ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

午前十時の映画祭」が、4月以降はデジタル上映で開催される

2013-02-28 00:00:00 | 映画
1年間に50本の作品を全国25の劇場で公開する企画の「午前十時の映画祭」が、フィルム上映の継続が困難になったせいもあり、今年度(2012年~2013年)いっぱいで終了するとのことで、私は1、2年のブランクをおいて再開するのかなと予想していましたら、4月から劇場を多くして「新・午前十時の映画祭」としてデジタル上映開催されることになりました。やや旧聞の話で記事にするのが遅くなって申し訳ございません。今年から半分の25本を2週にわたってという形式です。上映館もデジタル上映になったため増えました。今年度の上映は、2月15日で終了しています。

11本は、以前にこの企画で上映されたもの。残り14本が新たな作品です。上映される作品は、上のリンク先をご確認ください。私が個人的に楽しみなのは「タワーリング・インフェルノ」です。この映画自体は何回も見ていますが、年齢的に映画館では見ることができませんでしたので、この映画をスクリーンで見られるのはものすごい楽しみです。渋谷の映画館の代名詞みたいな位置づけだった渋谷パンテオンで、たしかこの映画がいちばん観客動員が多かったはず。

ほかにも「カッコーの巣の上で」はともかく、「プリティ・ウーマン」のようなこの企画としてはちょっと意外な選定の作品もあります。作品選定については、個人的な趣味はいろいろですが、ともかく見てみればそれなりの発見はありそうです。

で、今回は1つの映画館での上映が2週間になり、上映パターンが3パターンに設定されて上映されることになりました。フィルム上映でなくなりデジタル上映になったので、一度に複数の映画館で上映が可能になったわけで、面倒なので私は、前半にまとめて見てしまおうかなと考えます。で、後半に、気に入ってもう一回見たい映画があったら見に行こうかと考えます。

入場料1,000円と安いし(学生は500円)、見て損はしないと思います。というわけで、何回も宣伝している通り、よろしければどうぞ見に行ってください。劇場はこちら
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やはり大島監督を語る際は、「愛のコリーダ」か「戦場のメリークリスマス」が話題になるのかも

2013-02-27 00:00:00 | 映画


大島渚監督の死を知った直後、私は大島監督の追悼記事を書くことにしました。私が勝手に思っているだけですが、監督の作品には私もいろいろ影響を受けていますし、また拙ブログの記事でも、「愛のコリーダ」の主演俳優・藤竜也のインタビュー記事を(勝手に)採録させていただきまして、それはこのブログで長きにわたって(浅野ゆう子の記事とならんで)高いアクセス数をいただいています。記事の採録という、あるいはどうかという記事ではありますが、それでも「愛のコリーダ」という映画に対する藤、あるいは監督をはじめとするスタッフたちの想いを読者の皆さまに感じ取っていただければ、私としてもそれにまさる喜びはありません。

そして、予想していなくもなかったのですが(というのもあまりいい言い方ではありませんが)、やはり「愛のコリーダ」のインタビュー記事のアクセスがすごかった。アクセス記録です。

ちょうどNHKの京都大学法学部卒のアナウンサーの記事のアクセスがすごかった(まったくの偶然ながら、彼女は大島監督の後輩です)のとあわさって、なんともすさまじいアクセス数になりました。

このブログは記事の幅がものすごく広いので、アナウンサーネタと映画ネタのような直接つながりのない記事が同時に話題を呼ぶ・・・ということがあって、そうなるとものすごいアクセスを記録することもあります。かつて、やはり「愛のコリーダ」と辻元清美に名誉毀損訴訟を起こされた阿比留瑠比氏の記事が同時に話題になってアクセス数が急上昇したことがあります。「愛のコリーダ」は、この事件についての特集がテレビでされたため、阿比留氏は、菅首相(当時)への奇怪な質問が世間の話題になったためです。

で、前の記事で私が書きましたように、私が大島監督の映画で好きなのは「少年」と「絞死刑」(「絞死刑」とはこの映画での造語です)です。でも世間で大島監督が語られる際は、最初に引き合いに出されるのは、「愛のコリーダ」と「戦場のメリークリスマス」なのだと思います。

前者は、世界的に知名度の高い映画監督による最初のハードコアポルノであり、後者はデヴィッド・ボウイ坂本龍一らという個性的な俳優たちで世界標準の知名度を得た作品なので、それは当然でしょうが、やはり大島監督の映画はそればかりでないよ、とは思います。もちろんそんなことは言わずもがなでしょうが、しかしこの2本以外大島作品に印象の少ない方が世間には少なくないのも事実かと思います。



写真は、カンヌから帰ってきた際の記者会見のものみたいですね。松田瑛子の髪型は時代かな(笑)。なんとなく「和田アキ子に似ている」気がしました。

なお、これは裏をとっていない話ですが、かなり興味深いエピソードがとあるサイトのコメント欄にありましたので、ご紹介します。

>芦川さんに関してはひとついいエピソードを知っています。ご主人の藤竜也が主演した大島渚監督の「愛のコリーダ」(1976)の完成披露記者会見が帝国ホテルで行われた時のこと。
この映画は日本初のハードコアと騒がれ、主演女優の松田英子との本番が話題になっていました。記者会見の始まる前に松田英子と芦川いづみが密かに対面していました。
松田英子は内心ドキドキでどう対応したらよいのか不安で一杯だったようですが、自分の亭主と本番をした相手に開口一番、芦川いづみは「主人がお世話になりました。」とあの優しい顔で頭を下げたそうです。さすが大女優です。妻の座は強い(?)。


