ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

高額な本だが、大島渚研究家(を自称しているの)なら、やはり購入しなければね

2021-03-31 00:00:00 | 映画

ここ最近また大島渚監督関係の記事をいろいろ書いていますが、つまりこれは、下の引用にもありますように、大島監督の作品が2023年に国立機関へ収蔵される予定であるということにより、主要作品の最後の大規模公開が行われるということに付随するものであり、この本もその一環ということになろうかと思います。記事を。

>「大島渚全映画秘蔵資料集成」発売! 大島作品をめぐる記念碑的な書籍が誕生
2021年2月18日 11:00

空前絶後のアーカイブ本が発売
日本を代表する映画監督・大島渚氏と、これまで手掛けてきた映画作品をめぐる記念碑的書籍ともいえる「大島渚全映画秘蔵資料集成」(国書刊行会)が、発売されることが明らかになった。

編著は、映画評論家で映画監督の樋口尚文氏。大島家、大島渚プロダクションの全面協力のもと、樋口氏が大島監督の書斎から保管庫、大島プロが管理する資料庫にいたるまで、膨大な量の資料を数カ月にわたり調査。初めて紹介する資料群を通して、大島監督の「創造」と「人間」の全貌に迫るもの。

500ページに及ぶという同書では、各所に秘蔵されていた写真、ノート類など製作時の資料図版を作品ごとに多数収録。そして、大島監督の映画製作過程、その人物像について時代背景を含めて詳細に解説していく。と同時に、大島監督本人の貴重な証言も時系列で並行して配し、激しくも豊穣な軌跡を立体的に浮き彫りにしていく。

松竹ヌーベルバーグを生み出し、「愛の亡霊」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど常に海外に目を向けていた大島監督。同書ではあらゆる年代を多角的に切り取っているが、「幻の企画と晩年」というパートでは、実現することが叶わなかった監督作「日本の黒幕」、製作が中止になった「ハリウッド・ゼン」、幻となったテオ・アンゲロプロス作品についても触れられるようで、興味は尽きない。

樋口氏は2002年にも「大島渚のすべて」を刊行しているが、大島監督との関係は17歳の頃までさかのぼる。高校生だった樋口氏が監督した自主映画「ゲリラになろうとした男」を、大島監督が激賞したことから交流がスタート。電通に勤務していた時代には遺作となった「御法度」のテレビスポット制作を担当しており、樋口氏でなければここまで踏み込むことは許されなかったといっても過言ではないほどの、唯一無二の“大島本”といえそうだ。

また、同書の刊行を記念し、東京・シネマヴェーラ渋谷で大島監督の特集上映「オーシマ、モン・アムール」が4月3~23日に開催されることが決定。さらに、デジタル修復された代表作「戦場のメリークリスマス」「愛のコリーダが4月16日から東京・ヒューマントラスト有楽町、新宿武蔵野館ほかで2作連続公開される。大島監督作は2023年に国立機関に収蔵される予定のため、今回が最後の大規模全国公開となる。

「大島渚全映画秘蔵資料集成」は、4月に刊行予定。予価8800円(税別)。

■樋口尚文氏コメント

昨秋、長年着手せねばと思っていた故・大島渚監督が遺した厖大な資料の精査についに踏み切り、小山明子さん、大島渚プロダクションの大島新監督の全面的なご協力を得て、藤沢の大島邸の書斎、保管庫から大島プロの保管庫、さらに関係各所に通い詰めて、資料の分類と撮影を続けましたが、これだけでまるまる三か月を要し、さらにそのアーカイヴの分析・執筆作業が数か月を経てまだ続行中です。大島監督が遺した資料のボリュームは圧倒的で、私がぜひ知りたいと望んだ異色作の創造工程をつまびらかにする数々の手がかりや実に珍しく興味深い写真の数々など驚いた「発掘物」は枚挙にいとまがありません。本書はこの恐るべき質と量の資料群を念入りに蒐集保管していた大島監督ご自身の「アーカイヴ熱」を再現することにも留意しながら、この「映画」と「知」の巨人の足跡をいきいきと記録したいと考えています。

税別8800円ってことは、消費税10%で9680円なんですかね。何らかの理由で消費税を免除できる人がいたら、ぜひそっちで買いましょう。

いずれにせよこれは今まで出版された大島本のなかでも最高のものになりそうですね。大島監督関係の本も、監督自身の著作から研究者の批評本、家族である小山明子や子息の大島武大島新両氏の著作、『愛のコリーダ』や『戦場のメリークリスマス』に特化した書籍、いろいろですが、おそらくこの本は、そういったものをすべて総合したようなものになるはず。大変高価な本ですから、正直普段なら図書館に入れてもらうのですが、これは私も、大島渚の映画を観ることに関しては人並み以上の努力をしているし、また興味と関心を持っていることを自称している人間ですから、これはやっぱり買わないわけにはいきませんね。というわけで買います。興味はあるが高すぎて買えない人は、可能でしたら地元の図書館にリクエストをしていただければ幸いです。あなたが読むだけでなく、他の人も読めるような態勢をつくることにご協力していただければ幸いです。私もすることにしよう。

