産の増強をはかった。
 藩財政の中心は名高い大島伴六、地方では学文路の庄屋大畑才蔵が活躍したという。
 吉宗は財政事務をとりあつかう「会所」にあししげく通い、領内をくまなく視察した。とくに農業土木には力をいれた。
 新田の開発にも励んにした。     
 まるで紀州の「上杉鷹山」である。
 こうして藩の財政再建につとめた結果、だんだんと財政も健全化し、宝永七年には家臣から借りていた二十分の一の借り上げ金も免除し、幕府からの借用金もかえし、財政は回復した。このことは江戸にも広がり、幕府から次の将軍は紀州から……
 などという噂まで流れた。
 吉宗はまた藩校も立てた。
 国づくりは人づくりから、そう吉宗はいったという。

  吉宗の名藩主としての逸話がいくつかある。
(一)ある日、一匹の馬が、藩邸の表門から走り込んできて、玄関をおどり越えて、政庁にとび家臣たちはおどろきあわてた。
馬が政庁へとびこんでくるまでに誰もつかまえられなかったからお咎めをうけるかも知れない。恐怖した。
 吉宗はそれをきき、
「武家の門に駿馬がとびこんできたのは、めでたいことではないか。藩中一同に酒を与えて、奇瑞を祝おうではないか」
 といったので家臣たちはほっとして祝った。
(二)ある暑い日の夕方、吉宗は厩舎にやってきて、馬をみてまわった。
 すると紙袋のようなものがある。
「これは何か?」
 と吉宗が尋ねると家臣は、
「厩務の者が蚊帳がわりにまいて寝るのでございます」という。
「わしらが広い部屋で蚊帳をひいて寝ても暑いのに、紙袋に包まれて寝るのは大変であろう」
 吉宗は、厩務の者たちに部屋をあたえ、広い蚊帳をしかせて安心して眠らせた。
(三)吉宗が横目二十人を置いて、朝夕、城下を視察させた。ある藩士の家で子供に絹の着物をきせているのを発見し、
「幼い頃より絹の着物を着せるのは傲慢となり、ものの用に立たなくなるものじゃ。いまよりすべて木綿の着物だけを着せるように」
 といった。
 それ以来、紀州家臣たちは美服を着なくなったという。
(四)ある近習の少年が、宿直の夜、外出して、夜明けになって帰ってきた。上司は怒鳴った。
「なにやってんだお前は! 懲らしめてやる!」
 その声をきいて吉宗は、
「彼は日頃から武芸に熱心で、射撃などは秀でておるそうではないか」
「仰せの通り、武芸には精を出して習練しております」
「ならばこの度のことは許してやれ。世の中には全徳のひとは少ないものじゃ。誰にでも欠陥はある。今後は怠けないように言い聞かせてやれ」
 こうして少年は許された。
(五)宿直の藩士が酒をのみ、酔ったあげくに刀を抜いて、襖を斬りさくということがあった。上司は驚き、吉宗に知らせた。
 吉宗はしばらく考えていたが、
「人間も酔えば過ちのあるものじゃ。深くは咎めるな。なれど、やぶれた襖はそのままにしておけ」
 といった。こうして、やぶれた襖を見る度に家臣たちは恐れ入って、吉宗の寛大さを喜んだ。
(六)月もない夜中。吉宗は二人の若い小姓を召し出し、
「これ肝試しじゃ。真っ暗な浴室にいき、剃刀を灯火をもたずもってまいれ」
 と命じた。
 そのひとりは「しゃがんで剃刀が光るのをまとう」といい、
 もうひとりは「そんなことより、板を踏もう」といった。
 ひとりが四股を踏むと剃刀がカラカラと音をたてて落ちたので、それを拾って差し出した。吉宗はどうやってさがしたのか? ときくと、家臣はこれこれしかじかだと話した。 上司は「よくやった」と褒めたが、吉宗だけはおもしろくない顔をしている。
 そして吉宗は、
「暗いところに座り、剃刀が光るのを待とうというのは、あまりにも心遅きようである。またじとの心である。足をさげたときそこに剃刀があれば、たちまち傷つくであろう。板敷を踏みららし、剃刀の音を聞かんたるは頓智なるも、軽々しい行いである。足をあげたときそこに剃刀があれば、傷つくのは目に見えておる。若い者の軽いふるまいを、それはよい、として褒めれば年長するにしたがい、自重したふるまいをみせるようになる」
 といった。凡人にはとてもおよばぬところである。
(七)若い小姓が、放蕩にふけり、帰宅の時間を度々遅れることがあった。
 上司は激怒して吉宗に報告した。
 きぴしいお咎めをうけるだろうとその小姓はびくびくして、御前にまかりとおると、邸内の火の番を命じられた。
 そのため昼夜火の番におわれ、そのためその小姓は外出の機会がなくなり、品性方正となっていった。
 とにかく吉宗の名君としての噂は江戸にまで達していった。
 そして、当然ながら次の幕府将軍は吉宗となった。第八代将軍・徳川吉宗である。
 吉宗の将軍就任後、次男の頼致が紀州の本家を継ぎ宗直と名乗った。
 紀州のものは残念がった。
「あの名君が紀州から出ていってしまわれた。将軍とはうれしいが残念じゃ」
 吉宗は名藩主として十年の実績をふまえ、「享保の改革」にとりかかった。
  かれの教訓がある。紹介したい。

 一、教うべきは、第一学文なり。
 一、死後まで名を残すは真の人なり。
 一、学文を先として次に武芸、次に禅学。
 一、政事悪しき時は恐れず背く者多し。
 一、太閤秀吉は日本一の名将なり。
 一、当家において子孫に至るまで奢るべからず。
 一、一国の主は身持行次第一なり。
 一、子孫相続の倹約申しつけること肝要なり。
 一、諸役人、善悪ともに、ひいき勝あるよう見得るなり。
 一、御三家の儀は、その威勢、末代までと心得るは、甚だ不覚悟なり。
 一、勘定方の不勘定は切腹、肝煎の使い込みは討首、申しつけるべし。
 一、口論喧嘩の末、死者を出したるときは、双方処刑。
 一、乱心者、人への切りかけ、または切り殺したるは、双方処刑。
 一、意趣これあり討果したる者は、切腹、跡式。
 一、城中にて討果したる者は改易の上切腹。
 一、徳川の天下末代までと心得ては大いに間違いなり。
 ……(以下省略)

  この『紀州政事鏡』の中で、元禄十四年(一七〇一年)三月十四日、浅野内匠頭長矩が、江戸の城中でおこした刀傷事件についてこういっている。
「浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に刀傷事件は、短絡的な振る舞いだったとひとはいうが、私はそうは思わない。
 諸大名が悪口をいわれたら、観念ならんのが武門の道である。
 しかるに吉良を生かし、浅野内匠頭長矩だけを切腹させたのは愚鈍な裁きとしかいいようがない。
 そののち四十七人が吉良を襲い、討ち取ったが、これも武門の道である」      


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震災から1年9か月 「2030年原発ゼロ」「綺麗ごと」では済まない原発現実

2013年01月18日 11時11分11秒 | 日記
「東日本大震災」 
 
弘前被ばく医療研究所は2013年1月11日、福島第一原発による放射性ヨウ素による甲状腺被ばく量は、推定で最大4.6ミリシーベルトだったと発表しました。IAEAはもっと低く、健康への影響は小さいという。比較的早いタイミングで調査を行っており、放射性ヨウ素とセシウムの比較を見てセシウムの量から逆算して当時の放射性ヨウ素の被ばく量を計算したものです。誤った被ばく量やデマゴーグ的数値で恐怖心を煽るのはやめて欲しい。そんなに恐れるほどの数値でもないし、除染作業も進捗している。また原子力規制委員会が原発の「第二制御室の必要性」に拘泥している。が、福島第一原発にも「第二制御室」があったが津波でやられたのだ。それほど必要ではないが作るならお金をあまりかけず作ることだ。それにしても原子力規制委員会は「鳥なき里の蝙蝠」だ。師匠・大前研一先生ほどの人物がいるのに委員じゃない。これでは片落ちだ。今、原子力発電所が全部停まって火力発電所に99%特化しています。そこで使われるのが天然ガスですがこれはメタンガスのことです。プロパンガスというのは石油から分離する一番軽いもの(①プロパンガス②ガソリン③軽油④中油⑤重油)です。日本に輸入される天然ガスは零下160度で冷やし、1/600の液体にしてLNGタンカー船で運びこみます。非常に高コストです。単純に比較できないのですが、日本LNGは57.3ドル、アメリカのパイプラインは16.7ドルです。ロシアからのパイプライン計画も北方領土問題がネックです。でも、関係ありません。ロシアと日露安全保障条約を結び、シベリア開発、経済連携、天然資源共同開発など「経済連携」を密にすればいい。まずは経済連携でパートナーシップを高める。これだ。アメリカは100年分のシェールガス(頁岩・けつがん・シェール)が発見され「資源輸入国」から「資源輸出国」になりました。日本にはシェールガスはないのですが、メタンハイドレートが200年分日本海底に眠っています。東京電力は2012年12月14日、原子力部門の改革案を発表しました。原子力部門から独立して安全対策を指導、徹底する社内改革組織の設立などを柱に据え、過酷事故につながりかねない「負の連鎖」を断つ組織つくりを考えたそうだ。最終報告は2013年2月という。記者会見の問題点は(1)能力不足(2)知っていたが言えなかった(3)外部から圧力があった、です。45年前に福島第一原発建設時地元住民に「嘘をついていた」と認めた。また原発事故2日目にはメルトダウンしていたが、認めたのは11月後であった。後言いたいのですが活断層=危険=原子炉停止という流れは短絡的過ぎるということ。なら新潟中越沖地震で新潟県の柏崎刈羽の原子力発電所は何故大丈夫だったのか?普通の地震でも激しい地震でも普通は原子炉は安全に停まるんです。福島原発も地震で停止しています。その後の(想定外の)津波で原発全電源が停止して原子炉がメルトダウンしたのです。マスコミはそのことを知っているのに「脱原発派」におもねって報道しません。すべては視聴率、購買率の為なんです。皆さんもっと頭を使ってください。今、「脱原発!」などというのは赤ん坊でもできます。甘い嘘より苦くても大切な現実に目を向けましょうよ。原子力規制員会は活断層があるとして敦賀原発を廃炉にするという可能性を示しました。そんなこといっていたら日本中の原発は全部廃炉になりますよ。しっかりしてください。東電は福島に復興本拠地を4000人体制で設置すると決定。賠償も現地権限をもつという。日本海などにメタンハイドレート群が見つかりました。網走沖、秋田山形新潟沖、隠岐周辺沖にかなりの量のメタンハイドレート(メタンガスが凍ったもの)があるという。原発にかわる代価エネルギーとして期待大ですね。よかったですね。小林よしのり著作「ゴーマニズム宣言スペシャル 脱原発論」小学館刊行「読書感想文」フリージャーナリスト緑川鷲羽わしゅう。まず私が主張したいのは私は「原子力ムラ」の人間ではなく、「利権」とも無縁であるということ。マンガチックな「原発ブラボー再稼働」でもないということ。そして小林よしのり氏の本を読んで、「首相官邸の前で集団ヒステリーでお祭りデモに参加している連中と同じだ」という感想だ。確かに福島原発事故や乳飲み子の母や赤ん坊が泣いている映像を観たら誰だって「脱原発」になるのが人情だ。しかし、したり顔で「脱原発」を主張するなど赤ん坊でも出来る事なんだよ。小林氏は「一時的に電力が足りなくなって企業が出ていく?その程度の企業なら外国にどうぞ」という。現実がわかっていない。電力不足が「一時的」な訳ないだろう。企業は漫画家とは違う。1円2円の円高、電力料金で中小零細企業(全体の99%)は採算をとっている。そんな企業が中国やベトナム、インド、ミャンマーに出ていけば二度と帰って来ない。深刻な失業率になるだろう。漫画家の替りなど幾らでもいるが、職場の替りはない。また小林氏は「自分が9歳の頃(1956代)には原発はおろか火鉢しかなかった。大学生の頃漫画家デビューしたが(1970年代)、九州ではまだ原発はなくても幸せであった」という。現代エネルギー革命や、産業イノベーションがわかっていない。氏が学生や幼かった頃にはなかったスパコン、コンピュータやハイテク家電、スマートフォン、高品質テレビ、(節電)家電、クーラー…なにより電気がなければ水道の水さえ流れない。そういう基本的な事がわかっていない。悪戯に原発の危険や人々の恐怖心を煽り「原発は安全じゃない」と断罪する。これでは農家の恐怖心ばかり煽る農協と同じではないか。絶対に安全なものなどこの世に存在しない。車も飛行機もバスも全部「危険」であろう。何より太陽光や風力といういわゆる「再生可能エネルギー」が電力の1%であり、原発分はいままで30%であり、その分がすべて火力に特化しているから(電力の約99%)「電力不足」「電力料金値上げ」があるのであって、火力発電のエネルギー源の価格高騰に触れられていない。今「円高」であるので石油やガスの値段は高くない。だが、石油・ガスの価格高騰は続いている。価格高騰問題に触れられていないのは違和感がある。原発分の30%のキャパシティを太陽光・風力ではカバー出来ないのだ。それが現実だ。小林氏はあまりに感情に流され、プラグマティズムやコンストラクティブな思考を怠っている。只の「お涙頂戴」の「感情論」に騙されて、したい顔で「脱原発」では救われない。4号機の核燃料棒プールの危機など、政府も関係者も皆知っている。プロパガンダで原子力発電とオウム真理教を結び付けて描いているが、原子力を再稼働したり原発を廃炉にしながら新エネルギー開発(メタンハイドレード、シェールガス、地熱発電、新潟沖の未知の石油)していくのが「ヒトラー」(笑)だとでもいいたいのか?TPP交渉は「ナチス」(笑)か?私も政府の「冷温停止状態」「安全宣言」など信じていない。3・11の事故後すぐ私は「メルトダウン」もしくは「メルトスルー」していると思っていたのだ。だが「危険だ、危険だ」といっていても仕方ない。小林氏は「安全だというならお前が福島に住んでみろ!」という。私は福島ではないがすぐ近くの米沢(福島市郡山市のすぐ隣り)に住んでいるが健康だ。氏のいう「原発の代替案」が太陽光や風力では「お先真っ暗」だ。むしろ大事なのは「脱原発」と「原発再稼働」を二極化しないことだ。原発を求めている人々すべて賄賂をもらっているとか、右翼と決めつける氏こそ「左翼」になった「元・右翼」である。どっちみち福島原発事故で「新規原発開発」も「既存の原発再稼働」も殆どムリで、30年後には自然と「脱原発」になる。原発は全部停まるのだ。私だって将来的には「脱原発」の人間だ。氏の漫画は「感情論」であり「結果論」である。事故を観て恐怖を感じ、集団ヒステリー集団アレルギー、感情論を「プロパガンダ漫画」で描いているに過ぎない。こんなものでまともな代替案もなく、したり顔で「脱原発」を叫ぶなど、まさに「団塊の世代の安保闘争」「集団ヒステリーお祭りデモ」だ。マンガチックであり、主張が「子供」である。本書は一読の価値は確かにある。だが、氏がオウムテロの時のように脅迫に晒されているのは甚だ不幸ではあるが、こんなひとがジャーナリストの仲間とは、日本も甚だ「呑気な国」である。                
2012年10月1日青森県下北半島の大間原発(Jパワー)の再建設が始まりました。集団ヒステリーの「脱原発」ポピュリスト達はまた反発しています。が、Jパワーの会長は「原則40年稼働させたい」と現実的思考です。こういう現実がわかるひとの台頭は喜ばしい限りです。2012年9月27日「指定廃棄物(核のゴミ)」最終処理場が千葉県・宮城県・群馬県・栃木県・茨城県に決まりました。2012年9月20日「原子力規制委員会」が発足です。委員長・田中俊一氏。経団連など財界は「原発2030年代ゼロ」に反対していて、米倉氏が政府戦略会議辞職です。まあ、現実が見えている人々には当たり前の意見ですね。理由は後述しています。政府はとうとう「30年代原発ゼロ」を決定してしまいました。まさにポピュリズム(大衆迎合)です。でも閣議決定は見送りであるという。経済界からのはんぱつのおかげですよ。現実が見えない人たち(脱原発論者)には困ったものです。政府エネルギー戦略会議は「核燃料サイクルを維持」する方針を固め、もんじゅを研究炉にし、30年代に原発ゼロも併記するといいます。「2030年原発ゼロ」目標が、世論の圧力で明文化された。青森県の三村知事が、核燃料サイクル堅持を要望しています。国民の7割が脱原発をしたり顔で主張し、古川国家戦略担当大臣を枝野経済産業大臣も「脱原発」を決めてしまいたいといいます。やめて欲しいのはあと数か月後にはなくなる民主党政権に今後数十年続くエネルギー政策を付け焼刃で決めてほしくないということです。脱原発をし、原発をゼロにすると三十年後には核燃料再生が不要になります。青森県は結果として「核燃料永久貯蔵地」になってしまいます。青森県は「中間貯蔵地」であり「永久貯蔵地」という話になると話は違ってくると思います。事故調(福島原発事故調査委員会)のレポートは本質を突いていない。事故とは物理的な原因が起こり、波紋のように広がるものです。管首相(当時)や斑目委員長(当時)や枝野官房長官(当時)が悪かったうんぬんの前に物理的な自証を考えるべきです。「もう少しいい人材と英雄や天才的人物がいれば事故は防げた」とは思いません。全電源が地震や津波で喪失したら原子炉は冷やせないし、核は暴走する。どんな天才がいようが事故は(遅らせることは出来たかもしれないが)発生したと思います。設計上の問題であり、人材・組織の問題ではないからです。事故調のレポートは「犯人捜し」で、「脱原発論者」は「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」だと私は断言します。理由は後述します。南海トラフの巨大地震被害想定は死者32人、浸水1015平方キロでそうです。10分以内の避難で14万人減、100%耐震化で3万人減です。備えあれば憂いなし、ということですか。全国の工業団地に万単位のメガソーラー計画があるそうです。だが、どんなに太陽光パネルを張り巡らせても原発分の3割は無理なんですよ。現在の技術では。だから単純にしたり顔で無策で「脱原発!」と声高に叫んでも集団ヒステリーだ、というんですよ。原発の将来を考える国民会議並びに国家エネルギー戦略会議は「1930年代前半に原発ゼロに」との結果になりました。東京電力福島第一原子力発電所事故の原因などを政府の事故調査・検証委員会は2012年7月23日最終報告書をまとめ、野田首相に提出した。被害が拡大した根源的問題として「東電も国も安全神話にとらわれていた」と指摘。危機管理対策の練り直しを促したとのこと。我が師・大前研一先生は政府と国双方のレポートを読み「率直に言ってどちらも役に立たないな」といいます。原因は津波?なら福島第二原発や東海第二原発は何故大丈夫であったのか?違いは「外部電源」です。福島第一原発は地震で外部電源がやられ、さらに津波で非常用電源もやられてメルトダウンしたのです。「外部電源」さえ無事なら大丈夫なんです。また「活断層の傍に原発あるから危険…脱原発!」というのには私は与しません。なら新潟の地震のとき柏崎刈羽原発は何故大丈夫だったのか?「脱原発デモ」など改革でも革命でも何でもない。くだらん「集団ヒステリー」でしかない。「再生可能エネルギー(太陽光・風力)」で原発分の30%のキャパはカバーできない。「集団ヒステリーデモ」などやめるべきだ。変なガキが「(nhkクロ現で「脱原発デモ」を取り上げることで)デモがないとかいっていたおっさんも黙るな」と悪口を書き込んでいた。私緑川鷲羽わしゅうは「デモがない」などといっていない。原子力規制委員会で委員長として田中俊一氏が内定しました。田中氏は放射線物理の専門家です。が、私は残念です。我が師・大前研一先生こそ委員長・規制庁長官にふさわしいと思っていたからです。福島第一原発の事故調査委員会で電力会社(東電)と民主党(官邸)・政府・当局が地震、津波対策を先送りしたことを「事故の根本的原因」と指摘し「自然災害ではなく人災」と断定しました。我が師・大前研一先生は「人災は一致するが、其のうえで「交流電源が長期的な損失を前提にしなくていい」という事故調のスタンスに問題があった」といいます。それに事故調は原子炉の分析を行っていません。原子炉内部にはいれない、ということで関係者1000人からアンケートをとり分厚い調査書を作成しただけ。こんなもの馬鹿馬鹿しい週刊誌やワイドショーと同じです。「外部電源」に触れられてないが「外部電源」が損失すれば3・11と同じことになります。再生可能エネルギー20年20%買い取りですが今は再生可能エネルギーのほうが値段が高く誰も買いません。夜間の電力料金引き下げも再生可能エネルギー20年20%も原発フル稼働しないと無理です。このままヒステリーで「脱原発」ムードでは日本の自殺です。皆さん目を覚ましてください。原発と原爆は違います。皆さんは誰かと同じでいい、皆脱原発というし、みたいな、「団塊世代の安保闘争」みたいな馬鹿はやめて目覚めてください。2012年7月5日に国会事故調が報告書を完成。述べ1167人に調査して、「東電・保安院の怠惰」否定せず、とした。地震・津波が起因ではあるが「人災」だ、という。2012年7月1日から再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱、バイオマス)の買い取り法案が実施されましたね。誰が買うのか?政府か?電気会社か?株式会社か?いいえ、国民です。国民が電力料金に上乗せして払うのです。今まで再生可能エネルギーは1Kwh=10円くらいで採算がとれず普及しませんでした。それが太陽光(10円→42円)風力(10円→23円)地熱(時価→27円)となり値上げ分は国民が払います。最初は84円負担ですが国が再生可能エネルギーを30%にすれば月に800円から2300円の値上げになります。電気は税のようなもので選べないし、電気がなければ生活できません。基本的なことですが「再生可能エネルギー」が「原発分の30%」をつくれるか?ですがつくれないんです、今現在は。まあ、携帯電話みたいなものです。最初の20年前の携帯電話はカバンくらいおおきかった。それがいまや掌に隠れるほど小さくなり、且つ高性能になりました。再生可能エネルギーも同じようにイノベーションで大きく成長分野としては有望です。だが、今はまだ原子力程のキャパは無理なんです。福島第一原発事故で、日本国内では「原発の建設は危ない」と思いがちです。が、日本の原子炉建設メーカーである日立や三菱重工や東芝らは優秀です。世界でも日本勢に匹敵しているのはフランスのアレヴァ社くらいです。この市場に対しては韓国や中国も虎視眈々と参入を狙っています。しかし、日本勢の足元にも及びません。東芝・米ウエスチングハウス連合の原子炉である「AP1000」は、仮に福島原発事故と同じになっても最後まで自力で冷却できる設計であるそうです。今は原子炉建設は被害感情もあって難しい。だが、20年から30年後再生可能エネルギーに限界がきたとき原発が見直されると思います。また反原発脱原発ムードを創ったのはマスコミです。過剰報道をするから「脱原発デモ」などが起こるのです。脱原発のデモ(作家・大江健三郎・音楽家・坂本龍一呼びかけ)で代々木公園で10万人のデモがありました。いっとくが原発と原爆は全然違う。プロパガンダ(大衆操作)にいいからってリンクさせるな。私緑川鷲羽の立場はけして「原発ブラボー再稼働」などの漫画チックなバカげた考えの立場ではありません。私も「将来的には「脱原発」」という立場なんです。私が言いたいのは福島の原発事故や乳飲み子の母親と赤ん坊の涙をみれば誰だって「脱原発」の考えになるし、それが人情でしょう。が、只したり顔で「脱原発」と声高に叫ぶのなんて赤ん坊でもできる事なんですよ。大飯原発は再稼働したが、依然として原発分の3割の電力は火力発電に特化したまま。このままなら電力不足、電気料金高騰…最悪な事態が日本の産業に壁として立ちはだかります。それでもいい。何が何でも「脱原発」というなら地獄に行ってください。どんなに悲惨な日本経済になるか。勿論福島原発があんなことになって「新規原発開発」も「既存原発再稼働」も無理だし、拒絶反応もわかる。だが、真実から逃げて「脱原発!」と無策で叫んでいたら状況は好転するんですか?小林よしのりも櫻井よしこも勝間和代も無知すぎる。我々は甘い嘘よりもつらい現実に目を向けるべきだ。現時点で「再生可能エネルギー(風力・太陽光など)」では原発分の3割のキャパはカバー出来ない。将来の地熱発電やメタンハイドレードや新潟県沖の未知の石油など「将来のエネルギー開発」を急ぎながら、私だって嫌だが原発を廃炉にしていきながら「(日本経済に深刻な悪影響のある)計画停電」を回避していきましょう。甘い嘘や夢では食べていけない。我々は現実的な行動と思想で行動しよう。団塊の世代の「安保闘争」みたいな集団ヒステリーではなく、現実的に行動しようよ。悪戯に恐怖心を煽る前にもっと勉強しろ。このままでは日本の中小零細企業は電気関連でバタバタつぶれるぞ。もっと皆にはコンストラクティブな議論をして欲しい。集団ヒステリーでお祭りデモに参加してる人達を説得して下さい。2012年6月8日、野田首相は「原発を再稼働しないと日本がたちゆかなくなる」と会見。大飯原発を16日に再稼働し、夏期間限定ではない、と表明した。正論だね。大飯原発3,4号機の再稼働を橋下大阪市長は「ピーク時の3か月限定」というが賛成できません。ひとつは原子炉の安全性というのは、飛行機が離陸時と着陸時がリスクが高いのと同じに、原発は稼働時と停止時が高いリスクのタイミングだからです。一度稼働して定常状態になればリスクは高くありません。もうひとつは再び福島第一原発事故のような津波や地震が来ても、大飯原発は大丈夫で問題ないということです。これは専門家も証明しています。但し、今の事故調や民主党政権(というより財務省内閣)が原発を再び稼働させるのは橋下さんでなくとも疑問が残るでしょう。規制庁だの事故調だの「今更」です。あの3・11から1か月の「無政府状態」の方がむしろ事故被害より「国家として恐怖の国」なのです。事故調は管直人前首相、枝野経産相、海江田万里・元経済産業大臣を国会で証人喚問しました。またしらばっくれています。自分には罪がない、だの、知らなかった、だの。政治家も官僚もいつもそれです。だから私は嫌いなんです。政府は原発15%路線で検討だそうです。また東電がいよいよ完全国有化ですね。数兆円という損害賠償も税金で負担です。また東電新社長に広瀬直己氏(59歳・常務)です。2012年4月26日旧ソ連(ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故から26年目ですね。東京湾北部地震での予想死者数は9700人だそうです。また東電会長に下河辺(しもこうべ)和彦・運営委員会委員長(64)=弁護士が就任だそうです。天下りの馬鹿どもはどんどんリストラしてくださいね。福井の大飯原発再稼働です。まずはよかった。原発が稼働しなければ火力発電に原発の30%分が特価したままとなり電力不足電気料金値上げですから。脱原発の過激派のひとたちももう少し頭つかおうね。2012年4月から放射線セシウムの新基準が決定されました。肉・魚・野菜・米100ベクレル、水10ベクレル、乳児用食品牛乳50ベクレルです。放射線暫定基準は500ベクレルから100ベクレルになった訳です。まあ100ベクレルでも健康に悪くはないし安全なのですが、「集団ヒステリー」ですね。生協は肉・野菜を50ベクレル、水牛乳を10ベクレル魚50ベクレル乳児用食品4ベクレルお菓子4ベクレルにしています。「集団ヒステリー」になって「ベクレル・デフレ」になるのが危険。一般的に国際基準は1000ベクレルなのだから。親ばかで「安全なものを子供に食べさせたい」も危険です。人間はそんなに簡単には死なない。自然界には常に40ベクレルは浮遊している。何も食べないわけにはいかない。出荷停止は24種類だ。昔からスリーマイルやチェルノブイリでICRP(国際自然保護委員会)では370ベクレルを国際基準としている。チェルノブイリと基準を日本は踏襲するべき。だが、とにかく福島の原発事故での集団アレルギーで、原発近くの産地食糧を食べたくないが国民の38%もいるという。とくにいえるのは食品の放射線濃度の検査費の高騰がもろに食品にくるということ。問題は3つ。1つ機械が足りない(高精度測定器1台2000万円・改修費700万円(2トン)維持費500万円)千葉県2機、福島10機。2つは時間がかかる。3つは数が多い(主要4産地、その他32産地)。「集団ヒステリー」は高くつくということだ。
南海トラフ(駿河湾から九州沖の浅い海溝)での巨大地震での予想津波は20メートル超と試算しました。どこに逃げればいいのでしょうか?また福島産コメは100ベクレル超で廃棄。あと驚いたのですが福島県民全員に補償する(浜通り40万円、中通り20万円、会津10万円)。新潟県の柏崎刈羽第一原発6号機が停止し、残りは北海道の泊原発3号機1機だけになった(泊原発も4月で停止)。「帰還困難」の慰謝料が600万円、「居住制限」の慰謝料は240万円と決まりました。 3・11「東日本大震災」から1年である。福島第一原発事故後、原発はゴキブリのように嫌われ、すべての発電は火力に特価した。私緑川鷲羽わしゅうも原発にかわる電力をいろいろ考えてみた。そこでアイスランドのような地熱発電ではないか、という結論に至ったのである。日本には火山・温泉も多く、アイスランドと似ている。勿論地熱発電には反対意見もある。①初期費用が高い(1回のボーリングで1億円)②温泉が涸れるのではないか?という不安③国立公園内であること。だが、仮に日本のすべての地熱を発電に使うと原発20基分だ。サトウキビ、海藻、ミドリムシなどからのバイオエタノール(開発中)、また日本海には天然ガスが凍ったメタンハイドレードが100年分ある。しかし、すべては未来でのこと。が、原発を蠅のように嫌うなら以上の発電しかない。原発がダメなら地熱・バイオエタノールだ。政府は東電の全役員に辞任を要求しました。また放射能汚染は深刻ですね。除染には2014年3月までかかるそうです。それだけ汚染は深刻だ、ということですね。①汚泥(おでい)は東京下水だけで160トン・13都県6万9000t。②家庭用ごみ7県で1万5400トンです。焼いても沸騰させても放射性セシウムは減らないからたまるのです。今は原発から放射能汚染物質はでていません。国は8000ベクレル以下は埋め立ててもかまわないという方針です。が、また子持ちの母親の涙のプロパガンダで反対され「埋め立て」は進んでません。ちなみに1ベクレルは0.0001ミリシーベルトです。ごみを分担するから「絆」ではなく東北地方にゴミ処理場や電力施設をつくって復興を図るべきです。東京電力は政府から9808億円の大借金をして、「2011年度の賠償金」を払いかえしていく予定です。政府は福島第一原発事故の「廃炉」まで30年かかると明らかにしました。やっぱりね。復興債の償還は25年間だという。また福島第一原発の2号機が一時臨界になり微量のキセノン(放射性物質)が検出されたという。震災で転校が2万5025人で7割が福島であるという。2011年3月11日の東日本大震災では義援金が3245億円が集まったが1109億円が渡っていない。義援金は税金ではないので政治家や官僚が配っている訳ではないのです。それぞれ国レベルの配分委員会(堀田力会長、プール金363億円)で被災者・原発避難者(避難地区認定住民のみ)・家が半壊または全壊したひと(家が壊れない被災地は☓)に渡される訳です。国単位の委員会から県単位の配分委員会(プール金403億円)にいき市町村単位の委員会(プール金343億円)から被災者に渡る。一家族に110万円から51万円くらい。募金では税金ではないので救えないのです。困っているひとの「一息」のためが義援金です。 9・11米国同時多発テロ事件から10年、東日本大震災から半年。米国ではアルカイダによる米国国内のテロの信ぴょう性の高い情報があるという。何も起こらないといいね。ただ、言っておくが我々が戦っているのはアルカイダなどのテロリスト集団でイスラム教徒ではない。9・11に歴史的必然などない。「脱原発」はテロリストレベルだと思います。3年間原発を一切使わなければ日本の産業はどうなりますか?一部の人は(1)世界唯一の被爆国日本こそ「核なき世界」を(2)再生可能エネルギーを国家戦略とすべき、と思っている。子供を抱えた母親の涙でプロパガンダですか?何度も言うが「原発の30%」は太陽光発電システムや風力発電ではカバー出来ない。結局火力に特価して電力料金値上げ電力不足で産業空洞化です。アメリカの国債が「Aaa(トリプルエー)」から「Aa+(ダブルエープラス)」に格下げになった。世界同時株安です。ですが米国が2013年までゼロ金利政策を続けると政策を発表して、世界同時株安は一服です。東証359円安、株価9300円割れです。心配していた「二番底」ですか?ここでは原子力発電と核兵器について述べます。「東日本大震災」復興財源と節電策。123号機はやはり炉心融解でした。浜岡原発停止「支持」は66%「原発全廃」は12%です。1号機の二重扉を開放し作業員が建家内部で作業しましたね。政府は30年以内にM8クラスで87%で起こるとされる東海大地震の対応として、静岡の中部電力浜岡原発の4号機5号機や全炉の停止(3670万KW)を決定した。(1号機2号機は廃炉、3号機は検査調整中)東北山形秋田新幹線全線開通。政府は「東北自動車道」の無料化です。原発賠償「交通費・宿泊費」「放射能検査料」「失業保証」「家畜の保証」「健康被害賠償」「計画停電」は何だったのですか?「計画停電」で信号や照明、店、工場がとまり経済観光をズタズタにしたのは明らかな「人災」です。消費者物価指数が下落したのも「人災」。政府はもっとちゃんとした判断をしてほしい。阿呆なら阿呆なりに「余計なこと」をしないで欲しい。クーラーは高いというがガスや灯油のほうが安くすむようになった。電気の冷暖房の方がお得。自粛は☓。お金はつかったほうが被災地の為になる。消費すると消費税と被災地の復興需要になる。56万人も宿泊場キャンセルだ。2ヶ月から6ヶ月間はステップ①準備作業、放射線量の測定方法検討。ステップ②冷却・放出の抑制、土地・家屋の計測・除染。現在2ヶ月の住宅などの建築期限を最長8ヶ月延長し、各地の農家を集約して、対規模化。東北地方を「食糧保管地区」へ。政府が土地を買いあげて高台に開発はコストが高いがやらねばならぬ。地震保険の支払が1854億円、東電の賠償金は8.3兆円だといいます。まあ、電気料金値上げと国からの公的資金導入でしょうね。原発から20Km圏内が「警戒地域」に指定されました。「警戒地域」とは罰金罰則があり、10万円以下もしくは拘束ですね。「震災復興賠償機構」が設立です。死者の9割が水死で、被災3県の60歳以上65%の死者もそういう老人であったそうです。汚染水の移送も開始されました。原発の炉心内部にロボットを搭載し、炉心内部が1時間あたり65mSv(ミリsh-ベルト)であると検知した。岩手県の地震と津波で壊滅した300Kmは「災害危険地域」に指定、政府も「原子力政策」を再検討するそうです。東電の石田顧問が辞任しました。半世紀にのぼる「天下り」の批判を受けてのことです。東電や原子力保安委員は放射線抑制まで6ヶ月から9ヶ月かかると発表しました。これで年内避難解除は困難になりました。2011年4月15日千葉県浦安にあり「液状化」の被害を受けていた東京ディズニーランドが一ヶ月ぶりで再開された。東北地方の宿泊施設では風評被害で39万人(うち6割外国人)ものひとがキャンセルしたといいます。気象庁は数ベクレルの放射線ヨウ素131が標高20mから500mで検出されたと発表した。こうなると浪江町や飯舘村は「安全です」とは言いにくい状態ですね。だが、原発から30Km内の500ミリシーベルト(mSv)とは1年間浴び続けて1万人に1人が癌になる、という程度です。過剰反応は駄目です。落ち着いて。あと「東日本大震災」という名称が外国人に混乱を与えています。「東日本大震災…日本の東側全部被災したのか?」というのです。名称変更がベストです。「復興構想会議」の五百旗頭真議長は「復興税」を提案してますね。なお「「義援金」「支援金」「寄附金」の違いは?」ですが「義援金」は被災者に直接渡る金で、「支援金」はボランティア活動の財源や支援物資や治療費などで、「寄附金」とはその都道府県の被災地のインフラやライフラインの復興やメンテナンスに遣われるお金です。義援金は大体「日本赤十字社」や「国連WFP協会」によって集められ被災地役所の「義援金配分委員会」に行き、そこから市町村役場→個人口座(あるいは直接支給)です。とにかく「罹(り)災証明」が必要なんですが、家や証明書すべて津波で流されて「本人確認」が出来ないというので「罹災証明」なしでも支給しようと決まりました。死者・行方不明35万円、家屋全焼全壊1戸35万円、半壊18万円、原発被害1戸100万円で、被害総額は25兆円になりそうです。第一次補正予算(5月)には4兆円だす(子ども手当なしに、高速道路無料化なしに、予算削減、年金半分税負担なしに)。増税は確かにすぐ出る金ではありません。法案を通すまででません。ですが900兆円も借金があるのにまた「赤字国債」ですか?日本国債の暴落の危険があり私は反対です。復興国債(2年から10年で元本返済(普通の国債は60年で元本返済ルール))しかないですね。その際「日銀」が買っては駄目。金融機関でないと。「復興税」というか被災地以外で10年間限定消費税2%(40兆円)増税です。また原発ですが今は更なる「水素爆発」を防ごうと「窒素」を炉心内部に注入しているところです。だが、ストロンチウムという放射線まで検知されました。ストロンチウムはカルシウムのように人骨に浸透する放射線です。チェルノブイリ事故では放射能汚染は10日間で520テラベクレル、福島第一原子力発電所事故では一ヶ月で63テラベクレルです。風向きによりあらたに福島県川俣町、飯舘村、南相馬市、田村町にも避難指示であるという。ちなみに「避難地区」は法的拘束力がない。「警戒地域」なら法的拘束力があり罰金もある。「電力ピークの夏が危ないなら4月5月6月に電気を貯めていればいいのでは?」は「電気」は貯められないのです。乾電池も「電気を貯めているのではなく元素反応で発電している」だけです。大きな乾電池が「発電所」という訳です。1987年7月24日の「大東京都心部大停電」の二の舞は避けたい。震災から1ヶ月以上過ぎればこんどは「心のケア」だ。欝、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、不眠、悪夢、生活やお金、病気…まだまだこれからだ。ボランティアさんは「自己完結型」で被災地にいってください。食料も水もテント、車、被災民に迷惑にならないで「お役に立つ」仕事をしてください。2000万トンの瓦礫を分別・撤去・処分するのに最低でも5年はかかるそうです。瓦礫処理代は3000億円、道路・港湾整備に1.3兆円です。トモダチ作戦には68億円かかったそうです。ちなみに「余震はいつまで続くの?」という質問ですが、何十年と弱まりながら続きます。震度0という微弱な地震が阪神淡路大震災の神戸地方ではまだ余震があるという。マスコミの広報でおなじみになったメガネの中年のおじさん・西山秀彦さんは経済産業省でTPPに関して担当していた方です。前任者の中村氏、根井(ねい)氏は専門家でしたが、専門的過ぎて説明がわからないと移動になりました。現在原発の処理班は257名です。東京電力社員207人、関連会社社員50名で免震重要棟というところでパンやレトルト食品を食べながら通路に雑魚寝して頑張っています。「原発はいつ終結するの?」は、せいぜい10年から20年です。ですが、日本の技術力は災害後わずか6日間で870Kmもの寸断された道路を復旧させたことです。それというのも「災害対応対策協定」というのをゼネコンや中小土木業者と協定を結んでいたからに他なりません。また「品薄」ですが確かに「納豆」「ヨーグルト」「牛乳」「ペットボトル水」「ビデオテープ」「紙おむつ」がないですが、「買い占め」というよりは容器の石油原料が足りないのと「計画停電」のせいです。教育の遅れも深刻です。震災孤児は阪神淡路大震災の64人を上回る150人以上だそうですね。政府は農作物・コメの作付け制限を実施、「原発事故での放射能汚染には賠償金を払う」と決めました。東京電力は当分の間「計画停電」を実施しない予定です。福島第一原子力発電所事故が長期戦となるとして20キロ圏の住民の一時帰宅在を政府が認めました。海水の放射性ヨウ素の濃度が通常の14万倍で、震災転校は1万1000人、一時補正4兆円、支援額1兆円だそうです。日米軍による「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」が終了しました。これから2、3ヶ月はボランティアさんが大勢きて「瓦礫の撤去」「掃除」「遺体捜索」「ペットの世話」などマンパワーが必要だが1年、3年となってくると「心のケア」「生活相談」「うつ病」「不眠」「PTSD」「猛暑」など精神科医や主婦やケア・マネージャー、ボランティア・コーディネーターが必要になる。ちなみにですが「4号機はメルトダウンしてないの?」は、4号機は地震津波時に休炉中で炉心に燃料棒そのものがない為、(使用済み核燃料棒以外では)危険が少ないということです。メルトダウンでプルトニウムや放射性ヨウ素・放射線セシウムが検知されたということは、「炉心の下」か「配管」か「サプレッション・プール」かにヒビがはいっていて漏れ出しているのですね。今、「集中環境室」に低濃度放射能汚染水が溜まっていて、高濃度放射能汚染水を入れたい為に海に仕方なく放出したのです。「苦悩の内陸部避難」が始まりました。宮城南三陸町、岩手県・宮古市・山田町・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市などの避難民が内陸部に「集団避難」しました。今、汚染水が直接海に流れている状態でした。ピット(電源ケーブル収納施設)に亀裂があり1000mSv/hの放射性ヨウ素が出ていました。一回コンクリートで固めて亀裂を埋めようとしたが失敗、高分子ポリマーという水をジェル状にするものを注入し、その後コンクリートを注入しましたが失敗。2011年4月6日早朝、2号機のピット(立て杭)から海に漏れていた高濃度放射能汚染水が、水ガラスという物質を注入したことにより海への流出が止まりました。これは一端の朗報です。 「大規模停電」を防ぐ為の「計画停電」は愚策である。しかも「計画停電」は栃木や埼玉、静岡という「田舎」ばかり…。「節電」というなら何故「東京26区」はダメなのだ?品川区や新宿区一回「計画停電」で神奈川県全体分ではないか。ならどうすればいいかをこの「プランナー」で「ストラテジスト(戦略家)」のフリージャーナリスト・緑川鷲羽(わしゅう)さんが献策する。まずは①「サマータイム導入」②「夏の高校野球・甲子園の延期(夏ではクーラーとテレビ齧りつきで電力の無駄)」③「電気の無駄使いに罰金(許容量の30%や50%なら無駄使いする度に罰金が重くなる)」④10年間限定で復興財源に消費税2%増税(40兆円)する。⑤地方分権化(道州制)。戦略とは顧客(国民)第一主義でなければならない。なんとか総研とか○○大学教授だの集めるだけ無駄。知恵や策略とはそんな学歴エリートには考えられないものなのだ。が、とうとう策がなくなって低レベルの放射線汚染水を海に「緊急避難で」放出しました。大事なのはメルトダウン(炉心熔解)が1号機2号機3号機ではすでに起こっていて、4号機の使用済み核燃料棒も危険だということ。メルトダウンしたからこそ原発付近で通常の3000倍や4000倍の放射能や「プルトニウム」がトレンチやピット(立て杭)から検出されているのです。1日に600tも冷却の為に放水すれば「満杯」になるのは道理。後、4、5年は放水をやり続けなければならない。10年後くらいで落ち着いたら燃料棒を搬出し、コンクリート漬けにするしかない。チェルノブイリ事故のときのような「直ちにコンクリート漬け」は「YES」といいがたい。コンクリートは熱に弱く、チェルノブイリ原発のいわゆる「石棺」はヒビがはいって放射能漏れが起きている。「コンクリート漬け」は10年後だ。原発付近は漁業権が放棄されている為、魚介類で「被曝」する訳ではありません。政府・民主党は東日本大震災の復興のために「復興構想会議」を設置して有識者を集めて「復興戦略」を考える予定であるといいます。また震災では内定取り消しが数百人、失業も何万人規模になりました。東電は1号機から4号機まで「廃炉」にすると発表しましたね。今は「合成樹脂」を瓦礫などに蒔いて「放射性物質」の飛散を止めようと足掻いています。「冷却水システム」は稼働確認され「電源」はいれました。仏の放水ロボット「タロン」も搭載するようです。基本的には「メガフロート」という「放射性物質汚染水貯蔵庫」に汚染水を移動させる予定であるそうです。なお海水ではなく今度は「淡水」を替りに注入しています。これは海水だと塩害があり、塩分が炉心の底にたまる為の処置です。だが「風評被害」が酷くなっています。福島第一原子力発電所から遥かに離れた九州や山口県の部品メーカーや繊維メーカーが「輸出先の外国企業」から「放射能に汚染されていないか証明書を下さい」などといわれているそうです。「日本の食料危ない」など明らかな「風評被害」が出ています。これにたいして説明責任がある「政府・民主党」ですがデマをとめる術を知りません。ちなみに福島第一原子力発電所の1号機(1971年3月26日)、2号機(1974年7月18日)、3号機(1976年3月14日)、4号機(1978年10月24日)、5号機(1978年4月18日)、6号機(1979年10月24日)という完成日です。でも古いから「安全じゃない」訳ではありません。1号機はGE製です。2号機からは「日本人」が一生懸命「真似して」作りました。部品交換やモデルチェンジしているので古いから事故…という因果関係ではありません。制御棒はきちんと入った為に核分裂・爆発にはなりません。だが燃料棒の「崩壊熱」で炉心が溶けてメルトダウンしたようです。なお「水素爆発」とは、炉心の燃料棒の冷却水が少なくなって燃料棒が露出して、化学反応を起し大量の水素が発生した。水素は空気より軽い為に建家の屋上にたまり引火して「水素爆発」したのです。「核爆発」ではありません。ですが福島第一原子力発電所の自主退避のエリアには「寝たきり老人」や「牛や鶏を飼っている酪農家」もいます。被害の「賠償金額」は物凄いことになりそうですね。「プルトニウム漏れ」はプルサーマル(プルトニウム・サーマルリアクター(プルトニウム軽水炉(ただの水の炉)和製英語))の3号機からでしょうと思います。プルサーマルとは「原子力発電」で「ウラン」や「プルトニウム」がでてその「プルトニウム」を再利用する原子炉です。ですが青森県六ヶ所村に処分する核燃料棒を集めることにはなっていますが、「最終処理場」はきまっていません。大前先生は「ロシアと仲良くなってシベリアやツンドラ地帯に燃料棒を埋葬するのがいい」といいますが違います。あの一帯の地下には「有毒ガス」が眠っていて掘れば「有毒ガス」が世界中に風で飛散してしまいます。なおプルサーマルの為の燃料は「MOX燃料」というものですが日本には処理後のプルトニウムを「MOX燃料」にする施設がありません。だから自衛隊の護衛をつけ、テロリストに「核爆弾の材料・プルトニウム」を盗まれないように、再処理施設のある仏のAREVAの工場まで運んだのでした。そのニュースを覚えていますか?今回の福島第一原子力発電所事故と「チェルノブイリ事故」の違いは「核爆発」と「メルトダウン」の違いです。水や食料が「摂取制限」「出荷制限」ときくと過剰反応してしまっては敵の思う壺です。もっと冷静になってください。また「SPEEDIって何ですか?」ですが「System Prediction of Einvriroental Emergency Dose Information.」(緊急時迅速放射能影響予想)というものです。風向きや温度、大気、気象、陸地や海面の起伏などを計算して放射能影響を地図上でグラフ化するシステムです。なお「原子力安全保安院」は経済産業省管轄の役人ですが、「原子力委員会」は「保安委員」を監視する有識者の団体です。2011年3月29日に海水から通常の3355倍の放射性ヨウ素が検出されたそうです。だが、1号機から6号機までのコントロール室などの照明が灯りました。実は日本の土壌にもウランが通常あります。東西冷戦下にアメリカや旧・ソ連が空気中、大気圏中で(今は地下で)核実験をしたからなんですね。だが、プルトニウムというのは重くて飛散しずらいので「放射性ヨウ素」や「セシウム」のように悪戯に恐れる必要はありません。ちなみに日本の電力の割合ですが、火力発電が60%、原子力発電が30%、水力が10%くらいです。水力発電所はもう日本中にダムをすべて造ってしまったので頭打ちです。火力発電はオイルショックなどがあったために原子力発電がいい、と始められたためです。放射線は細胞やDNAを傷つける為に恐れられています。が、大人や老人には免疫もあり、むしろ子供や赤ん坊の甲状腺(成長ホルモンや新陳代謝を司る喉のところ)がダメージを受けるといわれています。もちろんかなりの放射性ヨウ素をあびた場合は…ということですが。放射線は宇宙からも、大地からも、食料からも、大気からも出ています。世界平均放射線比率は2.4mSv(日本は1.24mSv)です。「暫定摂取制限」とは原子力安全保安院が決めていた摂取制限を、暫定的に政府が決めました。食べ物で(2000ベクレル/kg=0.049mSv/kg)、水で(大人(300ベクレル/kg=0.0007mSv)乳児で(100ベクレル/kg=0.002mSv))まで安全です。年間では50mSv(ミリシーベルト・日本は33.3mSv)まで安全。水で洗い流すだけで放射性ヨウ素は「半減」します。が、水を沸騰させては駄目です。放射性ヨウ素は「細菌」ではありません。沸騰すれば濃度が増して危険です。妊婦やおっぱいは安全です。「計画停電」ですが来年(2012年)夏くらいまで続きそうですね。ちなみに東京ドームの一回分のナイター戦で6000Kw(6000万世帯分) です。被災地に陸海空自衛隊10万人が派遣されていますが、キャンプをはって寝泊まりしています。自衛隊というのは「食料」「トイレ」「お風呂」など「自己完結」でできるから便利な軍隊なんです。在日アメリカ軍も「ともだち作戦(オペレーション・トモダチ)」で頑張ってました。仏からの専門家チームもありがたかったです。何故仏は原発に詳しいのか?は仏は世界一の「原発大国」だからです。原発59基、電力割合77%です。ちなみに日本の電力会社は「北海道電力」「東北電力」「東京電力」「北陸電力」「中部電力」「四国電力」「関西電力」「九州電力」「沖縄電力」があり、他に制御電力事業会社として「J-POWER」「日本原子力発電株式会社」などがあります。世界では仏EDF(4004wh)、ドイツEON(3454wh)仏ENEL(2877wh)日本・東京電力(2602wh)、米国エクセロン(1731wh)という順位になります。今回の東日本大震災の被害額は25兆円といわれています。阪神淡路大震災は10兆円でした。88年前の関東大震災は死者10万人で復興院の長官は歴史上の人物・後藤新平がなり、110兆円、遷都しない、耐震化などものの見事に決めていき首都は復興したのです。平成の後藤新平よ、いでよ!というところですが五百旗頭(いおきべ)真さんが「復興委員会会長」になりました。日本赤十字(1887年創設、トップ皇后陛下)には1160億円以上もの義援金が寄せられたそうです(経済界からはソフトバンクの孫正義氏が6300億円の自己資産から100億円の義援金。石川遼プロは今季(2011年)賞金全額寄付)。まだまだ日本人も捨てた物じゃあありません。仮設住宅建設も急ピッチで建てられていますが、コミュニティーごとで移動ということになりそうです。なぜなら1995年の阪神淡路大震災のときは「抽選方式」にしたため隣は見知らぬ他人で「老人の孤独死」などあったからです。地震保険(上限5000万円)は火災保険のオプションです。地震保険だけにはいることは出来ません。東北には472社の部品メーカーがありますが、大震災で「部品」がつくれなくなり「日本経済」が大打撃です。しかしテレビは「行政を動かす」「人命を救う」「支援を広げる」効果はあったと思います。民主党政権は「復興財源」として4000億円の赤字国債を発行するというが、あまりおすすめできません。これ以上借金が増えれば「日本国債」が暴落するからです。あと「過剰反応」にも罰則ですね。水道水にたった210ベクレルが…でペットボトル水を過剰反応で買い占める。それは1年間飲み続けてもレントゲン一回分でしかない。「専門家」ももっとちゃんと「説明」しないと「日本復興」は道さえなくなる。まずは「冷静な行動」をしてください。それにしても何故「政府・民主党」が「メルトダウンはしていない」と何故嘘の報道をしたのか?私には理解できません。まるで「大本営発表」です。嘘はすぐばれます。今回の2011年3月11日の「東北関東大震災」では未曾有の大災害で、死者・行方不明者2万9000人避難民12万人、福島第一原子力発電所の1号機から4号機まで大変な状態になりました。1号機と3号機では一時燃料棒内の冷却水が不足して、水素が建家にたまり「水素爆発」しました。これにより、1号機3号機の建物が爆破、2号機の圧力抑制室(サプレッション・プール)では一部破損炎上(鎮火しました)「電源復旧」を目指しています。3号機4号機に放水、1号機4号機2号機の通電を確認(中央制御室の照明など)しました。3号機5号機6号機も照明点灯。汚染たまり水が1000mSvという値です。だが、病院・避難所で死者が相次いでいます。福島第一原子力発電所付近の海水からは「放射性ヨウ素131,134,137」が検出されましたね。だが、人体に影響のないレベルです。