前の記事でも書いたように、大島作品というのは作品の個性が1本1本で本当にぜんぜん違うので、Aという作品が面白かったが、Bがその人の趣味に合うかどうかはわからないところがあります。「七人の侍」が面白かったから、「用心棒」もいいだろうとか、「東京物語」がよかったから、他の小津作品もいいだろうというわけにはいかないのです。だから、見ないと本当に大島作品というのは評価できません。「帰ってきたヨッパライ」と「少年」のような作品を、続けざまに撮影・発表するのが大島渚です。

ところで、これも時の流れですから仕方ないし当然なのですが、どんどん「大島組」とでもいうべき方々が亡くなっていますね・・・。2010年7月に、大島監督実妹大島瑛子さんの死の記事を書きました。ちょうどその前に俳優・佐藤慶の死がありまして、それもからめて大島監督とゆかりの深い俳優・スタッフたちの死について触れさせていただきました。さらにそれ以降、音楽家の林光氏などが亡くなりました。大島映画にこの人あり、というのでいまだ存命なのは、大島夫人の小山明子(知らなかったんですが、小山の兄上は、大島作品にちょい役で顔を出しています。映画「少年」で、群馬県高崎市での医師の役です。当時小山のお兄様は、当地の病院で医師をしていたのですね。この作品には、ほかに大島の京都大学時代の演劇仲間などが出演しています。大阪での刑事役などです。またスタッフや地元の人も協力しています)くらいかな。脚本家で松竹ヌーベルバーグ時代の大島作品の助監督である石堂淑朗も昨年亡くなっています。

で、池袋にある映画館・新文芸坐で、大島監督の作品の追悼上映およびトークショーがあります。

>3/16(土)からの特集<愛と自由へ 大島渚、永遠の映画/今を生きる映画>にて、小山明子さん、大島新さん、樋口尚文さん、崔洋一監督によるトークショーが決定いたしました。どうぞご期待ください。


●3/17(月) 13:45~ 崔洋一監督


●3/24(土) 13:45~ 小山明子さん
            大島新さん(テレビディレクター)

            樋口尚文さん(映画評論家)


崔監督は、「愛のコリーダ」の助監督(そうとう大島監督にしごかれたようです)、「御法度」では出演もしています。大島新は、渚監督の息子さん、樋口尚文は、大島映画の著作もある人です。

スクリーンで見たい映画てんこ盛りですが、私が注目したいのが

17日(日)と18日(月)に上映される「私のベレット」です。これは

>いすゞ自動車株式会社から発売された、小型乗用車「ベレット」の宣伝映画として製作された。製作は、日本映画監督協会が1962年に興した傍系会社「株式会社日本映画監督協会プロダクション」[1]。脚本・監督は、大島渚。脚本監修は、日本映画監督協会会長を務めた小津安二郎だが、在職のまま1963年に死去している。また企画監修委員として日本映画監督協会の主要会員が名を連ねている。

本編は3話のオムニバスドラマで構成されている。

日本映画データベースでは『私はベレット』と誤表記されており、上映時間は「60分」と表記されている[2]。その他のインターネット上のデータベースでは、検索情報がない。2010年9月には衛星劇場で放送されたが、上映(放映)時間は27分であり、正確な時間は不明である。

また、作品がどのような形式で上映されたかも分かっていない


というかなりの珍品映画です。というわけで、大島渚に並々ならぬ興味をお持ちのあなたは、ぜひご覧になることを勧めます。私と会場でニアミスしましょう。

もはや大島監督の「次作」を見ることはかないませんが、これからも大島作品について勉強して記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
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ちょっと読者の皆さまにおことわりと報告

2013-02-26 00:00:00 | Weblog
すいません。個人的な話なんですが、ちょっとお話を。

詳細は書きませんが、いま私の父がかなり「よいよい」の状態でして、すぐ死ぬとかそういう話でもないとは思うのですが、率直なところ今日死んでも私はぜんぜん驚きません。そんな状態です。で、医者から「心臓弁膜症」とか言われてしまい、手術するかしないかなんてことを検討中です。本来なら父が判断すべきですが、どうもそんなこともいっていられません。

2年前不慮の事故にあってしばらく入院しまして、こちらで記事を書きました。さらにこれは記事にはしませんでしたが、昨年医療関係の誤診というか不適切な医療があり、ちょっと体調が悪化して入院して手術もしました。これが非常に悪かったようで、どうもよろしからぬ状況になってしまいました。

というわけで、父に最悪の事態が生じましたら、しばらくブログも休止するか、至急性のない記事で更新するかわかりませんが、たぶんコメント欄は休止あるいはコメント返しお休みになると思います。別にそうなってほしいと思っているわけではもちろんありませんが、人間永遠に生きるわけにもいかないので、可能な限りしてあげられることはしてあげたいとは思いますが、正直私は覚悟を決めました。

そして昨日月曜日から入院をしています。検査入院ですからこれが最後の入院ということでもないと思いますが、しかし死亡退院になる可能性もありそうです。

それにしても読者の皆さまに訴えたいことがありまして、それはある程度年齢をいってからの入院というのは、本当に身体に悪い影響があるということです。こんなことを子どもの私が書いても仕方ないのですが、父はものすごい優秀な人間でして(私も勉強ができない人間ではぜんぜんありませんが、父は勉強がものすごくできる人間でした)、そういう父でもこのように知力も衰えてしまうようになるんだなといろいろ考えさせられます。もちろん好きで入院するわけでもなく、とくに最初の入院は不慮の事故ですからなにもどうにもなりませんが、その後の父の衰え方は「これはひどい」と思わざるをえませんでした。入院すること自体は仕方ないにしても、その後が心配です。最大限の注意というか、配慮をしていただければと思います。もちろんこんな話は誰でも耳にしているとは思います。それにしても当事者の家族としてやはりその悪化の度合いと速さに驚かされます。

以上、ここ2年以上毎日更新していますが、更新中止になる可能性もあるのでおことわりと報告をさせていただきました。
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旧正月のソウル・仁川・水原紀行(2013年2月)(4)