それではこちらの記事も。

>大島監督の学生時代の数学のノートに始まり、助監督時代の日記、監督デビュー後のさまざまな企画メモ、撮影プランの紙片、はては製作中の契約書、領収書までを精査するなか、『愛のコリーダ』編集時のフランスの現像所から大島監督が持ち帰った幻のフィルム、『戦場のメリークリスマス』の巨大なアートのごときセットの建造過程や『マックス、モン・アムール』のマックスのボディ・スーツの制作工程にまつわる貴重資料などを続々と発掘。企画されたが、映画化にはいたらなかった東映やくざ映画『日本の黒幕』の制作メモ、早川雪洲とルドルフ・ヴァレンチノの確執を描く『ハリウッド・ゼン』の複数のシナリオ、テオ・アンゲロプロスが大島渚を撮ったカンヌ映画祭用の幻のフィルムなど、映画ファンなら目がくらむような垂涎の資料を濃厚な解説とともに収録している。

というわけで、これはなかなかすさまじいものが期待できそうですね。私がこの本を買ったら、まさに夢中になって読んでしまいそうです。

大島渚というのは芸術家でありドキュメンタリストでもありました。そもそも映画監督というのは、助監督を映画会社が採用した時代はだいたいにおいて文学部出身者がなることが多かったわけですが、大島は松竹での同期採用者の山田洋次と同様めずらしい法学部出身者でした(大島は京都大学、山田は東京大学)。おそらくそのせいもあって大島は大変な論客でもありました。晩年の大島氏は正直いろいろよろしくないところもあったかと思いますが、やはりある時期までの鋭さは永遠に時代に残るものだと思います。その業績と軌跡を追い続けるための最高の資料にこの本はなるのでしょう。私も、その業績と軌跡をこの本を読んで追っていくこととします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都への花見遠征から帰ってきました

2021-03-30 00:00:00 | 旅(国内)

毎年恒例の関西への桜見物も毎年時期を外したり、昨年は新型コロナウィルスのトラブルを鑑みて行かなかったり、ここ数年満足なものが出来ていないのですが、今年はある程度開花状況を見てから行くことにしたので、無事行くことが出来ました。写真はしばらくしたらごってりご紹介しますので乞うご期待。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいデスクトップPCを購入する(富士通FMV ESPRIMO FMVF90E2B) 

2021-03-29 00:00:00 | PC・通信・IT関係

ちょっと以前デスクトップPCを購入しました。それで買った週末に納品の案内の電話があったので、2月10日に受け取り、11日にセットアップをして、なんとか使えるようになりました。

先日まで使っていたデスクトップPCは、2014年頃に購入していたのですが、昨年くらいから明らかにパフォーマンスが悪くなってきて、ついには、12月くらいになったら異音がでてくるようになりました。これではどうしようもないので、ついに新しいPCを買おうと思いました。我が家には、ノートPCもありますが、やはりブログの記事を書いたりよそ様にコメントを入れたり、ほかにも家計簿をつけるほかいろいろデスクトップPCのほうがいいので、それを購入することにしたわけです。

それで今回購入したのは、富士通のFMV ESPRIMO FMVF90E2Bです。

前のデスクトップPCも富士通でした。別に富士通さんにこだわる気もないのですが、NECさんほかのメーカーさんよりも、すでに利用者登録もしているし勝手のいいPCを利用してやろうかなと思ったわけです。そうやって、私も富士通さんとの顧客になってしまうわけです。

そう考えると、携帯電話の機種などもそうですよね。電話会社は変えるのもありですが、アップルにしようかアンドロイドにしようかで、最初に決めた方にその後もだいたい流れるし(私は、iPhoneにしたので、死ぬまでアップルさんの奴隷です)、アンドロイドにしたって、最初に購入したスマートフォンのメーカーがよければ、それからも同じメーカーさんの機器を使い続けるようになってしまうわけです。まあこだわりがなければどうでもいいですが。

もっとも家電製品(テレビとか)は、あんまり私はこだわりがありません。観られればいい、録画できればいい、という精神で、適当に自分の目的に合った製品を買えればそれでいいわけです。なお自宅のテレビとブルーレイディスクは現在シャープです。別にシャープさんが好きなわけではないんだけどね。

それで今回私が買った型式は、珍しく上位機種です。スピーカーがよくて音声がきれいです。またBDも再生できるので、私としても都合がいいというものです。ノートPCはかなりの年期ものであり、現在使っているPCの購入直前はそのPCでこのブログの更新をしていたのですが、やはり新しいデスクトップPCのほうがいいというものです。