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徳川吉宗 偉人・吉宗の幕府改革徳川中興の祖ブログ連載小説1

2013年01月18日 10時29分18秒 | 日記
小説
  暴れん坊将軍


 徳川吉宗


                  とくがわ よしむね
               ~天才将軍、徳川吉宗…
                 「享保の改革」はいかにしてなったか。~
                 徳川吉宗の生涯
                 total-produced&PRESENTED&written by
                  Washu Midorikawa
                   緑川  鷲羽

         this novel is a dramatic interoretation
         of events and characters based on public
         sources and an in complete historical record.
         some scenes and events are presented as
         composites or have been hypothesized or condensed.

        ”過去に無知なものは未来からも見放される運命にある”
                  米国哲学者ジョージ・サンタヤナ


          あらすじ

 享保の改革を主導し、名君の誉れ高い徳川吉宗。
 貨幣経済発展に伴う財政危機に、その辣腕を発揮して、幕藩体制の安定化に貢献した。 しかし、間違うところも多かった。
 いったい吉宗とはどんな人物だったのか?
 ……吉宗の生涯を克明にめぐった渾身の作品である。
                            おわり



         1 征夷大将軍







                   
  征夷大将軍とは、当然ながら蝦夷(北海道)を征伐する将軍のことである。
 当時、北海道は日本の一部ではなかった。
 北海道にはアイヌ民族がいて、統治することができなかったのである。
 征夷大将軍という言葉が出てきたのは奈良時代かららしい。
 延暦十三年(七九四年)大伴梯麻呂が初めて征夷大将軍に命じられ、以来、坂田、文屋……と受け継がれ蝦夷鎮圧がおわったので、臨時官たる征夷大将軍も廃止された。
 その後、元暦元年(一一八四年)平氏を京から追い払った木曽義仲が、征夷大将軍に命じられた。もちろん蝦夷征伐のためではない。
 武力による天下統一のためだ。
 木曽義仲が琵琶湖湖畔の粟津ケ原で戦死して負けたのち、源頼朝が鎌倉に幕府を開いて全国の武力を統一し、征夷大将軍になろうとしたが、後白河法皇はこれを許さず、法皇の死んだ四ケ月後の建久三年(一一九二年)七月、やっとゆるされた。
 その後、足利尊氏らが征夷大将軍となり、将軍家を世襲した。
 が、その将軍も織田信長により滅ぼされた。
 第十五代足利義昭である。
 信長は義昭がまだ幕府をひらこうと画策していて、しかも平氏系であるため征夷大将軍とはなれず、明智光秀に本能寺で殺され、そのままになった。
 元正十年(一五八二)六月一日、信長は部下たちを遠征させた。旧武田領を支配するため滝川一益が織田軍団長として関東へ、北陸には柴田勝家が、秀吉は備中高松城を水攻め中、信長の嫡男・信孝、それに家臣の丹羽長秀が四国に渡るべく大阪に待機していた。 近畿には細川忠興、池田恒興、高山右近らがいた。
 信長は秀吉軍と合流し、四国、中国、九州を征服するために、五月二十九日から入京して、本能寺に到着していた。京は完全な軍事的空白地帯である。
 信長に同行していた近衆は、森蘭丸をはじめ、わずか五十余り………
 かれは完全に油断していた。

 明智光秀は出陣の前日、弾薬、食糧、武器などを準備させた。そして、家臣たちを集めた。一族の明智光春や明智次右衛門、藤田伝五郎、斎藤利三、溝尾勝兵衛ら重臣たちだった。光秀は「信長を討つ」と告げた。
「信長は今、京都四条西洞院の本能寺にいる。子息の信忠は妙覚寺にいる。しかし、襲うのは信長だけじゃ。敵は本能寺にあり!」
 この襲撃を知って重臣たちは頷いた。当主の気持ちが痛いほどわかったからだ。
 襲撃計画を練っていた二七日、明智光秀はあたご山に登って戦勝の祈願をした。しかし、何回おみくじを引いても「凶」「大凶」ばかり出た。そして、歌会をひらいた。
 ……時は今、雨がしたしる五月かな…
 明智光秀はよんだ。時は土岐、光秀は土岐一族の末裔である。雨は天、したしるは天をおさめる、という意味である。
 いつものかれに似合わず、神経質なうずきを感じていた。口はからから、手は汗ばんでる。この数十年のあいだ、光秀は自分のことは自分で処理してきた。しかも、そうヘタな生き方ではなかったはずだ。確かに、気乗りのしないこともやったかも知れない。しかし、それは生き延びるための戦だった。そして、かれは生き延びた。しかし、信長のぐさっとくる言葉が、歓迎せぬ蜂の群れのように頭にワーンと響いていた。
 ……信長を討ち、わしが天下をとる!
 光秀は頭を激しくふった。

「敵は本能寺にあり!」
 明智光秀軍は京都に入った。そして、斎藤利三の指揮によって、まだ夜も明け切らない本能寺を襲撃した。「いけ! 信長の首じゃ! 信長の首をとれ!」
 信長の手勢は五~七十人ばかり。しかも、昨日は茶会を開いたばかりで疲れて、信長はぐっすり眠っていた。
「なにごとか?!」本能寺に鉄砲が撃ちこまれ、騒ぎが大きくなったので信長は襲われていることに気付いた。しかし、敵は誰なのかわからなかった。
「蘭丸! 敵は誰じゃ?!」急いで森蘭丸がやってきた。「殿! 水色ききょうの旗……明智光秀殿の謀反です!」
「何っ?」
「…殿…すべて包囲されておりまする」
「是非に及ばず」信長はいった。
 信長は死を覚悟した。自ら弓矢をとり、弓が切れると槍をとって応戦した。肘に傷を負うと「蘭丸! 寺に火を放て! 光秀にはわしの骨、毛一本渡すな!」と命じた。火の手がひろがると、奥の間にひっこんで、内側の南戸を締めきった。
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり、一度生を得て滅せぬもののあるべきか」炎に包まれながら、信長は「敦盛」を舞った。そして、切腹して果てた。
 享年四十九、壮絶な最期であった。
 秀吉は、足利義昭に「征夷大将軍をゆずってくれ」と頼んだが無視され、結局、「関白」としかなれなかった。のちに関白の座も甥の秀次にゆずり、「太閤」となった。
 しかし、関白の座はふたりで十年に過ぎない。
  秀吉は伏見城で病に倒れた。
 秀吉は空虚な落ち込んだ気分だった。朝鮮のことはあるが、世継ぎはできた。気分がよくていいはずなのに、病による熱と痛みがひどくかれを憂欝にさせていた。秀吉の死はまもなくだった。家康たちは大広間で会議中だった。石田三成らと長束、小西が激突しようと口ゲンカをしていた。家康は「よさぬか!」と抗議した。自分の武装した兵士たちにより回りを囲み「騒ぐでない!」といった。冷酷な声だった。家康の目は危険な輝きをもっていた。「ここより誰も一歩たりとも出てはならん!」
 そして、慶長三年(一五九八年)八月十八日、秀吉は「秀頼を頼む…秀頼を頼む…」と苦しい息のままいい、涙を流しながら息をひきとった。前田利家は涙を流した。が、家康は悲しげな演技をするだけだった。

 ……露といで、露と消えにしわが身かな、なにわの夢も夢のまた夢……

  こうして、波乱の風雲児・豊臣秀吉は死んだ。
 享年・六十三歳。秀頼はわずかに六歳のことで、あった。
 のちに秀吉が死ぬと、家康は豊臣家を滅亡させ、慶長八年(一六〇三年)二月、源氏長者とともに征夷大将軍に任命された。
  慶長二十年(一六十五年)夏、大阪夏の陣の幕がきっておとされた。しかし、大阪城は堀をうめられて丸裸……攻略も容易だった。大阪方はわずかな浪人たちだけで、家康方は全国の大名軍を率きつれている。どちらが勝つのは馬鹿ではもわかることだ。
 そんな中、真田幸村だけは善戦し、単独で家康の本陣まで迫って、もう少しで家康を殺すところまでいった。しかし、それは失敗し、幸村は討ち死にする。
 大阪城を家康は包囲した。何十万という軍勢で、大阪城をかこんだ。やがて大阪城は炎上し、陥落する。
 早朝、秀頼と淀殿は城の外側の蔵にいた。家康はそこも囲った。
「……秀頼殿、このおろかな母を許してくだされ」淀君は泣き崩れた。蔵の中にはふたりと家臣わずかしかいなかった。蔵の窓から朝日がうっすらと差し込んでくる。
「母上……この秀頼、太閤殿下の子として……立派に自害してみせましょうぞ」
 家康は蔵の前で、「蔵に鉄砲を撃ちかけよ!」と兵に命じた。鉄砲が撃たれると、秀頼と淀殿は、蔵にあった火薬に火をつけ、爆発がおこった。
 こうして秀頼と淀殿は死んだ。家康は「たわけ! なぜ死んだ?!」と驚愕の演技をした。「わしは秀頼殿と淀殿を助けようと思うてたのに…」
 秀忠はその演技を見抜けず「なんということだ…」と落胆した。
  しかし、家康はどこまでも狸だった。秀頼には側についていた女子との間に三歳の娘と七歳の男子がいたという。家康はその子らを処分した。つまり、殺した。豊臣家を根絶やしにするためである。落ち武者も虐殺した。何千人も殺した。まるで信長のように。ジェノサイドだ。しかし、これは治安対策と、やはり豊臣家を根絶やしにするためであった。  家康はそのあと、尼となっていた秀吉の妻・高台院(おね)と寺ではなした。
「もう世は徳川の時代……豊臣家はもうありません」高台院はいった。なぜか、冷静で丁寧な態度であった。
 家康は「高台院さま、この家康、天下太平のため、徳川幕府を開き、平和な世の中をつくりたく思いまする」と丁寧にいった。
「それはよきことです」高台院はいい、続けて「これからは無益な戦がない世の中に……なるのですね?」
「さようにござる、もう戦などなくなりもうす」
 家康は微笑んだ。すべて……おわったのだ。
 その顔は恍惚のものであり、登りつめたひとの顔であった。

