ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

北京・天津紀行(2014年12月~2015年1月)(8)

2019-06-30 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)

地下鉄に乗って食事に出かけます。

2号線阜成門駅です。

キティに覆われています

何を売っているのでしょうか・・・。

トローリーバスの架線やパンタグラフに思わず注目します。

 

なかなか立派な建物です。

店を物色します。

こちらの店です。赤いのが中国らしい。この店も「地球の歩き方」に掲載されていた店です。あと地下鉄一本で行けるから行きました。まったく安易な選択です(苦笑)。

店のお姉さんもなかなかきれい。手前にあるのは私の帽子。

この麺をいただきます。

これはスープだったっけな。記憶にありません。

キティですね。ディコス(徳克士)というファストフードチェーンは、中国で人気があるとのこと。まだ入ったことがないので、いずれ行かねばなです。

チェーンのカフェで少し休みます。

店を出ます。このチェーンは、英国発祥です。15年のアイルランド・英国紀行でもここへ行ったことがあります。

地下鉄の駅へ歩きます。

何の意味もないけど思わず撮ってしまった写真。

また天安門に戻ります。

鳥がいました。

いずれは、あそこへ行くつもり。

それで私が次に行くのは・・・

(つづく)

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北京・天津紀行(2014年12月~2015年1月)(7)

2019-06-29 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)

店を出ます。コンビニもいろいろあります。

子どもの服が赤いのが中国らしいところです。

このようにお年寄りと子どもが一緒の光景というのは心が和みます。

タイ旅行の広告ですかね。これは2014年のものですが、世界中中国人無くして観光は成立しない時代になりました。

それでは今回の旅の大きなミッションの1つである、天安門近辺に行きます。

前門駅です。2号線の駅です。

いかにも寒いという気がします。

地方から来たのかなと思われる人たちも散見されます。

毛主席祈念堂です。毛沢東の遺体が安置されています。今回の旅の大きなミッションが、ここを訪れることでした。

正陽門(通称・前門)です。

観光客がたくさんいます。

 

とりあえず記念写真を1枚。

あんまりグータラしていてもしょうがないので、見学することとします。

セキュリティがうるさいので、荷物は全部預けるルールです。よって預けます。

ね、人が多いでしょ。

おおっと、軍隊ですかね、行進しています。後難があるので写真なんか取るべきではないのかもですが、平気で撮る私。

この後荷物を預けて、毛主席の遺体を見学しました。

カメラもふくめて預けてしまいましたので写真はありませんが、セキュリティのところで女性の警官(?)が私に中国語で何かを話しかけましたが、当然私は解しませんので「?」という表情をしました。そうしたら女性が、後ろの方で何か大声で話していました。どうもこれ、「この人はろうあ者らしい」くらいの話をしてたようです。私が対応できずに困っていると、1人の男性警官が私のことを外国人かもと考えてくれて、なんとか通過できませんでした。うーん、私ってそんなに地元の人に溶け込んでいるのかなあとか考えます。

それはともかく、毛主席祈念館に入ると、ほとんど追い立てられるように移動して、それで毛主席の遺体も、遠くから眺めただけでした。なんだか蝋人形のような雰囲気もありました。

(つづく)

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情報(今年も、映画『祇園祭』が特別上映される また京マチ子の映画祭もある)

2019-06-28 00:20:54 | 映画

昨年次のような記事を書きました。

来年の祇園祭の際は、京都に行って映画『祇園祭』を観たいと思う

上の記事でもご紹介したように、1968年公開の映画祇園祭』は権利関係の問題があるので今日までソフト化されておらず、定期的な上映会が祇園祭の時期に京都府京都文化博物館で開催されます。今年も、その季節が来たわけです。

それでさっそく会場のHPを確認してみますと・・・

7月16日(火)、17日(水)、24日(水)各日13:30〜・17:00〜

『祇園祭』
1968年日本映画復興協会(カラー・167分)/監督:山内鉄也/出演:中村錦之助、岩下志麻、田村高廣

今年は、3日間で計6回の上映があるようですね。

残念ながらすべて平日の上映ですので、とくに遠方にお住まいの方にはあまりいい条件ではありませんが、この映画を鑑賞できる機会はあまり多くないですから、ご都合のつく方はぜひどうぞ。私も、いつとは言いませんが、都合をつけて駆け付けたいと思います。さらに、7月2日から31日まで、先ごろ亡くなった京マチ子追悼上映会も開催されるとのことですね。せっかくなのでこちらもプログラムをご紹介しておきます。ほかにもいろいろ充実した作品を上映していますね。うーん、京都市民がうらやましい。