それにしても、拙職場で私の机にあるデスクトップPCは、キーボードもマウスも有線ですが、拙宅のPCは、今回処分したPCからブルートゥースです。やはりブルートゥースであったら、そちらのほうがずっといいというわけです。拙職場のPCがなーんでブルートゥースでないのか知りませんが、やっぱりコスト関係ですかね。拙職場なんか、Windows10も新しいヴァージョンに自動でアップグレードしてくれないので、昨年度まで私がそういう担当をしていたのですが、CDほかに入れた新しいヴァージョンを職場の各PCにインストールしなければいけません。マイクロソフトさんに銭を払っていれば自動でアップグレードしてくれますが、拙職場がそんな金を払うわけがないので、人力で各PCをまわるというきわめて非デジタルな手段であるアナログ方式で作業をすることになってしまいます。

そんな話はともかく、やはり新しいPCはいいですね。非常にいい。しょせん電気製品というのも消耗品ですから、金がかかるのは仕方ないわけで、経年劣化を見越して更新をしていかないとですね。ここしばらく前のPCはまったくひどい状況でしたので、やはり金がかかるのは仕方ないと思います。私は車は持っていないので、そちらの方の金をまわしてこれからもあまりにひどくなる前には、新しいものを購入したいと思います。なおPCの画像はこちらから。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13年ぶりの沖縄紀行(あと福岡ほかも)(2020年12月~2021年1月)(Day4-1)(13)

2021-03-28 00:00:00 | 旅(国内)

翌日、ホテルをチェックアウトします。荷物は預けておきます。

今日は那覇市に向かいます。旧コザへ向かうのです。

バスが走ります。このあたりは、宜野湾市の真栄原新町のあたりのはず。いわゆる「特殊飲食街(特飲街)」です。もはや過去のものですがね。

おおっと。過去の携帯電話会社の看板がありました。これ前この関係の記事を読んだことがあります。

そうこうしているうちに、降りる予定の停留所につきます。

壁画(ウォールアート? ミューラル?)があります。こういうの私大好き。

しかしこちらのほうがいいですね。何者でしょうか?

最近は、以前と比べて銀行が女性をイメージキャラクターに使うことも減ってきたのでしょうが、沖縄の地銀ですから、たぶん沖縄出身のモデルだろうなと思います。やはり沖縄の金融機関は、女性のモデルを起用するとして、北海道や京都、福岡など他都道府県出身の女の子は使わないでしょう。そうしたらこの子みたいですね。

池間夏海

なかなかかわいい子なので、私もファンになっちゃいそう。

壁画の写真を撮ります。

時系列になっています。

老朽化で危険とされた銀天街アーケードは、撤去となります(参考記事)。

なかなかすごい壁画でした。

(つづく)

参考記事

>「J―PHONE」の看板、なんでまだあるの? 沖縄市、全国唯一?
2016年12月4日 09:30有料
 沖縄市住吉の国道330号沿いに携帯の歴史を感じさせる看板がある。大手携帯電話会社「ソフトバンク」の前身「J―PHONE(ジェイ・フォン)」と斜体で書かれた青色のパネル。携帯が普及し始めた頃を知る人からは「懐かしい」の声が上がる一方、高校生らは「何これ?」と首をかしげる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13年ぶりの沖縄紀行(あと福岡ほかも)(2020年12月~2021年1月)(Day3-5)(12)

2021-03-27 00:00:00 | 旅(国内)

無事(でなければ困ります)那覇に戻りました。

ホテルに戻って荷物を回収します。

こういうものがあるのは、昔ながらのホテルなんでしょうね。しかしそこに何も書かれていないというのがなんとも。

上に同じ。こういう古時計って、なんだかこれを思い出します。

平井 堅 『大きな古時計』MUSIC VIDEO

いかにも歴史あるホテルのロビーです。

こういうのもねえ、昔ながらの老舗旅館とかにはよくありましたよね。私も昨今そういうところに泊まることがほぼなくなりましたので見ることもありません。

ホテルの近くにあった店舗です。

そのまま本日のホテルへ行きます。

こちらです。このチェーンは昨今何回か泊まらせていただいています。

部屋です。安いので、私にとってはいちばんいい部屋です。

今日の夕飯を食べる店へ、バスで向かいます。

降ります。

港も近くです。

雨の中、食堂へ向かいます。

日本共産党の事務所がありました。沖縄では、共産党は一定の強さはあります。

こちらです。ここも、沖縄の大衆食堂の中では知られているところです。前の旅行の時もいったな。

店の中です。またAランチをいただきます。色紙がいっぱいです。

スープがつきます。

ご飯の量が多い。

沖縄に行ったら毎日ステーキを食べる所存でしたが、今日で挫折しました。が、酒を飲もうと思い、次なる店へ向かいます。

台湾料理の店です。カウンターに座り、水餃子をいただきます。

私が最後の客で、以後の客は断られていました。

ビールをもらいます。私としては、台湾ビールを注文したつもりだったんですがね。

このときは2020年ですけどね。

水餃子と

台湾ソーセージをいただきます。うまい。

店をおいとまします。

ホテルへもどります。

(つづく)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『走れ!歌謡曲』も、歌手ばかりでなく面白パーソナリティがいろいろでていた