2013-02-25 00:00:00 | 旅(韓国)
今日も私が今回の旅で撮影した写真はありません。乞うご容赦。ゲストハウスをチェックアウトします。レセプション(ていうか、実態は受付、もしくは帳場)に鍵を返します。今日も、レセプションの彼は、「Have a nice day!」と言ってくれました。

河東館へ。ここでコムタンを食べます。客の若い女性は日本人でした。だいたいこのような店は、あんまり韓国人の若い女性はいかないみたいですね。

その後またメトロホテル近くのコーヒービーンズアンドティーリーフスでまったりします。ソウル滞在中は最低1日1度ここに行かないといまいち気分がのりません。

あとは静養と称して前にも記事にしたソウル駅近くのチムジルパンへ行きます。ここで1日中グータラしようというわけ。

10時30分ごろ入って、5時までいました。風呂に2回入ってとても心地よい時間をすごせました。そんなら日本でグータラすればいいだろとおもうでしょうが、ソウルのチムジルパンですとリラックスできる次元が深いんです。

昼飯を食べていないので(5時で昼飯も何もありませんが、機内食が夕食になりますので…)、ソウル駅構内の食堂でカツ定食をいただきます。チムジルパンに行く途中で見かけたサンプルのカツ定食に心がひかれ、8,000ウォンという値段も気に入って食べることにしたのです。

正直味は期待していなかったのですが、あにはからんやおいしくいただけました。韓国のカツですので薄いのですが、揚げたてでわるくありません。なぜか私は韓国でカツを何回か食べていますが、やはり韓国料理が続いてちょっと飽きたのですかね。過去水原の食堂、光州のバスターミナルで食べました。

空港鉄道で金浦空港へ。

チェックインします。

ドジをしてしまい、ソファーで寝ていたら、最終案内がコールされてしまいました。あわてて搭乗します。幸い飛行機はがらすきでしたので、空いている席に移動しました。なお機内食はエビのフリッターを片栗粉で調理したごはんでした。エビはコシェルに引っかかるのであまり機内食に出ないのですが、アシアナ航空は(行きはANAですが、帰りはアシアナです)前にもエビがでたくらいで、機内食メニューに取り入れているようですね。タイの航空会社でも食べたことあったな。

ボーディングブリッジでなくバスで到着ロビー下に着きます。この日私事情があって急いで帰らなければならないので、時間的にちょっと厳しくなりました。この時点で時計は午後10時14分です。

バスから走って検疫をぬけ入国審査を受けます。私が1番でした。さらに預けている荷物はありませんから、そのまま税関へ。列が出来ていますが、いちばんはやそうな列を選んだら、その女性職員がゆっくりな人なんですねえ(笑)。

なんとかぬけてモノレールに走ると午後10時18分でした。すげえ、私実質バスを降りてから4分でぬけたぞ(笑)。

次回は、旧正月でない日を選んで旅行に行こうと決意したソウル紀行でした。

(完)
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旧正月のソウル・仁川・水原紀行(2013年2月)(3)

2013-02-24 00:00:00 | 旅(韓国)
朝起きて昨日のフライドチキン屋について再確認すると、ガイドブックにあった二村駅の「3」の出口でなく「3-1」の出口から店に向かうことが分かりました。で、ちょっとノートにハングルで店名と住所を書いておきました。が、地元の人が読めるかどうか自信がなかったので、ホテルの女性に読んでもらったら読んでくれたので、最悪の場合はタクシーとかにこれを見せることにしました。もっともネットでプリントアウトしたものを見せればそれでいいのですが、これも社会経験ということで(笑)。

写真はありませんが、ホテルの朝食を食べます。メトロホテルは朝食はなくなったと思ったのですが、また再開したのかな? それともはじめから私の仕入れた情報がガセだったのかも。以前よりも若干朝食の質が上がった気がしました。

そのあとホテル内のコインランドリーで2日分のシャツ、下着、靴下、ハンカチの洗濯をして乾燥までしました。個人的なことを書くと、私は旅では2泊3日以上の旅では2日分の着替えを持っていきます。今回の旅は3泊4日ですから、1回洗濯をすればじゅうぶんなわけです。

ホテルをチェックアウトします。また重い荷物を預けます。レセプションの女性が苦労してかばんを運んでくれました。



今日もホテル近くのコーヒービーンズアンドティーリーフスでくつろぎます。そして、昨日いけなかったフライドチキン屋へ行きます。今度はかんたんにいけました。



フライドチキンをいただきます。店の人にガイドブックのコピーを見せたら、「価格が上がっている」という説明をうけました。それは予想していることです。2007年のものだからね。




きれいに揚がっていました。おいしく食べます。店を出て今度は水原へ向かいます。2011年に水原華城を1周できなかったので、今回は一回りしてやろうと考えたわけです。



途中駅までの道すがらの公園にて。



写真はありませんが、電車の中に物売りの男性が乗ってきました。腹に巻くタイプの貴重品入れのようなものを売っていましたが、私の見た限りでは買った人はいませんでした。ソウルの地下鉄に関しては、物売りとか前はちょいちょいいた盲目の物乞いの人も減りましたね。社会が豊かになって、地下鉄で物を売るよりもっと割りのいい仕事が増えたのでしょう。

水原につきます。バス停に行って華城に行くバスをさがして(ガイドブックがないので、こんな基本的なこともなかなか大変です)バスに乗ります。

ところでバスの窓がものすごく汚れているのが気になりました。世界遺産もあり、世界中から観光客を呼ぼうとしているんでしょうから、このあたりはもうちょっと改善したほうがいいのでは。



バスが着きます。水原華城です。これを1周しようというわけ。



雪が凍りついていて歩いていてかなり危険です。私は転びはしませんでしたが、しかし何回かかなり危険な目にあいました。





空気が澄んでいて、なかなかきれいでした。写真を撮ります。





途中、休憩所ではありませんが、売店その他の施設がある建物があって、なぜか弓を射る施設もありました。親子連れが体験射出(とでも言うんですかね)をしていました。





写真を何枚か撮りますが…。





すいません、ここでiPhoneの電源がアウトになりました。充電器を忘れたので、これで今回の旅の写真はおしまいです。私の下手な写真を楽しみにしている何人かの皆さますいません。

途中で長い階段を登ります。日ごろ運動不足の私は、ひいひい上がったら動悸が激しく大変でした。疲れたので、途中のベンチで休みました。

途中チケットを売る関門(関所?)がありました。1,000ウォン也。金を払ったら、コート(ベルギーでコートをなくしてしまい、その色違いのものを着ていました)にシールを貼ってくれました。すぐはがれましたが。

その直後の見晴台からの眺めは絶景でした。写真がないのが残念。また来て撮るぞ。

それからまもなく最初の場所に戻りました。雪が凍りついて危険でしたので、それはやはりどうもなです。またバスに乗り、駅に戻り、ソウルへ帰ります。

最後の宿は、明洞のゲストハウスです。私東大門とか鐘路辺りのゲストハウスは何回も泊まったが、明洞のゲストハウスはしばらくぶりの記憶。メトロホテルから荷物を回収します。このホテルには、何回となくまた泊まることになるのでしょう。

なかなか行き着くのも容易ではありませんでしたが、なんとかかんとか着きます。47,000ウォンです。実は私、最初この宿を某サイトで予約した際まちがって1日早い日付で予約してしまいました。あとでまちがいに気づきその予約を取り消して正しい日付で予約しなおしました。前の日付の際は、44,000ウォンでした。日付の問題、予約のタイミングで3,000ウォンの差が出たということでしょうか。

ゲストハウスですので、レセプション、フロント、というより受付、古い言葉を使えば「帳場」とでもいうべきカウンターがあり、若い学生風の男性が相手をしてくれました。英語で説明をして、「Have a nice day!」と言ってくれました。

部屋は、狭い中にベッドとテレビとお手洗い付きシャワーブースがあります。香港の重慶大廈を思い出しました。

馬場洞へ焼肉を食べに行きます。明洞駅から地下鉄4号線に乗り、東大門歴史文化公園駅で5号線に乗りかえ、馬場駅で降ります。

てくてく歩いて焼肉店街へ。2回続けていった店が休みだったので、開いている店をざっと見ます。1軒誰も客がいない店があって、そこは私が以前行った店でした(笑)。焼肉をたのみます。生肉や生レバーもつきだしで出ます。生レバーについては、お代わりまで出ました。おいしくいただきます。これだからソウルの旅はやめられません。私が食事している間に2組客が入ってきました。

勘定を済ませて馬場駅へ。まだ帰るわけには行きません。東大門歴史文化公園駅で降ります。締めの冷麺を食べなければね。

わりと有名な店平壌麺屋です。2009年にここで「年越し冷麺」を食べたことがあります

冷麺とスユクの半人前を食べます。私もスユクの好きな男です。豚肉でした。

ようやく宿にもどります。おやすみなさい。

(つづく)
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旧正月のソウル・仁川・水原紀行(2013年2月)(2)

2013-02-23 00:00:00 | 旅(韓国)

起床します。前回わりと朝食がよかったので、今回も期待して朝食に向かいます。







朝食です。

写真はありませんが、ホテルのスタッフの女性がキム・ヨナに似ていました。思わず「キム・ヨナに似ていますね」と話をすると、さすがに恥ずかしそうでした。ちょっとなれなれしかったな。でも「キム・ヨナに似ている」というのは、私にとって(アジア人)女性への最高のほめ言葉です。逆に最大の侮辱表現が、「浅田真央に似ている」です。もっとも言ったことはありません。今後もないでしょう。言ったところでほめ言葉と誤解されるだけか。





ホテルの窓からの写真です。

ホテルの部屋でしばらくグータラしてチェックアウトします。タクシーに乗ろうとしたら1台拒否されて、2台目の女性運転手の車に乗れましたが、渋滞がありやや高い価格になりました。

地下鉄に乗り、4号線にのりかえ、二村にあるフライドチキンの店に行きます。

・・・が、ぜんぜん店が分かりません。またでなおすことにします。明洞へ。





旧正月ですから「あけましておめでとうございます」ですが、昔台湾に行った時やはり同じことを言われて一瞬絶句しました。

私のソウルにおける定宿メトロホテルに行きます。まだチェックイン時間に早いので、荷物だけ預かってもらいました。荷物をレセプションの女性に持ってもらったら、あまりの私のかばんの重さに女性は驚いていました。ごめんね、名前も知らないあなた。





カムジャンタンとよばれる豚の背肉とジャガイモのなべの店で昼食を食べます。





店の人が、1人ならカムジャンタンでなくヘジャンククを食べるといいとすすめてくれたのでそれをいただきます。やはりうまい。



旧正月でとくに予定がないので、仁川に行くことにしました。空港は別として、街に行くのは2007年以来です。こちらに記事があります。ついでに、仁川の地下鉄にも乗ることにしました。乗れば、ソウル、釜山、光州に次ぐ4つ目の韓国の地下鉄です。



空港鉄道からで降りて、仁川地下鉄1号線に乗りますが…。

ガイドブックをなくしてしまいました。これもどうかです。



地下鉄は、薄めの水色がシンボルカラーです。どうでもいい話ですが、水色は私の好きな色です。wikipediaのネクタイの記事によると、日本人は青系統のネクタイを好むとか。私も実は青いネクタイが好きです。





富平の駅で乗りかえて1号線に。仁川に向かいます。











仁川です。中華街を散策します。







このあたりは、前も訪れました。

写真は撮りませんでしたが、トラのぬいぐるみがあったので買おうかと思いましたが、13,000ウォンと聞いて買う気をなくして買いませんでした。次の機会に買います。もっともたぶん次はもっと高いでしょう。ところで、いくつかの店で売っているトラのぬいぐるみを見ると、同じ会社が作っている(中国製です)ようでした。デザインも、こちらの記事で紹介した写真と同じでしたので、想像ですが、それなりに売れるんでしょうね。売れなければ店に出さないでしょうから。



駅にもどります。ホームで、外国人(インドあたりの系統の人)から「この電車は富平に停まりますか?」と聞かれます。私に聞くなと思いますが、停まることは知っているので「停まる」と答えます。

それにしても街で道を聞かれるとか、鉄道の停まる駅を尋ねられるとかいうのは、聞かれる人はしょっちゅう聞かれるし、聞かれない人はぜんぜん聞かれないんでしょうね、きっと。私は前者です。









明洞に戻り、全州中央会館で石焼ビビンバをいただきます。この店で食事するのは、あるいは1997年以来かも。友人Gと食べて「おいしい、おいしい」と言い合いました。G君最近連絡とってないけど元気かな。



メトロホテルに戻ります。あらためてチェックインします。今日はこれでおやすみなさい。

(つづく)

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旧正月のソウル・仁川・水原紀行(2013年2月)(1)

2013-02-22 00:00:00 | 旅(韓国)
旧正月にソウルに行ってきました。旧正月であることをまったく考えずに企画した旅行でしたのでいろいろ行き届かない部分もありましたが、今回も1日1記事でかんたんな旅行記を書きます。

なお、私のデジカメ(こちらで買った際の記事を書きました)がめでたく故障しまして、ほかのデジカメも持っていかなかったので、今回は途中までiPhoneで写真を撮りました。それも3日目で電源切れになりましたので、それ以降は私の撮影した写真はありません。乞うご容赦。

ところで私の買ったデジカメは、08年12月に購入しました。4年2か月で故障かよ。莫大な数の写真を撮ったので故障は仕方ないのかもしれませんがそれもどうかです。コンデジを修理に出す気もしないので買いかえます。今度は夜間撮影に強い機種を買いたいな。私の機種は、やや夜の撮影に難点があったので。



それはともかく、2013年2月9日午後2時ごろの羽田空港です。私羽田の現ターミナルで、国際線をこの時間(というか日が照っている時間)に出国で利用したの初めてです。だからこの光景はだいぶ新鮮でした。昼間に羽田発の飛行機に乗ったのって、たぶんチャイナエア(中華航空)が政治的な事情で羽田から飛んでいた時代以来かも。たぶんそうです。



出国します。ANAです。今回は羽田⇔金浦の便です。





指紋押捺をすませて(2回目にしてもう平気になってしまう私。ほんと私もどうしようもないやつです)入国します。空港鉄道に乗り弘大入口でおり、地下鉄2号線に乗りかえ、乙支路入口で降ります。



雪が固まっています。

それにしてもここに来ると、なんかすごいほっとする自分がいます。やっぱりソウルは死ぬまで縁は切れません。



コーヒーアンドティーリーフスで、チョコレートムースその他をいただきます。メトロホテル近くのこの店舗は、私にとっての憩いの場です。別にこの日は明洞に用があったわけでもないのですが、ここにいれば心も落ち着くというものです。



地下鉄で3号線新沙の駅で降ります。ここにおいしいソルロンタンの店があると本に書いてあったからです。



さすがにすでに真っ暗ですので、行くのも容易ではありません。これは絶対店に行き着かないと思ったら、ガイドブックの案内通りに歩いていたら見つかりました。いかにも昔ながらの店舗の店です。「ガソリンスタンド」とか「フグ屋」とかいったいかにもあてにならなそうな目印でしたが、どちらもちゃんと現存していたのでたどり着けました。ガソリンスタンドはどうだか知りませんが、韓国は飲食店は廃業・転業のスピードが速いので、フグ屋なんてぜったい営業していない(私が参考にしたガイドブックは、2007年の発行です)と予想したのですが、もしかしたらなかなかの名店なのかも。



「ヨンドンソルロンタン?」と確認すると「そうだ」との返答。新沙といえばソウルでも最高におしゃれな地区ですが、このあたりは庶民的というか昔ながらのソウルの雰囲気が強く残っています。





注文する際、「ソルロンタンとスユク」とか注文したら、いろいろ店の人が話をして、スユクとスープが出てきました。スープには肉がありません。それもどうかなです。





勘定をすると、当然ながら請求されたのはスユクだけでした。



店の入口に昔ながらの公衆電話がありました。こんどはソルロンタンを食べるぞ。24時間営業ですから、行きたいときに行って食事ができる優れものの店です。ソルロンタンの店は、24時間営業の店がわりとあります。韓国の食堂は、わりと24時間営業という店があります。日本では、ファミリーレストランや牛丼屋、マクドナルドなど規模の大きいチェーン以外には多くないですね。沖縄には、そのような店もあります。

地下鉄を乗りつぎタクシーに乗り、今日の宿ノヴォテルアンバサダー禿山に到着します。前回の旅の際もここに泊まりました。そのときいい宿だと思ったので、今回も利用することにしたわけです。





前回とくらべると部屋は狭いですが、しかし朝食付きで10,000円を大幅に下回る価格は魅力です。

今日はこれでおやすみなさい。

(つづく)
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中央教育審議会の委員の人選に呆れ

2013-02-21 00:00:00 | 社会時評
またbogus-simotukareさんからいただいたネタです。記事はこちら

>中教審委員に桜井よしこ氏・田辺陽子氏ら 文科相が任命

 下村博文文部科学相は、中央教育審議会の第7期委員30人を15日付で任命した。新任は、保守系の論客として知られるジャーナリストの桜井よしこ氏(67)、五輪柔道銀メダリストで日本大法学部准教授の田辺陽子氏(47)ら14人。

 会長は新日鉄住金取締役相談役の三村明夫氏(72)が再任される見通し。任期は2年間。第6期の委員の任期は1月末で切れ、委員のいない空白期間が約2週間あった。下村文科相は15日の閣議後会見で「(任期切れに)こだわらなくていいと事務方から伝えられていた。別に遅れたつもりはない。今まで以上に各界の有識者を幅広く登用した」と説明。官邸に設置された教育再生実行会議との役割分担については「実行会議で方向性を提言してもらい、それにのっとって中教審で議論していただく」と述べた。

 ほかの新委員は次の通り。

 相原康伸・日本労働組合総連合会副会長▽明石要一・千葉大教授▽大島まり・東京大大学院教授▽小原芳明・玉川大学長▽帯野久美子・インターアクト・ジャパン代表取締役▽河田悌一・日本私立学校振興・共済事業団理事長▽菊川律子・九州大理事▽白石勝也・愛媛県松前町長▽高橋香代・岡山大大学院教授▽武田岳彦・日本PTA全国協議会会長▽早川三根夫・岐阜市教育長▽吉田晋・日本私立中学高等学校連合会長


この記事で紹介されているうち、田辺陽子という人を私はよく知らないのですが、wikipediaによると

>大学卒業後は女子柔道の名門ミキハウスに就職、72kg級のエースとしてオリンピックや世界選手権を始めとする国際大会で活躍し、多くのメダルを獲得する。1992年のバルセロナオリンピック後に一旦引退を表明し筑波大学で大学院生活に専念するも、オリンピック決勝戦で敗れた悔しさから復帰、1996年の全日本体重別選手権では見事優勝し同年のアトランタオリンピックへの出場を獲得する。オリンピックではブランクや膝の怪我にもかかわらず銀メダルを獲得し、これを最後に現役生活にピリオドを打った。

現在は日本大学女子柔道部の監督として、後進の指導に当たっている[1]。


とのこと。

スポーツ関係の人が教育関係の委員とかに委嘱されるというのはわりとよくありますが(東京都は瀬古利彦が現在教育委員をやっていて、川淵三郎も委員をやっていました。過日記事にした乙武某は、川淵のかわりの委員です)、田辺って人は金メダリストとはいえ、あんまり世間で知名度が高い人っていうわけでもないですよね!? すいません、もしかしたらたいへん有名な方かもしれません。それはともかくなぜ彼女が、自治体の教育委員でなく政府の審議会の委員に選ばれたのか、個人的には興味深いものがあります。

あ、どうでもいい話ですけど、川淵ってwikipediaを引用しますと

>2012年11月、東京都教育委員を退任し、東京都知事選に出馬する猪瀬直樹選挙事務所の選対本部長に就任。

なんですね。それもどうかです。

そして、彼女の場合女子柔道家じゃないですか。彼女が現役の選手だった時代って、いまよりずっと指導も厳しかったはずで、たぶん彼女もいまの選手よりずっと多く殴られたし、そしてコーチ・監督・全柔連への苦情など現在以上にとんでもないにもほどがあるっていう状況だったでしょう。彼女が指導者として選手にどう対応してきたかは知識がありませんが、あるいは審議会で、「実録・私の受けた体罰」みたいな話でもしてくれるんですかね。彼女が体罰をしたかはともかくされたのは確実ですから、冗談でなくそういう経験をいろいろ役立てようという思惑でもあるのかな。それはうがちすぎであって、何の関係もなく適当に選ばれただけなのかもしれませんが(たぶんそうでしょう)、ひょうたんから駒くらいの期待はありかも・・・たぶんありませんね(笑)。

それにしてもスポーツ関係の人が教育関係の問題に関与するってのは、スポーツというより「体育」という側面での起用かとおもいますが、必ずしもスポーツ(あるいは体育)の教育的な側面てのは社会においてうまく機能していないんじゃないかという気はします。そうすると、川淵三郎の教育委員というのはかなりいい人選だと個人的に考えますが(毀誉褒貶の多い人物ですが、やはり彼は非常に有能な人でしょう)、瀬古利彦にかんしては、彼のような人間を教育にかかわらせるのは妥当なのかなあという疑問が生じます。彼が所属していた企業スポーツチームはけっきょく存続できなかったわけで、選手としてはともかく指導者としてやスポーツマネジメントの能力は正直そんなに高くないんじゃないんですかね? スポーツとか体育が教育に資する部分は、競技者として優秀というよりは指導者や全体的な経営者(経済的な問題だけではありません)としての能力ではないかと思います。はっきりいってスポーツで超一流になる選手なんてのは特異才能の持ち主ばかりで、凡人への教育とは何かを考察するにあたっての彼らの知見は必ずしも目的にそぐうものではないでしょう。そういっちゃみもふたもないの類でしょうが、世の中そんなものです。

で、櫻井よしこです。彼女の場合、自他共に認める「反中国」の代表であり、また安倍ブレーンでもあるわけで、分かりやすいといえば実に分かりやすい人選ではあります。櫻井よしこが、国家主義的な教育観ということ以外に教育などに興味関心があるとも思えず、こんな人物を選ぶ安倍だか下村だかその他の人間の馬鹿さと非常識さかげんもどうかと思いますが、しかしこの記事では、その点ではなく別のことに注目したいと思います。

櫻井よしこって、体罰をかなり強く支持している人です。

前に

>「教育における体罰を考える」シンポジウム

なるイベントがあり、そこで櫻井は当時の東京都知事である石原慎太郎とともに顔写真までだしてその宣伝をしています。チラシの文言を再掲します。



>子供のための体罰は教育!
「教育における体罰を考える」シンポジウム

罰は子供を強くするため、
進歩させるために行われます。
「叱るよりほめろ」では子供は強く
なることができません。
いかに多くの罰を受けたかが
優しさを決めます。
人のことを思いやる力をつけるには、
体罰は最も有効です。


シンポジウム概要
日時:平成21年6月26日 (金)

開場午後6時 開始午後6時30分

会場:ハリウッド大学院大学 ハリウッドホール 
住所:港区六本木6-4-1
六本木ヒルズ ハリウッドプラザ5階 TEL03-3408-5020        
http://www.roppongihills.com/jp/shops_restaurants/map/mh_1f.html
        
入場料:1000円
※チケットを前売りしますので下記へ申し込み下さい。
  E-mail:otayori@shimpu.jpn.org
  電話03(5642)0008 新風本部事務局

第一部:対談  
テーマ:「教育における体罰について」

東京都知事   石原慎太郎
ジャーナリスト  櫻井よしこ

第二部:パネルディスカッション     
テーマ:「教育に体罰は必要か?」

パネリスト 
小林正(元参議院議員、教育評論家)
高橋史朗 (明星大学教授)
田久保忠衛(外交評論家)
南出喜久治(弁護士)
村松英子 (女優)
佐山サトル(初代タイガーマスク 興義館 総監)
鈴木信行 (維新政党・新風 幹事長)
光永勇  (全国勝手連合会 会長)
西村幸祐 (作家・評論家・ジャーナリスト)

総合司会 水島総 (チャンネル桜 代表取締役社長)
日本国歌独唱MASAMI (ソプラノ歌手・藤原歌劇団)


学校教育法第十一条では、懲戒の手法として体罰が禁止されています。
しかし、はたして教育に体罰は必要がないのでしょうか。
家庭でも学校でも、時には子供達に親や教師が体罰を加えることも必要なのではない
でしょうか。
私達は、社会に、そして教師や親達に、そんな問題提起をすべくこのシンポジウムを
企画しました。
教育における体罰条項を考える会 会長 加瀬英明

東京都国分寺市新町1-10-11-301号室 TEL042-329-3757
http.//ktkk.s349.xrea.com/
E-mail:ktkk@s349.xrea.com
「教育における体罰条項を考える会」本部事務局・藤田裕行

>いかに多くの罰を受けたかが
優しさを決めます。
人のことを思いやる力をつけるには、
体罰は最も有効です。


・・・(絶句)。

どこかの馬鹿がネットとかでほざいているのならともかく、こんなイベントが開催されて首都の知事とかが参加しているんだから、お話にもならないとはこのことですね。どうしようもありません。

もちろん櫻井に、大阪の高校での体罰についてどうかと聞けば、あの体罰自体を支持する発言は控えるかもしれませんが、しかしまともな人間なら体罰賛成であってもこんなイベントに参加したりはしませんから、やっぱり櫻井はまともな人間じゃありません。そんなことははじめから分かっているけどね(笑)。

それにしてもこのようなシンポジウムに

>高橋史朗

なんていう人間がしっかり顔を出しているのにはあきれます。ていうか、彼ってこのシンポジウム前年の12月まで埼玉県の教育委員長(これまた絶句)。呼ぶほうも出るほうも、こんなまともじゃない人間を教育委員長なんかに任命する人間も就任する人間も、男女共同参画会議のメンバーにする人間もそれを受ける人間も、どこまでクズなんだか。



なお、これはこの記事の趣旨とは無関係ですが、石原はいまだに「戸塚ヨットスクール」を支持しているくらいで、あからさまに大阪での体罰を支持しないまでも、体罰により死者(自殺者その他をふくむ)が出ても仕方ないくらいの認識ではいると思います。そこまで公言はしないでも、そのような認識でいることは確実でしょう。前に紹介したヨットスクールを題材にしている映画の宣伝も彼はしています(商業映画の上映に当たって、知事という公職にあるものがチラシその他宣伝媒体にまで顔を出すということ自体あまり妥当ではないと思いますが)。

それにしてもねえ、体罰問題なんてすぐほとぼりが冷めるという判断なのかどうかはともかく、体罰関係の不祥事が東京へのオリンピック招致にずばりマイナスになりかねない(私はオリンピック招致反対ですが、それはこの際別問題)とまで言われているこの時期に、体罰支持を公言している(あるいはいた)人間を教育関係の審議会の委員なんかにしなくったっていいだろ(苦笑)。櫻井を政府審議会の委員にしたいのなら、ほかにいくらだってその場はあるでしょう。なにを考えているんだか。

つまりは安倍も下村も、体罰問題なんかどうだっていい、って考えているってこと? あるいはそうなのかもしれませんが、それもどうかです。こんな連中の教育論なんかあんまり聞きたくないな。安倍とか櫻井とかを講演によんだ(よぼうとした)幼稚園がありましたが、こういう有様をみていると、やはりあの幼稚園は非常識にもほどがあるというものです。公言はしないまでも、あの幼稚園の経営者は体罰に肯定的なんじゃないの? さすがに実行はしないまでも。これが私の誤解や邪推だというのなら、櫻井が体罰支持のイベントに参加していたことをどう考えているのかなという気はします。知らなかった可能性もあるしね。あまりないでしょうけど。

記事のヒントをいただいたbogus-simotukareさんに感謝をいたします。
コメント (10)
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とても興味深い記事だ

2013-02-20 00:00:00 | 北朝鮮・拉致問題
bogus-simotukareさんのブログ記事で知った産経新聞のこちらの記事がとても興味深いですね。

