ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

実に馬鹿で非常識だ

2018-10-18 00:00:00 | 社会時評

小川榮太郎が窮地に立っていますね。読者の皆様たいていはご存知でしょうが、詳細は下の記事をお読みください。

>『新潮45』休刊論文 小川榮太郎氏に「ネットワークビジネス」の過去
「週刊文春」編集部 2018/10/03
source : 週刊文春 2018年10月11日号

 9月25日に休刊が決まった月刊誌『新潮45』。同誌では8月号で杉田水脈衆院議員が「LGBTは生産性がない」と断じた論文が批判を浴びたことを受け、10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という特集を掲載。中でも、休刊の引き金になったのが、文芸評論家・小川榮太郎氏(51)による「LGBTの権利を認めるなら、痴漢の触る権利も社会で保障すべき」などと主張する論文だった。

「小川氏と言えば、『約束の日 安倍晋三試論』の筆者で、“安倍首相の応援団長”とも言える人物です。首相も小川氏の評論活動を『切れ味鋭い』と絶賛してきました」(首相周辺)

「週刊文春」の取材で、その小川氏が「ネットワークビジネス」に携わっていたことが分かった。

 小川氏が代表取締役を務める「有限会社光明藏」(05年設立)。その会社登記簿の目的欄には、〈1.ネットワークビジネスによる健康食品・栄養補助食品・日用品雑貨・化粧品の購入、小売販売及び販売促進、斡旋〉と記されているのだ。

 小川氏は「週刊文春」の取材に対し、以下のように回答した。

「どうしても一生書き続けたかったので、生活のための収入手段を複数持っていた。清涼飲料水とかそういうものを売るために、母親や当時の妻と家内工業的に一生懸命やりました」

 10月4日(木)発売の「週刊文春」では、安倍晋三首相との親密な関係や、社長が声明を出した新潮社への反論、「放送法遵守を求める視聴者の会」内の“寄付金流用騒動”などについて、小川氏が150分にわたってインタビューに応じている。

『新潮45』10月号が9月18日に発売されて、9月25日に休刊(実質廃刊)となって、もう10月4日にはこんな記事が出るんですか(苦笑)。どんだけ愚劣なんだか。次は長いので、一部抜粋ということで。

安倍応援団の小川榮太郎切りが醜悪!百田、上念、有本、WiLLが小川の悪口と「自分は関係ない」の大合唱

>昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「『新潮45』を休刊させた“安倍応援団長”を直撃150分」という記事のなかで、例の「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、「視聴者の会」)における小川氏の“寄付金私的流用疑惑”を追及。

(中略)

これまで極右界隈では、「新しい歴史教科書をつくる会」の主導権争いによる分裂騒動や、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)での金銭トラブルによる仲間割れ、そして、「日本文化チャンネル桜」の水島聡社長が告発した田母神俊雄氏による政治資金横領疑惑など、ゲスな内輪揉めが絶えなかった。そう考えてみると、金や利権絡みの内ゲバは極右界隈の“お家芸”とも言えるわけだが、今回の「視聴者の会」と小川氏の場合はそれだけではないだろう。

 ようするに、これまでは疑惑に目を瞑ってきた“お仲間”だったくせに、今回の「新潮45」(新潮社)の差別論文問題でスポットがあたり、「視聴者の会」内部のトラブルが報じられたことで、連中は慌てて小川氏をスケープゴートにし、一目散に逃げ出した。そういうふうにしか見えないのだ。

 実際、露骨な“小川切り”を始めたのは「視聴者の会」だけではない。小川氏を支えた“安倍応援団”の出版界隈、そして安倍首相周辺も同じだ。

 たとえば、これまで小川氏が多数寄稿してきた極右月刊誌「WiLL」(ワック)は、3日、編集部のTwitterアカウントに〈『週刊文春』(10/11)も指摘していますが、小川榮太郎氏の論文が『新潮45』の休刊を招いたことはご承知の通りです。弊誌は、現編集体制に移行した2016年4月以降、小川氏を起用しておりません。論壇誌として「本件につきコメントを」と取材依頼がございますが、受ける立場にないことを申し上げます〉と投稿。流れ弾を避けようと躍起になっている。

あの幻冬舎の見城徹社長もそうだ。見城氏といえば、小川氏のデビュー作『約束の日 安倍晋三試論』を世に出した “恩人”だが、前述の「週刊文春」の取材に対し、こんなコメントをしているのである。

「出版の二カ月半ほど前、小川氏から原稿が郵送されてきた。当時、私は彼の存在を知らなかったのですが、安倍さんから電話で『小川氏が出版を希望している。読んでみてくれないか』と頼まれたのです

(後略)

・・・(苦笑)。

で、もちろん私は、小川みたいな人間とはイデオロギー的にも何もまったく相いれないし、大っ嫌いですが、それにしてもこの人これからどうなるんですかね(苦笑)。

私の見たところ、たぶん逃げられないでしょうから、けっきょく田母神籠池らのように「こんなやつとかかわっていたら、こっちが損する」とか「こんな人間とても付き合いきれない」とかで、切って捨てられるんでしょうね、たぶん。

で、仮にそうなったとして、もちろんそれはご当人の不徳のいたすところというもので仕方ありませんが、田母神といい小川といい、こういう連中はどんだけ馬鹿で非常識なんですかね(呆れ)。小川の言論活動を見てまともな人間とはもちろん思っていませんでしたが、それにしても田母神にしても小川にしても、驚かんばかりに常識がなく頭が悪いですね。念のために言っておきますが、この「頭が悪い」というのは、学校の勉強ができないとかそういうことを言っているんじゃありませんよ。イデオロギーとかそんなこと以前にあまりにひどすぎてお話にもなりません。こんな人間が、杉田水脈(苦笑)と

民主主義の敵

なんて本を出版したり、

徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪

なんていう題名の本を出すなんて、ほとんどマンガの世界じゃないですか。馬鹿も休み休み言え、クズもいいかげんにしろ、というレベルです。なお、上の書籍について、Amazonへのリンクはしないことをお断ります。どうしても購入したい方は、ご自分でどうぞ。なお杉田は、現在この一連の騒動から逃げ回っていますね。こいつもどんだけクズなんだか。もちろんこんなクズを比例で当選させてあげる現自民党執行部が狂っているだけですが。

けっきょくinti-solさんが私のコメントへの返しでおっしゃったように、

>何の実績もない人間が「安倍ヨイショ」だけで虚名を博せば、その虚名を維持するために、安倍ヨイショをどんどん過激化するしかないわけで、こういう事態に行き着くのはある意味必然だったのだろうと思います。

ということなんでしょうね。無様で無残にもほどがあります。それで安倍も、これからは籠池に対してそうしたように、迷惑がる(笑)というスタンスになるんでしょうね。小川は商売右翼というより、埼玉大学大学院でわざわざ長谷川三千子の指導を受けたくらいで(彼の出身大学は、大阪大学)ガチの右翼なのでしょうが、それにしても実に愚かですね。もちろんこんな馬鹿でクズと仲が良かった、利用した連中も同罪です。いや、むしろ連中のほうがはるかに悪いかもですね。連中だって、小川のいかがわしさは初めから知っていた人間も多かったでしょうし、ましてや金銭面の不祥事があってからは、最大限の注意を払ったはずです。それでやばくなる前は黙っている。ましてや現在の首相がこんな野郎と関係を持っていたなんて、まさに憲政史上の恥にもほどがあるというものです。

今回の記事は、inti-solさんが私に返していただいたコメントを引用させていただきました。感謝を申し上げます。

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