2021-03-26 00:00:00 | 音楽関係(CD、コンサート、歌手、楽器その他)

番組終了直前の記事で恐縮ですが、文化放送の深夜放送の「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲 - Wikipedia」が明日で最終回です。番組終了発表時の記事を。

>文化放送の「走れ!歌謡曲」終了へ…50年以上の歴史に幕
2020/11/19 04:00
 50年以上続く文化放送のラジオ番組「走れ!歌謡曲」が、来年3月27日の放送で終了することが決まった。18日、同局が発表した。

 番組は1968年11月19日にスタート。現在は火曜から土曜の週5日、午前3時から2時間生放送されている。これまでのパーソナリティーには、歌手の川中美幸さんや坂本冬美さんらも名を連ね、未明に働く運転手らに親しまれてきた。

 同局は「時代が変わり、番組も役割を終える時がきたと感じた。非常に名残惜しいが、番組終了まで走り抜ける」とコメントしている。

私はこの番組をあまり聞いたことはないのですが(まったく聞いたことがないわけではありません)、局アナ、フリーパーソナリティ、フリーアナウンサー、声優(冨永みーなも担当していました)、女優、そしてもちろん演歌歌手などわりと幅広くいろいろなパーソナリティを起用した番組でした。女性パーソナリティが2時間もっぱら演歌をかけるという番組構成でした。

かつては、午前3時から5時までは、日野自動車といすゞ自動車がトラックドライバーを中心とするプロドライバー向けのラジオ番組のスポンサーをしていまして、基本演歌を中心に放送していたのですが、いすゞがスポンサーだったTBS系列の「いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜」 が2001年にて打ち切りになり(放送開始は74年)、『走れ!歌謡曲』もそれからもずいぶん頑張っていたのですが、ついに終了となります。上に引用した記事にもある文化放送の方の

>時代が変わり、番組も役割を終える時がきたと感じた。非常に名残惜しい

というコメントが、まさに番組の終了についての想いを言い表しているように感じます。「歌うヘッドライト」の放送終了は、いすゞのスポンサー撤退が最も大きな理由ですが、ほかにも演歌・歌謡曲の衰退、TBSラジオの分社化などの事情がありました(Wikipediaより)。「走れ!歌謡曲」も似たようなところもあったのでしょう。時間が時間だし、私もさすがにちょっと聴いてみようかという気にもなりませんでしたが、やはりラジオの歴史の1つの転換点ではあるのでしょう。

さてさて、これらのパーソナリティの1人に、前に記事にした演歌歌手の村上幸子という人がいます。彼女は、1986年4月から89年3月まで木曜日を担当していました。そして降板した翌年の90年7月、悪性リンパ腫で亡くなります。31歳の若さでした。

若い芸能人の訃報を知って、ある演歌歌手を思い出した(村上幸子)

トラックドライバー向けのラジオ番組の終了というのも、ラジオの役割が大きく変化しているということを感じます。かつては運転しながら演歌を聴いて深夜の日本列島を横断、縦断するというのが1つのスタンダードなトラックドライバー像(?)だったのかもですが、スマートフォンが一般的になり、また演歌を好む人たちがどんどん高齢化するとなると、番組のコンセプトをいろいろ変えても、番組の存続は出来ない相談だったのでしょう。

いまにしてみれば、冨永みーながパーソナリティをしていたのなら聴いてもよかったかもですが、でもやっぱりなかなか聴くにはいたらなかったろうなと思ってしまいます。時代も変わって、ラジオの深夜放送が時代にそれ相応の影響があるというものでもなくなってきているしね。

そういうわけで、文化放送の皆様、パーソナリティをはじめとする関係者の皆様、リスナーの方々、みなお疲れ様でした。ともかくラジオ業界の歴史の変化を如実に表している番組だったと思います。こちらの記事で、文化放送の社長氏が

>この番組が終了することは残念でもあり…。これは文化放送個社だけの問題ではなく、音楽を扱うラジオ局にとっては大変、残念な終了であると認識しております

とおっしゃっているのも「そうだよなあ」ですね。なお後番組は、同じ記事によると

>番組への熱い思いをつづった言葉が集まったが、斉藤社長が明かしたとおり、「走れ!」の残した音楽番組の、歌謡曲の“魂”は後継番組に受け継がれていく。

 定例会見のゲストとして登場したのが「走れ!歌謡曲」に代わり、29日からスタートする音楽番組「ヴァイナル・ミュージック~歌謡曲2・0~」でパーソナリティーを務めるシンガーソングライター・703号室こと岡谷柚奈(21)、マルチクリエイター・コバソロ(34)、女性シンガー・こぴ(24)の3人だった。