>7月2日(火)13:30〜・18:30〜、5日(金)13:30〜・18:30〜

『羅生門』

1950年大映京都(モノクロ・88分)/監督:黒澤明/出演:三船敏郎、京マチ子、森雅之

7月3日(水)13:30〜・18:30〜、6日(土)13:30〜・17:00〜

『偽れる盛装』

1951年大映京都作品(モノクロ・102分)/監督:吉村公三郎/出演:京マチ子、藤田泰子、村田知英子

7月4日(木)13:30〜・18:30〜、7日(日)13:30〜・17:00〜

『雨月物語』

1953年大映京都作品(モノクロ・96分)/監督:溝口健二/出演:京マチ子、田中絹代、森雅之

7月9日(火)13:30〜・18:30〜、12日(金)13:30〜・18:30〜

『赤線地帯』
1956年大映東京(モノクロ・86分)/監督:溝口健二/出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、沢村貞子

7月10日(水)13:30〜・18:30〜、13日(土)13:30〜・17:00〜

『いとはん物語』

1957年大映東京作品(カラー・83分)/監督:伊藤大輔/出演:京マチ子、小野道子、鶴田浩二

7月11日(木)13:30〜・18:30〜、14日(日)13:30〜・17:00〜

『地獄花』

1957年大映京都作品(カラー・99分)/監督:伊藤大輔/出演:鶴田浩二、京マチ子、香川良介、山村聡

7月15日(月)13:30〜・17:00〜、19日(金)13:30〜・18:30〜

『悲しみは女だけに』

1958年大映東京作品(モノクロ・105分)/監督:新藤兼人/出演:京マチ子、田中絹代、宇野重吉

7月18日(木)13:30〜・18:30〜、20日(土)13:30〜・17:00〜

『鍵』

1959年大映東京作品(カラー・107分)/監督:市川崑/出演:京マチ子、仲代達矢、中村鴈治郎

7月21日(日)13:30〜・17:00〜、23日(火)13:30〜・18:30〜

『次郎長富士』

1959年大映京都作品(カラー・104分)/監督:森一生/出演:長谷川一夫、市川雷蔵、京マチ子

7月25日(木)13:30〜・18:30〜、28日(日)13:30〜・17:00〜

『甘い汗』

1964年東京映画・東宝作品(モノクロ・119分)/監督:豊田四郎/出演:京マチ子、池内淳子、桑野みゆき

7月26日(金)13:30〜・18:30〜、30日(火)13:30〜・18:30〜

『他人の顔』

1966年勅使河原プロ作品(モノクロ・121分)/監督:勅使河原宏/出演:仲代達矢、入江美樹、京マチ子

7月27日(土)13:30〜・17:00〜、31日(水)18:30〜

『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』

1975年近代映画協会作品(モノクロ・150分)/監督:新藤兼人/出演:伊藤大輔、依田義賢、京マチ子

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遺族からすれば不十分だろうが、いちおうよかったと思う(埼玉県警の不祥事に関する裁判)

2019-06-27 00:00:00 | 社会時評

昨日(6月26日)次のような判決が出ました。

>機動隊員溺死で埼玉県に賠償命令
06月26日 17時43分

7年前、埼玉県警の機動隊のプールで、訓練中に溺れて死亡した隊員の遺族が県などに損害賠償を求めた裁判で、さいたま地方裁判所は「隊員を水中に繰り返し沈めた結果、死亡したのは明らかだ」と述べ、県に9000万円余りの賠償を命じました。

