日本が誇る年間ドラマの最高峰。三谷幸喜の執念を見た『真田丸』(NHK)
力を入れて執筆に励む三谷幸喜の姿が目に浮かぶような作品だった。「歴史上の大事件なんてそっちのけ。すべては真田家の目線から」というスタンスは、明快かつ新鮮。「本能寺の変や関ヶ原の戦いをほとんど描かなくても大勢に影響ない」と、初めて気づかされた人は多いのではないか。
その一方で、かの時代に生きた人々への思い入れは相当なものがあった。徳川家康や豊臣秀次などのステレオタイプな人物像を取り払った一方、きり、こうなどの歴史上に名の残らない女性にも愛情たっぷり。全般的に、男性に情けなさや醜さを加え、女性にたくましさやズル賢さを与えていたのはいかにも三谷らしい。そのため、主人公であるはずの信繁も無理にヒーロー然として描かず、終盤までは父の真田昌幸や豊臣秀吉らに主役のようなポジションを譲っていた。
『真田丸』の魅力は数あれど、最大のそれは"年間ドラマ"であることに疑いの余地はない。ネットやスマホ、録画レコーダーなどの普及で、視聴者は移り気で飽きっぽくなった。実際、『真田丸』が放送された一年の間に、「PERFECT HUMAN」「ポケモンGO」「ピコ太郎」「君の名は。」が次々にブームとなるなどコンテンツの消費スピードが速くなり、1クールの連ドラでも8~9話で終わらせる作品が増えている。その点、一年間ドンと構えて全50話をじっくり見せる大河ドラマは異次元の存在であり、さらに続編やスピンオフが待望されているのだから、快挙という意味合いに近い。
『真田丸』には、「日本には世界に誇る年間ドラマがある」ことを再認識させてもらえた。一年間楽しませてくれたことに感謝しつつ、来年放送の大河ドラマ『おんな城主 直虎』を期待して待ちたい。
三谷幸喜は間違いなく天才的脚本家である。
だが、主な脚本はコメディであるためにアンチも多い。これは天才故にやもを得ない。
天才のずば抜けた才能に嫉妬する嫉むアンチは必ずどの時代もいるものだ。
自分では何一つ小説も音楽も絵も脚本もつくれない凡人が「天才的才能」を嫉んで悪口をいい悪態をつき攻撃する。
ある凡人は三谷幸喜の天才もわからず、「戦国幕末のミーハー脚本家」などという。
「黙れ、凡人!三谷幸喜先生は天才だ!何もできないくせに黙れ、凡人め!」といいたくなった。
とにかく凡人であればあるほど嫉妬や妬みで天才を馬鹿にする。
悪辣であり自分の凡庸や馬鹿がわからない。まさにお気の毒な連中である。
2016年12月30日昼からの真田丸総集編はまさに最高の2016年の集大成!!録画もしました(笑´∀`)
三谷幸喜の天才には舌を巻くしかない。キャストもよかった。スタッフも一流だった。
『花燃ゆ』の後だけにクオリティの違いに日本人全員がはまった。最高の集大成で、フィニッシュであり感動もした。
やはり、三谷先生は凄い!
臥竜 緑川鷲羽 2016/12/30 22:21