 同番組はヴァイナルレコード音源を中心にシティーポップや歌謡曲をオンエアする生放送番組。「古き良きものを新しく魅せ、新しいモノを親しみやすく魅せる」、「音楽を通して時代をつなぎ、世界をつなぐ」をコンセプトに深夜に生活するすべてのリスナー始めオンエア後のオーディオコンテンツ配信で音楽を楽しむ音楽好きな人々をターゲットとする。

とのこと。上の写真は同じ記事より。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同じ種目の金メダリストが2人もがんで50代で死去するというのは、やはり身体を痛めつけすぎたということもあるのか(記事発表日の追記)

2021-03-25 00:00:00 | スポーツ

昨日(3月24日)スマートフォン(iPhone)でこのニュースを知り、「おいおい」と思いました。

>古賀稔彦さん自宅で死去 死因はがん、事務所が発表 吉田秀彦氏、谷亮子氏ら追悼
[ 2021年3月24日 18:39 ]

 「平成の三四郎」と称されたバルセロナ五輪の柔道男子71キロ級・金メダリストの古賀稔彦さんが24日、川崎市高津区の自宅で死去した。マネジメント会社が死因はがんと発表した。53歳。佐賀県出身。葬儀・告別式は29日正午から川崎市川崎区砂子1の4の3、宗三寺本堂で行う。喪主は妻早苗(さなえ)さん。
 世田谷学園から日体大に進学。88年ソウル五輪男子71キロ級では3回戦で敗退したが、92年バルセロナ五輪で同級金メダル、96年アトランタ五輪は78キロ級で銀メダルを獲得。世界選手権も3度優勝。00年4月に現役を引退。全日本女子強化コーチや日体大助手などを経て4月から環太平洋大女子柔道部総監督を務めていた。

 バルセロナ五輪78キロ級金メダリストの吉田秀彦氏(51)は「古賀先輩の訃報を聞き、今はただ驚きと、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。最後まで奇跡を信じていましたが叶いませんでした。今の私があるのは、古賀先輩のお陰と言っても過言ではありません」とコメント。

 2000年シドニー、04年アテネ五輪柔道女子48キロ級金メダリストで、元参院議員の谷亮子氏(45)は「現役時代は世界中のファンの皆さんを豪快な一本背負いで魅了し、感動させてくれましたし、指導者になられてからも全国の子供たちや多くの方々に広く柔道の素晴らしさを伝えられ、普及発展に多大な貢献をされてきました。最も尊敬する柔道家であり、常に柔道界に新しい風を吹かせてくれた方です」と追悼した。

彼の死のニュースを初めて知った際は、死因が書いていなかったので、「もしかしたら自殺?」と思ってしまいました。若いし、事故死よりは自殺の可能性の方が高いでしょう。が、そうでもないことを知りました。昨年からがんを患っていて、急激に悪くなったようですね。いずれにせよ早い死で大変お気の毒です。ご冥福をお祈りします。

それで私は全然知らなかったのですが、古賀が激やせしていてやばいという声はあったようですね。たぶんかれは「悪液質」と呼ばれる状態だったのでしょう。故・逸見政孝氏が最後の入院の前に記者会見した時の状態が「悪液質」です。つまり体調が悪くて、栄養がとれていない段階で、ちょっとどうにもならないとされます。

それで思い出したのが、オリンピックで2連覇して、全日本代表の監督も務めた斉藤仁です。彼も、50代でがんで亡くなっています。肝内胆管がんに伴うがん性胸膜炎とのこと。古賀のがんがどういう種類なのかはこの記事執筆時点でまだ公表されていませんが(呼吸器系か消化器系かそのほかか)、斉藤は消化器系のがんで亡くなりました。彼も54歳で、古賀とだいたい同じ年齢なわけです。オリンピックの同じ種目で金メダルを取った人が、2人して50代でがんで亡くなるとはねえです。

さらに思い出しましたのが、金メダリストではありませんが、東京オリンピックでアントン・ヘーシンクに敗れた神永昭夫です。彼も、直腸がんにて若死にしています。猪熊功のほうは自殺ですから病気ではありませんが、彼も63歳という若い死でした。

猪熊はともかく、50代でがんで亡くなった古賀、斉藤、神永のお三方は、やはり現役あるいはその後にやや身体を痛めつけすぎたことが病気の遠因だったみたいなところがあるんですかね。統計学的に考えて、柔道のメダリストが有意に早死になのかは当方統計学に弱いので計算できませんが、たぶんですが、彼らのスポーツへの打ち込み方の激しさは、がんで早死にするとまではいわずとも、トータルで考えればたぶん健康とかにはマイナスに作用するのだと思います。そうとうにダメージは大きいはず。

今はその頃とくらべるとある程度緩和されてきたのかもですが、昔のソ連や東ドイツのスポーツ選手は、禁止薬物の使いまくりで引退後などは若死にしたとされる選手もいますしねえ。そうでなくても肉体に深刻な問題を抱えることになってしまった人もいます。日本のアスリートはそういう点では世界的にもクリーンだと思いますが、薬物でなくてもものすごく肉体に負荷をかけていることはいろいろなマイナスの影響をその後の人生にもたらしそうです。なお上のスクリーンショットは2020年撮影のものだそうですが、確かにやややつれているように感じました。