  家康は厠で倒れた。
 すぐに寝室に運び込まれた。家康は虫の息だった。老衰だった。
 床についているあいだ、家康の血管を、思い出が洪水のようにに駆けめぐった。信長のこと、秀吉のこと、そうしたものではなく、じっさいの出来事ではなく、感情……遠い昔に失ってしまった思い出だった。涙があとからあとから溢れ出た。
 家臣たちは口をひらき、何もいわずまた閉じた。世界の終りがきたときに何がいえるだろう。心臓がかちかちの石になり垂れ下がると同時に、全身の血管が氷のようになるのを家臣たちは感じた。すべておわりだ。家康公がとうとう死んでしまう。
「わしが……死んだら…日光に東照宮をつくり、わしの亡骸を葬ってくれ…」
 家康はあえぎあえぎだがいった。
「…と、殿!」家臣たちは泣き崩れた。
「わしは…」家康はあえぎあえぎ続けた。「……勝利…したのだろか?」
 空が暗くなり、明るくなり、世界がひっくりかえった。家康が七十五年間抱きつづけた感情が胸から溢れ出て、麻痺した指先を伝って座敷の畳みに零れ落ちた。
 そして、家康は死んだ。
 元和二年(一六一六年)四月十九日、家康死去、享年七十五歳で、あった。

 ……ひとの道は重き荷を背負いて遠き道を行くが如し、焦るべからず……

  家康の格言で、ある。
 こうして、家康の策により徳川政権は二百六十年続いた。
 家康の知恵の策略の勝利、であった。
 朝廷としては家康を利用したかった。
 しかし、タヌキと呼ばれたほどの策士「徳川家康」はそんな手にはのらない。
 逆に朝廷と天皇を利用して、幕府を開いた。
 あくまで天皇をたてるという姿勢で、独裁世襲政権をつくったのである。
 こうして、朝廷より征夷大将軍という地位を受け、徳川家は安泰となった。
 家康はそれを見届けてから死んだのである。
 家康の次の将軍は次男の秀忠であった。
(嫡男・信康は信長の命令により自害させられている)
 秀忠は律義で、誠実で、領民から愛された。
 父・家康在命中は、よく指示にしたがった。
徳川幕藩体制は、第三代家光の時代に磐石なものとなった。
「子は生まれながらに将軍である。不服なものは国元にかえって挙兵せよ」
 と大見栄をはれるほど磐石なものとなった。
 家光は弟・忠長(駿遠甲五十万石)をはじめ、徳川一門から「嫡子がいない」という理由で禄高をとりあげ、その額は四百万石にまでのぼったという。
 こうして、家康、秀忠、家光の没収高は一千三百石におよび、幕府は安泰となった。
 よく三代目で稼業はポシャル……
 という。
 しかし、家康はそこまで計算して死んだ。
 家康は天塩にかけて土井利勝、松平信綱、阿部忠秋などの少年を育て、みごとに成長したこれら家臣が家光を支えたのである。
 家光は将軍在職二十九年で四十八歳で早死にし、嫡子はわずか十一歳で征夷大将軍を世襲するが、土井ら家老が在任中であったため難はなかったという。
 しかし、四代目将軍家綱が将軍となると、闇将軍といわれた大老酒井忠清が、
「鎌倉幕府をならって、京都から宮将軍を迎えたらよろしかろう」と提案し、家老たちも付和雷同した。
 忠清は北条時宗のような執権職につくことを夢みていたという。
 墓場の家康は目をむいて怒ったことだろう。
 ひとりの家老だけは、
「なぜ他家から世継ぎをもらう必要があろうか?」
 と反対し、その話はごわさんとなった。
 四代目将軍綱吉が将軍となると、太平の世が続いた。
 しかし、綱吉には悩みがあった。子供ができないのである。
 そこで坊主に、
「どうすれば子供ができるのか?」と尋ねた。
「上様は生き物を大切にしてこられなかった。あらゆる生き物を大切にすれば子宝に恵まれまするぞ」
 坊主は適当なことをいった。
「さようであるか」
 綱吉は『生類憐れみの令』を思いつく。
 犬でも猫でも魚でも殺したら死罪というのである。こうして馬鹿な令を発した綱吉は、やがてはしかにかかって死ぬ。親類の者(紀州の綱教)が将軍職を継ぐと、『生類憐れみの令』は廃止された。徳川吉宗はこの頃、誕生した。
 貞享元年(一六八四)十月二十一日、吉宗は生まれた。幼名・源六……
 生母・お由利。父は紀州(和歌山県)徳川家二代目の光貞である。
 吉宗は四男で(次男の次郎吉が急死したのでひとつくりあがって三男)大変に頭のいい子だったという。
 あるとき、父・光貞が鍔のはいった箱だして、長福(綱教)、長七(頼職)、源六(吉宗)にみせて、
「このなかでほしいものがあるならやるから選べ」という。
 しかし、源六(吉宗)だけは声を発しない。
「なぜそちは何もいわぬのだ?」
 不思議に思って父がきくと、源六(吉宗)は、
「兄上たちが選んだあとで箱ごといただきたくござります」という。
「なぜそんなに必要なのか?」
「私の家来にわけてやります」
 これには父も堂目し、
「末たのもしいやつじゃ!」
 と残った鍔を箱ごとくれてやった。
 源六は新之助と名をかえ、綱吉が在命中は可愛がられた。
 やがて新之助は父の遺言で、紀州徳川家藩主となった。
 名も、綱吉から一字もらい、吉宗とした。
 宝永二年十二月、新之助頼方は従三位左近衛中将に命じられ、翌年十一月、伏見宮貞致親王の娘、真宮理子を妻に迎え、さらに翌年十二月、権中納言に任命された。
 紀州藩主となったのである。
 もっとも、かれはテレビの『暴れん坊将軍』の松平健のように美男子ではなく、あばた顔の浅黒い外見だったという。
 しかし、なにはともあれ紀州藩主となったのである。               


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日本航空・JAL  ボーイング787号機事故・不具合相次ぐ墜落の可能性もあり

2013年01月17日 19時39分49秒 | 日記
 日本航空JAL債務1247億円     
 
 2012年2013年にかけてボーイング787号機の新型機体が、相次ぐトラブルや電気系統火災・燃料漏れで問題視されています。このままならいつか墜落しますね。問題はボーイングの製造ラインだけでなくもっと根深いトラブルなのですね。製造ラインの人材不足もあるのですが、787機は電気とコンピュータの化け物・飛行機で、システム管理が難しい機体だといわれています。まあ、まずは墜落する前に「使わない」という選択は賢明な判断である。あと恥ずかしい真実がわかった。ボーイング787機のトラブルの原因が「日本企業生産の高機能バッテリー」だというのだ。何か同じ日本人として恥ずかしい。日本企業がトラブルや事故の原因かも知れないだなんて。恥ずかしい。それでも「技術大国」なのか?まさに亡国だ。2012年12月8日、山形県庄内空港で乗客を乗せた航空機が80mオーバーランです。幸い負傷者がいなかったがもっと気負付けてほしい。2012年9月19日にJAL・日本航空が経営破たんから2年7か月ぶりに再上場です。初日の株価は3830円・時価総額が6900億円(借金返済3500億円)・利益総額2980億円です。LCC(Low cost carea)が今、話題です。オーストラリアの往復で4万円とか規制緩和で、満席にして、全部満室にするため全部「自由席」にする。水やジュースや食べ物は有料。機内食+ドリンク(1000円)、DVD鑑賞(1万円)…。全日空もLCCの別会社を起業するそうです。日航が機長乗務員ら100人をリストラすることがわかりました。将来的には1000人リストラすると稲森社長は望んでいます。日本政策投資銀行が日本航空に3000億円融資することで合意しました。2010年10月21日、いよいよ羽田国際化・ハブ空港化実施です。JALやANNがLCC(格安航空会社)を参入させることで合意です。関空を拠点に長距離バス感覚でということですがネックは日本の空港の人件費・離発着料金・燃料費の高さです。一言にLCCといっても各社ともここの問題がクリアーされないと長距離バスみたいには料金は安くなりませんよ。羽田空港(東京国際空港)のD滑走路ができて滑走路が4本になり、いよいよハブ空港化の予定ですね。今までは中国韓国台湾だけだった羽田国際便が欧州、北米、中東、中米ハワイ・ホノルルにまで路線が広がります。羽田の新管制塔は世界3位の110.3mだそうです。離発着数は40.5万回。なお参考までに主要都市から空港へのアクセス時間です羽田空港(東京から14分)、J・F・ケネディ空港(ニューヨークから35分)、シャルル・ド・ゴール空港(パリから29分)、北京首都空港(北京から26分)、チャンギ空港(シンガポールから27分)、仁川空港(ソウルから90分)…などです。ハブ空港化のメリットは航空運賃やコストをかなり安くでき、なおかつ観光客やビジネス客、国際会議を招致しやすくなることです。今は仁川(インチョン)空港は「177都市うち日本の都市27都市、滑走路3本、運用24時間」に比べ成田空港は「87都市のうち日本の都市8都市、滑走路2本、運用6:00時から23:00時まで」でまったく歯が立ちません。今後は「オープンスカイ(国際自由化)」というキーワードを覚えるようにしてください。国と国の航空の自由化です。日本航空の会長になった稲森和夫さん(78)は不満たらたらです。要するにガバナンスが出鱈目だ、ということです。2010年8月12日「日本航空機が墜落する事故」から25年目となりました。早いものです。私が中学生くらいでの衝撃的事故でした。よく覚えています。事故の風化が怖いが再発のほうが恐怖です。日本航空がアメリカン航空の米ダラスに幹部社員100人を派遣して「社外秘」の財務システムを伝授してもらっているそうです。ANNとJALが外国航空会社と提携して、格安航空事業を開始します。だが、日本航空の債務超過額が1兆円です。国際協力銀行が中小機移行費用2000億円を日航に貸し付けるそうです。前原誠司国土交通相は「空港特別会計」を見直し羽田空港をハブ空港化すると発表しましたね。米国2大航空会社ユナイテッド社とコンチネンタル社が合併し、世界最大の航空会社が誕生です。日本航空は傘下の「JALホテルズ」をホテルオークラに60億円で売却しました。アイスランドで火山噴火があり噴煙で24ヶ国で空港閉鎖でしたが復興しました。これは天災だから仕方がない。日航は50路線を廃止、削減しました。関西空港と伊丹空港の運営が一体運営されるそうですね。98番目の空港茨城空港が開港しましたね。総建設費用220億円、年間利用者予定81万人、が定期便はわずか2路線です。多分100年経ってもペイしないでしょうね(笑)しかも98空港のうちペイしている空港は8港だけです。が、実は空港は赤字ですが、20空港の天下り公益法人が290億円も蓄財していますね。まさに「役人天国」です。茨城空港は百里基地にある「百里飛行場」を兼ねている、軍民共用の空港です。その利点を活かして、空港としての目的・位置づけを明確化してほしかった。団体客専門の空港とか考えればいいのに普通の空港でスタートしましたね。中国の春秋航空が中国日本(茨城)往復で4000円を目指すそうです。静岡空港と同じく茨城空港はいりません。常磐道を使えば成田のほうが近いと茨城のひとも見抜いています。不要な空港は外資系に売ればいいと思います。日航の経営破綻は企業年金(国民、厚生、共済年金とは別に大企業が設定している積み立て形年金)や原因として大量の赤字路線。機種が多いなど。前原国交大臣は大手銀行と最終会議をしましたね。1000億円の融資増加枠です。必要資金2400億円が政府試算国際線一社の場合圧縮されるそうです。日本航空は法的整理決定です。つまり「法的に破産手続き」するということです。更生法申請(倒産)しました。負債2・3兆円、政府保証金1兆円(税金)です。2010年1月19日に再生機構下に移されました。倒産で負債2兆円でした。株取引が停止されました。日本航空には1兆円くらい税金が入る訳ですが、まったく政府保証金のない全日空が弱くなるような政策(例えば日本航空の安売り)はやめてほしい。明らかにカスタマーにとって不利益でしょうから。整理されるのは日本航空、日本航空インターナショナル、JALキャピタルの日本航空グループです。日本航空の上場廃止ということで株価はゼロつまり紙くずになります。マイレージは保護されるそうですけど早く保有者は売却してくださいね。3500億円(全体8000億円)の債務放棄を決めました。大事なのはリストラして搭乗料金を高くしても「ユニバーサルサービス」を落とさないことです。国内の不採算路線は飛ばしたいなら地方自治体で公的負担(つまり税金)で補填するべきではありませんか?38万人の株主はかわいそうだが、日本航空の倒産は仕方ありません。諦めてください。また日本航空のCEOは運輸業界から起用(京セラの稲盛和夫名誉会長が就任)、COOには社内昇格するそうです。社長には大西賢(まさる)氏(54)、副社長は田口久雄氏(54)です。2010年2月1日に新体制がスタートしました。日本航空はリストラ1万5000人、ホテル資産など売却、品川の本社を羽田へ移設するなど改革案が固まりそうです。日本航空のOBの「3分の2」は微妙ですが、日本航空年金基金の解散もあり得ます。羽田空港を24時間国際化をするそうです。アメリカンとの提携を強化するそうです。
が、羽田空港成田空港以前に「日本の空港の馬鹿高い離着陸料金(着陸費用は特別会計に入り新しい空港の開発に遣われる)引き下げ」をしない限り韓国の仁川(インチョン)空港に勝てませんよ。観光立国を目指すなら仁川空港のように空港着陸料を安くして、24時間フルで運航して更に外国語の案内所や案内人を設けるべきです。リニアを東京から大阪まで67分くらいで結ぶらしいけどコストパフォーマンスが鍵になります。値段が高いと便利でも需要供給がうまくいかないかもしれない。成田空港は国外線長距離、羽田空港は国外線短距離で深夜は羽田空港がハブ空港となるらしいです。大丈夫ですか?羽田空港が都心に近く利便性があるなら必ず羽田空港が国外線長期間もやりますよ。やらなかったらハブ空港じゃないでしょう?全日空とユナイテッド航空とコンチネンタル航空が独禁法除外申請していますね。これは料金値下げや機内サービス向上の為です。JAL(日本航空)のつなぎ融資が政府保証で実現化しましたね。日航の借金は8000
億円。2009年の最終赤字が1300億円です。企業再生支援機構から日本航空に公的資金(つまり税金)を3000億円投入することが決まりました。債務免除(つまり借金の帳消し)が2600億円です。リストラも9000人ですが人員整理するそうですね。空港会社の社員は全体で4万8000人ですよ。しかも、09年中に1800億円資金調達できないと潰れる危機でした。JAL(日本航空)の問題は「不採算路線」(日本の97路線のなか16路線廃止)もありますが、待遇にもあります。例えば、日本航空の年金は1人25万円、全体で3300億円です。この馬鹿高い年金制度も税金を投入する際の問題点になるでしょう。日本航空は企業年金を現役で53%OBで30%全体で40%減額するそうですね。西松社長も引責辞任です。(利益集団の日本航空のOBは「年金減らすな!」などと抜かしています。醜悪な連中ですが、やっと事態がわかったのか?OBの65%が年金減額に同意しています)しかも労働組合が7団体もあります。また新型インフルエンザでの利用者の減少、大きくて古い飛行機が多くお金がかかるということも問題点としてあります。まるで「親方日の丸時代」の「国鉄(JR)」や「電電公社(NTT)」です。しかも、税金を3000億円も投入してほとんど「国有化」です。まあ、航空はインフラのひとつだけれど徹底的に歳出削減をしてください。それからなら公的資金投入やむなしです。ボーナスゼロや役員報酬ゼロや日本航空の年金を「特別立法化」で対処するのはあたり前です。日本航空の純損失1312億円(中間決算)ですね。まあ日本の54空港のうち黒字化はわずか4空港だけですね。航空会社の危機はパンアメリカン(パンナム)1990年にパンナムはついに倒産します。何故日本航空会社という民間の企業を助けなければならないか?は日本初の国際線が日本航空だからです。1954年2月2日羽田→サンフランシスコ間でプロペラ機でしたが当時の片道値段は650ドル(23万4000円)。当時の大学初任給が1万2087円の時代です。だから日本航空は半民間半官だった訳なんです。国のお金が入っていた。日本航空が民間企業になったのは1987年です。それまで日本航空は「天下り先」だった訳なんですね。日本航空(JAL)は16種類の飛行機を持ち、166機保有しています。全日空(ANA)は9種類で144機保有しています。日本航空は機種が古く多いのですね。つまり整備の部品、機種ごとのパイロットも多数必要になりコストパフォーマンスが悪い訳なんです。日本航空の機種はボーイング47-400(36)マグダネル・ダグラスMD-90(16)MD-81(8)、エアバスA300-600R(18)など古い機種だけです。しかも日本の空港は97空港もあります。2010年には98空港(茨城空港)になります。この茨城空港は廃止が検討されていますね。関西空港は1兆円の負債を抱えて、普天間の基地を誘致しようって橋下徹大阪府知事が
動いていますね。かなり好評なようです。何故空港が多いかはブッシュ・シニアが「日米構造協議」で空港を作れ、と煽ったからです。でも日本航空がなくなったら60%の航空便がなくなります。だから「インフラ」として必要な訳なんです。だから税金を投入する訳なんですね。特別会計が問題なんです。例えば「道路特別会計」(車がまだ贅沢だったとき、道路拡張の特別会計が遣われていました)と同じく「特別会計」(飛行機用つまり空港整備特別会計)が作られ98の空港が作られた。これは護送船団方式なんです。第二次世界大戦後、日本の銀行はよく潰れました。だから、日本政府は潰れないように「都市銀行、地方銀行、信用銀行」に住み分けした。小さな銀行が潰れないようにと金利などを政府が決めていました。空港も住み分けしたのです。「日本航空(国際線)全日空(国内主要路線)東亜国内航空(JAS、国内地方路線)」…。しかし、80年代、グローバル社会化で日航は小さな航空会社や経営悪化航空会社を吸収、機種が増えた。日航が潰れたらインフラとして国内路線がほとんどなくなるから会社更正法で税金を投入して倒産を免れた訳です。成田空港(国内180万人国際3100万人滑走路2本)羽田(国内6500万人国際1800万人滑走路4本)羽田成田空港に住み分けたのは「内際分離」で、羽田は昔パンク状態で千葉県成田に空港を作るとき地元農民に反対されて「成田空港は国際線で」と説得したからです。結局「政治」なんですよ(笑) 
 

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日本航空・JAL  ボーイング787号機事故・不具合相次ぐ墜落の可能性もあり

2013年01月16日 19時10分05秒 | 日記
 日本航空JAL債務1247億円     
 
 2012年2013年にかけてボーイング787号機の新型機体が、相次ぐトラブルや電気系統火災・燃料漏れで問題視されています。このままならいつか墜落しますね。問題はボーイングの製造ラインだけでなくもっと根深いトラブルなのですね。製造ラインの人材不足もあるのですが、787機は電気とコンピュータの化け物・飛行機で、システム管理が難しい機体だといわれています。まあ、まずは墜落する前に「使わない」という選択は賢明な判断である。2012年12月8日、山形県庄内空港で乗客を乗せた航空機が80mオーバーランです。幸い負傷者がいなかったがもっと気負付けてほしい。2012年9月19日にJAL・日本航空が経営破たんから2年7か月ぶりに再上場です。初日の株価は3830円・時価総額が6900億円(借金返済3500億円)・利益総額2980億円です。LCC(Low cost carea)が今、話題です。オーストラリアの往復で4万円とか規制緩和で、満席にして、全部満室にするため全部「自由席」にする。水やジュースや食べ物は有料。機内食+ドリンク(1000円)、DVD鑑賞(1万円)…。全日空もLCCの別会社を起業するそうです。日航が機長乗務員ら100人をリストラすることがわかりました。将来的には1000人リストラすると稲森社長は望んでいます。日本政策投資銀行が日本航空に3000億円融資することで合意しました。2010年10月21日、いよいよ羽田国際化・ハブ空港化実施です。JALやANNがLCC(格安航空会社)を参入させることで合意です。関空を拠点に長距離バス感覚でということですがネックは日本の空港の人件費・離発着料金・燃料費の高さです。一言にLCCといっても各社ともここの問題がクリアーされないと長距離バスみたいには料金は安くなりませんよ。羽田空港(東京国際空港)のD滑走路ができて滑走路が4本になり、いよいよハブ空港化の予定ですね。今までは中国韓国台湾だけだった羽田国際便が欧州、北米、中東、中米ハワイ・ホノルルにまで路線が広がります。羽田の新管制塔は世界3位の110.3mだそうです。離発着数は40.5万回。なお参考までに主要都市から空港へのアクセス時間です羽田空港(東京から14分)、J・F・ケネディ空港(ニューヨークから35分)、シャルル・ド・ゴール空港(パリから29分)、北京首都空港(北京から26分)、チャンギ空港(シンガポールから27分)、仁川空港(ソウルから90分)…などです。ハブ空港化のメリットは航空運賃やコストをかなり安くでき、なおかつ観光客やビジネス客、国際会議を招致しやすくなることです。今は仁川(インチョン)空港は「177都市うち日本の都市27都市、滑走路3本、運用24時間」に比べ成田空港は「87都市のうち日本の都市8都市、滑走路2本、運用6:00時から23:00時まで」でまったく歯が立ちません。今後は「オープンスカイ(国際自由化)」というキーワードを覚えるようにしてください。国と国の航空の自由化です。日本航空の会長になった稲森和夫さん(78)は不満たらたらです。要するにガバナンスが出鱈目だ、ということです。2010年8月12日「日本航空機が墜落する事故」から25年目となりました。早いものです。私が中学生くらいでの衝撃的事故でした。よく覚えています。事故の風化が怖いが再発のほうが恐怖です。日本航空がアメリカン航空の米ダラスに幹部社員100人を派遣して「社外秘」の財務システムを伝授してもらっているそうです。ANNとJALが外国航空会社と提携して、格安航空事業を開始します。だが、日本航空の債務超過額が1兆円です。国際協力銀行が中小機移行費用2000億円を日航に貸し付けるそうです。前原誠司国土交通相は「空港特別会計」を見直し羽田空港をハブ空港化すると発表しましたね。米国2大航空会社ユナイテッド社とコンチネンタル社が合併し、世界最大の航空会社が誕生です。日本航空は傘下の「JALホテルズ」をホテルオークラに60億円で売却しました。アイスランドで火山噴火があり噴煙で24ヶ国で空港閉鎖でしたが復興しました。これは天災だから仕方がない。日航は50路線を廃止、削減しました。関西空港と伊丹空港の運営が一体運営されるそうですね。98番目の空港茨城空港が開港しましたね。総建設費用220億円、年間利用者予定81万人、が定期便はわずか2路線です。多分100年経ってもペイしないでしょうね(笑)しかも98空港のうちペイしている空港は8港だけです。が、実は空港は赤字ですが、20空港の天下り公益法人が290億円も蓄財していますね。まさに「役人天国」です。茨城空港は百里基地にある「百里飛行場」を兼ねている、軍民共用の空港です。その利点を活かして、空港としての目的・位置づけを明確化してほしかった。団体客専門の空港とか考えればいいのに普通の空港でスタートしましたね。中国の春秋航空が中国日本(茨城)往復で4000円を目指すそうです。静岡空港と同じく茨城空港はいりません。常磐道を使えば成田のほうが近いと茨城のひとも見抜いています。不要な空港は外資系に売ればいいと思います。日航の経営破綻は企業年金(国民、厚生、共済年金とは別に大企業が設定している積み立て形年金)や原因として大量の赤字路線。機種が多いなど。前原国交大臣は大手銀行と最終会議をしましたね。1000億円の融資増加枠です。必要資金2400億円が政府試算国際線一社の場合圧縮されるそうです。日本航空は法的整理決定です。つまり「法的に破産手続き」するということです。更生法申請(倒産)しました。負債2・3兆円、政府保証金1兆円(税金)です。2010年1月19日に再生機構下に移されました。倒産で負債2兆円でした。株取引が停止されました。日本航空には1兆円くらい税金が入る訳ですが、まったく政府保証金のない全日空が弱くなるような政策(例えば日本航空の安売り)はやめてほしい。明らかにカスタマーにとって不利益でしょうから。整理されるのは日本航空、日本航空インターナショナル、JALキャピタルの日本航空グループです。日本航空の上場廃止ということで株価はゼロつまり紙くずになります。マイレージは保護されるそうですけど早く保有者は売却してくださいね。3500億円(全体8000億円)の債務放棄を決めました。大事なのはリストラして搭乗料金を高くしても「ユニバーサルサービス」を落とさないことです。国内の不採算路線は飛ばしたいなら地方自治体で公的負担(つまり税金)で補填するべきではありませんか?38万人の株主はかわいそうだが、日本航空の倒産は仕方ありません。諦めてください。また日本航空のCEOは運輸業界から起用(京セラの稲盛和夫名誉会長が就任)、COOには社内昇格するそうです。社長には大西賢(まさる)氏(54)、副社長は田口久雄氏(54)です。2010年2月1日に新体制がスタートしました。日本航空はリストラ1万5000人、ホテル資産など売却、品川の本社を羽田へ移設するなど改革案が固まりそうです。日本航空のOBの「3分の2」は微妙ですが、日本航空年金基金の解散もあり得ます。羽田空港を24時間国際化をするそうです。アメリカンとの提携を強化するそうです。
が、羽田空港成田空港以前に「日本の空港の馬鹿高い離着陸料金(着陸費用は特別会計に入り新しい空港の開発に遣われる)引き下げ」をしない限り韓国の仁川(インチョン)空港に勝てませんよ。観光立国を目指すなら仁川空港のように空港着陸料を安くして、24時間フルで運航して更に外国語の案内所や案内人を設けるべきです。リニアを東京から大阪まで67分くらいで結ぶらしいけどコストパフォーマンスが鍵になります。値段が高いと便利でも需要供給がうまくいかないかもしれない。成田空港は国外線長距離、羽田空港は国外線短距離で深夜は羽田空港がハブ空港となるらしいです。大丈夫ですか?羽田空港が都心に近く利便性があるなら必ず羽田空港が国外線長期間もやりますよ。やらなかったらハブ空港じゃないでしょう?全日空とユナイテッド航空とコンチネンタル航空が独禁法除外申請していますね。これは料金値下げや機内サービス向上の為です。JAL(日本航空)のつなぎ融資が政府保証で実現化しましたね。日航の借金は8000
億円。2009年の最終赤字が1300億円です。企業再生支援機構から日本航空に公的資金(つまり税金)を3000億円投入することが決まりました。債務免除(つまり借金の帳消し)が2600億円です。リストラも9000人ですが人員整理するそうですね。空港会社の社員は全体で4万8000人ですよ。しかも、09年中に1800億円資金調達できないと潰れる危機でした。JAL(日本航空)の問題は「不採算路線」(日本の97路線のなか16路線廃止)もありますが、待遇にもあります。例えば、日本航空の年金は1人25万円、全体で3300億円です。この馬鹿高い年金制度も税金を投入する際の問題点になるでしょう。日本航空は企業年金を現役で53%OBで30%全体で40%減額するそうですね。西松社長も引責辞任です。(利益集団の日本航空のOBは「年金減らすな!」などと抜かしています。醜悪な連中ですが、やっと事態がわかったのか?OBの65%が年金減額に同意しています)しかも労働組合が7団体もあります。また新型インフルエンザでの利用者の減少、大きくて古い飛行機が多くお金がかかるということも問題点としてあります。まるで「親方日の丸時代」の「国鉄(JR)」や「電電公社(NTT)」です。しかも、税金を3000億円も投入してほとんど「国有化」です。まあ、航空はインフラのひとつだけれど徹底的に歳出削減をしてください。それからなら公的資金投入やむなしです。ボーナスゼロや役員報酬ゼロや日本航空の年金を「特別立法化」で対処するのはあたり前です。日本航空の純損失1312億円(中間決算)ですね。まあ日本の54空港のうち黒字化はわずか4空港だけですね。航空会社の危機はパンアメリカン(パンナム)1990年にパンナムはついに倒産します。何故日本航空会社という民間の企業を助けなければならないか?は日本初の国際線が日本航空だからです。1954年2月2日羽田→サンフランシスコ間でプロペラ機でしたが当時の片道値段は650ドル(23万4000円)。当時の大学初任給が1万2087円の時代です。だから日本航空は半民間半官だった訳なんです。国のお金が入っていた。日本航空が民間企業になったのは1987年です。それまで日本航空は「天下り先」だった訳なんですね。日本航空(JAL)は16種類の飛行機を持ち、166機保有しています。全日空(ANA)は9種類で144機保有しています。日本航空は機種が古く多いのですね。つまり整備の部品、機種ごとのパイロットも多数必要になりコストパフォーマンスが悪い訳なんです。日本航空の機種はボーイング47-400(36)マグダネル・ダグラスMD-90(16)MD-81(8)、エアバスA300-600R(18)など古い機種だけです。しかも日本の空港は97空港もあります。2010年には98空港(茨城空港)になります。この茨城空港は廃止が検討されていますね。関西空港は1兆円の負債を抱えて、普天間の基地を誘致しようって橋下徹大阪府知事が
動いていますね。かなり好評なようです。何故空港が多いかはブッシュ・シニアが「日米構造協議」で空港を作れ、と煽ったからです。でも日本航空がなくなったら60%の航空便がなくなります。だから「インフラ」として必要な訳なんです。だから税金を投入する訳なんですね。特別会計が問題なんです。例えば「道路特別会計」(車がまだ贅沢だったとき、道路拡張の特別会計が遣われていました)と同じく「特別会計」(飛行機用つまり空港整備特別会計)が作られ98の空港が作られた。これは護送船団方式なんです。第二次世界大戦後、日本の銀行はよく潰れました。だから、日本政府は潰れないように「都市銀行、地方銀行、信用銀行」に住み分けした。小さな銀行が潰れないようにと金利などを政府が決めていました。空港も住み分けしたのです。「日本航空(国際線)全日空(国内主要路線)東亜国内航空(JAS、国内地方路線)」…。しかし、80年代、グローバル社会化で日航は小さな航空会社や経営悪化航空会社を吸収、機種が増えた。日航が潰れたらインフラとして国内路線がほとんどなくなるから会社更正法で税金を投入して倒産を免れた訳です。成田空港(国内180万人国際3100万人滑走路2本)羽田(国内6500万人国際1800万人滑走路4本)羽田成田空港に住み分けたのは「内際分離」で、羽田は昔パンク状態で千葉県成田に空港を作るとき地元農民に反対されて「成田空港は国際線で」と説得したからです。結局「政治」なんですよ(笑) 
 

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トヨタの問題 トヨタ2年ぶりに世界首位(ダイハツ・日野自動車含む)

2013年01月16日 07時28分04秒 | 日記
トヨタリコール問題
 
 
 GMの2012年の世界売上が929万台でトヨタ(ダイハツ・日野自動車含む)の970万台を下回った。トヨタは2年ぶりに世界一の売り上げを記録した。ホンダが世界生産600万台という目標を掲げた。まあ、達成できるだろう。スズキのインド子会社、マルチスズキの印北部マネサール工場で2012年7月18日に発生した暴動に関連し、捜査当局は2012年8月1日、労働組合幹部10人を逮捕しました。これで委員長や書記長を含めた12人の組合幹部がすべて逮捕されたことになります。インドに進出して40年になるスズキの歴史を振り返るとトラブルの連続だったという。だが、今回の暴動ははるか昔に撤廃された筈の「カースト制度」であるといいます。昨今ではITスキルを磨き、給料の高い職種に就きカースト制度とは無縁の若者が増えています。カースト制度で上にいけない人々にとってスキルを磨き、アメリカに渡って大金と成功を掴むのは大きい夢に違いありませんね。日本で言うなら大学を卒業していない人種が、才覚とアイデアで「億万長者」になるのと似ています。こういうインドにはそういう背景があることは肝に銘じていたいことです。またトヨタやホンダ、フォルクスワーゲンなどの売り上げが好調です。「リコール問題なんてあったっけ?」というほどトヨタは年間売上1000万台という昔へのペースに回復、4年間苦しんだ結果、トヨタは飛ぶ鳥を落とすような勢いまで復活しました。日本産業にとっては大いなる強みになりますね。いすゞとGMが次世代エンジンの共同開発で合意しました。2012年9月からの「次世代エンジン開発」へと舵を切る。トヨタが販売世界一です。2012年上半期497万台で、世界一、GM、フォルクスワーゲンを抜きました。米国の新車販売率が回復です。トヨタ30.3%ホンダ48.8%日産28.8%などです。ダイムラー(独)211万台、フォード(米)570万台、ルノー(仏)270万台、トヨタ709万台、ダイハツ91万台、富士重61万台、ホンダ309万台、日産467万台、スズキ250万台、マツダ120万台、三菱自102万台など。トヨタが生産した2006年から2008年の「カムリ」「RAV4」など4車種1425台で、ドアが発火する恐れがあるということでリコールです。エコカー補助金2747億円のうち52%消化で、残り1316億円です。エコカー補助金は2012年7月中旬にも終了する模様です。またトヨタは新興国に小型車8種投入です。ちなみにトヨタはエティオス58万円から114万円、日産がダットサン56万円、ホンダがプリオ56万円から71万円、スズキがアルト34万円などです。トヨタは今年度世界販売2割増を目指すといいます。またGoogleの全自動自動車はいいよね。特に障害者や高齢者は「運転しなくていい」ので(センサーやコンピュータで全自動運転)楽ですよ。北京モーターショウ開幕です。中国で人気の自動車メーカーは①日産②トヨタ③ホンダ④スズキ⑤マツダ⑥三菱自動車⑦GM⑧フォルクスワーゲンの順ですね。エコカー補助の復活です。2011年12月から2013年1月までで乗用車10万円・軽自動車は7万円です。(予算3000億円)また自動車大手のマツダ社は1000億円の増資及び400億円の融資を増やし、海外での販売網生産網の強化を図るという。助言だが、ソニーみたいに金融(ネットバンク)や保険をやってみてはいかがか?今回自動車大手のマツダ社は1400億円もの費用をかけて海外生産拠点つくりや販売網拡充にまい進するという。この件はシンボリックな日本の危機感である。円高、電気料金値上げと電気不足、人材不足、企業の大企業病である。しかし、したり顔で「日本の工場は全部人件費の安い中国やタイにいく」だの言われたくない。人件費で移す工場とは「誰でもやっていることをしている工場」だけだ。例えばスイスの人件費は日本より高いが、スイスの時計は日本でも欧米でも高額で売れている。私は高校生の頃、マツダ社本社工場などを見学したことがある。すごい技術であり、舌を巻いたのを覚えている。そのマツダ社でさえ海外に出るのだ。この真実を、政治家たちは噛み締めるがいい。マツダ、でさえ、だ。米国の自動車産業が日本の軽自動車にたいしての文句を引っ込めた。アメリカの「軽自動車もどき(笑)」は燃費がリッター1000ccから2000cc…だが、日本の軽自動車は平均660ccから470ccである。アメリカは「軽自動車もどき」を売りたくてTPPなどで文句をいってきたが「日本の軽自動車は乗用車並みに高品質で高機能」と気付いた訳だ。だが、米国では中国産の奇瑞汽車(チェリー自動車)の自動車が目立つという。日本も早く体制を立て直して頑張ってほしいものだ。歴史的円高とタイの大洪水などで、国内需要を拡大させてほしいとトヨタや本田技研などの幹部が「(日本国内での)9種もの自動車税(自動車所得税・重量税など)」を廃止させてほしいと政府に提言をしました。廃止後の財源はどうなるのか?わからないがアメリカの24倍もの重税は廃止するのは当たり前だ。またSUZUKI(スズキ自動車)がVW(フォルクスワーゲン)との提携を解消すると2011年9月12日発表しました。かなりフォルクスワーゲン社は経営が悪化しており、足手纏いになっていたそうです。トヨタは東日本大震災でサプライチェーン(供給網)が寸断されたのを受けて4次下請け会社まで本格的に調査するそうです。またホンダが226万台リコール、GMは453万台売り上げでトップ、東日本大震災の影響でトヨタは3位です。トヨタの2011年4月から6月期の営業赤字は1079億円でした。円高と東日本大震災が影響したようですね。ホンダ(ホンダ技研)が11年3月の営業利益が64.9%の減収減益になったと発表しましたね。だが新車販売が回復です。トヨタは年間720万台体制を再生しました。トヨタは米国ITベンチャー企業やマイクロソフト社と業務提携し、車のインターラクティブ化を狙っている。これは「イメージ的」には「自動車のipad化」ということ。車内でインターネットやフェースブックやツイッター、ブログや無論カーナビ機能や商品注文やチケット購買など出来るようにする…という広大な構想である。本田技研工業も同じ企画を検討しているという。自動車業界各社は節電のため木曜日金曜日を休業とし、土日を操業日とすると明らかにしました。自動車は3万個以上の部品からなり、部品メーカーなど下請けも呼応すると見られおよそ86万人が節電で土日営業、木金休日…になりそうです。トヨタは震災損失が1100億円であるとし、2011年6月に7割の生産が回復する見通しであるといいます。自動車7社の震災損失は2159億円であるそうです。米国の新車販売率が17%増となった。2011年4月の新車販売率が47%減となった。震災で生産停止したのが影響したという。 2012年6月で富士重工(スバル)が軽自動車生産から撤退します。2011年4月19日から「上海モーターショー」が開幕し、日本勢は「存在感」を示しています。トヨタの利益が3.2倍に回復しました。3月期予定では1.5%増だそうです。フランスのルノー社の幹部が日産との電気自動車(EV)の技術機密を漏洩した事件で、元・幹部に執行猶予がついた。中国の新車購入が1806万台と世界一になりました。日産もHV本格参入です。日産はEV「リーフ」、三菱自動車は「アイ・ミーブ」、GMは「シボレー・ボルト」、本田技研はフィットHVを159万円で発売しました。日本の自動車メーカの環境自動車の低価格競争が激化しています。中国の国内自動車メーカー30社の平均生産能力が3100万台だと明らかになりました。米国でさえ1600万台から2000万台です。ちなみに中国国内自動車メーカー30社(日本9社、米国3社)は多すぎます。私も中国の鉄鋼生産能力6億トンのうち1億トンは無駄だと思ってます。日産・スズキは中国インドでのシュアが60%でまた悪路の多い国では三菱自動車のパジェロなど売れています。トヨタは出遅れました。今は米アップルのように「物つくり」だけでなく「コンセプトやアイデアからの物つくり」が必要なのです。「国土開発幹線自動車道路建設会議(国幹会議)」は廃止するそうです。トヨタはⅤ字回復で1547億円の黒字です。プリウスは日本販売トップの2万3000台突破です。リコールは許容範囲だったそうですね。レクサスは1万1500台リコールです。北米カローラは136万台リコールです。トヨタはテスラ・モーターズと提携して電気自動車をカリフォルニアのNUMMI工場で生産です。日産のゴーン社長は2013年にEV8車種を量産化して低価格を求めるそうです。つまり、電気自動車で世界のリーダーの座を日産が狙うということです。高速道路建設の一部と新幹線建設の一部を凍結して最大9000億円を削減する予定だそうです。例えば酒田遊佐間や名古屋西飛鳥間や潮来鉾田間や練馬世田谷間などです。まあ、かなり地方の(公共事業頼りの)利益団体の大反発があるでしょうね。ということで高速道路割引財源をゼネコンや建設業界に振り分けるそうです。またとうとうというか中国の新車販売数が世界一になりました。日産・ルノーはダイムラーと提携交渉。世界第三位です。トヨタリコール問題で事故データを追加要求しましたね。トヨタ自動車は電子制御の安全性を強調する為に米国で公開実験しました。国内各社はブレーキ優先装置導入を急いでいるそうです。(日米トヨタ自動車は30万台のリコールを予定しています)トヨタ自動車はリコール抑制で91億円節約したそうです。米トヨタ自動車中国トヨタで535万台リコール、EUカナダトヨタ自動車で20万台リコールです。トヨタ自動車社長豊田章男氏が米国下院公聴会出席しましたね。「欠陥隠し」を否定しました。リスクへの対策を練る組織を作るという。事故死亡者は34人に上った。トヨタで弁護士をやっていた人が訴訟を起こしました。弁護士ですからでたらめをいう訳はなく北米トヨタかトヨタ本社が欠陥隠しをした可能性もあるのです。問われるのは豊田章男氏の議論力です。涙を流してうったえるのではなく、30年に渡ってトヨタが米国本土に貢献してきたか?です。米国人雇用創出と社会的貢献をうったえることです。リコールだけならGMやフォードのほうが多いのです。豊田氏が問われているのは国際感覚で涙ではありません。いい訳に終始して関連会社の「茶坊主」に拍手されることではありません。またマツダと米国フォードは中国生産の合弁を解消しましたね。フランスのプジョー社は三菱自動車を買収して共同出資経営するそうですね。スズキとフォルクスワーゲンの資金提携がありました。スズキはインドでは二台に一台がスズキ車といわれる程新興国で強いメーカーです。またいすゞ自動車は東南アジア向けに低価格トラックの販売をはじめました。また富士重工業(スバル)は米国でかなり浸透しているそうですね。またホンダは「フィット」(ハイブリッド車(HV))と現行のフィットとの食い合わせに困っています。つまり価格差を幾らにするか?ということです。日産自動車の600億円の申告漏れが明らかになりました。前原国土交通大臣はETC以外でも無料化してテストしてみようと言っていますね。本当に民主党は高速道路無料化をするつもりなんですか?09年9月10日、日本航空と全日本空輸は10月25日から羽田空港から北京空港の間の路線を新規開設すると正式に発表しました。日本航空が中国国際航空との共同運航(コードシュア)も含めて同3往復で首都同士を結ぶ路線の新設です。顧客の拡大確保の為です。しかしながら、日本の空港は1980年には20港だった空港は2009年には97港です。98港目は栃木空港です。
いずれも採算割れしていますね。だから赤字(空港整備勘定(空港整備会計))な訳です。空港特会を抜本的に見直したって同じです。そんな中、日本航空が航空世界最大手の米デルタ航空から900億円の出資を打診されていることが明らかになりました(同じワンワールド会社のアメリカン航空も日本航空への投資を検討中です)。前原誠司氏(国土交通相)の腕のみせ所ですね。日本航空は08年のピーク時に20%あった自己資本比率が現在では10%だそうです。まあ「借金漬け」だそうです。900億円が仮に借りられても12,3%に回復するだけです。まあデルタが日本航空の株式を11%持つことは法律上問題がありません。が、日本航空が日本政策投資銀行から2300億円の融資を受けている訳です。これははっきり言って税金です。我々は日本航空の経営力が回復しても金利分しか受け取れません。が、デルタは900億円で大きなリターンを得ることが出来ます。日本政策投資銀行はデルタの5倍額
の25000億円くらいの株式を持つべきです。公的資金(税金)の投入やむなしですね。但し潰れたらおしまいです。日本航空の再建には3年間で2500から4500億円必要であるという。国内外50路線廃止して従業員6600人をリストラし、外資系の資本提携で再建を謀るそうです。日本航空の再建チーム(日本航空再建タックスチーム)が組織されました。メンバーは高木新二郎氏(産業再生機構委員長)、宮山和彦氏(元同専務)、田作明雄氏(元同取締役)、大西正一郎氏(元同マネージャーディレクター)、奥総一朗氏(レゾンキャピタルパートナーズ専務)などです。それぞれダイエーやカネボウを再建したチームです。タクスフォースは銀行団体に支援機構活用で2000億円を要求しましたね。日本航空が抱える問題は労働組合が7つもあり「内下馬」が絶えないことです。日産自動車のカルロス・ゴーン氏のような大改革が必要です。が、たった11%しか持たない株主のデルタでは不可能でしょうね。例えばJR東日本のような会社が日本航空を買収するべきです。外資系では意味がありません。JRが例えば日本航空を買収したなら「陸」と「空」というビジネスチャンスが広がる訳です。それにしてもJR西日本の事故原因調査情報漏洩はモラルハザードです。頭をさげて済む問題ではありません。また新車販売比率が15ケ月ぶりに前年越えしました。ガソリンの暫定税率全廃を先送りしましたね。8月は126万1977台とプラスだった。年換算で1400万台のプラスだった。これはエコカー減税(期限付き)のおかげである。中でもトヨタのプリウスは11万台も売れているそうです。経営危機に陥っている米国自動車メーカー大手ゼネラル・モータース(GM)は27日、無担保債務計270億ドル(約2兆6000億円)の削減にたいして、「債権者から十分な同意を得られなかった」と発表した。それを受けてGMの最終株価は1ドルを下まわり75セントである。25%が株主優待券となり、税金7兆円が救済として導入されます。14・5万人が失業恐れである。だが、クライスラーの再建会議が決着しました。新生クライスラーがフィアット傘下でスタートします。GMは再建できないと思います(何故GMが潰れたかはサブプライムローンやCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)などもっといろいろあるのですが分かりやすくいうと年金医療事務費用です。つまり米国の国民福祉年金や医療費が高く2700万人が国民福祉制度未加入です。GMはOBも含めて雇用者団体の年金医療費を年何十億円も払ってきました。負債は16兆円です。それが足枷になっていました)。ただGMは世界的巨大企業です。日産自動車と本田技研工業を足したくらいです。GMは実は数年前から金融でもっていてほとんど自転車操業であった。アメリカ合衆国はハイブリッド自動車への購入補助金を20億ドル増やしましたね。そしてあまりに負担額が拡大して廃止になりました。日本にもハイブリッドカーやエコカーが続々輸入されてきました。GMはオペル買収を取り止めましたね。これはカナダの自動車部品大手メーカー、マグマ・インターナショナルに敗れたことがあります。GMは日本メーカーとの完成車合弁がゼロになりました。スズキとのカナダ生産もゼロになりましたね。まあ、皆さんにはあまり関係ありませんけどね。それよりトヨタ自動車の米国でのリコールのほうが身近でしょうね。トヨタ自動車の社長が謝罪いたしました。HV(ハイブリッド車)エコカーがフォルクスワーゲンやダイムラーやBMWも中国市場の次とばかり日本市場に投入してきました。だが、6月の米国新車販売台数は118万5000台数です。過去最低だった去年のリーマンショック後からは一服した感じです。新生GMの会長に米AT&Tの元会長のエドワード・ホイッタカー氏を起用するそうです。氏はM&Aを軸にAT&Tを軸に拡大させたバクチ屋です。GMの債権額は8兆円と莫大な額のように思います。がリーマンブラザーズは60兆円、ワシントンミューチアルが30兆円、ワールドコム10兆円と見ればそんなに莫大でないのがわかります。しかしながら、影響力は小さくありません。ディーラーは6246店から3605店に減り、工場も47か所から33か所に減ります。労働者も61000人から40000人に減ります。カリフォルニア州の工場(通称NUMMヌーミー)やインディアナ州TMMI、ケンタッキー州TMMK、テキサス州TMMTX、メキシコTMMBC、インディアナ州SIA、ミシシッピー州TMMMSカナダTMMCは閉鎖です。この工場はトヨタ自動車とGMの合弁会社ですが経営難からGMが撤退したのです。日本企業はトヨタで44%ホンダで37%日産で51%スズキで28%マツダで50%三菱自動車で64%ダイハツで14%富士重工業(スバル)で36%など生産と販売力消費力が落ち込んでいます。過去歴史的低迷状態です。中国市場とエコカーだけが頼りという情けない状態です。が、やはり軽自動車は2世帯で1台もあって2657万台です。日産自動車は初の電器自動車「リーフ」を販売しました。が、売れる訳ありません。理由は電器スタンドが整っていないこととコストパフォーマンスです。まだ値段が高いのでしょうか。つまり10年早いです。ホンダも電気自動車(いわゆるEV自動車)をリリースするか検討中であるという。が、トヨタ自動車は3月期を上方修正しました。プリウスが売れているからです。プリウスは二位のワゴンRに一万台差で今年国内で27712台も売れて、新車待ちは半年以上ですよ。すごいね。が、後は売れてません。軽自動車だけです。アメリカ合衆国の消費市場が冷え込みが一段落しましたね。アメリカ合衆国が「ものつくり」をやめたとよく言われるけど違います。世界の優良百社の中にアメリカ合衆国の「ものつくり」会社は60社です。日本企業は8社だけです。例えばコカ・コーラやインテル、ペプシコなどです。ポスト自動車は太陽電池やグリーン車です。フォルクスワーゲンはポルシェを完全統合しましたね。トヨタ自動車はどうでしょうか?また赤字です。F1から撤退するということです。トヨタ自動車に最近抜かれるまで77年間も「世界一」だったGMの傘下にはスウェーデンのサーブやドイツのオペルなど驚く程ブランド力のあるブランドがあります。それが解体さた。GDP(国内総生産)はマイナス0・39%が予想されるそうです。やっと週内に最良資産売却承認である。ブランドはシボレー、キャデラック、ビュウィック、GMCの分野に集約します。やはり退職者の年金や医療費などのレガシィコスト(負の遺産)が大きい。また国民が望むような自動車を作れなかったのが痛いでしょう。ただ、レガシィコストを切り低燃費環境自動車を開発していけば再建は可能でしょう。ただ、米国政府が6割の株式だから議会が「雇用創出の為に国内生産をふやせ」と圧力をかければ再建も危うくなる。GM APJ(アジア・パシフィック・ジャパンGM日本支店)はリストラをしないそうです。またGMは大型スポーツタイプ「ハマー」を中国の重機メーカー、四川騰中重機に売却しました。また「オペル」はカナダとロシアの合弁会社へ売却しました。インドのタタ・モーターズはフォードから英高級ブランド「ジャガー」と「ランドローバー」を買収するなど新興業国の強さが目立ちます。中国市場はアメリカ合衆国の市場より多い年938万台…インドも年154万台…ロシア市場も有望だ。旧・GMは廃止されハマーやポンディアックで、新・GMはシボレーやキャディラックなど4ブランド。世界販売600万から400万に縮小します。世界第五位で、工業員4万人…ディーラー4割削減の3600店で税金7兆円が投入します。オペルをカナダの自動車会社・マグナインターナショナルに売却しました。GMは連邦破産法11案(日本の民事再生法案に相当)の申請しました。何故ならば債務削減に応じるよりも破綻して損失補填を受けたほうが「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」 を大量に持つ銀行やファンドが有利だと判断したからです。倒産すると日本の部品メーカー102社に影響が出る見通しです。(が、悪いことばかりではありません。日本車がもっと売れるなどやリーマン・ショックなどで深刻化した景気がGMの倒産で「底を打った」と安堵が広がったことです)あのGMが倒産し国営化されました。が、株価が上向きになっています。それはリーマンからの景気減速からGMの破産で「もうこれ以上はない」という安堵感が広がったからです。

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アメリカの正体 第二期オバマ政権スタート国務国防CIA財務経済諮問会議

2013年01月14日 07時37分44秒 | 日記
  アメリカの正体
  
第二期オバマ政権のスタートです。国務長官にケリー上院議員、国防長官にヘーゲル氏、CIA長官ブレナン氏、財務長官ルー氏、経済財政諮問会議長官クルーガー氏等ですね。2012年11月6日、バラク・オバマ現職大統領(民主党)とミッド・ロムニー共和党代表とのアメリカ合衆国大統領選挙がありました。オバマ現職の再選ですね。選挙人はオバマ氏303人ロムニー氏206人の大差です。しかし、上下院ねじれ状態でアメリカ版「決められない政治」と莫大な財政赤字で何もできない状態です。若者などの失業率17%もリスクといえばリスクです。オバマ氏は7日には財政再建と経済成長の両方に取り組むといいますが米国上院は野党共和党議員が大半です。また大統領選挙が1年半というのも「列車時代」の産物で現代なら3か月程度でいい筈です。1年半も800億円もかけて両候補がネガティブ・キャンペーンをやらかし、米国には倦怠感が広がっています。また今回は黒人とヒスパニックやラテン系アジア系アメリカ人がオバマ氏を支持、白人ユダヤ系白人ヨーロッパ系白人がロムニー氏を支持しました。オバマ大統領だからこそ(大型減税の失効と歳出の強制削減の重なる)「財政の崖」を回避が難しい。兎にも角にも財政の崖の回避がオバマ大統領に求められています。ですが、黒人アジア系など有色人種が基盤のオバマ氏では、白人富裕層への増税が出来ないのではないか?と懸念されています。なにより議会がねじれ状態のままですから、演説だけうまくともどうしようもない。オバマ大統領にとっては苦しい最期の4年間となりそうだ。だが、「財政の崖」は土壇場で回避された。結果は6つ。①年収45万ドル(3900万円)未満の減税恒久化②勤労者の社会保障(給与税)の減税延長認めず③年収45万ドル以上の富裕層への20年ぶりの増税④歳出の強制削減の2か月の延長⑤緊急社会保障税1年間回避⑥日本の相続税にあたる遺産税の増税を緩和、である。まあよかったが「問題の先送り」をしているだけに過ぎない。2012年10月8日、ベネズエラの大統領選挙でチャベス大統領が4選で当選した。反米の独裁者だが、豊富な石油資源での大金を貧困層にばら撒いていて、無税や教育料金・医療費などをほぼ無料にしているため人気は絶大だ。2012年9月11日は、「米国同時多発テロ」から11年です。アフガンは泥沼化していますが、よほどのことがない限り「オバマ現職大統領再選確実」です。まあ、米国は3年間サブプライム不況の後遺症から回復したばかり。でも、米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は債務超過から資金超過になったのはオバマ大統領の経済政策の成果です。今、現在進行形な米国の不幸は「学生ローン」の問題です。アメリカ人の1人当たりのローン額は、平均2万5000ドル(約196万円)です。ロムニーもライアンもいらないが、今後この「学生ローン」が問題視されると思います。職に就き年棒5万ドルから10万ドルと稼げればローンは返済できる。だが、失業者が拡大すれば「第二のサブプライム・ショック」にもなりかねません。4年後の2016年の民主党アメリカ大統領候補に、ヒラリー・クリントン氏との意見が60%だという。クリントン国務長官の好感度は高く、アメリカ大統領初の女性大統領という声が大多数だという。まあ、ありかな。2012年11月の米国大統領選挙は共和党代表のロムニー氏VSオバマ現職大統領(民主党)の一騎打ちとなりました。結果はオバマです。オランド仏新大統領は「緊縮より成長を」というが「夢物語」を語っているに過ぎない。「成長すれば緊縮策をしなくていい」などというが相当成長しなければならない。成功例はある。レーガン元米国大統領とサッチャー元英国首相だ。だが「小さな政府」路線でおもいっきり全部の規制を撤廃した。当然最初は大量の失業者がでる。改革の芽が花開くのは15年後か20年後だ。だからレーガン氏サッチャー女史も現職を追われた。米国はクリントン時代に高度成長という改革の花が咲き、英国もブレア政権に成長した。改革とはそれぐらい時間がかかるものだ。改革の成果を拙速に問うべきじゃない。ちなみに小泉改革とは名ばかりで、郵政民営化法案以外(といっても郵政国有化に復帰しつつあるが)何のいいこともしていない。だから日本には「改革の芽」などない。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、「我々は(日本のような)デフレに陥るのを回避した」と発表。バブル崩壊後の長期デフレ不況になった日本のようにはならないといいます。非正規雇用と正規雇用の均衡処分、医療、介護など成長分野の需要を掘り起こすと。でも、米国は90兆円規模の資金を投入して「ゼロ金利」にし、日本化していますね(笑)。日本は少子高齢化と国内消費冷え込み、外国人(優秀な技術をもつ外国人)労働がほぼゼロに近く、ダイナミックな政策がとれません。しかも日本の企業は一部経営難な企業を除けば、構造的に企業が資金を必要としていません。2001年から2006年にかけて日銀が30兆円規模の資金をマーケットに投入しました。しかし、ニーズがなく資金は吸収されませんでした。で、悪名高い「中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)」につながってしまった。日本の中小企業は「借りてもどうせ後で貸しはがされる」と思いだれも借りません。だが、米国はラッキーです。米ドルは世界通貨であるため輪転機でドルを刷れば世界中で買えます。日本、中国、ブラジルなどの世界の国々はそうはいきません。世界で買うときは外貨(米ドル)を手に入れなければならないのです。日米貿易戦争は30年の歴史があります。だから日本人はそのような米国の経済を知っています。だが、中国はまだ知りません。米国に「いじめられてる」最中です。是非、日本の経験を中国は学んでほしいと思います。またオバマ大統領がアフガン電撃訪問です。ビンラディン殺害から1年目ですね。2012年4月30日、野田首相が訪米してワシントンDCでオバマ大統領との「日米首脳会談」が開催された。中国の台頭に対しての日米の防衛・経済連携で合意したという。米連邦準備制度委員会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)は「事実上のゼロ金利制度」を続けるそうです。さすがはバーナンキ理事長です。日本の「失われた20年」を反面教師にしている。また米国では民主党バラク・オバマ大統領と共和党のロムニー氏(前マサチューセッツ州知事)の一騎打ちです。しかし、今のままではロムニー氏はオバマ大統領に勝てないだろう。ロムニー氏は海外に200億円の資産を持っていて、米国内に税金を払っていない。違法ではないが一般的なアメリカ人には「99%の俺らと違う1%のやつだ」と映る。EU内の失業率は10.8%になりPIIGSが足を引っ張っている。スペインの失業率は20%でギリシャ・ポルトガルも同じ。日本とドイツの失業率は10%と非常に優秀な結果です。まあ、日本の場合、職を求めていない完全失業者はカウントされていないけどね(笑)。これから起こるであろう「イランへの攻撃(イラン戦争)」は軍産複合体の「ウォーエコノミー(戦争犯罪)」によるものだが、軍資金はまた日本からということに(中国や韓国・EUも)なりそうですね。また戦後に掃海艇をだして大金出して感謝もされず…ですか(笑)。広島長崎の原爆を米人に知らせよ。1945年8月、広島と長崎に米軍機による原爆投下が行われ軍人でもなんでもない無辜の、一般人が何百万人も虐殺されました。これは明らかな「戦争犯罪」であり「(民間人を巻き込まないという)国際法違反」なんです。でも米国では「戦争終結を早める為」もしくは「戦争続行での米兵の死をすくう為」に原爆投下したのだ、と詭弁を学校で教えられるそうです。もちろん原爆被害者の死体写真も教科書には何も書いていません。原爆など落とさなくとも戦争は終わっていたでしょうね。日本全土が焦土と化し、昭和天皇・裕仁も自決を覚悟していたそうですから。まあ、映画「パールハーバー」の演者も詭弁を言っていたでしょう?これは「帝国日本軍による侵略と無辜の民虐殺」と同レベルです。謝って改めるに憚る事なかれ、だ。まずは隗より始めよ。「セキュリティサミット」で米国のオバマ大統領と韓国の李明博大統領が会談し「北朝鮮の弾道ミサイル(人工衛星をあげるとカバー)」の打ち上げ停止を呼びかけた。米国は北への食糧支援もやめるとも。2012年2月14日ワシントンDCで事実上の米中首脳会議があり、習近平氏とオバマ大統領が会談しましたね。オバマ氏は「大国としての責任を」と釘をさしました。またモトローラ・モビリティ/モトローラ・ソリューションは創業者家出身で90年に会長を辞任するまで30年に渡りIT業界の牽引役だった巨人、ロバート・ガルビン氏(89)の死去を発表しました。ソニーの盛田氏(故人)と通商でやりあって(日本が半導体を失う羽目になった)日本が韓国に半導体工場を移して「寝首をかかれた」一件の「大悪人」です。米国は何年か前に未来学者のハーマン・カーン氏が「2000年には日本のGDPは米国経済を抜く」といいました。結果は…。私は米国経済がさらにコケル心配をしています。ジョブズに加えガルビンも死んだからです。杞憂だといいのですがね。アメリカの失業率が9.1%となり米国内各地でデモが頻発しています。彼ら彼女らは「Job! Job! Job!(仕事をよこせ!)」といいます。ですが、米国には仕事はありません。でも、だからって馬鹿みたいに「ニューディール政策もどき」みたいなことをしても駄目です。要は政府役人なんかに景気は治せないと悟り、自分で「沈みゆくタイタニック号」から少しでも大金をぶんどり逃げるという「走為上の計」です。9・11米国同時多発テロ事件から10年、東日本大震災から半年。米国ではアルカイダによる米国国内のテロの信ぴょう性の高い情報があるという。何も起こらないといいね。ただ、言っておくが我々が戦っているのはアルカイダなどのテロリスト集団でイスラム教徒ではない。9・11に歴史的必然などない。2011年7月3日タイで総選挙が行われタクシン派が圧勝、タクシン氏の妹・インラック・シナワット氏(44)が女性初首相に決まりました。また米国とフィリピンが協力関係構築で東シナ海での中国のけん制を計りました。ここ10年程で米国内ではKKK(クークラッククラン)のような「白人至上主義」が吹き荒れていて不法移民や有色人種が年に7000人以上殺されているという。9歳の少女までメキシコ人というだけで殺害された。とんでもないことだ。また米国クリントン国務長官が世界銀行総裁に転身の意向だそうです。驚きの転身ですよね。ペルー大統領選挙は元・軍人のオジャンタ・ウマラ氏(45)が勝利、日系人で女性・フジモリ元・大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏(36)は敗北しました。米商務長官がエジソン・インターナショナルのジョン・ブライソン氏を内定(ロック商務長官が中国大使に成るため)しました。2012年米国大統領選挙で民主党の候補はオバマ大統領でほぼ決まりですが、野党共和党は有力な対抗馬はなく、ロムニー氏が共和党候補者になりそうです。オバマさん再選かな。ワシントンDCで中国首脳と米国首脳が米中戦略・対話がはじまりました。人民元引き下げで合意し、米国は為替レート変動を調整。両国は包括的な貿易不均衡打開で合意。日本の東日本大震災の支援で両国一致。外交軍事に対して協議場設置。エネルギー管理協議で一致しました。いよいよアメリカと中国の二大大国の時代です。2011年5月1日夜、米軍がパキスタン・アボッタバードで9・11同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディン容疑者(54)を銃撃戦(「ジェロニモ作戦」)の末殺害したとオバマ大統領は勝利宣言をした。「正義を遂行した」という。DNA鑑定でも本人だとする。ビンラディンは丸腰であったという。遺体写真は公開するか米政府は迷っている。反米感情を煽る可能性が高いからだ。だが、アルカイダの報復テロが怖いからしばらくは米国に行きたくないな。だが、アルカイダやビンラディンとイスラム教は関係ない。2011年4月29日米国内で16以上の竜巻があり、300人死亡2000人が怪我です。FOMC(米国連邦公開委員会)は米国追加緩和を2011年6月で終了とした。「ゼロ金利」は継続です。「舌禍」で更迭された前・米アフガン司令官・マクリタル氏の証拠がなかったことがわかりました。またキューバは市場主義を一部導入するそうです。やはり共産主義では駄目だということか(笑)。バラクオバマ氏が大統領選挙に出馬表明し、選挙活動を始動した。二期目も「Yes We Can」でいくらしい。そして、とうとう中国がGDP世界第2位になりました。だが、一人当たりのGDPは日本人の10分の1です。2011年1月、胡錦涛国家主席が訪米して、バラク・オバマ米国大統領と会談、米国旅客機200機3兆7000億円の「政治的お土産」の商談をまとめ握手しあった。さすがは胡錦涛氏、人権問題は軽くかわすしたたかさでした。米国は「ウィキリークス」や開設者のアサンジ容疑者を本格的に捜査することをきめましたね。また民主党上院議員の女性・ガブリエル・ギフォーズ代議士(40)が銃で暗殺されかけました。銃弾は左脳を貫通しており、意識不明の重体だそうです。FRB(連邦準備委員会)が更なる追加緩和で米国債48兆円購入です。これは米国債を購入することで資金を市場に還流させる策です。FOMC(Federal Open Merker Oommictee. )つまり金融会議で決まりました。2010年11月中間選挙で、オバマ「民主党」が大敗です。下院(民主党184、共和党239)上院(民主党51、共和党46)知事(民主党15、共和党27)と大敗でオバマ大統領は2期目は無理ではないか?といわれていますね。今、米国政界で話題の女性がいる。それが元・アラスカ州知事で、マケイン共和党候補とタッグを組みオバマ・ヒラリーと大統領を戦ったメガネの美人女性である。大統領選挙では長女が未婚で妊娠(長女と彼氏は結婚しなかった)という敵失やオバマの天才的演説もあり敗退。選挙後忘れ去られた。が、自伝本「ならず者で生きる」を出版し全米をまわりベストセラーになった。2012年のアメリカ大統領選挙にでる予定だという。準ミス・アラスカ、TVレポーターを経て政治家になったひとで、メガネは日本製だ。「Yes we can」ではなく「OH,no you don't」といおう、という。アンチ・オバマの受け皿…それがサラ・ペイリン女史(46)である。ですがペイリンさんは「世界情勢」に無知なようで「北朝鮮からの韓国への攻撃事件」で「同盟国の「北朝鮮」を支援する」といいました。また「アフリカ」を「アフリカというひとつの国」だと思っていたそうです。このひとが未来の「女性初の米国大統領」ですか?大丈夫なんですか?なおFRBのバーナンキ議長は否定したが、結論は米国経済が「二番底」に陥ったということである。失業者はさらに5万4000人増加し、失業率は9.6%です。住宅市場も商業ビル市場や雇用の景気回復も遅れている。しかし雇用は「遅行指数」である。オバマミックスは失敗した。米国の心配はかつての日本のような長期低迷にならないかということ。その2はあまりにも米国経済が中国に依存していること。9000億円の大豆輸出など依存が過ぎる。中国がこけたら米国もこける状態だ。また金融規制法(ボルガー・ルール)は米国以外ではどの国も採用しないだろうとFRBが皮肉でいう。しかし研究価値はある。それは金融規制法+消費者投資家保護ならばの話である。ニューヨークのタイムズスクエアで爆発物をつんだ不審車が発見されました。まだ爆発未遂でです。イスラム・テロ集団の仕業でした。ホルダー司法長官は「タリバンの仕業だ」と認めてますね。各国首脳NPT会議もありますしね。米国の核弾頭数は5113発だと明かしましたね。またルイジアナ沖の原油流出は対応が遅れていました。漁業関係者に被害がでていましたね。もう終結から1年になります。事故が起きたのは2010年4月20日メキシコ湾沖のパイプラインのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)社の「ディープ・ウォーター・ホライズン(DWH)」という海上のくみあげ施設である。海底1500mから原油のある5500mまでボーリングして、そこの給油口が爆発して炎上、DWHの施設が破壊され海の藻屑となり原油だけが海上に垂れ流しの状態になっていました。日本ではあまりニュースになってないが、欧米ではメキシコ湾海流にのれば原油がヨーロッパにまでいく可能性があり大変なニュースになっていた。メキシコ湾の牡蠣、海老などが全滅し、ペリカンなど500羽が死んだ。またこの湾は日本に輸出される大西洋クロマグロの産卵地であり、日本の市場にも影響が出そうだ。BP社はこれまでトップが謝罪していない。が、幹部のスウェーデン人が謝罪したが、このひとは英会話が下手糞で「一般庶民の皆さん本当に申し訳ありませんでした」の「一般庶民」を「スモール・ピープル(小さいひと)」といってしまい米国人(BP社は英国企業で、さらに英国人の年金機構のほとんどがBP社に投資しており英国人年金に黄色信号が灯っていた)の怒りを買った。オバマ大統領は初動対策に遅れて大変な被害がでていたがこれまで何度も海底1500mの原油流出を止めようと作戦が実施された。1、ドーム作戦(原油流出口をドーム型のもので止める作戦。失敗)2、トップキル作戦(流出口そのものを止める。失敗)3、キャップ作戦(50cmの流出口そのものにキャップする。少し成功。だが原油流出の3分の1しか止められず)4、最終作戦(1500mの海底の左右からボウリングして5500mの原油ラインそのものを止める)。最終作戦は9月頃までかかった。しかし、7月で止めましたね。よかったと思います。だが、米国景気は確実に回復しているようです。GDP1月から3月まで前年比3,2%増です。ここではオバマ大統領のことを書き込みします。大統領の支持率は平均57%と第二次世界大戦後、大統領選を経て就任した9人の大統領のうちレーガン氏と同率のワースト2位です。が、これはオバマ大統領に対しての否定的側面を強調していました。最も低かったのはクリントン大統領です。ブッシュ父の政権が経済を破壊した後だけに後始末が大変だった為です。が、オバマ大統領は実行力が伴っていません。演説だけは上手いけど何も出来ないってことです。国民健康保険制度などまったくのデッドラインです。演説だけ上手くても政治や経済はよくなりません。金融政策は金融機関の事業内容に一定の制限を設ける内容で、銀行にヘッジファンドの保有・出資などを禁止、大手金融機関の負債の規模に上限を設定することです。これが実現化すれば利権まみれのウォール街を変えることが出来ます。が、一般の投資家から集めた資金だけで運用するというのは結果的には正しいかも知れないけど、ファンドを通じての銀行貸出がなくなるということは世界経済を動かす為の「潤滑油」がなくなる訳です。米証券取引委員会(SEC)がゴールドマンサックスを訴追しました。容疑は詐欺です。またバーナンキFRB議長の再選についても批判が出ています。オバマ大統領の経済的側近はボルガー元FRB議長ですがあまりに老人過ぎます。オバマ大統領は演説だけは上手いけど「青い」し「言葉多しは品少なし」です。もっと現実的な策士になってください。政治は弁論大会ではありませんよ。オバマ大統領は個人的には好きな政治家です。それだけに実行力のなさが情けないのです。もっと策士になってください。今回は「アメリカ合衆国」のウィキペディアです。
オバマ大統領は「核配備削減演説」でノーベル平和賞をもらいましたが、あくまで「配備」をやめるということでロシアと合意したことを考えて下さい。「削減」ではなく「配備」をやめるという。つまり、核弾頭を大陸間弾道ミサイル(ICBM,SLBM)から外すだけです。これは米ソ冷戦時の「MADポリシー」よりはましです。つまりMUTUAL ASSURED DESTRUCTION(相互確認破壊能力)でどちらも核で牽制しあっていた時代です。「キューバ危機」(ソ連が1960年代にキューバにソ連の核ミサイル基地を作ろうとして米ソが核戦争手前までいった危機)が有名ですね。ちなみにNPT(核拡散防止条約)は条約作成時は核兵器保有国は国連常任理事国(米ソ英仏中)だけでした。ダライ・ラマとオバマ米国大統領が会談しました。米露新核軍縮条約調印です。7年で1550発のICBMやSLBMつまり大陸弾道ミサイルを削減するそうです。が、問題は3位の中国がはいっていません。中国はやはり反発していますね。また米国大統領は北朝鮮をテロ指定国家と認定しないそうです。あまりに甘い判断です(人質をとられていた為)。デトロイト上空で米国飛行機内で爆発テロ未遂事件(09年12月26日)がありました。アルカイダのイエメンを拠点とするナイジェリア国籍のアブドルムタラブ容疑者(23)が起こしたテロ未遂事件であった。「アラビア半島のアルカイダ」というテロ組織からインターネットで犯行声明がありました。イエメンの米英大使館はテロの標的になる為に封鎖しましたね。オバマ大統領は2011年7月から米軍のアフガニスタン撤退を開始すると宣言しましたね。また2010年夏迄に3万人増派するそうです。有人月探査計画は打ち切りになりました。今までに90億ドル投入されていました。NATOも増派を検討中です。キューバのグァンタナモ刑務所をアメリカ合衆国本土に移すそうです。09年11月17日、米中首脳会議がありましたね。オバマ大統領と胡錦涛主席で「非核」「地球温暖化防止」で合意しましたね。が、オバマ大統領のスタンスは「同盟は日本重視」「経済国際協調は中国」…今米国の軸足がブレまくっています。経済的には中国に頼らざる得ないが、日本の技術力もあなどれない。オバマ大統領の外交姿勢があまりにお粗末です。またオバマ大統領は内政(例えば国民保険制度(医療制度法案は可決されました。4600万人の無加入者のうち3400万人加入可能)や景気回復対策)もお粗末です。まあ、確かに批判だけなら誰にでも言えるって言われればその通りです。米国ではオバマ離れが進んでいます。まあ、頑張ってください。ロシアとは第一次戦略兵器削減条約(START1)の「つなぎ」で合意しました。オバマ大統領は09年11月13日に来日しましたね。「米国とアジアの関係強化」と「スマートグリッド(賢い送電網)研究」を打ち出し、あっという間に鳩山元首相と茶飲み話し的に会談して去りました。まあ、普天間基
地問題は先送りです。そして鳩山元首相の「日米関係はすべての礎」という虚しい言葉に顔をしかめた。が、インド洋での給油活動はやめるが、アフガニスタンに50億ドル寄付すると聴いてにんまりしましたね。所詮は日本は「世界のATM」か?オバマ大統領は09年度のノーベル平和賞ですね。プラハでの「核なき世界」という演説が評価されたようです。 ノーベル賞はスウェーデンでですが、ノーベル平和賞だけはノルウェーで決まります。やや話題性を狙ってオバマ米国大統領を選んだようです。例えばマザーテレサさんなら誰しも納得します。が、金大中さんやアラファトさんはふさわしくありません。むしろ米国大統領はノーベル賞をもらったことでイランや北朝鮮への爆撃がうまくできない状態です。また日米共同で核廃絶を提案してしまいました。が、例えば北朝鮮は中国、イランは200発核ミサイルをもつイスラエルを炊きつければいい訳です。イスラエルは必ずイランの核施設を叩きます。また北朝鮮は永くはもちません。東京オリンピック誘致は失敗でした。私は東京オリンピック誘致は反対でした。が、広島長崎がオリンピック誘致するのは賛成します。是非ともやってほしい。是非とも頑張ってください。米国は7月から9月までのGDPは3・5%増加しました。が、長引く個人消費低迷と失業率上昇(10・2%)です。米国の今年9月まで一年間の財政赤字は1兆4190億ドル(129兆円)で、これから10年間の累積赤字予想額は9兆ドルでかなり深刻ですね。米国はかつてのバブル経済崩壊後の日本の轍を踏襲しようとしています。日本から学べることは「マネーサプライや金利の上げ下げ」では「景気回復にならない」ということです。オバマプランなどは日本の同じ轍を踏襲するだけです。09年9月11日はアメリカ同時多発テロから8年ですね。が、ロシアへの配慮で東欧(ポーランド、チェコ)へのMD(ミサイル防衛計画)の配備を中止しました。またオバマ大統領はいわゆる「国民保険制度」を政策として法案化しようとしてかなり反発されています。実はアメリカ合衆国は日本のような「国民保険」がありません。だからアメリカ人は高額な医療費を払っています。これは大事な法案なのに野党共和党のネガティブキャンペーンで国民は騙されています。目を覚ませ、アメリカ人。また米国駐日大使のジョン・ルース氏(54)が到着いたしましたね。氏はカリフォルニアのシリコンバレーの弁護士です。アメリカの正式な国名は「アメリカ合衆国」です。合衆国とは50の州の合衆国ということです。首都はワシントンDCです。 アメリカ合衆国が戦争する訳は?ですか?その前にアメリカ合衆国のGDP(国内総生産)は1350兆円です。2位の日本は466兆円です。中国は367兆円です。ノーベル賞は298人で自動車保有率3億人で人口も3億人です。アメリカ合衆国はヨーロッパからアメリカ大陸に着いてアメリカネイティブアメリカンを追い出して合衆国を作る訳です。つまり植民地国家です。アメリカ国旗は星が50です
が州の数と同じくらいです。昔は11州でした。アメリカ合衆国の軍事費用は1790兆円です。が、軍産複合体ということがあります。つまり戦争経済ということです。アメリカ合衆国は軍事産業と軍部(ペンタゴン)と政治家の複合体な訳です。ベトナム戦争もケネディ大統領が止めようとしましたが軍産複合体が「戦争」を欲しがりケネディ大統領は暗殺されてしまいました。アメリカ合衆国にとっては戦争経済を必要としているのです。アメリカ合衆国が戦争という需要で兵器を消費するとともに実験もかねて他国に自国の兵器を売却して儲ける訳です。アメリカ合衆国は欧州軍や中央軍やアフリカ軍や北米軍や南米軍など「戦争体制」を布いてます。が、アメリカは戦争体制を維持することで「世界の警察」と呼ばれています。ベトナム戦争の時は懲兵制度であった為に「反戦争」(いわゆるヒッピー反戦運動)がありました。が、今は志願制度です。NASAは只の宇宙開発しているだけではありません。例えばインターネットサービスは軍事システムでした。冷戦終結で敵がいなくなったのでインターネットやGPSが民間化された訳です。但し正確なデータではありません。GPSなどは普段は敵に利用されないように正確なデータではありません。が、戦争の時は正確に直したりします。また日米安保条約ですが、アメリカ合衆国は日本や韓国を北朝鮮から守ってくれる訳ではありません。アメリカ合衆国が安全なら日本や韓国など関係ないのである。アメリカ合衆国が無事なら何でもいいのです。冷戦の体制のままです。日本が戦争に負けた時「ソ連や中国ら共産主義国へのショーウィンドウ」として日本と西ドイツは優遇されました。日本は軍事費用が少なく済みました。もちろん日本人も頑張っていました。が、在日米軍がいなかったら「まともに戦えば3時間しか持たない自衛隊の守る日本」はすぐにひあがります。アメリカ合衆国の核の傘(パックス・アメリカーナ)があればこそ日本が攻撃されたらアメリカ合衆国軍はすぐに攻撃し返すということです。アメリカ合衆国は日本を守っている代わりに「年次経済報告書」という形でアメリカ合衆国の商品や消費を促すこともします。アメリカ合衆国はボランティア活動をしている訳ではないのである。郵政民営化も米国からも働きかけがありました。郵政費用を米国金融機関が持つようにすることを狙ったのです。なおアメリカ合衆国は日本からのリクエストは受け入れません。アメリカ合衆国は優秀なセールスマンです。オバマ大統領はアメリカ合衆国の優秀なセールスマンです。地球温暖化防止に積極的です。環境産業の利権の為です。GMの破綻もしました。核兵器削減もします。アメリカ合衆国の核兵器は3000発、ロシアは2000発です。大統領はアメリカ合衆国が広島長崎で核兵器を使用した悪を、認めました。が、核兵器削減はもっと詰めてます。すぐに核兵器削減が実現する訳ではありません。が、かつて昔はミサイルから核弾頭を外しただけで「削減」としていたよりは「二度と使えなくする」大統領案はいいと思う。アメリカ合衆国の消費は世界一です。アメリカ合衆国は大統領のビジョンで動いています。正直な話、中国や日本の商品のほとんどをアメリカ合衆国が消費していた訳です。中国経済を戦前の大英帝国や戦後のアメリカ合衆国のようなシステムとして期待しても無駄です。中国経済はアメリカ合衆国経済のような強さはありません。またアメリカ合衆国の失業率が改善しましたね。9・4%減少数は666万4000人です。が、ファニーメイ(アメリカ合衆国国営ファンド)は大幅赤字です。148億ドル(1兆4000億円)です。
アメリカンドリームという言葉があります。これはアメリカ合衆国の人口の僅か1%ですが毎年億万長者が出ます。ビルゲイツなどは5兆円持っています。が、ほとんどは貧乏です。だからドリームな訳です。なお、CIAとはアメリカ中央情報局(セントラルインテリジェンスエージェンシー)つまりスパイ組織です。主な仕事は情報収拾と分析です。映画のようなどんぱちはありません。また日本には「スパイ防止法」がない訳に外国のスパイがうようよいます。が、CIAエージェントは頭がいいです。が、カバーとしてジャーナリストにはなれません。これは普通のジャーナリストの命を守る為です。また昔は外国の要人を暗殺したりしていました(キューバのカストロ暗殺計画やケネディ大統領暗殺など)が、フーバー大統領時代に禁止になりました。FBIとは連邦捜査局つまり州をまたぐ警察署です。NSCとは国家安全保証会議のことです。また服部くん事件などで「アメリカ合衆国の銃規制を」という意見があります。ですがアメリカ合衆国には全米ライフル協会(NRA)という大変に巨大なロビーイスト集団があります。またアメリカ合衆国はフィリピン並みに治安が悪いのです。「自分の命は自分ひとりで守る」という西部劇のようなメンタルがアメリカ人にはあります。銃規制など無理です。何故銃を持つのか?は権利だからです。アメリカ合衆国憲法修正案第二条「人民の武装権利」だからです。まず歴史を知らなければならない。アメリカ合衆国はイギリス植民地から銃を持ち独立しました。アメリカ合衆国は50州あります。その州ごとに州兵がいて、その上に連邦軍があります。州兵はまずはボランティア活動で日本でいうなら消防団と同じレベルです。アメリカ人にとって銃は「護身用」か「民主主義の象徴」です。アメリカ合衆国の人口は3億1万5千人です。銃は3億丁。が、銃は4割しか持ってない。ニューヨークやワシントンDCは持っていない。中西部の治安の悪いところでは何丁も持っている。子供でも18歳以上ならスーパーや店で銃を売っています。
安い値段では女性の護身用の小さな銃なら数十ドルなどです。銃のクリスマスセールもあります。日本人は銃があるからない方がいい…と考えがちだが、アメリカ人は「護身用」の為に持っていないから応戦できなくて銃被害が出ると考える。アメリカ合衆国の銃犯罪32万7771件(日本48件)銃犯罪の死者1万177人(日本29人)です。NRAは「銃がひとを殺すのではない。ひとがひとを殺すのである」と主張します。まずはアメリカ合衆国に行って警察官に銃を突き付けられたら、懐に手をやってはならない。銃をうつとおもわれて発砲されるからです。なお、全米ライフル協会(NRA)は非常に強い組織である。会員400万人、資産212億円(会費、銃メーカー寄付金)で例えば銃規制政治家に反対側に投票する投票活動をしたり銃規制反対政治家に政治資金をやったりします。かなり強いロビー団体です。アメリカ合衆国の強さは世界中から優秀な人材(もちろん玉石混合で英語も話せない何の技
術もないひとも多いのですが)が集まってくることでシリコンバレーのような頭脳集団があるということです。またアメリカ合衆国には弁護士が多過ぎます。例のO・J・シンプソン裁判などは悪例です。何でも裁判で訴えるのがアメリカ流ということです。なお、更にまた新しいアメリカ合衆国情報を随時更新します。またハーバード大学の黒人のゲーツ教授が逮捕された誤認逮捕された事件でオバマ大統領が「警察は不法な愚かな行為をした」と発言した件で大統領は謝罪しましたね。アメリカ合衆国はこういう人種差別があるとことです。差別はなくならないだろうね。では。


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安倍晋三首相・経済戦略には三本の矢(金融緩和・財政出動・成長戦略)

2013年01月13日 22時27分02秒 | 日記
   安倍晋三首相の経済戦略


リーダーが、はっきりとした景気回復に対するヴィジョンを持つ。具体的な数値と未来予想図を持って語り迅速に計画性を持つ必要がある。収支報告書の報告の徹底も大事だ。経済効果を、国民に説明するコミュニケーション能力も大事だ。更には円高デフレ脱却のためのプランと目標を掲げる事だ。
やる前から結果を得ることは不可能。評論家的に空論を並べて、何もしないのが一番いけない。
だが、経済学者のいうように公共事業に公的資金(国民の税金)を野放図に「国民の生活が第一」などとお金をばらまくようなことがあってはならない。
やらねばならないのは三つだ。一つは金融政策を活用したデフレの克服。円高や為替も同じく金融緩和で円安為替で不況から脱出すること。二つは柔軟性のある財政政策をおこないながらも、長期的に財政再建化・プライマリーバランスの黒字化を目指す。三つは成長戦略で構造改革で産業をつよくすること。
ベンチャー企業やiPS細胞開発・女性・失業者・障害者・中高年の再チャレンジ社会、高齢者の暮らしやすい日本経済をつくる事。
デフレの原因はサプライつまり供給サイドの変化や需給ギャップもあるが先進諸国で「デフレ不況」になっているのは日本だけ。
大企業の内部留保(設備投資などや新規事業につかう資金)が260兆円もあるのに皆つかわないで雇用ではリストラの嵐。個人金融資産(プライベートキャピタル)が1400兆円あるのに7割の老人も含めてお金をつかわない。
 デフレとはマインド(心)的問題である。今、例えばあるひとに臨時収入があったとしよう。そのひとは消費するだろうか?答えは否である。
ではどうすればどうすればいいのか?答えは明白だ。まずデフレ不況を改善し、カネを使うに値する産業をバックアップしていくこと。そして1400兆円・260兆円の資金をリカネント(循環)させるため法人税贈与税所得税相続税の減税…のちに廃止だ。消費税だって上げるからには地方交付税を廃止したのち、消費税分の財源を地方に循環させるのだ。
 但し、消費税の「軽減税率(食料品などは減税)」はやめた方が良い。欧州では100年の歴史があるが日本でやったら利権だらけになる。公共事業はあくまで「カンフル剤」だ。何度も効く訳ではない。大事なのは日本は一体なにで飯をくっていくのか?という方針だ。TPPはその意味で重要になる。TPPなしに構造改革・成長戦略などあり得ないからだ。今後の成長分野は医療・介護・健康、環境エネルギー、インフラ関連(補強・新設他)、文化(電子漫画・アニメ・ファッション)、先端技術(ロボット・宇宙)等か。どちらにしろ2050年には日本の人口は9600万人くらいだとか。私は80歳のおじいさん(生きてれば)ですね(笑)。人口に占める高齢化率は40%とか。意外と少ないんですね。もっと老人ばかりになるものと。まあ、日本人が今後何で飯を食うかですね。車が空を飛んだり、宇宙旅行で土星に行ったり、タイムスリップしたりは確実にない。なら安倍首相は将来の日本のヴィジョンを国民に語るべきです。官僚の書いた作文を棒読みしている場合じゃない。観光客ももっと増やせる筈だ。だが、魔法はないぞ。大金が空から降っては来ないし、美貌の誰かに変身できたり、突然天才にもなれない。日本の将来は?我々の努力次第だ。日本に生まれてきてよかったという国にしていこう。

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天国への数マイル 愛と純永遠とともにブログ連載小説3 

2013年01月11日 07時56分38秒 | 日記
         3 帰ってきた恋人






  さやかは死んだ。
 これは真実だ。凛子が嘘をいって、動揺して、道に飛び出して車に撥ねられた。そして、即死した。………これがすべての真実である。
 凛子はさすがに「ザマーミロ」とは思わなかった。
 ただ、罪悪感にさいなまれた。
「すいません、おばさん! 妊娠なんて嘘です! 私……妊娠なんてしてません! 強姦なんてされてません!」
 凛子は龍馬の母に謝罪した。
龍馬は、何もいわず、憔悴していた。
「……凛子……すまなかったな。あんな嘘までつかせるまで追い詰めて……」
 暗い声で、龍馬は自宅で呟くようにいった。
「……先輩………ごめんなさい。こんなことになるなんて…わたし…」
「いいんだ。凛子。もう済んだことだよ」
 龍馬は凛子と視線を合せず、暗い声でいった。
 ……さやかが死んだのは事実で、もう帰ってはこないのもまた事実だった。
 死んだ人間は、もう帰ってはこない。
 残された人間は過去を忘れ、未来をみて生活していかなければならない。
  さやかの遺体の顔は、まるで眠っているようだった。
 顔だけは傷つかずに済んだ。
 声をかければ、今にも起き出してきそうなほどだった。
龍馬の瞼を涙が刺激した。
 こらえきれなくなって、泣いた。
 ……男は泣いてはならない、と亡くなった父に教えられた龍馬だった。が、悲しくて涙があとからあとから溢れ出てくる。
「……さやかちゃん! さやかちゃん!」
 遺体にすがった。
「起きろ! 起きろ! さやかちゃん!」しかし、さやかはピクリとも動かない。
「……龍馬くん。もういいわ」
 さやかの母・京子は、龍馬をとめた。
 葬儀には学校の仲間や、関係者、親族などが参列した。
僧侶の読経とともに、まっこう臭い香りが漂う。
 やがて出棺となり、遺体はだびにふされた。
 初恋の恋人の死………
  龍馬は自宅の部屋で、空虚な落ち込んだ気分になっていた。ついさっきまで、この手で触れていた恋人…この目でみていた恋人………
 そしてなにより誰よりも愛していた恋人………
 部屋を暗くして、膝を黙って抱えて、落ち込んだ。虚脱感が全身を襲い、龍馬は一瞬、我を忘れた。自分が誰なのか、ここはどこなのか、わからなくなった。
 龍馬はしばらくの間、それは何週間か何ケ月だったか、空虚な気分で学校に通った。
 深い溜め息だけがでた。
 凛子も、悪いと思ったのかしばらくはおとなしくしていた。
 だが、本心は、
 ………死んだ女のことをいつまでも心に思ってるなんて……
 と思って下唇を軽く噛んでいた。
「龍馬先輩! 龍馬先輩!」
 下校時に、凛子は制服姿のまま、学ランの彼に声をかけた。
 龍馬はうつろな目のまま、ゆっくり振り向いた。
「……なんだ……凛子か…」
 ぼそぼそと呟くようにいった。
 凛子は「”なんだ”……はないでしょう? 先輩」
「………ごめんな」
「先輩」
 龍馬は視線をさけた。「俺……まださやかちゃんのこと……忘れられない」
「死んだひとは帰ってはこないんですよ!」
「……わかってる…」
「先輩わかってないじゃないですか?! 死んだひとのことをいつまでも追いかけて…」
 凛子は涙目になった。
「…ごめんな、凛子…ごめん」
「死んだひとのことは忘れてください、先輩! 死んだひとにとって時間は永遠だけど、生きているひとは未来へ向かって歩いていかなければならないんですよ、先輩!」
 龍馬は無言だった。
 暗い顔して下を向き、つっ立っている。
 凛子は熱い情愛におしながされて、龍馬の唇を……うばった。
 顔に手をかけて、無理やりキスしたのだ。
 キスは数秒間続いた。
 そして、離れた。
「…り……凛子…」
 龍馬は動揺した。
 凛子は頬を赤らめながら、
「先輩! あのぉ……わたしは先輩のこと……愛してますから」と告白した。
「でも、俺はさやかちゃんのことを……」
「先輩のばか! わたしが愛してるのは先輩だけなんだから!」
 凛子は、目に涙を浮かべて龍馬に抱きついた。
「…り……凛子…」
「せ…先輩。龍馬先輩!」
  自然のなりゆきだろうか、ふたりは付き合うようになっていった。
 セックスまではいかなかったが、ふたりはデートや会話を楽しんだ。
 凛子はデブスではない。
 デブスに、腕を組まれたり、抱きつかれれば誰だって嫌な気がするものだ。しかし、凛子は美少女である。龍馬は、そんな可愛い凛子と、死んださやかの顔を重ねあわせた。
 そして………さやかはもう死んだんだ……
 と自分にいいきかせた。
 凛子のいう通りではあった。
 死んだ人間はもう帰ってはこない。
 過去は忘れなければならない。
 生きている人間は、明日へむかって歩いていかなければならないのだ。
 龍馬にはそれがわかっていた。
 しかし、切なかった。
 凛子のことは嫌いではない。でも、どうしても凛子と、死んださやかの顔を重ねあわせてしまう。いやらしい気持ちはない。
 だけど、自然とそうなってしまう自分がはがゆかった。


  龍馬は自宅の部屋で、熟睡できずに狭いベットで寝返りばかりうっていた。
 さやかの夢が波をなして彼に襲いかかっていた。あざやかであると同時に幸福な夢。それが自分を幸運にするのか、傷つけているのかわからなかった。さやかを追いかける夢、もしくは追いかけようとする夢……まったく現実のように思えた。
 さやかちゃんは生きているのだろうか?
 そんな時、うつろな声が響いてきた。
 ……さやかを黄泉がえさせる。ただし……一ケ月だけ…
 ……郊外の草原へいきなさい……
 それが何を意味するのか、わからなかった。
 黄泉がえらせる……? さやかちゃんを……?
 そんなマンガじゃあるまいし……
 しかし、さやかちゃんにもう一度会えるなら……馬鹿らしい。まるでマンガだ…
 早朝六時にようやく目が覚めた。
 ……蘇らせる? 黄泉がえらせる……?
 龍馬は朝、学ランのまま学校をやすんだ。
 その足で、郊外へ向けて進むバスにひとりで乗った。
 夢を信じている訳ではなかった。
 しかし、なぜか胸騒ぎがした。むずく、といえばいいのか?
 とにかく、草原のあるところまでいってみよう……そう思った。
  東京都は狭いようで広い。
 さすがに大都会だから、いけどもいけどもビルやコンビニなどが見える。しかし、何時間かバスに乗ってると、だんだんと多摩郊外にさしかかり緑の風景が多くなっていく。
 夢で誰かが言った草原とはここではないか?
龍馬は金を払ってバスを降りて、草原をあてもなく彷徨った。
  夏の陽射しが眩しい。
 学ランの龍馬は自分に疑問をもった。……俺は何をしているのだ?
 黄泉がえらせる……? さやかちゃんを……?
 そんなマンガじゃあるまいし……
 しかし、さやかちゃんにもう一度会えるなら……馬鹿らしい。まるでマンガだ…
 彷徨っているうちに古いくたびれた廃墟のような寺があった。
 蔦がからんでいて、幻想的である。
 龍馬は、
「さやかちゃん! さやかちゃん!」と大声でよんでみた。
 自分でも馬鹿らしいことは承知していた。
 死んだ人間が蘇る訳ない。”さだ子”じゃないんだから……
 そう思って苦笑いをすると、
「あっ!」
 となった。
 草原の向こうに、制服姿のさやかが、さやかが横たわっているではないか!
 ……俺は夢でもみているのか?!
 ゆっくり近付いた。息はあるのか…?
 顔や外見をみると、鈴木さやかに間違いない。
「さやかちゃん! さやかちゃん!」
 龍馬は彼女の上半身をかかえて、抱き寄せた。すると、反応があった。
 その美少女は目を覚ましてから、
「きゃっ! なにするのよ! あんた誰?!」といった。
 声も、さやかそのものだった。
「俺だよ! 龍馬だよ!」
「……り…龍馬?! なんなのあんた?! 何わたしに抱きついてんのよ!」
「俺たち恋人同士だったじゃないか!」
「なにいってんのよ! あんたなんか知らないわよ……わかった!」
「……なに?」
 龍馬はにこりとした。「思い出した?」
「あなた痴漢でしょ?!」
「えっ?!」
「痴漢よ~っ! 誰か助けてくださ~い! 痴漢で~す!」
 少女はわめきだした。
 龍馬は慌てて、
「痴漢なんかじゃないよ! 俺を覚えてないのか?!」
 少女は騒ぐのをやめ、不思議そうな顔で龍馬の顔をみつめた。
「あなた……誰?」
「覚えてないのか?! 記憶が……ないのか?」
 龍馬はやっと、さやかに記憶がまったくないことを、記憶喪失なのを理解した。
 少女は急に、自分が何も知らないのを不安がった。
「私は………私の名前は? 私は誰?!」
 急に少女はパニックになり、両手で頭を抱えた。
 動揺した。狼狽までした。
「私は……私は誰? 誰なの?!」
「とにかく! とにかく君の家にいこう! 家だ! い…家!」
 龍馬は焦った。
「わかるね? 君の家だ!」
「……私の家? 近くなの?」
「いや遠い、こんな田舎じゃないんだ。東京都内のアパートさ」
 龍馬は無理に微笑んだ。彼とて動揺を隠せない。
 しかし、このままではラチがあかない。
 ……この娘は本当にさやかちゃんなのか?
 狼狽している彼女をバスに乗せ、龍馬はさやかの家に向かった。
 龍馬はいつ騒ぎだすのかもわからないようなさやか……といっても夢が本当ならだが…を連れて、彼女の両親に会いにいった。
 彼女をみたとき、父の鈴木敏夫と母の鈴木京子のどちらが驚愕したかわからないほどだった。「どういうことなの?! どういう……ことなの?! 龍馬くん?」
 龍馬とて動揺は隠せない。
「あのぉ……そのぉ…」
「さやかが生き返ったの?! ……まさかマンガじゃあるまいし…」
 さやかの両親は狼狽した。
 さやからしい少女は不思議な顔で、両親を見ている。「おばさんたち誰なんですか?」 龍馬は、彼女を自分の部屋だったところに案内すると、
「ちょっと待ってて!」
 といって、狼狽しているさやかの両親に説明にいった。
 蘇ったこと、一ケ月の命だということ、草原での出会い……すべて話した。
 両親はひとり娘が帰ってきて嬉しかった。が、複雑でもあった。
 ただ、外見が似ているだけではないか?
 そう思うのが普通だ。
 しかし、ほくろの位置から髪の長さ、顔の形、細い手足といい、全部さやかそのものだ。 だか、両親は仏壇の遺影を見てみた。
 それが娘のさやかの現実のはずである。
「そうはいってもね、龍馬くん……信じられんよ」
「そうですわ。蘇ったなんて………しかも一ケ月の命だけなんて…」
 龍馬も、
「俺も正直自信はありません。あの娘がさやかだなんて……記憶がないんです。なんの記憶も……俺たちが付き合っていたことさえも!」と狼狽した。
「記憶が?! じゃあそれで親の顔さえ忘れた訳かね?」
 龍馬は土下座した。
「すいません! おじさん、おばさん……自信ないけど彼女はきっとさやかです! 蘇ったんです! 一ケ月の命とは隠して…世話してやってください!」
「しかし…」敏夫は動揺して「ただの記憶喪失のそっくりさんかも知れないじゃないか」「そうかも知れません。しかし……頼みます! 世話してやってください!」
 龍馬はただただ頭をさげた。
「しかしねぇ。龍馬くん。……近所のひとや関係者にはなんていうんだい? まさか”あの世から蘇りました”なんていえるかね?」
「そうですよぉ」
 両親は困惑した。
 龍馬は頭を下げるしかなかった。
 結局のところ、両親はさやからしい少女を世話することになった。交渉は成立したのだ。龍馬のいう通り、一ケ月の命とは隠しつづけてくれるという。
 龍馬は一歩前進した。
 さやかは学校にそのままの名前では通うとパニックになるということで、双子の妹の”鈴木ゆり”という名で学校に登校させるという。
 手続きを済ませると、龍馬はさやかの部屋へと訪ねた。
「さ……いや、君の名前はゆりだ。鈴木ゆり…」
 さやかは「ゆり? 変な名前……韓国人みたい」などという。
「本当に俺を覚えてないのか? ほら、このペンダント……おそろいの!」
「あんたなんて知らないわよ」
「俺たち……付き合ってたんだぜ」
 ゆりことさやかは、両親にあった。抱き締められる。「本当に生き返ったみたいだ」
 両親は泣いた。
 うれし涙だった。
 ゆりは仏壇の遺影をみた。
「これ……私にそっくりだわ」
 龍馬は切なく笑って、「君なんだよ」といって抱きついた。
「ちょっとやめてよ! はなしてよ! 人違いよ!」
 ゆりは激しく拒絶した。
 龍馬は傷心して、離れた。
「あなたってかわいそうな男ね。死んだ恋人とわたしを重ね合わせて……満足?」
「……いや、君は…」
「この死んだひと誰なの?」
 ゆりの言葉に、両親は動揺しながら「双子の姉のさやかだよ。そのぉ……ゆりは交通事故で記憶をなくしてしまって……」
 しどろもどろになった。元より双子などいない。作り話だった。
「そう。そういうことだったの」
 ゆりは確信した。
「あなたってかわいそうな男ね。死んだお姉さんと妹のわたしを重ね合わせてたって訳? ……満足?」
 龍馬は狼狽しだした。妹ではない。君はさやか。一ケ月だけ蘇ったさやかなんだ…!
 思わず叫びそうになった。
「で? お姉さんとは?」
「……え?」
「ちゃんと寝たの?」
「馬鹿!」龍馬はゆりの頬を平手打ちした。
 本物のさやかならそんなことはいわないはずだ。まさか、そっくりさん? それにしてはほくろの位置も目の感じも、顔の形も、髪もなにもかも、さやかのままだ。
「さ……いや、ゆり! 君と俺は付き合っていた。そうだろ? それは思い出せるよな?」 ゆりは急に怒りだした。
「あなたってかわいそうな男ね! いいかげんにしないと警察よぶわよ!」
「さ……ゆり」
「帰って! このヘンタイ! セクハラ魔!」
 さやか、いや、ゆりの言葉にぐさっときた。龍馬は「と…とにかく明日学校に行こう。迎えにくる。いいね?」と狼狽しながらいった。
「……学校? 私、高校生なの?」
「そうさ。君は制服着てるじゃないか。東京帝都高校二年B組……鈴木さや…鈴木ゆりだ。明日転校してくるってことにしよう。な?」
「いいけど……つきまとわないでよね」
 ゆりことさやかの言葉に、龍馬はぐさりと傷心してうなだれた。
「じゃあ、また」
 龍馬は落ち込んだまま、去った。
「……変なひと」
 ゆりは呟いた。
 ゆりことさやかは何ひとつ龍馬のことなどわからないようだ。
 記憶がないのだ。
 彼との淡い初恋も、デートも、何もかも忘れている。
「さやか……じゃない。ゆり、夕御飯食べようか?」
 両親は動揺しながらいった。
「うん!」
 食欲だけは忘れていないようだ。                        


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天国への数マイル 愛と純永遠とともにブログ連載小説2 

2013年01月09日 07時32分07秒 | 日記
         2 チャットと事故







  さやかと龍馬はメールをやりとりしているうちに恋が高まった。
 ……”焼き鳥は好きですか?”…
 ……”あまり好きじゃないわ”…
 ……”なんで?”………
 ……”鳥の皮が嫌い”……
 ……”皮の部分がうまいんだよ”……
 ……”じゃあ蜜柑の皮は食べる?”……
 ……”まさか! 食べるもんか”……
 ……”今度どこかいかない?”……
 ……”TDLは?”……
 ……”いいわよ”……
 そんなたわいもないメールでのチャット(おしゃべり)が、龍馬とさやかを堅い絆で結びつけていった。
 これが、恋なのね……さやかは携帯電話をにぎりながら思った。
 メールだから、誰もふたりの仲は知らない。
 しかし、学校一の美少女と美男子のふたりは、”運命の出会い”といってもいいかも知れない。ふたりはようやく、運命のひとに辿りついたのだ。
 そうに違いない。
 しかし、嫉妬している人間はいた。
 佐藤凛子である。
 凛子は、ふたりが内緒で付き合っているのを知っていた。
 メールのやりとりをハッキングして確認したのだ。
「TDLですって~っ?! あの女め! 私の先輩を盗んで……この泥棒猫!
 凛子は自宅の部屋で暴れた。
 机の物を手で叩き落とし、暴れた。
「……どうしたの? 凛子ちゃん?」
 扉の向うで母の声がした。
「はあはあ……なんでもないわ!」凛子は叫ぶようにいった。
 そして、思わぬ名案が頭の中に浮かんだ。
 ………そうだ! あの女、やられちゃえばいいんだわ…
 ……そしたら、先輩は私のものに…なる……
  凛子は夜、公園に呼んだチーマーたち男たちに札束を与えた。
「この女をやっちゃってよ!」
 凛子は、携帯画像をチーマーたち野郎にみせつけた。
 それは、鈴木さやかの盗撮写真だった。
「どうしろって?」
 不良たちのうちのひとりがいった。息がくさかった。
「あなたたちが普段女にしていることよ」
 凛子は恐ろしいことを考えていた。

  龍馬とさやかの初デート先は、TDL(東京ディズニーランド)だった。
 東京……とはいっても本当は千葉にあるレジャーランドだ。
 最近ではディズニー・シーという娯楽施設が増えていた。
「ほら、みて! あれ! ミッキー!」
 さやかははしゃいでいた。
 龍馬もほんとうに幸せな気分だった。ふたりは手をつないで、施設を歩いた。
 凛子は、ストーカーのように化して、ふたりの後をつけた。
 ……くそう!
 下唇を軽く噛んだ。
 ……だけど、今にみてらっしゃい! あの女どうなることか……
  ふたりはそのあと、ペアのペンダントを買い、東京に戻って映画を観た。
 楽しそうだ。
 凛子はくやしくて仕方ない。
 並木道を歩くふたり……
 すると、凛子が頼んでいた不良たちがふたりの行方を阻んだ。
 龍馬は「なにか用か?!」といい彼女を守ろうとした。
 さやかは、龍馬の背中に怖がって隠れてしがみついている。
 不良の男のひとりは、
「いい女の子連れてるじゃねぇか?」
 と臭い息でいった。
 龍馬は正直怖かった。不良の群れに囲まれているのだ。
「なあ、お嬢ちゃんを俺たちにもくれよ!」
「なぁ!」
 不良たちはさやかの腕をつかもうとした。
「やめろ!」
 龍馬はそういうと、「逃げろ!」とさやかの腕をつかんで駆け出した。
「まて! こらぁ!」
 不良たちはふたりを追いかけた。
 だが、ふたりは運がよかった。なんとか交番に駆け込んで助かった。
「くそっ!」
 不良たちは警察官に追いかけられ、逃げ出した。「まて!」
「はあはあ……たすかった」
 さやかは荒い息のままいった。
 龍馬も「あんな大勢じゃ危なかったよ」と肩で息をしている。
「ごめんな、さやかちゃん。俺、なさけなくて…」
「いいのよ龍馬くん。ケンカなんてみたくないもの」
 さやかは微笑んだ。
 彼女は理解ある女性だった。
  凛子は不良たちに文句をいっていた。
「……なんであの女を強姦しなかったのよ?! あの女を汚れたものにしなければ駄目じゃないの!」
「サツがきたんだよ。しょうがねぇだろ?」
「……ふん!」
 凛子は鼻を鳴らした。
「あの女、許さないんだから…!」
 阿修羅のような目で、制服の凛子は携帯のさやかの画像をみていた。
 ………この女が、先輩を……泥棒猫め!
 それは嫉妬というより、憎悪だった。よくも先輩を…盗みとって…!
  その憎悪のまま、凛子は夜、ひとりになったさやかともみあった。
「誰なの?」
「……この泥棒猫! 龍馬先輩を盗みとって!」
 さやかはハッとした。
「………あなたが凛子さん?」
「そうよ! 龍馬先輩はあたしのものなのよ!」
「でも……龍馬くんはあたしを好きだって…」
「よくも!」
 凛子はいよいよ激昴する。「よくもぬけぬけと好きだなんていえるわね!」
 ふたりは街灯がまばたきするところで、激しくもみあった。
「やめてください!」
「……なによ、この泥棒猫! ドロボー!」
 凛子は感情的になっていた。沸騰したやかんのように水蒸気がびゅうびゅういっているようだった。
 彼女は長いこと圧力釜の中にいたため、あらゆるところから怒りの水蒸気がふきだしている。凛子には一晩の熟睡と龍馬の愛が必要だった。
 ふたりは激しくもみあった。
「やめるんだ!」
 それを止めたのは龍馬ではなかった。それはさやかと同じクラスだが、いつも女性の制服ではなく黒のジャージを着ている、伊達ひかるだった。
 声は諫めるようなそんな声だった。
「誰よあんた?!」
 凛子はきっとひかるを睨んだ。
 ひかるは視線をそらすと、
「ぼくは……」といいかけた。「さやかと同じクラスのもんだ」
 可愛い声だが、男らしく話して声を無理にくぐもらせていた。
「なにが、ぼく、よ! 女のくせに!」
 凛子は嘲笑した。
 するとひかるが、暗い顔をして、
「ぼくは体は女だが、心は男なんだ!」と怒鳴った。
 そして「さぁ、さやかちゃん。いっていいよ」
 と、唖然とする凛子を止めて、さやかを逃がした。
「ありがとう。伊達さん」
 さやかは駆けた。
「まて!」
 ひかるは凛子の手をとって、とめた。「やめるんだ! 君に勝ち目はない……諦めろ!」「黙れ! 男女!」
 しかし、凛子は腕をつかまれて追いかけられない。
 普段体力作りをしているひかるに、凛子の腕力でかなう訳はなかった。
 しかし、れなはブスではない。
 可愛い顔をしていて、背も高くすらりとした痩身だ。


「性同一性障害?」
 翌日、学校の屋上で、さやかはひかるから事実をきかされることになる。
 伊達ひかるは、自分が『性同一性障害』だというのだ。
「……どういう意味?」
「つまり…」ひかるは続けた。「心と体が違うんだ」
「心と体?」
「ぼくは女の体で生まれたけど、心は男なんだ」
「えっ?!」
 さやかはひかるの言葉にびっくりしてしまった。
 確かにそういうテレビは見たことがある。しかし、実際にそういう女性をみるのは初めての経験だった。
 さやかは制服の襟を正してから、
「で? 伊達さんはどうする気なの?」と問うた。
「……どうって?」
「そのぉ。テレビでみたんだけど……胸をとったりとか…手術とか…」
 さやかには、男性器のことは恥ずかしくていえなかった。
 ひかるはそれを察して、
「いま、精神科のクリニックにかよってる。いずれは手術するかも知れない。もう戸籍だって変えられる時代なんだ」
「女から男に?」
「そうさ! ぼくは間違って女に生まれてしまった。でも、本当は男なんだ」
 ひかるはキッパリいった。
 さやかは何といっていいかわからなかった。
 しかし、何かいわなければと、
「このまえはたすけてくれてありがとう」と頭を下げた。
「いいんだよ、そんなの」
「あの……私たち友達になれるかな? 転校してきてから友達ほとんど出来ないの。皆、大学受験のために塾通いでしょ?」
「いいよ。友達だ。ぼくたちは友達だよ」
 ひかるは無理に男のような声をつくっていった。
「本当?」
「ああ、ぼくが男になっても友達さ」
 ふたりは笑いあった。
 それは平和な午後のひとときだった。


  さやかの誕生日、六月二十日がきた。
 龍馬は母子家庭なので、母に頼んでケーキを作ってもらい、さやかをよんだ。
「ハッピー・バースデー、さやか!」
 龍馬はクラッカーを鳴らして、さやかをびっくりさせた。
 彼の母は、けっこう美人なほうだった。三十代後半のどこか黒木瞳似の女性だった。
「龍馬くん……」
 制服姿のままのさやかは学ランの龍馬に祝ってもらった。
 なんといっても今日はバースデー……さやかの誕生日なのだ。
「あなたがさやかちゃんね? 龍馬からいろいろきいてるわよ」
「はじめまして。鈴木さやかです!」
 挨拶をした。
 礼儀のいきとどいた娘である。
「今日はおばちゃんが腕によりをかけて料理つくったわよ! 食べてってね。まだ夕方だから、帰りだいじょうぶでしょう?」
「はい! ありがとうございます、龍馬くんのお母さん!」
 さやかは嬉しくて仕方ない。
 父が借金をつくってというもの、ほとんど誕生日なんて祝ってももらえなかった。でもこれで十六歳……もう大人になりつつある。
 もしかしたら、龍馬くんと……結婚とか……
そしたら、おばさんは姑だわ……
 さやかが浮かれているとき、大変な事件がおこった。
  凛子が母に連れられて怒鳴り込んできたのだ。
「ちょっと! よろしいかしら?!」
 凛子の母らしきおばさんが怒鳴った。
「なんでしょう?」龍馬の母が不思議そうな顔をする。
「”なんでしょう?”じゃありません! なんでも娘によればおたくの龍馬くんに強姦されたそうなんです!」
「えっ?!」
 誰が一番驚いたかわからないほどだった。
 凛子は俯いている。龍馬は凛子の横顔をみた。視線があわない。
「それが妊娠までしてるっていうじゃないですか! これは犯罪ですよ! 本来なら警察に告訴してもいいんですよ。強姦は立派な犯罪ですから……でもね、奥さん。
 それじゃあ、娘の凛子も傷物になりますし、おたくの坊っちゃんにも影響がでると思いましてね。それで責任をとってもらおうと…」
 凛子はうつむいて視線をそらしたまま、龍馬もさやかもみない。
 龍馬の母は、凛子に優しく声をかけた。
「……凛子さん。あなたの思い通りにしていいのよ。今何か月?」
「娘はまだ十五なのよ!」
 凛子はうつむいたまま、
「………二ケ月です」などという。
「そう。そろそろつわりが始まる頃ね。大変ね」
 龍馬の母は優しくいった。
 龍馬は「嘘だ!」とははっきりいえずにいた。凛子の気持ちが痛いほどわかったからである。そんなことまでして、俺を………
 狼狽したのは、さやかだった。
 嘘とは知らず、裏切られたと思いで、さやかは泣いて龍馬のアパートから飛び出した。「………さやかちゃん!」
 龍馬は追いかけた。
 しかし、不幸が突然のようにやってくる。「きゃああ~っ!」
 さやかが車に轢かれてしまったのだ。
「さやかちゃ~ん!」
 龍馬は絶叫した。しかし、さやかは即死して、病院で死亡が確認されてしまう。
 龍馬は絶望のどん底に叩き落とされた。



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天国への数マイル 愛と純永遠とともにブログ連載小説1 

2013年01月07日 16時53分37秒 | 日記
小説
 天国への数マイル









             ~せつない初恋~
               死んだはずの恋人が蘇って………
                 total-produced&PRESENTED&written by
                  Washu Midorikawa
                   緑川  鷲羽

         this novel is a dramatic interoretation
         of events and characters based on public
         sources and an in complete historical record.
         some scenes and events are presented as
         composites or have been hypothesized or condensed.
   この物語はフィクションです。
 ”女はうまれない、女になるのだ”
                 ボーボワール


          あらすじ

  野村龍馬の通う東京帝都高校では、龍馬に夢中になっている女子の後輩がいた。佐藤凛子である。そんな中、美少女の転校生がやってくる。この物語のヒロイン、鈴木さやかであった。さやかに夢中になる龍馬。凛子はおもしろくない。
 もみあっているうちに、さやかは交通事故で死んでしまう。
 龍馬は号泣した。だが、奇跡がおこる。神の声がきこえ、龍馬が草原にいくと死んだはずのさやかが記憶をなくして座っていた。一ケ月だけの命だという。
 龍馬とさやかは燃えるような恋をするのだったが……
         1 転校生の初恋





 天気は晴れだった。
  野村龍馬の通う東京帝都高校は平凡な学校である。
 龍馬というくらいだから、維新回天(革命)の人物か? といえばそれは違う。
 現代の高校生そのものだ。
 龍馬はハンサムなほうで、高校二年生だ。
 いま、龍馬に夢中になっている女子の後輩がいる。佐藤凛子である。
 凛子はまだ高校一年生であったが、先輩の龍馬に夢中だった。しかも可愛い顔をして、目もくりりとしていて、髪も長い……美少女だ。
 ハンサムで堀の深い顔の龍馬は、何度もアプローチをかけられた。
 同級生の男たちからは「いいな龍馬、あんな可愛い女の子にいいよらせれて…」などといわれたが、龍馬はなかなかさそいにのらない。
「……先輩!」
 凛子はいつも龍馬に抱きついてくる。制服のままでだ。抱きついてくる娘がデブスなら、嫌な気持ちだろう。しかし、凛子は美少女で処女である。
 まぁ、悪い気はしない。
「よっ! ベストカップル!」同級生たちはひやかした。
 龍馬は照れて「やめろよ、凛子! 抱きつくな!」と恥ずかしがる。
「いいじゃないですか、龍馬先輩! わたしたちいずれ結婚しましょう?」
 凛子は頬を赤らめてうっとりしている。
 ……これが恋なのかしら?
 彼女は一方的に龍馬のことが好きなのだが、龍馬とて恋人はまだいない。悪い気はしなかった。さやかが転校して来るまえまでは………

  まだ春で、桜が満開で、あたりをきらきらさせていた。
 そんな季節はまたひとの心を優しく包む。
 新学期だった。
 そこに謎の転校生がやってきた。
 先生に呼ばれると、その転校生は可愛らしい笑顔をみせた。
「はい。みなさん、転校生の鈴木さやかさんです。仲良くやってくれよ」
 坂本先生が彼女を紹介した。
 制服姿で、可愛らしい娘である。黒板の前で頭をさげる。
「転校生の鈴木さやかです。よろしくおねがいします!」
 たしかに、さやかは美しかった。
 黒く長い髪、透明に近い白い肌、ふたえの大きな、大きな瞳にはまつ毛がびっしりと生えていて、伏し目にすると淡い影を落とす。血管が浮くような細い手足はすらりと長く、全身がきゅっと小さく、彼女はまるで神様がこしらえた人形のようだった。
 しかも、声も可愛い。
 龍馬は胸が高鳴った。
 ……すごい可愛い。
 しかも、席は龍馬のとなりだ。
「よろしくね」
 さやかは席に座ると、龍馬に微笑みで挨拶した。
「…あ…うん」
「どうしたの?」
「いやぁ……俺は龍馬っていうんだ」
「まあ!」さやかはびっくりした顔をした。「坂本龍馬? あの明治維新の?」
「いやぁ…違うさ。俺は野村龍馬っていうただの十六歳の高校生さ。君は?」
「わたし?」さやかは白い歯をみせた。
「わたしはまだ十五歳。でも、六月二十日で十六歳になるわ」
 ふたりは見つめ会った。
 龍馬は頬を火照らせながらも勇気をふりしぼって、
「君は彼氏とかいるの?」と問うた。
「やだぁ!」さやかはおどけた。「いないわ。彼氏いない歴十五年…」
 そんなとき、教師担当の坂本先生が、
「こら、お前たち、しゃべるな! 授業中だろうが!」と喝をいれた。
 ふたりは机の教科書に目を離した。
 同級生たちが、
「龍馬! 凛子ちゃんから転校生に心変わりか?」とからかった。
 ふたりは頬を赤くした。
「こら! 授業中だろうが!」と先生はまた喝をいれた。「まったく最近の子供は…」
 さやかの机に紙メモが飛ばされてきた。
 開けてみる。ペン字でメモがかいてある。
 ………”近所の公園にこられたし   野村龍馬”……
 事実上の恋文だった。
 さやかは照れた。
 でも、うれしかった。龍馬くん……彼女は彼の横顔をうっとりと見つめた。
  下校時間になると、さやかは龍馬の待つ公園へと向かった。
 そこに龍馬はいた。学ランのままだ。
「……どうも…あの…」龍馬は緊張して舌がまわらない。
「龍馬くん、どうも……何のよう?」
 さやかもつられて照れた。
「君、彼氏いないんだろう? ならぼくと……そのぉ…」
「あの、凛子ちゃん…って誰なの? 彼女?」
「違う! 違う! そんなんじゃないよ! 俺が好きなのは……さやかちゃんみたいな娘さ。凛子っていうのはただの後輩の女の子だよ」
「で?」さやかはじらした。恋は女の子のほうがマセているものだ。「私をどうしたい?」「………よかったらぼくと付き合ってくれないかい? いいだろ?」
 さやかは顔を真っ赤にして、照れた。
 ……これが初恋なのかしら?
 そう思うと全身が熱くなった。
「ダメかい……?」龍馬は肩を落とした。
 さやかは顔を横にふって、「ダメなんかじゃないわ!」という。
「私なんかで……いいの?」
「もちろんさ!」
 龍馬は微笑んだ。
 さやかは「水飲んでからね」といって、公園の水のみ場までいった。水を飲むと、龍馬が水をはじいてさやかにかけた。ふざけたのだ。
「あ! やったわね!」
 龍馬は笑って、「返事しないからさ」
「OKよ! OK! それで文句ない?」
 可愛い娘である。
 ふたりはふざけあった。まさにお似合いのふたりである。

「ただいま!」
 自宅へ帰ると、引っ越しの荷物がまだ残っていた。
 さやかは胸をドキドキしながら、部屋にいった。もう夕方だった。
 ……誰かを好きになると、なんでこんなに胸がドキドキと高鳴るんだろう?
 彼女にとっては初めての恋愛で、胸や頬が火照る感覚が理解できなかった。
 ………龍馬くんか……いいひとだわ。
 ………私もかれを愛してるんだわ。だから、こんなにドキドキするんだわ。……
「どうしたの~っ? さやかちゃん、御飯よ」
 一階から母の声がする。
 それが聞こえないほど、さやかは今日の出来事に夢中になっていた。
 ……野村……龍馬……くん……
 思わず、胸がきゅんとなった。恋するってこういうことなのか小説やマンガでの出来事ってこういうことなのね……
 さやかは愛しいひとを初めて得た。

  おもしろくないのは佐藤凛子である。
 彼女は龍馬に恋人ができたのを知って、激昴した。
「龍馬先輩! どういうことなんですか?!」
 凛子は、龍馬に学校の門の前でつめよった。朝だった。
「さやかとかいう女とあそんでたって……嘘でしょ? 先輩!」
「いやぁ……そのぉ…」
 龍馬は煮え切らない。「好きな女の子が…できたってことだよ、凛子」
「じゃあ…」凛子は泣きそうな顔をして「じゃあ、私はどうなるっていうんですか?! 私を先輩は捨てるんですか?!」
「捨てるもなにも……最初から付き合ってないし…」
「……先輩のバカ!」
 凛子は泣き出し、外へと駆け去った。
「…凛子! まてよ、凛子!」
 龍馬は追いかけようとしたが、そこにさやかがやってきたのでやめた。
「おはよう、龍馬くん!」
 さやかは微笑み、白い歯を見せてわらった。
「やぁ! ……おはよう!」
 ふたりは学校に入った。
 ………凛子、自殺なんてしないだろうな?……
 龍馬は不安になった。
 携帯を取り出した。凛子の携帯にかけてみた。電源が入ってないようだった。
 隣の席どおしで、さやかと龍馬は思いをはせた。
 ときに視線を合わせ、恋を確かめあった。
 ……心踊る毎日になった。
 でも、デートもキスもまだだ。
 ふたりはしだいに引かれあっていった。
 下校時、メール・アドレス(メルアド)を交換しあった。
「いつでも電話してきてくれ」
 龍馬は真剣な顔でいった。
 さやかは照れて、変な踊りをはじめた。
「早くわらってよ、龍馬くん。私だって恥ずかしいんだから…」
 龍馬はやっと微笑んだ。
「今度、デートしよう? さやかちゃん」
「…うん!」
 ふたりは手をにぎりあった。
 それを遠くで目撃したのは、凛子だった。凛子は屈辱を感じた。
 ……あの女が……先輩を?!
 許さないんだから! 許さないんだから!
 凛子は嫉妬して、顔をしかめた。眉が怒りではねあがった。
 …………先輩は……私のものなんだから!                    


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新年特別連載 バラク・オバマ改革なくして成長なし連載小説2

2013年01月04日 07時41分20秒 | 日記
         2 大統領就任演説





  黒人初第44代米国大統領は09年1月20日に就任した。
 リンカーンの例に習って、列車でシカゴからワシントンD・Cへ入り、リンカーン議事堂の250万人の前で語り掛ける。
「国民の皆さん。
 私は今日、厳粛な思いで任務を前にし、皆さんの信頼に感謝し、我々の祖先が払った犠牲を心にとめて、この場に立っている。ブッシュ大統領が我が国に果たした貢献と、政権移行期に示してくれた寛容さと協力に感謝する。
 これまで44人(第22、24代のクリーブランド大統領は同一人物のため、実際は43人)の米国人が大統領としての宣誓を行った。その言葉は、繁栄の波と平和の安定の期待に語られることもあったが、暗雲がたれ込め、嵐が吹きずさむなかでの宣誓もあった。こうした試練の時に米国が前進を続けられたのは、政府高官の技量と展望だけでなく、「我ら、(合衆国の1788年発行の憲法)人民」が、先達の理想と、建国の文書に忠実でありつづけたためである。それが我々の世代にとっても、そうありつづける。
 誰もが知る通り、我々は重大な危機にある。わが国は(イラクやアフガニスタンで)戦争状況にあり、敵は憎悪と暴力のネットワークを持っている。経済状況も悪く、それは一部の人々の貪欲さの無責任さにあるものの我々は困難な選択を避け、次世代への準備に失敗している。
 多くのひとびとが家を失い、企業が倒産した。健康保険制度もカネがかかりすぎ、多くの学校(制度)も失敗した。毎日のように我々のエネルギーの使い方が敵を強め、地球を危機に陥れている証拠も挙がっている。
 これがデータや統計が示した危機だ。全米で自信が失われ、アメリカの没落は必然で、次の世代は多くを望まない、という恐れが蔓延している。
 今日、私は我々が直面している試練は現実のものだ、と言いたい。試練は数多く、そして深刻なものだ。短期間では解決できない。だが、アメリカはいずれそれを克服できるということだ。今こそ我々がアメリカの時代をつくっていくのだ!
 この日に我々が集まったのは恐れではなく、恐れではなく、希望を選んだからで、争いのかわりに団結を選んだからだ。この日、我々は実行されない約束やささいな不満を終わらせ、これまで使い果たされ、そして政治的な独断をやめることだ。そのために私はここにやってきた。
 我々はいまだ若い国家だ。だが、聖書の言葉を借りれば「幼子らしいこと」をやめるときがきた。我々が不屈の精神を再確認する時がきた。より良い歴史を選ぶことを再確認し、世代から世代へと受け継がれた高貴な理想と貴重な贈り物を引き継ぐときがきた。それはすべての人々が平等で自由で、最大限の幸福を獲得できるという約束である。
 我々が国の偉大さを確認するとき、偉大さは与えられるものではなく獲得するものだと知るべきときがきた。自分で勝ち得るものがそれなのだ。
 我々のこれまでの道はけして近道ではなかった。安易に流れるものでもなかった。それは心の弱い、強欲な豊かなひとだけが得をするという安易な道でもなかった。
 むしろリスクを選ぶひと、実行の人、創造のひとの道だ。恵まれたひしだけでなく、貧しいひとも豊に夢を持てる社会構築こそ大事なのだ。(中訳)
 我々のために彼等は、ないに等しい荷物をまとめ、海を渡って新しい生活をしたのだ。 我々のために彼等は額に汗して働き、西部に住み着き、鞭打ちに耐え、硬い土地を耕してきたのだ。我々のために彼等は(米国独立戦争の戦場の)コンコードや(南北戦争の)、 ゲティスバーグ、(第二次世界大戦の)ノルマンディー、(ベトナムの)ケサンで戦い、死んだ人々を思い起こそう! (中訳)
 我々は旅を続けている。我々は今だに世界一繁栄し協力な国家だ。我々労働者は今、金融恐慌の真っ直中にある。しかし、我々の能力は落ちてはいない。過去に固執し、狭い利益しか守れず、面倒な決定は後回しにする時代は終わった。
 我々は道や橋、電線やデジタル通信網を作り、我々の商業を支え、我々の結び付きを強めなければならない。我々には緑や風や風土、自動車が必要で、我々がやらなければならないことはグリーン・ニューディールという環境公共事業である!
 我々は「できない」という人々にこう答えよう。「イエス・ウィー・キャン(我々には出来る)」と。答えは一様ではないだろう。「イエス」だけでなく「ノー」という覚悟も大事になるだろう。しかし、我々は地球温暖化や環境と戦わなければならない。取り組まなければならない。人種差別とも戦わなければならない。私の父親が60年前は白人街の店に入ることさえ許されなかった。その息子が宣誓している。キング牧師は言った。
「私には夢がある」(アイ・ハヴ・ア・ドリーム)と…我々のアメリカは白いアメリカでも黒いアメリカでも赤いアメリカでも黄色いアメリカでもない、アメリカ合衆国なのだ! (中訳)
 我々は今こそ立ち上がろう!
「未来の世界に語られるようにしょう。厳寒の中で希望と美徳だけが生き残った時、共通の脅威にさらされた国や地方が前に進み、それに立ち向かうと」(ワシントン語録)
 将来、我々の子孫に言われるようにしよう。あの時代は間違いではなかったと。試練にさらされたとき我々の旅は、たじろうこともなく、後戻りすることもなく、自由という偉大な贈り物を前に送り出し、それを次世代に届けたのだ、ということを記録しよう。我々は「できない」という人々にこう答えよう。「イエス・ウィー・キャン(我々には出来る)」と。」(少し著者加筆) …こうしてオバマは大喚声に包まれる。第一歩だった。  

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アメリカの正体 「財政の崖」土壇場で回避・問題の先送り

2013年01月03日 06時45分09秒 | 日記
アメリカの正体
  
2012年11月6日、バラク・オバマ現職大統領(民主党)とミッド・ロムニー共和党代表とのアメリカ合衆国大統領選挙がありました。オバマ現職の再選ですね。選挙人はオバマ氏303人ロムニー氏206人の大差です。しかし、上下院ねじれ状態でアメリカ版「決められない政治」と莫大な財政赤字で何もできない状態です。若者などの失業率17%もリスクといえばリスクです。オバマ氏は7日には財政再建と経済成長の両方に取り組むといいますが米国上院は野党共和党議員が大半です。また大統領選挙が1年半というのも「列車時代」の産物で現代なら3か月程度でいい筈です。1年半も800億円もかけて両候補がネガティブ・キャンペーンをやらかし、米国には倦怠感が広がっています。また今回は黒人とヒスパニックやラテン系アジア系アメリカ人がオバマ氏を支持、白人ユダヤ系白人ヨーロッパ系白人がロムニー氏を支持しました。オバマ大統領だからこそ(大型減税の失効と歳出の強制削減の重なる)「財政の崖」を回避が難しい。兎にも角にも財政の崖の回避がオバマ大統領に求められています。ですが、黒人アジア系など有色人種が基盤のオバマ氏では、白人富裕層への増税が出来ないのではないか?と懸念されています。なにより議会がねじれ状態のままですから、演説だけうまくともどうしようもない。オバマ大統領にとっては苦しい最期の4年間となりそうだ。だが、「財政の崖」は土壇場で回避された。結果は6つ。①年収45万ドル(3900万円)未満の減税恒久化②勤労者の社会保障(給与税)の減税延長認めず③年収45万ドル以上の富裕層への20年ぶりの増税④歳出の強制削減の2か月の延長⑤緊急社会保障税1年間回避⑥日本の相続税にあたる遺産税の増税を緩和、である。まあよかったが「問題の先送り」をしているだけに過ぎない。2012年10月8日、ベネズエラの大統領選挙でチャベス大統領が4選で当選した。反米の独裁者だが、豊富な石油資源での大金を貧困層にばら撒いていて、無税や教育料金・医療費などをほぼ無料にしているため人気は絶大だ。2012年9月11日は、「米国同時多発テロ」から11年です。アフガンは泥沼化していますが、よほどのことがない限り「オバマ現職大統領再選確実」です。まあ、米国は3年間サブプライム不況の後遺症から回復したばかり。でも、米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は債務超過から資金超過になったのはオバマ大統領の経済政策の成果です。今、現在進行形な米国の不幸は「学生ローン」の問題です。アメリカ人の1人当たりのローン額は、平均2万5000ドル(約196万円)です。ロムニーもライアンもいらないが、今後この「学生ローン」が問題視されると思います。職に就き年棒5万ドルから10万ドルと稼げればローンは返済できる。だが、失業者が拡大すれば「第二のサブプライム・ショック」にもなりかねません。4年後の2016年の民主党アメリカ大統領候補に、ヒラリー・クリントン氏との意見が60%だという。クリントン国務長官の好感度は高く、アメリカ大統領初の女性大統領という声が大多数だという。まあ、ありかな。2012年11月の米国大統領選挙は共和党代表のロムニー氏VSオバマ現職大統領(民主党)の一騎打ちとなりました。結果はオバマです。オランド仏新大統領は「緊縮より成長を」というが「夢物語」を語っているに過ぎない。「成長すれば緊縮策をしなくていい」などというが相当成長しなければならない。成功例はある。レーガン元米国大統領とサッチャー元英国首相だ。だが「小さな政府」路線でおもいっきり全部の規制を撤廃した。当然最初は大量の失業者がでる。改革の芽が花開くのは15年後か20年後だ。だからレーガン氏サッチャー女史も現職を追われた。米国はクリントン時代に高度成長という改革の花が咲き、英国もブレア政権に成長した。改革とはそれぐらい時間がかかるものだ。改革の成果を拙速に問うべきじゃない。ちなみに小泉改革とは名ばかりで、郵政民営化法案以外(といっても郵政国有化に復帰しつつあるが)何のいいこともしていない。だから日本には「改革の芽」などない。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、「我々は(日本のような)デフレに陥るのを回避した」と発表。バブル崩壊後の長期デフレ不況になった日本のようにはならないといいます。非正規雇用と正規雇用の均衡処分、医療、介護など成長分野の需要を掘り起こすと。でも、米国は90兆円規模の資金を投入して「ゼロ金利」にし、日本化していますね(笑)。日本は少子高齢化と国内消費冷え込み、外国人(優秀な技術をもつ外国人)労働がほぼゼロに近く、ダイナミックな政策がとれません。しかも日本の企業は一部経営難な企業を除けば、構造的に企業が資金を必要としていません。2001年から2006年にかけて日銀が30兆円規模の資金をマーケットに投入しました。しかし、ニーズがなく資金は吸収されませんでした。で、悪名高い「中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)」につながってしまった。日本の中小企業は「借りてもどうせ後で貸しはがされる」と思いだれも借りません。だが、米国はラッキーです。米ドルは世界通貨であるため輪転機でドルを刷れば世界中で買えます。日本、中国、ブラジルなどの世界の国々はそうはいきません。世界で買うときは外貨(米ドル)を手に入れなければならないのです。日米貿易戦争は30年の歴史があります。だから日本人はそのような米国の経済を知っています。だが、中国はまだ知りません。米国に「いじめられてる」最中です。是非、日本の経験を中国は学んでほしいと思います。またオバマ大統領がアフガン電撃訪問です。ビンラディン殺害から1年目ですね。2012年4月30日、野田首相が訪米してワシントンDCでオバマ大統領との「日米首脳会談」が開催された。中国の台頭に対しての日米の防衛・経済連携で合意したという。米連邦準備制度委員会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)は「事実上のゼロ金利制度」を続けるそうです。さすがはバーナンキ理事長です。日本の「失われた20年」を反面教師にしている。また米国では民主党バラク・オバマ大統領と共和党のロムニー氏(前マサチューセッツ州知事)の一騎打ちです。しかし、今のままではロムニー氏はオバマ大統領に勝てないだろう。ロムニー氏は海外に200億円の資産を持っていて、米国内に税金を払っていない。違法ではないが一般的なアメリカ人には「99%の俺らと違う1%のやつだ」と映る。EU内の失業率は10.8%になりPIIGSが足を引っ張っている。スペインの失業率は20%でギリシャ・ポルトガルも同じ。日本とドイツの失業率は10%と非常に優秀な結果です。まあ、日本の場合、職を求めていない完全失業者はカウントされていないけどね(笑)。これから起こるであろう「イランへの攻撃(イラン戦争)」は軍産複合体の「ウォーエコノミー(戦争犯罪)」によるものだが、軍資金はまた日本からということに(中国や韓国・EUも)なりそうですね。また戦後に掃海艇をだして大金出して感謝もされず…ですか(笑)。広島長崎の原爆を米人に知らせよ。1945年8月、広島と長崎に米軍機による原爆投下が行われ軍人でもなんでもない無辜の、一般人が何百万人も虐殺されました。これは明らかな「戦争犯罪」であり「(民間人を巻き込まないという)国際法違反」なんです。でも米国では「戦争終結を早める為」もしくは「戦争続行での米兵の死をすくう為」に原爆投下したのだ、と詭弁を学校で教えられるそうです。もちろん原爆被害者の死体写真も教科書には何も書いていません。原爆など落とさなくとも戦争は終わっていたでしょうね。日本全土が焦土と化し、昭和天皇・裕仁も自決を覚悟していたそうですから。まあ、映画「パールハーバー」の演者も詭弁を言っていたでしょう?これは「帝国日本軍による侵略と無辜の民虐殺」と同レベルです。謝って改めるに憚る事なかれ、だ。まずは隗より始めよ。「セキュリティサミット」で米国のオバマ大統領と韓国の李明博大統領が会談し「北朝鮮の弾道ミサイル(人工衛星をあげるとカバー)」の打ち上げ停止を呼びかけた。米国は北への食糧支援もやめるとも。2012年2月14日ワシントンDCで事実上の米中首脳会議があり、習近平氏とオバマ大統領が会談しましたね。オバマ氏は「大国としての責任を」と釘をさしました。またモトローラ・モビリティ/モトローラ・ソリューションは創業者家出身で90年に会長を辞任するまで30年に渡りIT業界の牽引役だった巨人、ロバート・ガルビン氏(89)の死去を発表しました。ソニーの盛田氏(故人)と通商でやりあって(日本が半導体を失う羽目になった)日本が韓国に半導体工場を移して「寝首をかかれた」一件の「大悪人」です。米国は何年か前に未来学者のハーマン・カーン氏が「2000年には日本のGDPは米国経済を抜く」といいました。結果は…。私は米国経済がさらにコケル心配をしています。ジョブズに加えガルビンも死んだからです。杞憂だといいのですがね。アメリカの失業率が9.1%となり米国内各地でデモが頻発しています。彼ら彼女らは「Job! Job! Job!(仕事をよこせ!)」といいます。ですが、米国には仕事はありません。でも、だからって馬鹿みたいに「ニューディール政策もどき」みたいなことをしても駄目です。要は政府役人なんかに景気は治せないと悟り、自分で「沈みゆくタイタニック号」から少しでも大金をぶんどり逃げるという「走為上の計」です。9・11米国同時多発テロ事件から10年、東日本大震災から半年。米国ではアルカイダによる米国国内のテロの信ぴょう性の高い情報があるという。何も起こらないといいね。ただ、言っておくが我々が戦っているのはアルカイダなどのテロリスト集団でイスラム教徒ではない。9・11に歴史的必然などない。2011年7月3日タイで総選挙が行われタクシン派が圧勝、タクシン氏の妹・インラック・シナワット氏(44)が女性初首相に決まりました。また米国とフィリピンが協力関係構築で東シナ海での中国のけん制を計りました。ここ10年程で米国内ではKKK(クークラッククラン)のような「白人至上主義」が吹き荒れていて不法移民や有色人種が年に7000人以上殺されているという。9歳の少女までメキシコ人というだけで殺害された。とんでもないことだ。また米国クリントン国務長官が世界銀行総裁に転身の意向だそうです。驚きの転身ですよね。ペルー大統領選挙は元・軍人のオジャンタ・ウマラ氏(45)が勝利、日系人で女性・フジモリ元・大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏(36)は敗北しました。米商務長官がエジソン・インターナショナルのジョン・ブライソン氏を内定(ロック商務長官が中国大使に成るため)しました。2012年米国大統領選挙で民主党の候補はオバマ大統領でほぼ決まりですが、野党共和党は有力な対抗馬はなく、ロムニー氏が共和党候補者になりそうです。オバマさん再選かな。ワシントンDCで中国首脳と米国首脳が米中戦略・対話がはじまりました。人民元引き下げで合意し、米国は為替レート変動を調整。両国は包括的な貿易不均衡打開で合意。日本の東日本大震災の支援で両国一致。外交軍事に対して協議場設置。エネルギー管理協議で一致しました。いよいよアメリカと中国の二大大国の時代です。2011年5月1日夜、米軍がパキスタン・アボッタバードで9・11同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディン容疑者(54)を銃撃戦(「ジェロニモ作戦」)の末殺害したとオバマ大統領は勝利宣言をした。「正義を遂行した」という。DNA鑑定でも本人だとする。ビンラディンは丸腰であったという。遺体写真は公開するか米政府は迷っている。反米感情を煽る可能性が高いからだ。だが、アルカイダの報復テロが怖いからしばらくは米国に行きたくないな。だが、アルカイダやビンラディンとイスラム教は関係ない。2011年4月29日米国内で16以上の竜巻があり、300人死亡2000人が怪我です。FOMC(米国連邦公開委員会)は米国追加緩和を2011年6月で終了とした。「ゼロ金利」は継続です。「舌禍」で更迭された前・米アフガン司令官・マクリタル氏の証拠がなかったことがわかりました。またキューバは市場主義を一部導入するそうです。やはり共産主義では駄目だということか(笑)。バラクオバマ氏が大統領選挙に出馬表明し、選挙活動を始動した。二期目も「Yes We Can」でいくらしい。そして、とうとう中国がGDP世界第2位になりました。だが、一人当たりのGDPは日本人の10分の1です。2011年1月、胡錦涛国家主席が訪米して、バラク・オバマ米国大統領と会談、米国旅客機200機3兆7000億円の「政治的お土産」の商談をまとめ握手しあった。さすがは胡錦涛氏、人権問題は軽くかわすしたたかさでした。米国は「ウィキリークス」や開設者のアサンジ容疑者を本格的に捜査することをきめましたね。また民主党上院議員の女性・ガブリエル・ギフォーズ代議士(40)が銃で暗殺されかけました。銃弾は左脳を貫通しており、意識不明の重体だそうです。FRB(連邦準備委員会)が更なる追加緩和で米国債48兆円購入です。これは米国債を購入することで資金を市場に還流させる策です。FOMC(Federal Open Merker Oommictee. )つまり金融会議で決まりました。2010年11月中間選挙で、オバマ「民主党」が大敗です。下院(民主党184、共和党239)上院(民主党51、共和党46)知事(民主党15、共和党27)と大敗でオバマ大統領は2期目は無理ではないか?といわれていますね。今、米国政界で話題の女性がいる。それが元・アラスカ州知事で、マケイン共和党候補とタッグを組みオバマ・ヒラリーと大統領を戦ったメガネの美人女性である。大統領選挙では長女が未婚で妊娠(長女と彼氏は結婚しなかった)という敵失やオバマの天才的演説もあり敗退。選挙後忘れ去られた。が、自伝本「ならず者で生きる」を出版し全米をまわりベストセラーになった。2012年のアメリカ大統領選挙にでる予定だという。準ミス・アラスカ、TVレポーターを経て政治家になったひとで、メガネは日本製だ。「Yes we can」ではなく「OH,no you don't」といおう、という。アンチ・オバマの受け皿…それがサラ・ペイリン女史(46)である。ですがペイリンさんは「世界情勢」に無知なようで「北朝鮮からの韓国への攻撃事件」で「同盟国の「北朝鮮」を支援する」といいました。また「アフリカ」を「アフリカというひとつの国」だと思っていたそうです。このひとが未来の「女性初の米国大統領」ですか?大丈夫なんですか?なおFRBのバーナンキ議長は否定したが、結論は米国経済が「二番底」に陥ったということである。失業者はさらに5万4000人増加し、失業率は9.6%です。住宅市場も商業ビル市場や雇用の景気回復も遅れている。しかし雇用は「遅行指数」である。オバマミックスは失敗した。米国の心配はかつての日本のような長期低迷にならないかということ。その2はあまりにも米国経済が中国に依存していること。9000億円の大豆輸出など依存が過ぎる。中国がこけたら米国もこける状態だ。また金融規制法(ボルガー・ルール)は米国以外ではどの国も採用しないだろうとFRBが皮肉でいう。しかし研究価値はある。それは金融規制法+消費者投資家保護ならばの話である。ニューヨークのタイムズスクエアで爆発物をつんだ不審車が発見されました。まだ爆発未遂でです。イスラム・テロ集団の仕業でした。ホルダー司法長官は「タリバンの仕業だ」と認めてますね。各国首脳NPT会議もありますしね。米国の核弾頭数は5113発だと明かしましたね。またルイジアナ沖の原油流出は対応が遅れていました。漁業関係者に被害がでていましたね。もう終結から1年になります。事故が起きたのは2010年4月20日メキシコ湾沖のパイプラインのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)社の「ディープ・ウォーター・ホライズン(DWH)」という海上のくみあげ施設である。海底1500mから原油のある5500mまでボーリングして、そこの給油口が爆発して炎上、DWHの施設が破壊され海の藻屑となり原油だけが海上に垂れ流しの状態になっていました。日本ではあまりニュースになってないが、欧米ではメキシコ湾海流にのれば原油がヨーロッパにまでいく可能性があり大変なニュースになっていた。メキシコ湾の牡蠣、海老などが全滅し、ペリカンなど500羽が死んだ。またこの湾は日本に輸出される大西洋クロマグロの産卵地であり、日本の市場にも影響が出そうだ。BP社はこれまでトップが謝罪していない。が、幹部のスウェーデン人が謝罪したが、このひとは英会話が下手糞で「一般庶民の皆さん本当に申し訳ありませんでした」の「一般庶民」を「スモール・ピープル(小さいひと)」といってしまい米国人(BP社は英国企業で、さらに英国人の年金機構のほとんどがBP社に投資しており英国人年金に黄色信号が灯っていた)の怒りを買った。オバマ大統領は初動対策に遅れて大変な被害がでていたがこれまで何度も海底1500mの原油流出を止めようと作戦が実施された。1、ドーム作戦(原油流出口をドーム型のもので止める作戦。失敗)2、トップキル作戦(流出口そのものを止める。失敗)3、キャップ作戦(50cmの流出口そのものにキャップする。少し成功。だが原油流出の3分の1しか止められず)4、最終作戦(1500mの海底の左右からボウリングして5500mの原油ラインそのものを止める)。最終作戦は9月頃までかかった。しかし、7月で止めましたね。よかったと思います。だが、米国景気は確実に回復しているようです。GDP1月から3月まで前年比3,2%増です。ここではオバマ大統領のことを書き込みします。大統領の支持率は平均57%と第二次世界大戦後、大統領選を経て就任した9人の大統領のうちレーガン氏と同率のワースト2位です。が、これはオバマ大統領に対しての否定的側面を強調していました。最も低かったのはクリントン大統領です。ブッシュ父の政権が経済を破壊した後だけに後始末が大変だった為です。が、オバマ大統領は実行力が伴っていません。演説だけは上手いけど何も出来ないってことです。国民健康保険制度などまったくのデッドラインです。演説だけ上手くても政治や経済はよくなりません。金融政策は金融機関の事業内容に一定の制限を設ける内容で、銀行にヘッジファンドの保有・出資などを禁止、大手金融機関の負債の規模に上限を設定することです。これが実現化すれば利権まみれのウォール街を変えることが出来ます。が、一般の投資家から集めた資金だけで運用するというのは結果的には正しいかも知れないけど、ファンドを通じての銀行貸出がなくなるということは世界経済を動かす為の「潤滑油」がなくなる訳です。米証券取引委員会(SEC)がゴールドマンサックスを訴追しました。容疑は詐欺です。またバーナンキFRB議長の再選についても批判が出ています。オバマ大統領の経済的側近はボルガー元FRB議長ですがあまりに老人過ぎます。オバマ大統領は演説だけは上手いけど「青い」し「言葉多しは品少なし」です。もっと現実的な策士になってください。政治は弁論大会ではありませんよ。オバマ大統領は個人的には好きな政治家です。それだけに実行力のなさが情けないのです。もっと策士になってください。今回は「アメリカ合衆国」のウィキペディアです。
オバマ大統領は「核配備削減演説」でノーベル平和賞をもらいましたが、あくまで「配備」をやめるということでロシアと合意したことを考えて下さい。「削減」ではなく「配備」をやめるという。つまり、核弾頭を大陸間弾道ミサイル(ICBM,SLBM)から外すだけです。これは米ソ冷戦時の「MADポリシー」よりはましです。つまりMUTUAL ASSURED DESTRUCTION(相互確認破壊能力)でどちらも核で牽制しあっていた時代です。「キューバ危機」(ソ連が1960年代にキューバにソ連の核ミサイル基地を作ろうとして米ソが核戦争手前までいった危機)が有名ですね。ちなみにNPT(核拡散防止条約)は条約作成時は核兵器保有国は国連常任理事国(米ソ英仏中)だけでした。ダライ・ラマとオバマ米国大統領が会談しました。米露新核軍縮条約調印です。7年で1550発のICBMやSLBMつまり大陸弾道ミサイルを削減するそうです。が、問題は3位の中国がはいっていません。中国はやはり反発していますね。また米国大統領は北朝鮮をテロ指定国家と認定しないそうです。あまりに甘い判断です(人質をとられていた為)。デトロイト上空で米国飛行機内で爆発テロ未遂事件(09年12月26日)がありました。アルカイダのイエメンを拠点とするナイジェリア国籍のアブドルムタラブ容疑者(23)が起こしたテロ未遂事件であった。「アラビア半島のアルカイダ」というテロ組織からインターネットで犯行声明がありました。イエメンの米英大使館はテロの標的になる為に封鎖しましたね。オバマ大統領は2011年7月から米軍のアフガニスタン撤退を開始すると宣言しましたね。また2010年夏迄に3万人増派するそうです。有人月探査計画は打ち切りになりました。今までに90億ドル投入されていました。NATOも増派を検討中です。キューバのグァンタナモ刑務所をアメリカ合衆国本土に移すそうです。09年11月17日、米中首脳会議がありましたね。オバマ大統領と胡錦涛主席で「非核」「地球温暖化防止」で合意しましたね。が、オバマ大統領のスタンスは「同盟は日本重視」「経済国際協調は中国」…今米国の軸足がブレまくっています。経済的には中国に頼らざる得ないが、日本の技術力もあなどれない。オバマ大統領の外交姿勢があまりにお粗末です。またオバマ大統領は内政(例えば国民保険制度(医療制度法案は可決されました。4600万人の無加入者のうち3400万人加入可能)や景気回復対策)もお粗末です。まあ、確かに批判だけなら誰にでも言えるって言われればその通りです。米国ではオバマ離れが進んでいます。まあ、頑張ってください。ロシアとは第一次戦略兵器削減条約(START1)の「つなぎ」で合意しました。オバマ大統領は09年11月13日に来日しましたね。「米国とアジアの関係強化」と「スマートグリッド(賢い送電網)研究」を打ち出し、あっという間に鳩山元首相と茶飲み話し的に会談して去りました。まあ、普天間基
地問題は先送りです。そして鳩山元首相の「日米関係はすべての礎」という虚しい言葉に顔をしかめた。が、インド洋での給油活動はやめるが、アフガニスタンに50億ドル寄付すると聴いてにんまりしましたね。所詮は日本は「世界のATM」か?オバマ大統領は09年度のノーベル平和賞ですね。プラハでの「核なき世界」という演説が評価されたようです。 ノーベル賞はスウェーデンでですが、ノーベル平和賞だけはノルウェーで決まります。やや話題性を狙ってオバマ米国大統領を選んだようです。例えばマザーテレサさんなら誰しも納得します。が、金大中さんやアラファトさんはふさわしくありません。むしろ米国大統領はノーベル賞をもらったことでイランや北朝鮮への爆撃がうまくできない状態です。また日米共同で核廃絶を提案してしまいました。が、例えば北朝鮮は中国、イランは200発核ミサイルをもつイスラエルを炊きつければいい訳です。イスラエルは必ずイランの核施設を叩きます。また北朝鮮は永くはもちません。東京オリンピック誘致は失敗でした。私は東京オリンピック誘致は反対でした。が、広島長崎がオリンピック誘致するのは賛成します。是非ともやってほしい。是非とも頑張ってください。米国は7月から9月までのGDPは3・5%増加しました。が、長引く個人消費低迷と失業率上昇(10・2%)です。米国の今年9月まで一年間の財政赤字は1兆4190億ドル(129兆円)で、これから10年間の累積赤字予想額は9兆ドルでかなり深刻ですね。米国はかつてのバブル経済崩壊後の日本の轍を踏襲しようとしています。日本から学べることは「マネーサプライや金利の上げ下げ」では「景気回復にならない」ということです。オバマプランなどは日本の同じ轍を踏襲するだけです。09年9月11日はアメリカ同時多発テロから8年ですね。が、ロシアへの配慮で東欧(ポーランド、チェコ)へのMD(ミサイル防衛計画)の配備を中止しました。またオバマ大統領はいわゆる「国民保険制度」を政策として法案化しようとしてかなり反発されています。実はアメリカ合衆国は日本のような「国民保険」がありません。だからアメリカ人は高額な医療費を払っています。これは大事な法案なのに野党共和党のネガティブキャンペーンで国民は騙されています。目を覚ませ、アメリカ人。また米国駐日大使のジョン・ルース氏(54)が到着いたしましたね。氏はカリフォルニアのシリコンバレーの弁護士です。アメリカの正式な国名は「アメリカ合衆国」です。合衆国とは50の州の合衆国ということです。首都はワシントンDCです。 アメリカ合衆国が戦争する訳は?ですか?その前にアメリカ合衆国のGDP(国内総生産)は1350兆円です。2位の日本は466兆円です。中国は367兆円です。ノーベル賞は298人で自動車保有率3億人で人口も3億人です。アメリカ合衆国はヨーロッパからアメリカ大陸に着いてアメリカネイティブアメリカンを追い出して合衆国を作る訳です。つまり植民地国家です。アメリカ国旗は星が50です
が州の数と同じくらいです。昔は11州でした。アメリカ合衆国の軍事費用は1790兆円です。が、軍産複合体ということがあります。つまり戦争経済ということです。アメリカ合衆国は軍事産業と軍部(ペンタゴン)と政治家の複合体な訳です。ベトナム戦争もケネディ大統領が止めようとしましたが軍産複合体が「戦争」を欲しがりケネディ大統領は暗殺されてしまいました。アメリカ合衆国にとっては戦争経済を必要としているのです。アメリカ合衆国が戦争という需要で兵器を消費するとともに実験もかねて他国に自国の兵器を売却して儲ける訳です。アメリカ合衆国は欧州軍や中央軍やアフリカ軍や北米軍や南米軍など「戦争体制」を布いてます。が、アメリカは戦争体制を維持することで「世界の警察」と呼ばれています。ベトナム戦争の時は懲兵制度であった為に「反戦争」(いわゆるヒッピー反戦運動)がありました。が、今は志願制度です。NASAは只の宇宙開発しているだけではありません。例えばインターネットサービスは軍事システムでした。冷戦終結で敵がいなくなったのでインターネットやGPSが民間化された訳です。但し正確なデータではありません。GPSなどは普段は敵に利用されないように正確なデータではありません。が、戦争の時は正確に直したりします。また日米安保条約ですが、アメリカ合衆国は日本や韓国を北朝鮮から守ってくれる訳ではありません。アメリカ合衆国が安全なら日本や韓国など関係ないのである。アメリカ合衆国が無事なら何でもいいのです。冷戦の体制のままです。日本が戦争に負けた時「ソ連や中国ら共産主義国へのショーウィンドウ」として日本と西ドイツは優遇されました。日本は軍事費用が少なく済みました。もちろん日本人も頑張っていました。が、在日米軍がいなかったら「まともに戦えば3時間しか持たない自衛隊の守る日本」はすぐにひあがります。アメリカ合衆国の核の傘(パックス・アメリカーナ)があればこそ日本が攻撃されたらアメリカ合衆国軍はすぐに攻撃し返すということです。アメリカ合衆国は日本を守っている代わりに「年次経済報告書」という形でアメリカ合衆国の商品や消費を促すこともします。アメリカ合衆国はボランティア活動をしている訳ではないのである。郵政民営化も米国からも働きかけがありました。郵政費用を米国金融機関が持つようにすることを狙ったのです。なおアメリカ合衆国は日本からのリクエストは受け入れません。アメリカ合衆国は優秀なセールスマンです。オバマ大統領はアメリカ合衆国の優秀なセールスマンです。地球温暖化防止に積極的です。環境産業の利権の為です。GMの破綻もしました。核兵器削減もします。アメリカ合衆国の核兵器は3000発、ロシアは2000発です。大統領はアメリカ合衆国が広島長崎で核兵器を使用した悪を、認めました。が、核兵器削減はもっと詰めてます。すぐに核兵器削減が実現する訳ではありません。が、かつて昔はミサイルから核弾頭を外しただけで「削減」としていたよりは「二度と使えなくする」大統領案はいいと思う。アメリカ合衆国の消費は世界一です。アメリカ合衆国は大統領のビジョンで動いています。正直な話、中国や日本の商品のほとんどをアメリカ合衆国が消費していた訳です。中国経済を戦前の大英帝国や戦後のアメリカ合衆国のようなシステムとして期待しても無駄です。中国経済はアメリカ合衆国経済のような強さはありません。またアメリカ合衆国の失業率が改善しましたね。9・4%減少数は666万4000人です。が、ファニーメイ(アメリカ合衆国国営ファンド)は大幅赤字です。148億ドル(1兆4000億円)です。
アメリカンドリームという言葉があります。これはアメリカ合衆国の人口の僅か1%ですが毎年億万長者が出ます。ビルゲイツなどは5兆円持っています。が、ほとんどは貧乏です。だからドリームな訳です。なお、CIAとはアメリカ中央情報局(セントラルインテリジェンスエージェンシー)つまりスパイ組織です。主な仕事は情報収拾と分析です。映画のようなどんぱちはありません。また日本には「スパイ防止法」がない訳に外国のスパイがうようよいます。が、CIAエージェントは頭がいいです。が、カバーとしてジャーナリストにはなれません。これは普通のジャーナリストの命を守る為です。また昔は外国の要人を暗殺したりしていました(キューバのカストロ暗殺計画やケネディ大統領暗殺など)が、フーバー大統領時代に禁止になりました。FBIとは連邦捜査局つまり州をまたぐ警察署です。NSCとは国家安全保証会議のことです。また服部くん事件などで「アメリカ合衆国の銃規制を」という意見があります。ですがアメリカ合衆国には全米ライフル協会(NRA)という大変に巨大なロビーイスト集団があります。またアメリカ合衆国はフィリピン並みに治安が悪いのです。「自分の命は自分ひとりで守る」という西部劇のようなメンタルがアメリカ人にはあります。銃規制など無理です。何故銃を持つのか?は権利だからです。アメリカ合衆国憲法修正案第二条「人民の武装権利」だからです。まず歴史を知らなければならない。アメリカ合衆国はイギリス植民地から銃を持ち独立しました。アメリカ合衆国は50州あります。その州ごとに州兵がいて、その上に連邦軍があります。州兵はまずはボランティア活動で日本でいうなら消防団と同じレベルです。アメリカ人にとって銃は「護身用」か「民主主義の象徴」です。アメリカ合衆国の人口は3億1万5千人です。銃は3億丁。が、銃は4割しか持ってない。ニューヨークやワシントンDCは持っていない。中西部の治安の悪いところでは何丁も持っている。子供でも18歳以上ならスーパーや店で銃を売っています。
安い値段では女性の護身用の小さな銃なら数十ドルなどです。銃のクリスマスセールもあります。日本人は銃があるからない方がいい…と考えがちだが、アメリカ人は「護身用」の為に持っていないから応戦できなくて銃被害が出ると考える。アメリカ合衆国の銃犯罪32万7771件(日本48件)銃犯罪の死者1万177人(日本29人)です。NRAは「銃がひとを殺すのではない。ひとがひとを殺すのである」と主張します。まずはアメリカ合衆国に行って警察官に銃を突き付けられたら、懐に手をやってはならない。銃をうつとおもわれて発砲されるからです。なお、全米ライフル協会(NRA)は非常に強い組織である。会員400万人、資産212億円(会費、銃メーカー寄付金)で例えば銃規制政治家に反対側に投票する投票活動をしたり銃規制反対政治家に政治資金をやったりします。かなり強いロビー団体です。アメリカ合衆国の強さは世界中から優秀な人材(もちろん玉石混合で英語も話せない何の技
術もないひとも多いのですが)が集まってくることでシリコンバレーのような頭脳集団があるということです。またアメリカ合衆国には弁護士が多過ぎます。例のO・J・シンプソン裁判などは悪例です。何でも裁判で訴えるのがアメリカ流ということです。なお、更にまた新しいアメリカ合衆国情報を随時更新します。またハーバード大学の黒人のゲーツ教授が逮捕された誤認逮捕された事件でオバマ大統領が「警察は不法な愚かな行為をした」と発言した件で大統領は謝罪しましたね。アメリカ合衆国はこういう人種差別があるとことです。差別はなくならないだろうね。では。


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新年特別連載 バラク・オバマ改革なくして成長なし連載小説1

2013年01月03日 06時04分45秒 | 日記
ノンフィクション
バラク・オバマ、

   その真実!

            ~JUST NOW~
                         緑川鷲羽ひとりCIA
                  世界のすべての情報と戦略
               ~学生からサラリーマンOLまで知っていて得する情報                 「オバマ大統領」はいかにしてなったか。~
                ノンフィクション
                 total-produced&PRESENTED&written by
                  Washu Midorikawa
                   緑川  鷲羽
         this data is a dramatic interoretation
         of events and characters based on public
         sources and an in complete historical record.
         some scenes and events are presented as
         composites or have been hypothesized or condensed.

        ”過去に無知なものは未来からも見放される運命にある”
                  米国哲学者ジョージ・サンタヤナ



 DEFCON ONE

 WORLD EARTH








         1 バラク・オバマ誕生への道筋



「金正日は危険人物で現代のナチス・ヒトラーで圧制者だ!」
「イラキュー(イラク)、イラーン(イラン)北朝鮮半島(北朝鮮)は悪の枢軸だ!」
 2001年4月、元大統領の息子、ジョージ・W・ブッシュは米国大統領になり大歓迎を受けていた。しかし、イラクで内戦や同時多発テロが頻発するとブッシュは人気がなくなり始める。サヴ・プライム、リーマン・ショックで金融恐慌になる……
 そこに登場したのが黒人の上院議員、バラク・オバマだった。「改革なくして成長なし!」「チェンジ!」「共和党をぶっこわします!」『新しいリーダー』として政界に睨みをきかせた。「イエス・ウィ・キャン(我々には出来る)!」
(07年出馬演説07年2月10日イリノイ州スプリングフィールドにて)
「皆さんがここに集まったのは私のためではない。この国の将来を信じているからだ。戦争に突入しても皆さんは平和の到来を信じている。絶望の中にあっても、皆さんは希望が生まれるのを信じている。政治は皆さんを疎外し、私たちを長い間分裂させていたのにも関わらず、私たちはひとつの国民になれることを信じている。私たちは今、その旅路に立とうとしている。
 私がイリノイ州に来たのは二十数年前。大学を卒業したばかりの若者だった。教会グループから地域活動の仕事を与えられた。アメリカをよりよくするために、ささやかながら役割を果たせると思って引き受けた。その後、弁護士になり、選挙民の積極的な政治参加次第で自由や平等という私たちの大切な権利が守られることに気付いた。私は上員議員としてこの州都に来た。米国が東西南北が交差するこの地で、私は米国民の特質である寛大さを知った。寛大さをもってこそ、希望あるアメリカを建設できると私は信じるにいたった。だからこそ、私は(スプリングストーンの)この旧州議事堂の下で、(奴隷解放で知られる第16代大統領)リンカーンが、かつて分裂した議会に結束を呼び掛けたこの地で、共通の夢と共通の希望がたたずむこの場所で、皆さんの前に立ち、米国大統領立候補を表明する。
(大統領候補指名受諾演説08年8月28日、コロラド州デンバーの民主党全国大会で)
「4年前、私は皆さんの前に立ち、私自身の話をした。裕福でなく、無名だったケニアからきた若い男性とカンザス州出身の若い女性(オバマ氏の両親)の話だ。彼等は、自分たちの息子が望むことを実現できるのがアメリカだと信じていた。この約束こそ、米国を特別な国にしている。勤勉さと犠牲を通じて私たち一人ひとりが自分の夢を追求できる。それとともにアメリカという一つの家族として団結し、次の世代も夢を追えるようにするのだ。その約束が今、破られようとしている。多くのひとが失業し、家を失い、借金に苦しんでいる。破綻したワシントンの政治、ブッシュ政権の失策が原因だ。
 私は米国人に訴えたい。(本選投票日の08年)11月4日に我々は立ちあがらなけれけばならない。「(共和党り失策は)8年でたくさんだ」と。
 私はアメリカの約束を守るため変革(チェンジ)を公約する。国内で雇用創出する企業への優遇税制や、全勤労世帯の95%を対象とした減税だ。中東の石油依存から10年で脱却する。風力、太陽光など再生可能エネルギーの開発に投資し、500万人の雇用を創出する。すべての国民が利用できる医療保険制度を約束する。男女の給与格差もなくす時だ。 責任ある形でイラク戦争を終結し、アフガニスタンでの国際テロ組織アルカイダと、旧支配勢力タリバンとの戦いを完遂する。テロと核拡散、貧困と虐殺、気候変動と疾病という21世紀の脅威を打ち負かす、新しい国際協調関係を築く。
 この8年間で失われたのは、共通の目標に取り組む国民の意識だ。これを取り戻さなければならない。私の選挙ではない。あなた方の選挙だ。皆さんがワシントンを変えるのだ。 45年前のこの日、全国から人々がワシントンに結集し、若い(黒人公民権運動指導者マーチン・ルーサー・キング)牧師が語る夢を聞いた。あらゆる信条、人類、階層の人々の運命はつながっており協力すれば、私たちの夢は一つに出来るとの訴えだった。牧師は、「後戻りはできない」と叫んだ。私たちは後戻りはできない。子供達を教育し、帰還兵を世話し、経済を立て直し、都市を再生し、家族を守らなければならない。この選挙で我々はもう一度、未来へ向かって行進することを誓約しなければならない」
(大統領勝利宣言08年11月4日イリノイ州シカゴのグラント公園にて)
「長い道程だった。だが今夜、今日の決戦を経てアメリカに変革が訪れた。この勝利は皆さんのものだ。私は最初から当選確実の候補者だったわけではない。金もなかったが労働者が、5ドル10ドル、20ドルと献金してくれた。極寒の日もうだるような暑さの日も見知らぬ人の家のドアを叩いて回ったひとたちのおかげで選挙運動は力を得た。人民の人民による人民のための政治は滅んでいなかった。
 我々の前には大きな仕事が待っている。道は長く険しい。だか、私は今夜ほど希望に満ちたことはない。私は約束する。我々は一つの国民として目標に到達するのだ。
 今夜我々は、この国の真の力は武力ではなく、民主主義、自由、不屈の希望に由来することを証明した。今こそ我々の時代だ。子供達に機会の扉を開き、豊かさを取り戻し、アメリカンドリームを訴える時だ。皮肉や疑いに直面したとき、「できない」と私たちに語るひとがいる時、変わることのない信念で答えるのだ。私たちには出来る、と」

   場所はホワイトハウス…
 そんな繁華街にひとりの男がたった。
 黒山の人だかりで、前列者しかその男をみれない。
 大声の、虎のように発する黒人の若い男はいった。
「オバマです。バラク・オバマでごさいます! 私と……このアメリカは新しい国にならなければなりません! チェンジ、イエス・ウィ・キャン!」
「改革なくして経済成長も景気回復もありません! 改革なくして成長なし!
 イラクも北朝鮮もイランも私がぶっ壊します! アメリカの変革のときが来ました!」 黒山の人だかりから拍手があがる。「改革するんです!」
 オオーッと声があがる。女子校生の黄色い声も。その前の大統領(W・ブッシュ)がよっぽど無能であり、なおかつ低能であったためか、はたまたまだその頃は変革人気があったからか、オバマは圧倒的に支持される「米国はマイナスばかり目立つようになった。大統領になったら、いろんな法案を立案して、米国の改革に着手します!」
 痩身な黒いサルのような顔の男は、バラク・オバマである。
 対戦している相手は民主党のジョン・マケイン……あの老人の白人堅物男だ。
  猿のように細長い顔に坊主頭のような髪形、そして抑圧のある低い声…
 となりにはやや太めの白人副大統領パートナー、バイデン氏が笑顔で手をふっている。米国中に音楽とともに民主党のCMが流れる。
「アメリカの明日のために変革を…民主党」
 オバマはまたたく間に人気を博していく。それは一時期の「マイケル・ジャクソンのブーム」にも似ていた。しかし、その当時はオバさんだけでなくあらゆる層から支持された。女子高校生ファンまでいた。サラリーマンも老人も子供もタレントも皆で彼に熱中していた。マスコミも『オバマ支持』に動く。
 前の民主党のクリントンとは違う何かが、バラク・オバマにはあった。
 景気がよくなったのもレーガンやブッシュ父が改革してその芽が彼の時代に出ただけで彼等は何もしてない。クリントンたちは北朝鮮や中東問題を先延ばしにして戦争をしなかっただけだが、B・クリントンは自伝『マイライフ』でいかにも自分が景気回復させ経済発展させたかのように書いている。なにを寝言いってんだ馬鹿野郎!
 ヒラリー・クリントンよりオバマはスマートに見えた。
 ここでいうスマートとは痩せているということではなく、頭がいい、ということだ。

 そして08年11月4日深夜……バラク・オバマは黒人初の第44代米国大統領に選ばれた。アメリカ建国から230年以上、初めての黒人大統領だった。
 オバマは秘書にホウイトハウスでコメントを発表をさせた。その内容は「グリーンディールを開始することとその意味について」であったという。国務長官はヒラリーだ。
オバマは緊張すると、顔を紅潮させる癖があるが、この選挙ばかりはむくんだ顔で蒼ざめ、強烈な衝撃を受けているようだった。
 今度の選挙は負ける訳にはいかない。
 今回は米国の未来がかかっている。オバマの全身の血管の中を情熱……熱い情熱の波が走りぬけた。……米国を改造させる! 世界の改革をするには俺の知恵が必要だ。俺の。知恵が。とにかく世界同時株安だの金融危機だのと糞くらえだ!
 この米国を改革し、レボリューションさせられるのは俺しかいないではないか?!
 オバマの乗ったクライスラーは、官邸に猛スピードで到着した。
 民主党の連中が待っていた。
 かれはいう。
「今日の私は楽しい気分です。グリーン・ニューデールやりましょう!」
 一同は沈黙する。「……グリーン・ニューディールって何です?」
 オバマは続けた。
「一国の大統領たるものグリーン・ニューディールして世界を平和にしていかないとだめです!」オバマには明るいイメージがつきまとう。金権政治で金をバラまいたが、社会の裏側でうごめく印象がない。それはたぶんにオバマが惜しめもなく大金を明るくバラまいたためだろう。しかし、オバマは世論を気にする政治家でもあった。
 改革を失敗したら世論につぶされるかも知れない……オバマは恐れていた。
 しかし、自分でも「改革」とは何なのかよくわからない。まずは学者にでもまかせようか……
「しかし、私にはやらなければならない事業がたくさんある。郷土発展のため、皆さんはこれからも事業の要求はこのオバマに要求すること。
 その意思があれば私はかならずやる。私はロウソクの灯が消えないうちにやらなければならないことはたくさんあるのです!」
 サヴ・プライム、リーマン・ショックによる金融恐慌の重圧がのしかかってきた。
 金融機関も次々と潰れていく……ビック3も傾く……世界同時株安……金融恐慌…
 演説は気迫あふれるものとなった。
「これはアメリカ国民の勝利です! 人民の人民による人民のための政府が始まります! 親愛なる国民の皆さん、我々が直面している困難は本当です。だが、我々には克服できる。この危機に対して我々は責任と再生の気持ちをもって、アメリカが直面する困難への覚悟を示さなければなりません。我々の手で変革を成し遂げて、アメリカを建て直しましょう! チェンジ! イエス・ウィ・キャン! みなさまに神のご加護を!」
 オバマの顔は青ざめ、普段の艶がなかったという。
 かれを支えたのは後援会であった。



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イレーナ・センドラー もうひとりのシンドラーブログ連載小説2

2013年01月01日 12時15分31秒 | 日記
       2 ナチス・ドイツ



  食糧を求めて、行列ができていた。
 ここはもちろんナチス・ドイツ占領下のポーランド。しかもワルシャワだ。…こんな首都のど真ん中でさえ、このありさまだ。もちろん商店に並んでも食糧なんてない。皆、配給を待ち侘びているのだ。
 イレーナ・センドラーはそんな行列の横を歩いていた。
 事務局(ジェゴダの児童関係部署)に行くためだ。
 イレーナは今日も身支度を整えていた。タックのはいったズボンを履き、アイロンのびっちりかかったYシャツを着て、スカートを履き、一糸乱れぬ淑女ってところだ。
 もちろん彼女は「淑女」に違いない。
 裸の男の前でも「淑女」でいられるかは疑問だが、イレーナ・センドラーは今は堂々たる「淑女」だった。……このイレーナ・センドラーにかなう者は手をあげろ、彼女はそんな気分だった。
 行列は、食糧配給だけではない。
 収容所に送られる囚人たちの行列も、人目につかない裏道にできていた。…彼らは、ただ反体制的という理由だけで、”地獄”の収容所へとトラックで連れていかれるのだ。
 イレーナ・センドラーはそんな行列の横も歩いていた。
 そんな時だったろうか、見張りのマシンガン銃を持った保衛部の将校が目をはなしたスキに、囚人の子供ひとりが逃げ出した。そして、ヤジ馬はあっとなった。
 なんと、
「このガキ!」
 と、保衛部の将校がマシンガン銃の銃口を逃げる子供に合せたからだ。
 しかし、子供には弾は当たらなかった。なぜなら、その子の父親が必死になって銃にしがみついたからだ。…弾は狙いを外れた。だが、それが怒りをかってしまう。
「この薄汚い売国者め!」
 保衛部の将校は、そういって怒りに身をふるわせると「この野郎!」と、叫んだ。そして、銃の金具の部分で父親を何度も殴った。
 ……血がしたたり、激痛で父親は「うあっ!ぐあっ!」と悲鳴をあげた。
 子供はうまく逃げられたのか?というとそうじゃない。他の保衛部の鬼畜に銃殺されてしまっていた。……この国ではこれが運命なのだろうか。
 そんな光景を横目でみながら、イレーナ・センドラーは事務所に急いでいた。
 だが彼女だって、正常にその光景をみていた訳ではあるまい。彼女だって思ったろう。……”糞ったれめ! ナチスはどうかしているわ…”
 と。そりゃあそうだ。このナチス・ドイツという国はどうかしている。異常だ。おかしい。
 飢餓とテロと貧困、食べ物がなくなり、自由がなくなれば誰だっておかしいと思うだろう。そこが、ヒトラーにはわかっちゃいないのだ。
  国民は飢餓の中にいた。
 そしてそれはジョーラー少年一家も例外ではなかった。
 ジョーラー少年は、空腹でふらふらになりながら自宅へ帰った。もう夕方だった。ジョーラーは腹が空いて腹がすいて仕方なかった。学校でも給食は出ないし、食べ物といえば雑草のスープだけ…。そんな食事で、成長過程の子供には足りる訳はない。
「ただいま」
 空腹でふらふらになりながら、ジョーラー少年は部屋へと向かった。
「おかえり」
 母親は言った。
「……今日は何か食べれる?」
「ごめんなさい。今日もトウモロコシごはん少しと、雑草のスープだけよ」
 母親は申し訳なさそうにいった。
「………また…?」ジョーラーはガッカリした。そして「ナチス・ドイツはどこかおかしいよ」と言った。それに対して父親は、「バカ…」と言った。…誰かにきかれて密告されたら収容所行きだぞ、というのである。「ヒトラーさまは絶対だ。そのうち奇跡がおこる」 とにかく、ナチス思想(アドルフ・ヒトラー絶対支持の思想・一種のプロパガンダ)の教えの国だから、反体制思想を持つことは罪になる。そこを父親は理解していた。
 もちろん子供もマインド・コントロールにかけられているから反体制のことはいわない。だが、糞政府がいかに「地上の楽園」と宣伝しようと、食べ物がなくなれば誰だって「こりゃおかしい」と思うだろう。
 …知恵遅れや知的障害者なら別だろうが、誰だって「おかしい」と思う。しかし、それは口にしてはならない。見付かれば収容所行きだからだ。
「ヒトラーさまは絶対だ。そのうち奇跡がおこる」
 父親はそう頷くだけだった。


  イレーナ・センドラーは事務局のあるビルに入った。
 そこにはひとが大勢いた。それでも気にせずにイレーナは歩いていった。
 事務所には大勢のユダヤ人たちがいた。彼らは、この国では酷い扱いを受ける。イジメにあったり、タカられたり、人質をとられて金を毟りとられる。
 彼らはゲットーで「ジュー」と呼ばれて蔑まれている。彼らへの受ける差別はナチ政権下のユダヤ人である。ヒトラーにとってカネとモノがはいってくるのは歓迎するが、それ以外のことについては強い警戒心をもっていた。ユダヤ人十万人のうち、十~十五パーセントもの無実の人々を収容所にぶちこんでいるという。党や政府は、差別を規制するどころか逆に煽っている。怒りのはけ口、スケープゴートに利用しているのだ。
 人質がいるから、ナチスはユダヤ人たちのカネに頼らざる得ない。金というより身代金だ。話しを戻す。

「ショールはいるー?!」
 イレーナ・センドラーは事務局の事務所で声をあげた。「ショールはいるー?!」彼女は、ショールなる男を探していた。ショールは、ユダヤ系帰国者で、計算高い事務のプロとのこと。そこにイレーナは目をつけたのだ。「……私ですが…」
 ショールは椅子から立ち上がり、オドオド答えた。
 彼は小柄な中年男で、角ブチ眼鏡をかけた事務的な人物だった。しかし、性格はよくて、温厚で親切な男でもあった。彼は怯えていた。無理もない。様々な迫害や差別を受けてきたのだから。…今度は殺されるのかも知れない。……そう思っても不思議ではあるまい。「………何か?」
「ちょっと別室まできて。話しがあるの」
 イレーナ・センドラーはにこりとして言った。

  別室で話をきくうちに、ショールは動揺してしまった。
 イレーナ・センドラーなる女のいうことが信じられなかったのである。
「………私はユダヤ人ですよ……」
 ショールはオドオド言った。
「私はポーランド人よ。………それが?」
「い………いえ」
「つまり、私がいいたいのは…」イレーナ・センドラーは一呼吸してから続けた。「…つまり、あなたにビジネスを手伝ってほしいということよ」
「……ビジネス…ですか?」
「ええ」
 イレーナ・センドラーは頷いた。「まずトウモロコシ缶詰工場をやりたい。それと蟹缶詰工場」
「トウモロコシと蟹…ですか?」
「うん。それには資金と人材がいるわ。まぁ、工場労働だから人材はまぁなんとかなるだろうし、工場も……金はあるわ」
「この国では金よりも食料のほうが意味がありますよ」
「その通り。あなたは賢い!……あなたに経営と財務管理を任せてもいいわ。私は交渉と宣伝ね」
「私に……経営を……?」
「ええ」
 イレーナ・センドラーはもう一度深く頷いた。




  イレーナ・センドラーは、さっそくショールを親友の安全部の隊長・ヒルラーに紹介していた。もちろん、イレーナはヒルラーにワイロを渡すのを忘れなかった。ナチス・ドイツはワイロ天国だ。国境にも市の区切りにも道にも保衛部らがいる。その袖に、金ならぬタバコや食料券などを通すのだ。そうすれば見逃してくれる。
「やあ、イレーナ。ひさしぶりだな。英国はどうだった?」
 ヒルラーはにこりとして尋ねた。堂々たる紳士という感じだ。
「まぁまあでした」
 イレーナ・センドラーは白い歯を見せた。「こっちの男は、ショール……ビジネスのパートナーです」
「……よろしくお願いします」
「うむ」ヒルラーは頷いた。…それでイレーナは安心した。これでOKという訳だ。


  ヒトラーが敗北する前、ドイツのエリートたちは一般人が知らないことを噂していた。ヒトラーが本物の英雄…ヒトラーではなくニセものだというのである。
 このようなナチス・ドイツのような国が、なぜ存在しえたか、これにはふたつ理由がある。
 ひとつはアドルフ・ヒトラーの徹底した型恐怖政治。
 ナチス・ドイツという国家の誕生もヒトラーの登場も、第一次世界大戦の落とし子である。一九二〇年代、敗北と同時にドイツ軍の武装解除を名目に悪名高いヴェルサイウ条約によってドイツは多額の敗戦費を払わされて経済は鈍化…ヒトラーのナチス・ドイツが誕生した。
 ナチス・ドイツではヒトラーが若い頃から抗米国パルチザンを指揮し、仏国軍を破って一九四三年八月に祖国に凱旋したといわれる。
 ヒトラーという人物は確かにいた。本物は確かに実在し、フランスを侵略して英国にミサイルV2号を落とした。誰もが知る独裁者である。
 プロパガンダの祖・ゲッペルスがヒトラーを作り上げ英雄にまつりあげたのである。
 ナチス・ドイツでは、英雄・ヒトラーだった。




  イレーナ・センドラーは、さっそくショールを連れて、身支度を整えゲットーの大物監視官の集まる教会へと足を運んだ。ここで投資先を探すのだ。建物の中は殺伐としていて、汚かった。二、三人ひとが長椅子に座っているだけで殺風景だった。
 イレーナはさっそく長椅子の男たちに近付き、
「いいシャツある?」
 と言った。…暗号なのだ。
「いくらかかるか知っているか……?」
「ええ」
「シャツだけか?」
「いやもっと」
「どれだけ?」
「……じゃあ、ペイ・バックの金は…?」
「…金ではだめだ。どうせここの国の通貨はメルトダウン後、紙屑になる」
 男は訝しげに言った。
「………じゃあ」イレーナ・センドラーは一呼吸してから、続けた。「十トン分の食料よ」「不服?」
「いや」男たちは首をふった。そして「いいだろう」と頷いた。
 ……これで交渉成立なのだ。これで事業資金を得た。
 イレーナ・センドラー、また一歩前進である。



  春だった。
 初春のため、空はブルーで雲の隙間からきらきらとした陽射しが照り付ける。でもそれはとても柔らかなものであった。その陽射しが河辺でハレーションをおこす。そんな風景は目の前の恐怖を少なからずやわらげてくれるようだった。
 でも、ナチス・ドイツではそうはいかない。
 こんないい天気だというのに、またもユダヤ人たちが犯罪者としてトラックで収容所に連れていかれようとしていたのだ。
 ……行列ができていた。
 それはジューと呼ばれ蔑まれているユダヤ人の群れである。彼等は保衛部の連中に銃で指示され、トラックの荷台へと次々と押し込まれていった。まるで家畜以下の扱いである。「出ていけ、ジュー!」
 行列に向けて、ひとりの少女はそんな罵声を浴びせかけ、投石した。

  その頃、イレーナ・センドラーはどうしていたのか?というと、
「いいベット……」
 彼女は、追い出されたユダヤ人の豪華な部屋を手にいれていた。…どうせ金はたいしてかかっていないのだろう。とにかく、いい物件だった。
 その間にもジューたちはトラックに押し込まれていく。…皆、”地獄の中の地獄”収容所に運ばれて殺されるのだ。家畜のように……。
 イレーナ・センドラーはラジオをつけてみた。
 番組はアフリカの原住民の刺青姿と鼻に串を刺す内容だ。こうした番組と後インドの古いラジオ映画が主だ。こうしたものだけ流して、「あぁ、こいつらよりわれわれはまだマシだ」と思わせるためである。それ以外は徹底的に規制して流さないようにしていたという。ナチスにしてみれば、もし情報開放してしまえば西側の豊かさと自分たちナチス・ドイツ人の差がバレてしまう。今までのは安っぽい洗脳でした……などという訳にもいかないのだ。
 例えば、西側でデモがあってそれをニュースで流したとする。それを聴いて人々はビックリするだろう。西側ではデモが普通にできて弾圧もされない。抑圧されているときいていた人々が立派な服を着て、背後には豪華なビルやデパートもある。自分たちの生活レヴェルは、英国どころかロシアにさえ劣っている……そう実感するに違いない。
 それだけで”地上の地獄”ナチス・ドイツは崩壊する。
  イレーナ・センドラーはふたたび思った。
「……ナチスはどうかしているわ」
 と。

  市の区切りにも国境の検問所にも、兵士がたっていて、ワイロを要求してくる。
 安全部の兵士が、通行人にナチス思想を唱えさせていた。
  ナチス思想とは、ヒトラー教のことである。
 では、以下の十大原則を読んでみよう。
一、偉大なヒトラー同志の革命思想により、全社会を一色化するため身を捧げて闘わなければならない。
二、偉大なヒトラー同志を忠誠をもって仰ぎ奉らなければならない。
三、偉大なヒトラー同志の権威を絶対化しなければならない。
四、偉大なヒトラー同志の革命思想を信念とし、総統様の教示を信条としなければならない。
五、偉大なヒトラー同志の教示を執行するときには無条件性の原則を厳守しなければならない。
六、偉大なヒトラー同志を中心とする全党の思想の意思統一と革命的団結を強化しなければならない。
七、偉大なヒトラー同志について学び、共産主義的風貌と革命的事業方法、人民的事業作風を持たなければならない。
八、偉大なヒトラー同志から与えられた政治的生命を大切に守り、総統の大きな政治的信任と配慮に高い政治的自覚と技術によって忠誠をもって報いなければならない。
九、偉大なヒトラー同志唯一的領導の下に全党、全国、全軍が一体となって動く強い組織の規律を打ち立てなければならない。
十、偉大なヒトラー同志が開拓された革命偉業を代を継いで最後まで継承し、完成させなければならない。

 これだけでもナチス思想とは、ヒトラー教のことであることは明白だ。
 とにかく、これはちょっと異常である。
 工場経営のかたわら、イレーナはゲットーに看護婦・ヨランタとして侵入してはかわいそうなユダヤ人たちに食料を提供していた。慈善活動だった。
 あるとき、ゲットーでこんな事件があった。
 イレーナが食料をある老人に配っていると、ゲシュタポのナチス兵士が銃をつきつけて、「お前は誰だ? 怪しい奴だ!」という。
 するとイレーナは機転を利かして、
「私は看護婦です! この老人は感染症にかかっています。早く離れて! 染つりますよ!」といい、ナチス兵士は「え? あぁ…」といって怖くなって離れた。
 彼女の機転が彼女自身とユダヤ老人の命を救ったのだ。
 イレーナは渋る母親に「あなたの子供は必ず私が助けて保護しますから!」
 といってユダヤ人たちの赤子や孤児をゲットー外にこっそりと連れ出して安全な場所で養子にだした。こうして2500人の命が救われたという。
 子供の名前を紙に書いて、ユダヤ名をポーランド名に改名して書いてビンにつめて、土に埋めた。そして安全な養子先に出した。まさにユダヤの母である。         


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