平成24年、埼玉県警の機動隊のプールで、機動隊員の佐々木俊一巡査(当時26)が、訓練中に溺れて死亡しました。
巡査の遺族は、足の痛みを訴えて訓練の中断を訴えたのに認めず、制裁として水中に繰り返し沈められたのが原因だとして、県と訓練に関わった上司5人におよそ1億9000万円の損害賠償を求めていました。
26日の判決で、さいたま地方裁判所の谷口豊裁判長は、「ほかの隊員と比べて体力や技量が劣っていたのに、息継ぎの余裕を与えずに水中に繰り返し沈めた結果、死亡したのは明らかだ」として県に9000万円余りの支払いを命じました。
一方、上司については「当時、水に沈める行為は訓練中の隊員の行動によっては行われることがあり、明確に禁止されてはいなかった。訓練と無関係の制裁と断定できない」として請求を退けました。
佐々木さんの母親の千春さんは「上司の責任が認められず悔しいです。同じようなことが起きないようにしてほしいです」と話しています。
埼玉県警は「判決内容を十分に検討して適切に対応したい」としています。

この事件については、以前にも記事を書いていました。

これで「業務上過失致死」はおかしくないか

上の記事は、この訓練(?)を指導した人物が業務上過失致死罪で有罪判決(禁固1年6か月、執行猶予3年)が出たということをご紹介していますが、日経新聞の記事によるとこの判決が確定して失職したとのこと(当たり前です)。

で、上の記事でもお母さまがおっしゃっているように、上司の責任が認められなかったのは「どうもなあ」ですね。裁判所は

>訓練と無関係の制裁と断定できない

 としていますが、下のような記事を読むと、とてもそんな代物には思えませんね。前の記事でも引用した「週刊金曜日」の記事です。

>裁かれる埼玉県警機動隊の“殺人訓練”――何度もプールに沈め溺死に

2015年8月6日10:32AM

水深3メートルのプールの底まで繰り返し力ずくで沈め、動かなくなると引き上げて放置する。殺人、または拷問死というほかない残虐な事件が埼玉県警で起きた。

埼玉県警機動隊「水難救助隊」の新人隊員・佐々木俊一巡査(享年26)は、2012年6月29日、朝霞市の機動隊のプールで潜水「訓練」中、溺死した。遺族の調査で浮かんできたのは、「訓練」に名を借りたリンチだった。

俊一さんは機動隊員の暴行によって死亡したとして、母・千春さんら遺族が、今年6月28日、埼玉県や救難救助隊の巡査、巡査部長、警部補ら4人を相手取り、総額約1億9000万円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟をさいたま地方裁判所に起こした。

「真相を知りたい。被告の警察官たちには正直な話をしてほしい」

翌29日、命日に開いた記者会見で遺族は涙ながらに語った。

遺族や弁護団(野本夏生弁護団長)によれば、主に警察から聞き取った事実をもとに判明した経緯は次のとおりである。

12年6月29日午後4時ごろ、基礎訓練に続き、「完装泳法」の訓練に移った。空気ボンベ、シュノーケル、足ヒレなど重量38キロの装備を身につけたまま、ボンベの空気を使わずシュノーケル呼吸のみで、潜ったり立ち泳ぎをする訓練だ。

俊一さんは変形性膝関節症で足が痛かった。訓練開始からまもなく、プールの浅い部分(水深1・2メートル)に移って足をつき、訓練中止を申し出た。痛みのせいで立ち泳ぎが続けられない。

だが、指揮官のI巡査部長は訓練続行を命じた。俊一さんはやむなく泳ぎ続けた。しかし、やはり痛い。とうとうプール内壁に取り付けられたはしごをつかんだ。そして中止させてほしいと訴えた。

するとプールサイドにいたN巡査部長が、俊一さんの顔を足で何度も踏み「佐々木、つかむんじゃねえよ」と怒鳴った。そして、「無理です」と繰り返す俊一さんを力ずくではしごから引きはがした。俊一さんはパニック状態に陥った。

続いて、水に入っていた指導員のW巡査が俊一さんをプールの深い部分に連れていき、背後から両肩に手を置き、体重をかけて水深3メートルの底まで沈めた。5、6秒かけて浮いてくるとまた同じ要領で沈めた。I巡査部長の指示だった。

俊一さんは水中メガネとシュノーケルを顔に着けたままはずすことは許されなかった。シュノーケルの管内や水中メガネの中に水が入り、呼吸ができなかったとみられる。

4回ほど沈められた結果、俊一さんは水中で動かなくなった。すると、そのまま10秒ほど放置され、ようやくプールサイドに引き上げられた。呼吸や心拍の確認はしなかった。人工呼吸もしていない。そればかりか「死んだふりか」などと言って往復びんたをした隊員もいた――。

119番通報は引き上げから8分後。俊一さんは病院に運ばれたが死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は溺死。両肺に大量の水が入ったままだった。

【私的制裁の疑い】

埼玉県警によれば、繰り返し沈めた行為は、ボンベの空気が吸えなくなった場合の対処法を学ぶ訓練だったという。しかしI巡査部長は、事前に「佐々木をやりますよ」と不穏当な発言をしており、私的な制裁だった疑いは濃厚だ。

現在、W巡査が業務上過失致死罪で起訴されている。

もともと俊一さんは東入間署の地域課に所属し、交番勤務を主な仕事としていた。運動は苦手。水に潜って遊んだ経験もない。機動隊への異動を告げられたのは12年3月。自ら希望したわけではなく、とまどっていた。遺族によれば、訓練は辛そうだった。膝も機動隊に入ってから負傷した。事件直前には「死ぬかもしれない」と漏らしていた。意識を失ったこともあった。そして、辞めたい旨上司に相談していたという。辞意を伝えたことに対する見せしめ的な報復の可能性はある。

(三宅勝久・ジャーナリスト、7月24日号)

 あるいはこの記事が根本的に間違っているのかもですが、個人的な意見を申し上げますと、そのようには思えません。

前の記事でもご紹介しましたように、かつて海上自衛隊で、かなりひどい不祥事がありました。

2008年に起きた海上自衛隊での集団暴行死事件についての興味深い報告書を見つけた

この件では、2013年に防衛省と遺族側とで和解が成立したとのことですが、しかし死亡の原因となった徒手訓練(つまり格闘訓練)が制裁目的だったという件については国(自衛隊)側が認めなかったとのこと。これも今回の判決と共通するところがありますね。これを制裁と認めてしまっては、いろいろなことが崩壊してしまうという認識があるのでしょう。

それにしても、自衛隊の方は和解で決着したのだから、埼玉県警の方もそうなれば、とはいかなかったんですかね。やはり個人の責任を追及したあたりで、和解になる余地がなかったのかもです。

お亡くなりになった佐々木俊一さんのご冥福を祈ってこの記事を終えます。

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自分の子どもを見捨てる母ネコ

2019-06-26 00:00:00 | フォトログ

先日、仕事帰り、飲み屋街を通っていたら、母ネコが子ネコを口にくわえて運んでいました。母ネコの姿に子ネコへの愛情を感じました。

それでその母子の写真を撮ったのですが・・・

母ネコは子ネコを見捨てて、すたこらさっさと逃げてしまいました。

ひでえ母ネコと思いました。実際には、近くの車の下に隠れただけなので、私がこの子ネコを引き取って育てるという最悪の事態はさけられましたが、これもどうかです。

それにしても子ネコのつぶらな眼がかわいいですよね。まだ人間のこわさとかを知らない眼です(苦笑)。

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けっきょく巣食う会と言っていることが変わらない(代弁しているだけじゃん)

2019-06-25 00:00:00 | 北朝鮮・拉致問題

先日こんな記事を書きました。

けっきょく日本側からは何もすべきでないと主張しているということだ(櫻井よしこの北方領土についての主張、ただし元島民ほかの関係者の賛同は得られていないと思う)

それでこの記事を書いていてつくづく感じたのが、櫻井よしこって、北方領土についてロシア側と交渉しようという考えがまったくないということです。何しろ記事が、

>では日本ができることは何か。丸山氏の暴言のような「戦争」でないのは言うまでもない。

外交感覚を研ぎ澄まし、世界情勢をよく読み機会を待つことではないだろうか。ソビエト連邦崩壊の好機をとらえたのが西ドイツだった。ベルリンの壁の崩壊と世界史の大転換を巧みにとらえ、ドイツ統一を果たした。

あのとき、好機は日本にも与えられていた。しかしわが国の外交官は全く、その好機を掴めなかった。だが、必ず、チャンスはまた巡ってくる。情勢の大変化でロシアが困窮に至るときである。

それまでじっと私たちは見詰め続け、好機を窺い続けることだ。国家として長い闘いを勝ち抜く気力と気迫を持続することだ。

でおしまいですからね。ロシアが困窮にいたるなんてことがあるとは私には考えにくいのですが、ここは櫻井の意見に譲るとして、問題はその次でしょう。そのあとどう交渉するかです。でも櫻井は、それについて何も書いていないわけです(苦笑)。

だからその時点で日本はどうするのです。ロシア側に経済援助を持ちかけて北方領土を返還する交渉をするしかないと思いますが、櫻井がそのような当然の帰結を書かないのは、彼女がロシア側と交渉したくないということなのでしょう。で、これは私は断言しちゃいますと、そういう態度では北方領土なんかぜったい返ってきませんね。櫻井が、北方領土なんか返ってこなくても構わないと考えているか、どうせ北方領土の返還なんかないと考えているのかはつまびらかでないですが(たぶん彼女は、両方考えているのでしょう)、櫻井はそれでいいのでしょうが、やはりそういう考えはとてもよろしくないと思います。この櫻井の駄文には、この記事執筆時点(6月24日午後8時45分ごろ)でFBの「いいね!」が779ついていますが、たぶんこれをつけた人たちも大半は、櫻井同様「ロシアなんかと交渉しなくていい」「どうせロシアは北方領土なんか返還しない」と考えているのでしょう。私も正直、ロシアが北方領土を返還する見込みははなはだしく低いと思いますが。しかし交渉はすべきだと思います。交渉しないでは物事は始まらない。

それで「絶対先方と交渉したくない」という主張が跋扈しているのが、やはり北朝鮮・拉致問題ですよね。いかんせん何とも現状話の進展がない北方領土よりは、日本人拉致被害者5名の帰国を勝ち取った拉致問題のほうがはるかに交渉に意味があったと私は思いますが、巣食う会とか家族会の意見はそうではないようです。いや、上の櫻井よしこなんかはしょせん北方領土については部外者、善意の第三者というやつであって、彼女が何ほざこうが、上の記事のタイトルに私が書いたように、北方領土元島民ほかの関係者は、彼女のような意見に賛同はしてないでしょう。している人もいるかもですが、現段階そのような意見が主流になっているとか今後なるとは考えにくい。

が、拉致問題では、当事者である家族会がそのような主張に固執していますからね。そして家族会の絶対的なパートナーである巣食う会は、もちろん交渉絶対否定論者です。けっきょく拉致問題で、家族会の人たちの主張というのは、巣食う会の主張と変わらないんですよね。連中の意見が妥当ならそれでもいいですが、現状とてもそんなことをいえる状況ではない。先日の、横田拓也氏の発言より。

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.05.07)家族会・救う会・拉致議連訪米4横田拓也さん訴え

 > 日本の立場は一貫しており全拉致被害者の即時一括帰国が果たされない限り経済支援をする事はありません。

 部分的な解決や段階的な解決では納得しません。

いやだからそういうことを言っていたら話が先に進まないでしょう。それがどうにかなるのなら、2019年の今日まで拉致問題がこんなような状況になっているなんてことはあり得ない。

>拉致被害者達を帰国させず、双方の国に事件究明の為と称する連絡事務所の設置や調査委員会の立ち上げと言う「聞こえの良い隠蔽工作」には絶対反対する立場を私達は貫きます。

これも同じじゃないですか。連絡事務所の設置は必須でしょう。これも、そういうことを拒否し続けていることが、2019年現在の状況であるということをなぜ認められないのか。米国とキューバだって、連絡事務所を設置して、双方ともどもいろいろ交渉や折衝をやっていたわけです。拒否する理由がない。それを設置するのが、なーんで聞こえの良い隠蔽工作なんですかね。そういうことを言っていたら、やっぱり話が先に進まない。国交樹立前、キューバで米国がスイス大使館でどのように動いていたかは、下の拙記事をお読みください。

まあつまりは、与党(自民党・公明党)の政治家も、(まともな人は)対北朝鮮対応に限界を感じているのだろう

だいたい連絡事務所については、石破茂衆議院議員が昨年の自民党総裁選でも設置を主張したし、また日本政府(つまり安倍晋三ですが)も、その設置を北朝鮮側に打診したという報道もあります。そういうことを拓也氏は、絶対否定するのか。するんでしょうが、それではどうしようもないでしょう。

>私達は金王朝を打倒し、レジームチェンジさせるための政治活動をしている訳ではない。

いや、当方にはそのような活動をしているようにしか思えませんが。上で私が指摘したようなことは、「金王朝」を打倒するのだという決意と不可分じゃないですかね。つまり、このような主張は、けっきょくのところ、まったくもって巣食う会の主張でしかないわけです。

何回も同じことを書きますが、家族会は独自のHPすらも持っていないみたいで、巣食う会のHPを自分たちの情報発信に使用しています。これでは巣食う会の見解や意見から外れる主張をするのは難しいでしょう。現在の巣食う会は、家族会に対して「我々は皆さんを支援しますが、ご意見はご自由に」なんていう組織ではない。自分たちの意見を家族会に押し付けます。それで、巣食う会の意見を批判した蓮池透氏は、家族会を追い出される始末です。実際問題として、これは何回強調しても強調が足りないということはないので繰り返し主張しておきますと、2002年に日本に拉致被害者が返されたのは、日本側が北朝鮮に経済支援を約束したが故です。それをしなければ、今日でもたぶん拉致被害者は日本に帰国出来ていない。そういうことは、家族会と巣食う会は絶対認めないでしょうが、日本側の圧力に屈して北朝鮮が拉致被害者を返したなんて話には、なんの論拠もないわけです。

それでそういう基本的なことを認めたうえで話を考えないと、やれ経済制裁で圧力をかければ北朝鮮が白旗を上げるとかデタラメな話に終始します。昨年このような映画を観ました。

ワンダーランド北朝鮮(Wikipedia)

北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ(公式サイト)

これらの映画を観れば、北朝鮮の現体制をどう評価するかはともかくとしても、とてもそんな容易に崩壊するような国家体制ではないことくらいは、誰だって認めざるを得ないとおもいますが、けっきょく家族会の人たちは巣食う会の主張をオウム返しに繰り返すだけじゃないですか。正直な話、家族会の人たちが巣食う会に「あんたたちの言っていることはあてにならん。もう縁を切る」と通告すれば、巣食う会なんてすぐ力を失います。解散を余儀なくされるでしょう。荒木和博や西岡力らも、力を無くすでしょう。が、現状、そのようなことを家族会がする可能性は低そうです。なぜかといえばその理由はいろいろでしょうが、けっきょく巣食う会が、家族会に「北朝鮮憎し!」と憎悪をたきつけていて、家族会のメンバーがそれに依存しているというところが大きいんでしょう。そういう現状を「悪い」と私が言う権利はないのかもですが、現実問題としては徹頭徹尾家族会が巣食う会に利用されつくされているだけじゃないですか。あまりにひどすぎて目も当てられません。それで、拓也氏の次の話を読者はどうお考えになりますかね。

>私の父は昨年4月から体調を崩し、入院を強いられています。救出活動の先頭に立っていた頃とは違い、驚くほど弱っています。
 
いや、これだって、もっと早い段階でさっさとお孫さんと面会できていれば、それが横田滋さんにとってずっとよかったじゃないですか。これも何回も書きますけど、彼と奥さんがお孫さんと長きにわたって面会しなかった大きな理由が、滋さんは奥さんに流されたのでしょうが、奥さんは、最終的には、巣食う会の主張する大要「まもなく北朝鮮の現体制は崩壊するから、急いで面会しなくてもいい」とかいうデタラメな話を真に受けたかどうかはともかく、それに従ったんじゃないんですかね。で、とてもそんな事態ではないと考えて、巣食う会にも家族会にも内緒にしてモンゴルで面会したと。そういうことをするのなら、蓮池透氏や元外務省の田中氏や小泉元首相に陳謝しろよとか、巣食う会と縁を切って家族会も脱退するべきじゃないのと私は思いますが、そういう行動をとっていないらしい(陳謝の件についてはあるいは陰でしている可能性もある、たぶんしていないと思いますが、断言はできないので、「らしい」と表現しておきます)というのもひどいですよねえ。どこまでデタラメでいい加減なのか。

なお今回の記事は、例によって例のごとく、bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます

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この本で沖縄戦を勉強したい

2019-06-24 00:00:00 | 書評ほか書籍関係

このブログでも以前に、6月下旬ごろに沖縄戦関係の記事を書いています。

沖縄戦の番組を見て、「ペリリュー・沖縄戦記」を再読しようと思った(6月24日発表)

それで先日、地元の図書館で次のような本を借りました。

沖縄戦を知る事典: 非体験世代が語り継ぐ

今年の5月に出たばかりの本ですが、28人の筆者により沖縄戦についていろいろなアプローチがされています。非常に読みやすく、またブックガイドも充実しています。これはおすすめです。

沖縄戦についての本はたくさんありますが、やはりトータルに沖縄戦の全史をとらえて、またその前の歴史から集団自決問題ほかについて周到に書かれた本は少ないし、またそれらはかなり分厚いものとなり読むのも大変です。が、この本はAmazonによれば204ページと手ごろです。

内容は、それぞれの分野に強い筆者たちがいろいろ書いています。研究者だけでなく教員なども執筆していて幅広い著者から幅広くさまざまな知見を得ることができます。Amazonを引用します。

内容紹介

アジア太平洋戦争末期、住民を巻き込んだ戦闘が展開され、「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄。戦闘経過、住民被害の様相、「集団自決」の実態など、67項目からその全体像を明らかにする。豊富な写真が体験者の証言や戦争遺跡・慰霊碑などの理解を高め、今も残る沖縄戦の姿をリアルに感じる構成。?なぜ今沖縄戦か?を私たちに語りかけてくる読む事典。

内容(「BOOK」データベースより)
戦後七四年を経ても続く沖縄の基地問題。今こそ沖縄戦の教訓を伝えるべく、新たに収集された史料や証言をもとに編纂した座右必備の事典。研究者・ジャーナリスト・資料館の学芸員・地域史編集者・教員など、沖縄戦を語り継ぐ現場で活躍する非体験世代二八人が結集。心の傷・秘密戦・移民・障がい者・ひめゆり学徒など、図版を交え平易に解説。とこから読み始めても沖縄戦の実相に辿りつける。個別の具体的な事例を豊富な盛り込み、沖縄のどこで・何を学べるかが分かる情報が満載。平和学習の手掛りを示す。さまざまな立場の人々の体験をまとめたコラムを収載。読書/博物館/戦跡コース/兵器の各種ガイドなど、付録も充実。

それにしても表紙の写真、映画のワンシーンのようですね。この記事でのせた写真ではわかりにくいかもですが、一番右の女性は、子どもを背負っています。彼女らは助かったわけですが、この後相当苦難の人生を歩んだのかもしれません。米軍の問題(強姦ほか)も論じられています。

ほかにも沖縄戦に関する文学作品や、ひめゆり部隊に参加した人たちのその後、沖縄戦でのハンセン病患者、身体障碍者(精神障害者をふくむ)の苦難などもにも項目があてられています。この本を読めばブックガイドも充実していますし、大変勉強になります。

それで私が印象に残ったのが、林博史氏による島田叡知事への厳しい評価です。林氏は、

>「一〇万人を超す命を救った」、あるいは二〇万人を救ったとして当時の県知事や警察部長を賛美する主張がある。はたして事実に照らしてそう言えるのだろうか。人々を戦争に駆り立てていった行政や警察を美化していいのだろうか。(p.70)

としたうえで、

>島田知事が一〇万人を救ったというのは何も根拠がない。(p.71)

>いくら軍が強く要求したとしても、知事が死を覚悟して沖縄に赴任してきたとするならば、法的手続きを無視したやり方に異議を唱え、少年たちを守ろうとする努力をしれいれば、と考えるのは無理な注文だろうか。(p.72)

と書き、さらに沖縄県・島田知事が1945年4月27日に行った指示事項と訓示を紹介したうえで、

>こうした知事の言動を「本当に言いたかった」ことではないと何の根拠もなく解釈し、知事を弁護する向きもある。知事の側にいた人のなかには、命を大切にするように言われたと語っている人もいるが、それは知事と個人的なつながりのある人だけの話であり、一般の人々は新聞に掲載されたことを文字通りに受けとめるしかない。知事として県民に対して公的に語ったことと、身近なものだけにこっそりと語ったことが違っていた場合、後者をもってその人物を評価してよいのだろうか。島田知事は人柄としては人望のある人物だったようだが、公職にあるものは公的な言動で評価されるべきではないだろうか。(同上)

と厳しく追及しています。そして林氏は、

>近年、こうした知事や警察部長らへの美化論が本土から多く出てくるのはなぜだろうか。沖縄戦でも戦後の米軍基地についても沖縄を犠牲にし続けている本土が批判されている中で、自分たちの強度の出身者が沖縄の人々を助けたと思うことに追ってホッとしたいという癒しへの願望が作り出した幻想ではないだろうか。(p.73)

とまとめたうえで、

>公人がその職務上、何を行ったのか、事実に基づいて議論するべきではないだろうか。(同上)

と書いてこの項をしめくくっています。林氏の島田知事への厳しい評価は、林氏のこちらの本からのものです。2001年の本です。この本よりかなり厳しい書き方になっているのは、研究がすすんだということもあるでしょうし、また島田知事を取り上げたテレビドラマが放送されたこともあるのかもしれません。

沖縄戦と民衆

島田知事のやったことは、けっきょくのところ軍への迎合ではなかったか、彼は沖縄県民をその可能な範囲で守ったのかというのは、これからも問い続けなければいけないことだとあらためて痛感しました。「沖縄戦と民衆」を読んだのはずいぶん以前ですが、やはり再読しないとです。今回ご紹介した本も、この「沖縄戦と民衆」が、大きなバックボーンになっていると思います。

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北京・天津紀行(2014年12月~2015年1月)(6)

2019-06-23 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)

こういうものを見ると、やはり中国だなあという気がします。ところで屋根のところがだいぶ派手な色彩です。朝鮮(韓国というより「朝鮮」でしょう)の建築物もかなり派手に塗ってありますが、これってやっぱり中国辺りの影響を受けているんですかね? すみません、さっぽり無知なのでまったくの見当違いだったらごめんなさい。

こちらもずいぶん立派な像がありますね。

コンビニもあります。

年末の早朝のせいか、車といい通行人といい多くありません。

すかさず写真を撮らせていただきました。このような写真が、拙宅のPCの壁紙になるわけです。

5号線灯市口駅から地下鉄に乗ります。

この人たちは旅行者かな?

同じ5号線の雍和宮駅で下車します。

お目当てのレストランへてくてく歩きます。

車も多くなってきました。

思わず写真を撮ってしまいました。これはなに?

川が凍っています。だいぶ温暖化も進んでいるんでしょうがね。

こちらです。「地球の歩き方」にも出ている店です。

こちらで飲茶をいただく所存です。24時間営業の優れものの店です。

食べすぎですが、おいしくいただきました。なにも北京に来て飲茶を最初から食べなくてもいいような気もしますが、まあこのあたりは即興と自分の食べたいものを食べるの精神で。

 

昔ながらのプロパガンダアートですかね。有名人の来店も多いようです。

(つづく)

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北京・天津紀行(2014年12月~2015年1月)(5)

2019-06-22 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)

翌朝、さっそく北京の街に出かけます。

ロビーです。

安い宿なのに、こういう展示もありました。なかなか個性的な宿泊施設です。

朝食も食べられたようですが、私は食べませんでした。

外に出ます。冬の北京ですから、防寒対策はばっちり決めます。

こういうものがあったりと、なかなか油断ならないホテルです。

右側の建物が、ホテルです。

夜はよくわからなかったのですが、なるほど、わりと大規模なんだなと思いました。

こういうところも再開発と称して、壊されちゃうんですかねえ。

最寄りの地下鉄の駅へ向かいます。

非常にいいですね、こういう建物は。

これは、有名なレストランです。

まだ太陽は、そんなに高くありません。

お、湯気が派手に出ていますね。

こんな感じです。

これは、中国のチェーンホテルです。高級ではないが安宿でもない、いわば中間クラスのホテルです。今回の旅では初体験をしましたので、それは追ってご紹介します。

トローリーバスです。環境のためにはいいのかもしれません。

(つづく)

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レイチェル・クックの美しい写真を楽しもう

2019-06-20 00:00:00 | レイチェル・クック

飽きもせずに、米国の超美女モデルであるレイチェル・クックの写真をまたご紹介。彼女についての記事は、昨今わりとアクセスがあるので。

 

今回は、あえてあからさまなヌードの写真はご紹介しません。ごめんなさい。

で、こんなことを書くとちょっと変ですが、レイチェル・クックの美しさにはほんと絶句しますね。私も写真を集めていて、こんな美人そうはいないと思います。ほんと、最高レベルの美女です。

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