記事発表日の追記:報道によると昨年腎臓を摘出したとのことで、すると腎臓のがんですかね。そのあたりつまびらかでありませんが、おそらく呼吸器系やその他のがんでなく、なんらかの消化器系のがんでなくなったようです。またもう1枚スクリーンショットを。

これはそうとう不健康なやせ方ですね。たぶんこのあたりが、「大丈夫か?」という声につながったのでしょう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間の本能に関わる問題だから滅多なことはいわないが、やはり自分の立場もわきまえたほうがい

2021-03-24 00:01:00 | 社会時評

あ、先日報道された記事を。

>風俗店の女性をペン型カメラで盗撮容疑 小学校教頭逮捕
2021年3月22日 6時00分

 風俗店の女性を盗撮する目的で録画機能付きのカメラを設置したとして、愛知県警一宮署は21日、岐阜市の教員、○×△容疑者(58)を愛知県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕し、発表した。同署の調べに「間違いありません」と容疑を認めているという。同署によると、○×容疑者は岐阜市立方県(かたがた)小学校の教頭だと話しているという。

 署によると、○×容疑者は21日午後3時40分ごろ、愛知県一宮市内のホテルで、盗撮用のペン型カメラを自分のバッグに設置した疑いがある。風俗店従業員の女性(28)が不審なペンがあるのに気付いて勤務先の店に連絡し、駆けつけた男性従業員が取り押さえたという。

かわいそうなので、名前は記号化しました。それでこの事件のちょっと前にこんな報道がありましたが、この教頭はそれを知らなかったのか、それとも「自分は大丈夫」という(ありがちな)何ら根拠のない思い込みでもあったのか。名前の部分は、「武士の情け」「商人の情け(私のご先祖は商人)」でこちらも伏せておきます。

>2021.3.21 14:38

無断撮影容疑で警部逮捕 性的サービス中、大阪府警
 大阪府警は20日、大阪市内のホテルで性的サービスを受けていた際、相手の女性に断らずにスマートフォンで動画を撮影したとして、軽犯罪法違反の疑いで、府警少年課警部の□◇▽◎容疑者(52)を現行犯逮捕した。「後で見返そうと思った」と容疑を認めている。逮捕容疑は20日午後、同市中央区のホテルで、派遣型サービス店員の30代女性を撮影した疑い。

 府警によると、□◇容疑者はベッドのそばに置いたバッグのポケットにスマホを入れ撮影していた。気付いた女性が店に相談し、店長が駆け付けて取り押さえ110番、南署員に引き渡した。宮崎亘監察室長は「逮捕されたことは遺憾。事実関係に即して厳正に対処する」とのコメントを出した。

それにしてもねえ(苦笑)。人間の本能に関わる問題ですから、私も「するな」とはいいませんよ。いや、教師あるいは警官とかならやめた方がいいと思いますが、しかし法律で認められている範囲であれば、それはまあ「自己責任」ってやつでしょう。でも盗撮はさすがにまずいでしょ。

たぶんですが、教頭も警部も、いままでに複数回こういうことをしているんでしょうね。生まれて初めての盗撮ではおそらくない。万引きも痴漢も飲酒運転も電車の不正乗車も、生まれて初めての経験でとっ捕まる人間は、皆無ということはなくても決して多くはないはず。

全く知らないわけではない関係の人物で、職場の車の給油カードで自分の車にガソリンを入れて職場を追われた人間がいます。その男は、最初は慎重に不正を実行していたみたいですが(苦笑)、途中でだんだん大胆になり、仕事のない日にそれを使ってわかってしまったとか(詳細は知りません)。そういうことは世の中めずらしいことではありません。

それで教頭も警部も、一応幹部、管理職です。警視庁、道府県警の警部は、所轄なら課長、本庁、本部なら係長あるいは課長補佐くらいです。そのように優秀な人間なのにねえ、そんなことで人生に大きな汚点をのこさなくていいでしょう。教頭もろくでもないですが、警部のほうはたぶん減給何パーセント何か月の懲戒処分で処分の下った日に依願退職でしょう。停職処分かもしれない。それでさあ、公務員なんだし教職や警官なんだから、地方公務員でいえば一般の行政公務員よりよっぽどこういったことにはうるさいわけで、そのあたり自分の立場をわきまえた方がいいですよね。損をするのは自分です。それも風俗関連でなにがしかの性的なサービスを受けている最中の画像を撮影するのを気づかれて、それで店の人に取り押さえられるなんて恥にもほどがある(笑)。教員も警官も、本来とっ捕まえるほうの立場でしょう。だいたい警官のほうはどうも府警本部勤務のようですから、たぶん選ばれた人間です。