>北工作員、民主政権に接触打診 拉致解決を示唆「金正恩氏の意向」
2013.2.17 09:31 [北朝鮮]
 北朝鮮の指示で諜報活動を行い、捜査当局が工作員と認定した兵庫県尼崎市の運送会社社長、吉田誠一被告(42)=詐欺罪で公判中=が「金正恩最高司令官の意向」として、当時の民主党政権に朝鮮人民軍系幹部との協議を仲介者を通じて働き掛けていたことが16日、政府関係者らへの取材で分かった。吉田被告は「特殊な環境で暮らす日本人がいる」と拉致被害者らの生存を示唆し、政府側も接触を検討したが、直後に吉田被告が大阪府警に逮捕され、実現しなかった。

 吉田被告は金正恩第1書記の直轄下で軍系列に統合された対外工作機関「偵察総局」幹部らの指示で諜報活動をしていたことが判明しており、正恩政権が外交ルートとは別に軍系工作機関を使って水面下で対日交渉を進めようとしていた可能性が浮かび上がった。

 吉田被告と面識がある大学教員によると、吉田被告は教員に「朝鮮人民軍の情報系幹部とつながりがあり、その幹部から日本政府と接触したいと打診を受けた」と説明。昨年4月、「(正恩)最高司令官の意向で、敵対する関係でも接触する必要がある」との幹部のメッセージとともに、中国以外の第三国での協議を持ち掛けてきた。

 その際「政府認定の拉致被害者以外にも特殊な環境で暮らす日本人がいる可能性があり、そういう問題を解決したい」とし、北朝鮮に残る邦人遺骨の返還問題などに加え、幹部が拉致問題について話す用意があることにも言及したという。

 この話は教員を通じて当時の松原仁拉致問題担当相に伝えられた後、吉田被告側は昨年7月ごろにシンガポールなどで日本側と接触する計画を提示。政府職員の派遣も検討されたが、吉田被告は「(幹部が)北朝鮮の国内事情で海外に出るのが難しくなった」と延期を伝え、その直後の6月21日に融資制度を悪用して約1千万円を詐取したとして逮捕された。


「工作員」とか「諜報活動」などいろいろ書いていますけど、要は吉田氏は、北朝鮮との民間外交のパイプだったということでしょう。別に記事を読んでも、彼がこの件で不法行為をしたという話はないし、事実警察もその件で逮捕はせず裁判にもなっていません。

前にこの件で記事を書いたことがあり、その際も私は

>この報道が事実かどうか(大筋で事実であっても、細かい部分に間違いがある可能性もあります)は私には判断できませんが、ここで報じられていること自体は特に「犯罪」じゃないんじゃないの? 民間団体に「潜入」なんて書いてあるけど、べつに不法手段を使ったとかそういう話じゃないように思えるんですけど。その事務所に不法侵入してパソコンなどを奪ったとか、藤本氏の住民票その他を不法入手したとか、氏の個人情報を不正取得したとか、そういう犯罪行為はしていないでしょう。していれば、当然その件で逮捕・起訴される可能性が濃厚です。もっともこの点については、今後捜査がすすんで立件されることもありえます。

と指摘しました。その後この件では新たな立件はされなかったわけで、やはりこれは事実上の別件逮捕・別件起訴ということになりそうです。吉田氏が詐欺をしたのは事実であっても、それを他都道府県警(大阪府警)のしかも外事課が逮捕するというのは変な話。

>この話は教員を通じて当時の松原仁拉致問題担当相に伝えられた後、吉田被告側は昨年7月ごろにシンガポールなどで日本側と接触する計画を提示。政府職員の派遣も検討されたが、吉田被告は「(幹部が)北朝鮮の国内事情で海外に出るのが難しくなった」と延期を伝え、その直後の6月21日に融資制度を悪用して約1千万円を詐取したとして逮捕された。

っていうことになると、これって公安警察が、逮捕という強硬手段をとってでもこの交渉をつぶそうとしてそれを実行したということなります。つまりは警察はこの関係についてはそこまでやるということです。記事を読めば分かるように、べつに吉田氏のやろうとしたことはそれ自体犯罪でもないし、むしろ彼は立場上はなんとか日朝間の交渉をうまくいくようにしようと努力していたわけで、彼は政治的に葬られたということです。なかなかやることが露骨ですね。

ところでbogus-simotukareさんは、

>これを読んで俺が思ったのは、「この記事(逮捕された吉田容疑者が日朝交渉ルートの一つだった)が事実なら逮捕は『北朝鮮との外交はあらゆる手段で潰す』という公安の意思表明」ではないか、ということですね

>吉田容疑者が逮捕されてルートとして使えなくなったから、秘密にする必要がないとの理解で表に出るんでしょう。このネタをタカ派(安倍晋三とか)は「北朝鮮のスパイ工作」だの「北朝鮮は国交正常化に焦ってる。崩壊も間近だ」という話にしたいでしょうし、一方、ハト派は「北朝鮮に交渉意欲があるなら交渉すべきだ」という話にしたいでしょう。勿論俺はハト派ですから「交渉しようぜ」と言いたい。つうかそれが問題解決の早道だとマジで思いますよ。


と指摘されています。

常識的に考えれば、北朝鮮の崩壊なんてあてにならない話に固執するよりは交渉したほうがよろず話は早いと思いますが、安倍晋三としては前者の見方をするんですかね。それもどうかと思います。

最後にいつもながらbogus-simotukareさんに感謝いたします。本当にありがとうございます。また、bogus-simotukareさんから私の申し出を快諾していただいたので、「bogus-simotukareの日記」を拙ブログの盟友ブログ宣言します。これからも末永くよろしくお願いします。
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オリンピックの知られざる美女たち(2)Airine Palsyteの美しさに酔いしれる(その2)

2013-02-19 00:00:00 | 美女探求
先日の続きです。

















彼女にはこれからも注目していきます。
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