こういうのも一種の依存みたいなものもあるし、また精神疾患みたいなところもあるのかもですから、そうなっちゃうとほんとどうしようもないですね。ただ公務員というのは、ともかく一般人よりこういったことには厳しい倫理と常識を要求される立場なのだから、そのあたりはわきまえる必要があります。損をするのはあなたです。

いずれにせよ「盗撮」はまずいよね。やってなにひとついいことがない。当たり前ですけど。人間そこまで危ない橋を渡らなくてもいいでしょう。渡っても大していいことがあるわけでもないしね。

ただ盗撮は論外ですが、これ人間の根底の問題ですから難しいですよね。買春は悪だといっても現実問題として、性の売買がない社会というのは、そんな自由もない社会でしかありません。未成年に対するものはともかく、成人同士の自由意志(かどうか怪しいことも数々ですが、しょせん第三者には判断が難しいものです)の恋愛について、他人が干渉しきれるものでもない。で、このご両人にも、たぶん奥さんやお子さんがいる可能性が高いわけで、いなくったって何らかの家族、親戚はいるでしょう。そういう人たちに実に顔向けできないよね。それはご当人らの不徳のいたすところっていうものであって仕方ありませんが、教頭はもちろん警官の方も少年課勤務であり、これまた生徒たち、勤務先や関係している少年たちにもまったくもって顔向けが出来ない。

が、ここまでひどいことはなくても、人生実にひどい落とし穴があるなという気はします。多分この人たちも、身柄を抑えられる直前まで、こんなことになるとは想像していなかったはずであり、お話にもなりません。というわけで、私たちはこのようなひどい目に遭わないように注意しましょう。性的サービスだけならまだしも、そこから次のラインを超えるとろくなことがありません。乞うご注意。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月の最後の週末に、京都方面へ花見に出かけることにする

2021-03-23 00:00:00 | 旅(国内)

長きにわたって私は、4月の最初の週末に、関西に出かけて花見をしました。それでだいたい大丈夫だったのですが、2018年があまりにひどく、完全に桜が散ってしまっていたので、これではだめだなと思いました。よって、今年から、満開の日に合わせていくことにしました。2018年に、完全に桜が終わってしまったことについては、下の記事をご参照ください。

大神神社で桜は見られなかったが、橿原市で宮崎市の観光親善大使の女性を見ることができた(前編)(4月15日更新)

大神神社で桜は見られなかったが、橿原市で宮崎市の観光親善大使の女性を見ることができた(後編)(4月19日更新)

それでその件について説明した記事がこちら。

今年は、関西と東北あたりで桜を鑑賞したい(日程は、弾力的に設定したい)

4月3日に、渋谷で大島渚監督関係のイベントがあるので、それには絶対参加しないといけないので、そうすると花見も大変だなと思っていたのですが、今年は、京都の桜は3月末に満開になりそうだという情報もあります。そういうわけで、3月最終の週末に京都へ行くこととしました。たぶん帰りは、青春18きっぷを使って帰ることになろうかと思います。

考えとしては、深夜高速バスで関西へ行き、翌日は丸1日、翌々日は、可能な限り現地で花見をして、それで青春18きっぷで帰宅するということになるかなというところです。どこの桜を観るかは決めていませんが、哲学の道あたりは行ってみようかなと思います。しかしやはり、即興的に現地で決めるということになりそうです。京都では、1日はすべて費やして桜を見学します。帰る日は、あるいは大阪ほかでの見学になるかもです。いずれにせよ写真を大量に撮ってまた記事を発表しますので乞うご期待。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大島渚監督の代表作が2本全国上映される(これが最後の機会とのこと)

2021-03-22 00:00:00 | 映画

先日こんな報道がされました。

>盗難の「戦場のメリークリスマス」ポスターが返却
[2021年3月18日22時19分]

東京・新宿武蔵野館で、故・大島渚監督の名作「戦場のメリークリスマス」および「愛のコリーダ」の修復版の劇場公開に向けて展示中だった、1点しかない「戦場のメリークリスマス」の海外版ポスターが15日午前に盗まれた件で、同館は18日、公式サイトで「本日、返却されてまいりましたので、ご報告申し上げます」と明らかにした。

また配給会社アンプラグドも、公式フェイスブックで「差出人不明で、新宿武蔵野館に返却されたという連絡を受けました。弊社も先ほど劇場に伺いまして、それが現物であると確認いたしました」と報告した。ポスター展は1度、中止していたが、レプリカのポスター展示に変更して展示するという。

今後について、アンプラグドは「権利元である大島渚プロダクション様とも協議いたしまして、これ以上の詮索は行わないつもりでございます。ただし警察によりますと、捜査は今後も継続されるとのことです」とした。また新宿武蔵野館は、防犯カメラを増設するとともにセキュリティー強化に一層、留意するとした。

盗難は15日朝に発生。アンプラグドは16日、公式フェイスブックなどで「現在、新宿武蔵野館ロビーにて展示中の大島渚監督作品ポスター展におきまして、3月15日朝に、何者かがポスターケースのネジを外して、オリジナルポスター1枚を持ち去るという事案が発生いたしました」と報告。「本ポスター展は、4月16日から本劇場で公開する『戦場のメリークリスマス4K修復版』『愛のコリーダ修復版』公開に先駆けての記念展示でした。大島渚プロダクション様のご厚意により、所有されている貴重な初公開当時の世界各国のオリジナルポスターをお借りして開催しておりました。今回盗難されたのは、1点しかない貴重な海外ポスターでございます」と説明していた。

それで上の記事にもあるように

>4月16日から本劇場で公開する『戦場のメリークリスマス4K修復版』『愛のコリーダ修復版』公開

ということです。それについての記事も。

>2021.01.08
「戦メリ」「愛のコリーダ」初デジタル修復で4月公開

 日本映画が世界に誇る巨匠、故大島渚監督の、社会現象となった代表作「戦場のメリークリスマス」(1983年)と「愛のコリーダ」(76年)が初めてデジタル修復され、4月に公開されることが7日、分かった。大島作品が2023年に国立機関に収蔵される予定のため、最後の大規模ロードショーになるという。

 故デヴィッド・ボウイさん、坂本龍一(68)、ビートたけし(73)らをメインキャストに据えた異色の戦争映画「戦メリ」(4月16日公開)は、4K修復版となって上映。大島作品では最大のヒット作だ。

 太平洋戦争下のジャワを舞台に、収容所長のヨノイ大尉(坂本)と捕虜の英軍少佐セリアズ(ボウイさん)、ハラ軍曹(たけし)と捕虜で日本語が堪能な英軍中佐ローレンス(トム・コンティ)との関係から、東洋と西洋の衝突と相互理解を描いており、坂本の音楽も長く愛されている。

 藤竜也と松田英子が主演した「愛のコリーダ」(同30日公開)は、1936年に起きた猟奇事件「阿部定事件」を題材としたハードコア映画。戦争が迫る不穏な時代を背景に、男女の究極の性愛を官能的に描いた。書籍を巡って裁判にもなったことでも知られる。

 ジャン=リュック・ゴダール、マーティン・スコセッシ、クリストファー・ノーランといった巨匠たちもリスペクトをささげる、世界の大島による不朽の名作2本が、鮮明な映像でスクリーンに帰ってくる。

大島渚監督、伝説の2作品『戦場のメリークリスマス 4K修復版』『愛のコリーダ修復版』特別予告

2023年というのは、大島監督がお亡くなりになってから10年という意味なんですかね? それから国立機関(たぶん「国立映画アーカイブ」)に収蔵というのが、著作権上どういう扱いになるのか当方無知にて存じ上げませんが、つまりは保護を国に委託するってことなんでしょうかね。おそらく松竹や東映(『天草四郎時貞』)のものではなくて、大島渚プロダクションが著作権を持つ映画の収蔵という意味ではないかと思いますが、違うんですかね。すみません、以上のくだりは、私の勝手な憶測ですので、不備もあるかと思います。

以前私は、こんな記事を書いたことがあります。

やはり大島監督を語る際は、「愛のコリーダ」か「戦場のメリークリスマス」が話題になるのかも

今回の上映は、まさに上の記事のタイトルがそのままというところかもしれません。このブログで1番お客の多かった記事は、『愛のコリーダ』再上映における藤竜也のインタビューを採録した記事と森友の関係の記事ですが、大島渚監督が亡くなった際は、拙ブログがgoo4位のアクセスを記録して驚いたことがあります。ほかにも主演の松田暎子(英子)を扱った記事も長きにわたってアクセスをいただいており、『愛のコリーダ』は、私にとっても印象深い映画です。

『愛のコリーダ』についての藤竜也のインタビュー 2000年(2)

『愛のコリーダ』は18歳未満お断りの映画ですので(もちろんこのブログの読者の多くはそれ以上でしょう)、性的なシーンが苦手な人は観ることができないでしょうが、気にしない方は是非どうぞ。1976年の最初の公開時は、この映画を観にいくことはそれなりの「勇気」を必要としたかもですが、現在はそういったところもだいぶ薄れていると思います。いずれにせよ2023年以降は、劇場で観る機会が減るようですから、ここはこのチャンスは逃さないようにしたいものです。

戦場のメリークリスマス』の話がありませんが、この映画で印象が強いのが、デヴィッド・ボウイ坂本龍一の頬にキスをするシーンで、画面が揺れるシーンです。これを観たとき私は(当然?)「あ、2人の心の動揺を表したんだな。さすが大島監督、うまいな」と思いましたが、これは完全なハプニング、偶然だったとのこと。Wikipediaによれば、大島監督は、奇跡だと語ったとかですが、そういう信じがたい偶然というのもあるのだと言うことです。

というわけでこれは4月の公開を楽しみにしたいと思います。読者の皆様もぜひどうぞ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする