ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

5月の連休中に、どっかへ行こうかという気もしたがやめた、また今後の国内旅行の目標を設定する

2020-04-30 00:00:00 | 旅(国内)

そういうことをしてはいけないし書いちゃいけないのでしょうが、5月の連休にどこかへ行こうかなと考えていました。が、いろいろ考えてやめました。。連休終了後2週間たって、さらに時間をとって6月初めくらいにどこへ行ったなんていう記事を書こうかと思いましたが、行っても実につまらない旅になるという結論しか導けなかったので、行くのをやめました。

これだけでは記事として面白くないので、今後の国内旅行の願望(具体的な計画にあらず)をちょっと書いてみます。コロナウイルスがとりあえず落ち着かないと難しいところもありますが、「願望」ということで乞うご容赦。

昨年12月に鹿児島県を訪問することができたので、47都道府県すべてに行くことができました。そうとなると、国内旅行については、次の目標を設定することとなります。

1つは、全ての都道府県で宿泊をするということです。私の場合、秋田県、山梨県、滋賀県、島根県、山口県、香川県、愛媛県、佐賀県、長崎県には泊ったことがありません。また、ちょっと記憶があいまいで、泊ったかどうか自信がないのが栃木県です。これらを数年以内に制覇したいと思います。山口県に泊まるのは、安倍晋三が首相でなくなってからですね。

次は、上の件と重なりますが、私は佐賀県は、通ったことしかありません。鉄道と道路で通ったことがありますが、降りたことはないのです。これは大変よろしくないので、可能なら今年中に行ってどこかに宿泊したいと思います。ついでに長崎県にも泊れば、2つの県で目標をクリアすることになります。かつては、山口県も駅のホームに降りただけだったのですが、2018年に岩国駅と徳山駅で降りて、さらに関門海峡をトンネルを歩いて福岡県から山口県へ行きましたので、降りたことのない県は佐賀県だけになりました。

年末年始の九州福岡旅行(2018-2019)(Day1)(タイトルを訂正しました)

年末年始の九州福岡旅行(2018-2019)(Day2)(タイトルを訂正しました)

第3に、これはどこという目的地を設定しているわけではありませんが、バイクに乗って旅をしたいですね。今年大型自動二輪免許を取得したのだから、前にも書きましたけど、淡路島や佐渡島をバイクで1周したら気持ちよさそうです。行く手間を考えれば、淡路島のほうがいいかな。もちろん北海道や沖縄ほかをバイクで走るのも悪くありません。あるいは、映画のロケ地巡りなども、大都会のロケ地でしたら公共交通機関を使う方がいいに決まっていますが、地方ですとそれでは事実上できないこともあるし、レンタカーよりもバイクのほうが使い勝手がいい場合も多々あるはずです。『旅の重さ』のロケ地巡りで四国に行ければなあという願望もありますので、この際はバイクの出番かなと思います。なぜここで『旅の重さ』の話が出てくるかというと、この映画のロケ地を探求したこちらの記事に触発されたからです。

旅の重さ』 (1972)

ほかにも日本中の鉄道にも乗りたいし、いろいろ目標考えます。JR東日本の鉄道は、まずは完全制覇をしたいのですが、これもなかなか難しいですね。なぜか下の記事は、いまでもちょくちょくアクセスがあります。2011年の3月11日の発表でした。あるいはその関係で、アクセスがあるのかな?

JR東日本の路線図のpdfファイルをプリントアウトしてみた

また、今年は可能なら、11月にある鹿児島市の「おはら祭」に行きたいのですが、これもねえ、秋であっても、10月や11月に、ここ以外でもそもそも祭が開催されるかすらわかりません。あくまで「願望」ですね。ていいますか、そもそも私が観てみたい「かごしま親善大使」の就任式と退任式なんてものが催行されるのかもあやしい。

海外旅行もいつから行けるようになるかめどが立たないし、ほんと、感染症の世界的蔓延のため海外への渡航が制限あるいは困難になるなんてまったく予想の範囲外です。健康とかでよく言われる話ですが、「当たり前」「当然」と考えることがどれだけ貴重なのかということですね。これは「平和」などもご同様。そう考えると、下の記事でご紹介した田久保忠衛の妄言はまったく正気の沙汰で張りませんね。狂っています。昨今のコロナウイルス騒動のおかげでこいつらもそんなことを言っている余裕はなさそうですが。

安倍晋三のブレーンであり改憲を絶対支持する組織のトップであり最高幹部である人物が、このような危険な人間であることは知っておいた方がいいと思う

話が飛びました。ともかく私としては、大手をふるって旅行のできるようになる日を楽しみにすることとします。読者の皆さまも、その日を待ちましょう。

それにしてもこの3週間すべての週末(土日)に、私は自宅を1歩も出ていません。わが人生でこんなことあった記憶がありません。仕方ないから、ネットばかりでもしょうがないので、CSほかで録画した映画やドラマを観たり、読書をしたり、あるいは持っているDVDなどで未見のものを観たりもしています。いや、もちろん家の用事とかもしないとですがね(苦笑)。したがって4月は、わが人生でもあまり例をみないくらい金も使っていません。たぶん日本中の人間がそのような行動を取っているのでしょうから、そうなると日本経済も消費を復活させるのは本当に大変だと思います。やはりここは、前にも書きましたようにアルベール・カミュの『ペスト』を読むのがよさそうです。

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ヤンゴン紀行(2019年8月)(Day3-1)(8)

2020-04-29 00:00:00 | 旅(ミャンマー)

旅も3日目です。朝食をいただきます。このホテルは、ナイフやフォークなどを、このようになかなか個性的な配置をしています。

自分で盛って食べます。朝食にしては、かなり内容もヘヴィーです。

バナナとデザートもいただきます。

こんな感じです。日本人に人気のあるホテルなので、会場ではよく日本語が聞こえるし、また日本人らしき1人で食事している男女も散見されます。

ロビーです。

レセプションです。茶色のスーツを着た主任格の女性はもう長くここに勤めています。

ミャンマーの地図がありました。

で、先ほどの主任格の女性と記念写真を撮ります。彼女は、華僑の系統かと思うくらい、あまり東南アジアっぽくない容姿です。

そういうわけで、今日も元気いっぱい、街に出かけます。鮮やかな青です。

物乞いの人もいます。

頭の上に物を載せている女性もいます。北朝鮮では、このやり方は「遅れたやり方である(?)」という理由で禁止されている(あるいは過去形)という話を聞いたことがあります。事実かどうかは知りません。

民族衣装(ロンジー)を着ている人激減中。

凄いバランス感覚です。

まずは、シャングリラホテルで休みます。

シャングリラホテルで、スプライトをいただきます。

甘いものをいただくのは、精神が疲れている証拠です。

あまり客はいません。

外に出ます。妙に短いスカートをはいている女性です。

それではボーヂョーアウンサン・マーケットへ向かいます。いくつか買いたいもの、会いたい人がいるのです。

かなりどぎつい青です。こういう色が、ヤンゴンでは流行っているんですかね。

ローストチキンの屋台は、世界中にあります。だいぶ以前ですが、東京都立中央図書館の近くで出していたローストチキンは、かなりうまかったな。

こういうのもいかにも東南アジアの光景です。

では、ボーヂョーアウンサンマーケットに行きます。

(つづく)

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そんな寝ぼけたことをいえる状況や立場なのかよと思う

2020-04-28 00:00:00 | Weblog

社会時評というほどのこともないので「Weblog」で。なお本来「Weblog」とはgooblogのデフォルトのカテゴリーですが、拙ブログでは「その他」「カテゴリー割り振り困難」くらいのニュアンスの記事をこのカテゴリーに分類しています。新しいカテゴリーに移動することもしばしばです。昨日(4月27日)読んだ記事を。

>所持金30円…「3日間何も食べていない」ネットカフェ難民の困窮
2020/4/27 6:04 (2020/4/27 15:02 更新)
西日本新聞 一面 御厨 尚陽

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言でネットカフェが休業対象となり、そこで寝泊まりしていた、いわゆる「ネットカフェ難民」が行き場を失っている。行政側は宿泊施設を無償提供するなどの支援に乗り出すが、そもそも実態をつかみ切れていない現状も浮かび、関係者は危機感を募らせている。

 21日正午、福岡市博多区の美野島公園。NPO法人「美野島めぐみの家」が週1回開く炊き出しに、約40人の路上生活者(ホームレス)が列を作った。ネットカフェ難民だという50代男性も並んでいた。この日のメニューはハムカツやフライドポテトが入った手作り弁当に、菓子パンとバナナ。男性は「3日間何も食べていない」と、ありがたそうに受け取った。

 ネットカフェが軒並み休業した今月中旬以降、男性は市内で路上生活を余儀なくされている。日中はハローワークで仕事を探し、その後は市内の公園を回って時間をつぶす。入浴は週に1度、ネットカフェで知り合った知人宅で済ませている。寝床は雨風が防げる高架橋の下や地下鉄入り口の階段。「体中が痛いし、寒くてよく眠れない」。疲れた様子だった。

 福岡県内出身で、高校卒業後はブライダル会社で正社員として働いていた。30歳で離婚して妻、娘2人と別れ、市内のレジャー用品販売会社に転職。1年しか続かず、その後は原発や建設現場の作業員として全国を転々とした。2012年ごろから市内で派遣の仕事に就き、その頃からネットカフェで寝泊まりする生活を続けてきた。

 月に17万円ほどは稼いでいたが、新型コロナの影響で2月以降は仕事が激減した。この日、所持金はわずか30円。「これからどうして生きていけば良いのか」と深いため息をついた。

   ■    ■

 ネットカフェ難民は東京都だけで約4千人といわれる。担当者は「あくまで推計値で実数は不明」。福岡市も休業要請前に市内の店舗に宿泊客の状況を聞いたが「店側からは『数人程度』との回答だった。実態はよく分からない」という。

 東京都や大阪府、神奈川県はビジネスホテルや民泊のマンションを借り上げて無償・有償で提供したり、公共施設を無料開放したりするなどの支援策に乗り出す。福岡県も公共施設を1泊1700円で提供。福岡市は自立支援施設への入居を案内している。

 ただ男性は、こうした施設への入居に二の足を踏む。行政側から生活保護を勧められると思うからだ。「生活保護を申請すれば娘に連絡が行き、ホームレスなのが知られてしまう」。もし新型コロナに感染すれば重篤化が懸念される糖尿病も抱える。感染を恐れて人けのない場所でひっそりと過ごしながら、政府の現金給付に望みをつなぐ。

 「10万円でアパートを借りて生活を立て直したい。だんだん気力もなくなってきた。一刻も早く欲しい」

 美野島めぐみの家の瀬戸紀子理事長は「08年のリーマン・ショック時は3カ月後に一気に路上生活者が増えた。今は少数でも、新型コロナの流行が長引けばかなりの人が路頭に迷うだろう」と危惧している。 (御厨尚陽)

>所持金30円…「3日間何も食べていない」ネットカフェ難民の困窮

>男性は市内で路上生活を余儀なくされている。日中はハローワークで仕事を探し、その後は市内の公園を回って時間をつぶす。入浴は週に1度、ネットカフェで知り合った知人宅で済ませている。寝床は雨風が防げる高架橋の下や地下鉄入り口の階段。「体中が痛いし、寒くてよく眠れない」。

ただ男性は、こうした施設への入居に二の足を踏む。行政側から生活保護を勧められると思うからだ。「生活保護を申請すれば娘に連絡が行き、ホームレスなのが知られてしまう」。

あんたそんなことをいっていられる状況や立場なのかよ!!!

まーったくこういう人にもほんと困りますよね。どうも、いつ死んだってかまわないという心境でもないらしいし。事態の重大さや深刻さをかんがみれば、娘がどうしたこうしたなんてことを心配できるような状況じゃないでしょう。このままだと野垂れ死にしかねないし、そうなったら娘さんもよっぽど迷惑です。

そういう寝ぼけたことをほざくような人間だから、こんな無様で無残な境遇になるのでしょうが、せめて私は、やばくなったらさっさと生活保護を申請する人間でありたいと、この記事を読んでさらにいっそう確信しました。

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ヤンゴン紀行(2019年8月)(Day2-3)(7)(新しいブックマークのサイトのお知らせ)

2020-04-27 00:00:00 | 旅(ミャンマー)

あらためてシネコンに行ってみます。わが定宿の近くにも昔ながらの古い映画館がありますが、たぶんヤンゴンの映画館も、このようなものが主流になるのでしょう。

フードコートをざっとひとまわりしてみます。

また食事をしてしまいます。

私が初めてヤンゴンに来た時(2011年)と比べると、やはりずいぶん変わっていますね。

また食うんかと呆れるでしょうが、はいまた食います。

やはりこういうところでは、民族衣装のロンジーを着ている人はごく少数です。

東南アジアは、店舗での写真撮影はわりとおおらかで、いろいろ写真を撮らせていただきました。

外に出ます。

夜のヤンゴンを歩きます。

これが、私がしばらく遊んだショッピングモールです。

ひところほどは見かけなくなりましたが、日本で活躍した車両が、ミャンマーで第二の人生(車生?)を送っています。リンクはしませんが、これは京都の会社で使われた車両のようですね。

もう遅い時間ですが、路上に出たテーブルで、座っている人複数。

上に同じ。

さらに夜の街を徘徊します。

こちらはひたちなか市の業者の模様。

こちらは、日本氷業という会社です。Wikipediaによると大阪を中心に営業をしている模様です。

いま見直してみると、あんまり人通りがないなあという気がします。

ホテルに戻ります。

(つづく)

読者の皆さまに、昨日(4月26日)新しくブックマークしたサイトをご紹介します。

テレビドラマデータベース

私の紹介文を引用しますと、

>日本のテレビドラマの出演者、スタッフ、放送日時などを網羅したすごいサイトです

ということです。読者の皆さまも、ぜひご活用ください。

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ヤンゴン紀行(2019年8月)(Day2-2)(6)

2020-04-26 00:00:00 | 旅(ミャンマー)

タクシーで街の真ん中に戻ります。

人混みがあります。

デモでした。平和的なデモでしたが、デモを公然とできるようになったということ自体(官製デモではないと思います)ミャンマーの民主化も、ある程度前進したのかもです。

また街を歩きます。ホテルに戻ったりしてしばらく見て回ります。

 

ひたすら歩きます。

雨の日は、旅行しにくくて大変です。

ショッピングモールのビルへ行ってみます。

マツダの車が展示されていました。

正直ミャンマーでこういう建物見ても、あんまりおもしろくないんですけどね。でも物見高いからつい来てしまいます。

説明の女性も、けっこうスカートが短い。

この写真を見ていて、あれ、一風堂があるじゃんと驚きました。記事を書いている時点(2020年4月17日)にようやく気付きました。旅行している最中には気づきませんでした。

シネコンもあります。さすがに今日は、観に行きません。

フードコートで食事をします。正直ミャンマーでフードコートなんかで食べたくないのですが、これも経験ということで。

(つづく)

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私も数回泊ったことのあるホテルが破産したという報道を聞いて事態の深刻さを再認識する

2020-04-25 00:00:00 | 社会時評

こちらのニュースを知って、「おいおい」と思いました。

>企業 — 2020年4月24日 20:13 JST
ファーストキャビンが自己破産申請 負債37億円By Tadayuki YOSHIKAWA共有する:

 帝国データバンクによると、旅客機のファーストクラスをイメージした簡易宿泊施設「ファーストキャビン」を運営するファーストキャビン社と関係会社4社は4月24日、東京地裁へ自己破産を申請した。負債は5社合せて約37億円となる見込み。

 ファーストキャビン社は2006年7月設立。2009年4月に1店舗目の大阪・御堂筋難波店がオープンし、2012年4月に都内進出で初の空港内出店となる3店舗目の羽田ターミナル1店が開業し、2017年3月30日には空港2店舗目として関西空港内にも展開していた。

 日本人ビジネスマンや観光客のほか、訪日外国人の増加で日本人と外国人双方の利用が伸びていたが、近年は民泊の普及などで宿泊施設の競争が激化。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で稼働率が10%台に大きく落ち込んだ。

 ホテルによっては休業となり、東京・秋葉原で2店舗目になる電気街店は今春開業予定だったが、3月26日の同社Twitterによると未定になっていた。事業計画を大きく下回る稼働状況が続き、財務状況が悪化するとともに資金繰りのめどがつかないことから破産申請に至った。

 これにより、ファーストキャビン社と子会社による直営5店舗は営業終了。築地、京橋、京都河原町三条、京都嵐山、柏の葉が営業終了となった。同社によると、フランチャイズ店舗も新型コロナウイルスの影響で多くが休業中だが、オーナーなどが再開する判断を下した場合は営業再開を予定しているという。

 関連会社は、ファーストキャビン開発、ファーストキャビン京都嵐山、ファーストキャビン京都嵐山、ファーストキャビン柏の葉の4社。申請代理人は、佐藤総合法律事務所の佐藤明夫弁護士ほか7人となる。

実は私ここを利用したことがあるんです。しかも(少なくとも)2回。

最初は、記事にも出てくる関西国際空港に入っている(もはや「入っていた」ですかね。いや、直営でないようだから、あるいは復活する可能性もある?)店舗で、夜遅く関空につき、翌朝早くの便で出国した記憶があります。

2回目は、羽田空港に夜遅くついた際、ここに(こちらもやはり記事で紹介されています)泊まりました。どちらも、わりと使い勝手はよかったと思います。LCCなどの発達により、深夜や早朝での離発着の便が増えたせいもあり、空港ホテルというのもピンからキリまでいろいろですが、私もたまには待合室で寝ますが、可能ならカプセルホテルでもいいから寝たいと思うこともしょっちゅうであり、そういう私のような人間にとっては、このような簡易宿泊施設は大変ありがたいのですが、破産申請ですから、ほんとどうしようもなかったようですね。

ご存知の方も多いと思いますが、日本のホテルというのは、レストランや宴会場を併設しているようなところでは、だいたいにおいて宴会とかで儲けているのが基本です。最近その宴会もなかなかできないのでどこのホテルも困っているわけですが、このファーストキャビンのようにまさに宿泊代が収益の基本ですと、昨今の情勢はまさに文字通りの致命的なものです。観光でもビジネスでも旅行者が現状のように激減したら、絶望的に泊まる人がいない。

で、私も2月に関西方面を旅して以来、関東地方から外に出ていません。どうしても出なければいけない用事があれば外に出ますが、今のところそのようなものもない。今年の春は、ついに青春18きっぷを買いませんでした。たぶんですが、私が社会人になってから、このようなことはなかったと思います。そして現在、これといった遠出の計画もない。それで日本中私のように、ビジネスにしても私的な理由(旅行とか帰省とかあるいは遠距離介護なんて理由の人もいるでしょう)にしても、移動を控える人がきわめて多い。つい何か月か前まで、日本はインバウンドにより旅行業界ほかがまさに「この世の春」を謳歌していたと思いますが、現状まったくもってお話にもならんというところですね。上の記事でも 

近年は民泊の普及などで宿泊施設の競争が激化。

とありますが、それだけならたぶん破産という最終的な事態には(少なくともこの時点では)ならなかったでしょうから、コロナウイルス騒動でここまでひどくなったわけであり、巷でいわれるリーマンショック以上どころか大恐慌以来の世界的不況というのも理解できますね。最近の日本では、昔ながらの旅館や小規模経営のホテル、慢性的に赤字続きだったようなホテルの倒産はあっても、比較的最近創業され、しかもチェーン展開もしており、さらに羽田や関空といった大規模空港で営業するような力のある宿泊施設を運営する企業が倒産するようなことはなかったはず。

実際JRも、東海道新幹線すらがら空き、JR北海道は帰休者を出し、航空会社も日本航空は

>JALの1~3月期、最終赤字233億円 再上場後初
4月以降も減便広がる
2020/4/22 20:30
 
日本航空(JAL)は22日、2020年1~3月期の連結最終損益が233億円の赤字だったようだと発表した。従来予想比400億円の下方修正となる。前年同期は442億円の黒字で、四半期の最終赤字は12年の再上場後初めて。新型コロナウイルスまん延による旅客需要の急減が響いた。4月以降も減便が広がっており、当面は厳しい経営環境が続きそうだ。

ANAホールディングスも20年1~3月期の最終損益が594億円の赤字になったとの見通しを発表しており、渡航制限や外出自粛の影響が航空業界で広がっている。

JALの売上高は21%減の2801億円と、従来予想を750億円下回る。特に欧米も含めてコロナ問題が深刻になった3月以降に国際線、国内線ともに客数が急減した。減便や運航機材の小型化などでコスト圧縮に取り組んだが、減収を補えなかった。営業損益は201億円の赤字となった見込みだ。

20年3月期通期の売上高は前の期比5%減の1兆4110億円、純利益は65%減の530億円だった。

4月に入ってからは国内線でも減便が広がっており、足元では国際線の9割、国内線の6割が運航できていない。20年3月期の決算発表は30日を予定しているが、21年3月期の業績予想の開示は見送る公算が大きい。

ということであり、全日空も

>ANAホールディングス、594億円の最終赤字 1~3月期
2020/4/20 15:12 (2020/4/20 16:27更新)

ANAホールディングス(HD)は20日、2020年1~3月期の連結最終損益が594億円の赤字だったようだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による国内外での旅客需要急減が業績を直撃した。今春の羽田空港国際線発着枠拡大に向け、機材や人材の積極投資を進めてきたことも影響した。

四半期での最終赤字は18年1~3月期(90億円)以来で、08年1~3月期の538億円を超える水準となる。1~3月期の売上高は前年同期に比べて21%減の3878億円となった。2月後半から3月にかけて国際線が大幅減便となり、国内線が下支えしたものの大幅減収となった。

1~3月期の最終損益は1月末時点では75億円の黒字を見込んでいたが、当時は新型コロナの影響は織り込んでいなかった。

20年3月期の最終損益は前の期比76%減の270億円だったようだ。従来予想からは670億円下ぶれる。売上高は4%減の1兆9700億円と、従来予想からは1200億円の減収となる。

という状況です。非常によろしくない。これでは

航空業界支援 異例の「政府保証」要請に波紋

ANA、政府保証を要請へ 1.3兆円融資の一部

JAL、LCC就航延期で成長戦略練り直し

というような記事が発表されるのも当然というものでしょう。個人的には、JALのLCCって、就航したら早急に乗りたかったのですが。本体の資金繰りのほうが大忙しになってしまっています。それどころの話ではない。

このままですと、日本の会社とまではいわずとも、世界の決して知名度が低いとはいえない航空会社で倒産するところが出ますね。そうでなくても合併ほかが出るのはさけられそうにない。日本の鉄道会社やバス会社、タクシー会社、旅行業者などもやばいところ続出じゃないですか。スポーツなんかも、親会社が面倒を見切れなくなる、支援してくれている企業がし続けられなくなる、そんなことばかりでしょう。先日新型コロナウイルスの肺炎でお亡くなりになった岡江久美子は、事務所が彼女が病気なのを発表しなかったのは、こちらによると  

>コロナ感染で迷惑をおかけするお仕事がなかったということもありますが、コロナに感染したけど元気になりましたと報告するつもりでした

とありますが、どうもこれコロナのおかげでそもそも仕事がキャンセルになったり入らなくなったので仕事がなかったというところもあるようですね。真相は違うのかもですが、映画や舞台の興行、公演ばかりでなく、少なくとも放送ではそれなりに融通のきくテレビですら、ドラマばかりでなくその他の番組の収録などにも重大な障害が生じているというのもなんともひどいしすごいですよね。ほかにも学生らのアルバイトも激減、拙職場もアルバイトの人たちにほとんど休んでもらっています。これでは私も、5月の連休や7月の4連休などの旅行とかレジャーどころの話ではない。いったいこの苦境をどうやって乗り切っていくのか、いろいろと試行錯誤が続きそうです。

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前に記事にした岡本早生という人の演技を、意識してとしては初めて観た(1983年の時代劇で、のちに映画で共演した小林桂樹主演のドラマに登場していた)

2020-04-24 00:00:00 | 映画

今回はテレビドラマの話ですが、カテゴリーは「映画」ということで。

このブログで以前こんな記事を書いたことがあります。

同じ役を演じた俳優2人のあまりの落差にちょっと驚く

カンボジアでポル・ポト派(クメール・ルージュ)に殺害されたカメラマン一ノ瀬泰造を演じた2人の俳優、1人は1985年に映画『泰造』で彼を演じた岡本早生という俳優、もう1人は1999年の映画『地雷を踏んだらサヨウナラ』で彼を演じた浅野忠信ですが、上の記事では、その後もあまり高い知名度を得ることのなかった岡本早生について書いています。岡本は、映画公開当時「(新人)」と紹介されていたくらいで、なかなかの期待を集めていた人物だったようですが、どうもこの映画は、残念ながら私が上の記事で書いた表現を引用すると、彼にとっては

>彼の役者人生の最大のハイライトだったし、そして最大の挫折でもあったのでしょう。

ということに尽きるような気がします。

上の記事を書いたのは2017年ですが、残念ながら今日に至るまで、岡本主演のこの映画を鑑賞するにいたっていません。ソフト化もされていないし、お世辞にも出来がいい映画とも思えないので、それは仕方ないことでしょうが、私は、岡本の演技というのを意識しては見ていないことになります。彼の最後の映画出演と思われる新藤兼人監督の『午後の遺言状』(1995年)で、そこではタクシー運転手の役で出演しているようですが、そして私もこの映画を観ていますが、観たのも前なので、確かにタクシーの運転手が出てきましたが、あんまりその演技他を記憶していません。そもそも運転手役の人が2人出てくるので、どちらが私が興味のある人か記憶にないのです。が、彼の演技はどのようなものかはずっと気になっていました。そう考えていましたところ、「時代劇専門チャンネル」で、彼の出演している1983年制作の「仕掛人・藤枝梅安 梅安針供養」というドラマが放送されることに気づいたので、ではと思い録画して観てみました。HPからあらすじをご紹介します。

まだ新人なので、クレジットではさほど上位ではないですが、しかしドラマのキーパーソンとなる人物の役ですので、わりと期待された立場だったのかなと思われます。

ただ演技に関しては、上のあらすじにもあるように記憶喪失状態という役なので、役柄のせいもありちょっと魅力に欠けたかなという気はします。ややもっさりした演技になっています。これは、役柄についてはご当人のせいではないですが。

また、タイトルでも書いたように、このドラマで主人公の藤枝梅安を演じる小林桂樹は、この翌々年に公開された映画『泰造』で岡本と共演しています(一ノ瀬の父親役のもよう)。これは私の勝手な想像ですが、たぶんこの共演は、小林主演の時代劇に岡本がゲスト出演したということと無関係ではないのでしょう。『泰造』は、映像素材としては岡本にとってたぶん最初で最後の主演ものでしたが、彼はそこから飛翔することができませんでした。私が確認できた彼の芸能活動の終わりは1995年の前掲の映画ですが、十何年映画やドラマをやってきて、どうもパッとしないということを認めざるを得なかったのでしょうか。そういっては身もふたもないですが、そんなにひどい見当違いということもないでしょう。

ところで同じドラマに、殺害される敵役で、織田あきらが出ていますね。

彼は、『新幹線大爆破』で高倉健山本圭とともに犯人役を演じています。沖縄からの集団就職で本土にやってきた青年という設定でした。

高倉健の右にいるのが織田です。その右は山本圭、そのまた右は、郷鍈治です。映画では、犯人グループの計画を知ったゴロツキの役でした。一応書いておきますと、先ごろ亡くなった宍戸錠の弟で、ちあきなおみの夫でもありました。彼の死がショックで、ちあきは芸能活動をやめたという話もあります。これは冒頭の、主人公沖田(高倉健)の回想シーンのものですね。

織田のWikipediaによると、80年代半ばまで活動したとありますので、この作品は芸能活動もかなり後の方のものであろうかと思います。この人も芸能界を去ってからの消息はあまり伝わっていませんが、お元気でしょうか。そうであれば幸いです。たぶん彼も、岡本同様自分の芸能界での立ち位置にいまひとつ納得できずに違う人生を送ることにしたのでしょう。

なおこの番組は、5月1日に再放送されますので、興味のある方はご覧になってください。たぶんこれからも再放送されると思います。また一番上のパンフレットの写真は、前記事で使用したものの使いまわしであることをご了解ください。ほかの写真を使いたかったのですが、あいにく使えそうなものを見つけられませんでした。

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篠田正浩監督版「沈黙」の主役を務めたデヴィッド・ランプソンが、アイリーン・ブレナンの夫であったことが確認できた

2020-04-23 00:00:00 | 映画

前にこんな記事を書きました。

篠田正浩版「沈黙」の主役を務めたデヴィッド・ランプソンは、意外な女性と結婚していた可能性がある

上の記事を書いたのは2017年2月で、ちょうどマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』が公開されることにより、同じ原作である篠田正浩監督による1971年の作品『沈黙 SILENCE』があらためて名画座やCSで鑑賞可能になったので、ご紹介したいと思い下の記事を最初に書きました。

篠田正浩監督「沈黙 SILENCE」を観よう 

沈黙 SILENCE(1971年版) 

その記事を書く過程で主人公を演じたデヴィッド・ランプソン(David Lampson)という無名俳優に興味を持ち、彼について調べてみましたところ、どうも撮影当時彼と結婚していたのが、映画『スティング』でポール・ニューマンの情婦を演じ、『プライベート・ベンジャミン』ではアカデミー助演女優賞にノミネートされたアイリーン・ブレナン(Eileen Brennan)らしいということがわかりました。いかんせん彼については、IMDbくらいしか情報がなく(それだって、無関係の人間を一緒にしたりとひどいものです)、なかなか決め手となるものがなかったのですが、ブレナンの息子の顔(ランプソンによく似ています。下の写真は、長男のパトリックと)

と映画のパンフレットの記述(はっきりアイリーン夫人と書いてありました)から、ほぼ間違いなくこの2人は夫婦であるだろうなと考えました。その記事では、

>この2人が夫婦であった可能性は90%以上は間違いないと考えています。

と書きましたが、実際にはほぼ100%間違いなくそうだと考えていました。しかし断言できるだけの決定的証拠もなかったので、ややもどかしい気がしていました。

それで先日、私がいろいろ勉強させていただいているサイト「居ながらシネマ」さんの『エスパイ』の記事に、上の拙記事を紹介するコメントを投稿させていただきました。この2本の映画にこれといった共通点なんかないじゃんと思われるかもですが、この2つの作品には、日本人が非モンゴロイド系の外国人を演じているという共通点があるわけです。『沈黙 SILENCE』の方は、丹波哲郎が棄教した宣教師の役(スコセッシの映画では、 リーアム・ニーソンが演じた役)を演じ、『エスパイ』では若山富三郎岡田英次といった人たちがそのような役を演じています。

で、その拙コメントに居ながらシネマ様が

>収集されたデータを拝見する限り、調査結果の確度はかなり高いと思われます。

というありがたいお言葉をかけて下さったので、それではもう少し調べようと思いまして昨日(2020年4月22日深夜0時過ぎ)ちょいちょいと検索したら、あーら、あっけなくいろいろなことが分かってしまいました。こちらの記事です。なおobituaryとは死亡記事、死亡者略歴のこと

>David John Lampson of Jacksonville, Florida | 1939 - 2009 | Obituary

この人が私の探しているデヴィッド・ランプソン氏かどうかはこの段階では判然としませんが、年齢はだいたい合います。ランプソン氏は2009年にお亡くなりになったのか? それでさらに読みますと、

>David John Lampson, passed away October 23, 2009 at his home surrounded by his two loving daughters.

息子じゃなくて娘かとちょっとがっかりしたのですが、読みすすめると英国出身であること、芸術に造詣が深く、物書きや俳優、写真家であり、フロリダ州のアメリア島でプロのテニスインストラクターをしていたなんてことも書いてあります。これは間違いなく私が調べているご当人だと思っていたところ、決定的な記述がありました。

>He is survived by daughter’s Bridget and Clare Lampson of Fernandina Beach, Florida, son’s Patrick and Sam Lampson of California, brother Michael Lampson of England and many amazing friends.

太字化と斜体字化は引用者によるものです(下も同じ)。アイリーン・ブレナンの英語版Wikipediaから引用すれば、

From 1968 to 1974, Brennan was married to British poet and photographer David John Lampson, with whom she had two sons: Patrick, a former basketball player turned actor, and Sam, a singer.

ですので、はい、めでたく『沈黙』に主演したデヴィッド・ランプソン氏が女優アイリーン・ブレナンと結婚していたことが確認できました。私の調査も、これで終わりです。まあ我ながら、居ながらシネマ様のお言葉を借りれば

>こんなこと誰も調べないだろう、わはは、というフロンティア精神がなによりの燃料

ということではあります。篠田監督や映画で共演した篠田監督の奥さんである岩下志麻は、デヴィッド・ランプソンの死をご存じなのかな? 

厳密には、子どもの生まれた年月に不審点がありますが(パトリックと思われる長男は72年生まれと公表されており、71年にアイリーンが出産したというパンフレットの記述と矛盾する)、これはパトリックが生年を詐称しているかパンフレットの記述が間違い、あるいは生まれたこどもは本当にいたが、まもなく亡くなったとかいうことなのでしょう。たぶん生年詐称だと思いますが、でも当時のアイリーン・ブレナンて、それなりの売れっ子ですよねえ? 1年以上も生年をずらすと周囲が「???」ということにならないのか。このあたりは疑問点ではありますが、いずれにせよこの2人がカップルであったことはまちがいない。

それにしてもなんでこんな決定的なことが書かれているサイトを2017年時点では見つけられなかったかというと、「David Lampson」でばかり検索していて、「David John Lampson」では検索していなかったからです。ほんと、いろいろな視点や検索ワードでのネット検索をしなければいけないなと痛感させられます。

ところでこちらのサイトにも彼のことが書いてあり、

>Background

David John Lampson was born in 1940 in London, United Kingdom.

Career
Director of photography for Empress Productions in Los Angeles, Lampson directed about thirty documentary films for the Ford Motor Co. in Europe between 1971 and 1975.

The 1978 syndicated television series, "America Still," produced by Metro Productions in Los Angeles, was based on Lampson's photographs. About his work the photographer says: "I constantly juxtapose pen and camera".

Achievements
PUBLICATIONS Periodicals: Popular Photography, May 1977,- Village Voice, Feb 14, 1977; New York Times, Feb 11, 1977; Petersen's Photographic Magazine, Feb 1976.

Interests
Lampson was influenced by the imagist poets, pictorialists and the painters Munch, Ensor and Velasquez.

とありますので、相当に多才多芸な人だったようですね。才能にあふれていた方だったのでしょうが(そういう部分に1932年生まれでずっと年上のブレナンは魅かれた?)、逆にいろいろなことに興味がありすぎて、そしてしかもそれらを片っ端からこなせちゃうので、あるいはそういった部分が彼のキャリアにとってはマイナスなところもあったのかもですね。もしかしたら器用貧乏みたいなところもあったのではないか。そしておそらく彼は、そういうことを気にするタイプでもなかったのでしょう。自分がその時したいことをするという人間だったのでしょう。またこちらの方では1940年生まれとありますが、年齢にサバを読んでいたのか、それとも単なるなにかの書き違いか。ともかく彼は、幸か不幸かといってはいけないのかもですが、スコセッシ版の『沈黙』を観る機会はなかったことになります。

デヴィッド・ジョン・ランプソン氏のご冥福を祈って、この記事を終えます。

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レイチェル・クックの写真をさらに特集(水着編)

2020-04-22 00:00:00 | レイチェル・クック

どういうわけか(いや、もちろん私としては、私好みの美女が注目を集めるのはうれしいのですが)、このブログで何回か特集しているレイチェル・クック関係の記事がわりとアクセスがいいので、それならさらに美しい写真をご紹介しようと考えて、さらに記事を発表します。

それでは本日は、水着の写真をご紹介。ヌードの写真は、ちょっとこのブログでは掲載が難しくなっているので、そのあたりご了解願います。

個人的には、こういう写真などを見ていると、日本の三文タレントの水着写真とかとあまりの落差に驚かされます。それにしてもですねえ、繰り返し彼女の写真をご紹介している私がこんなことを書くのもいまさらですが、彼女って正直絶句するような美女ですね。こんな美人がよくこの世にいるなという気がします。

コメント (2)
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けっきょく安倍晋三が首相であり続けること自体がこの連中の利権になっているのだから、お話にもならない

2020-04-21 00:00:00 | 社会時評

inti-solさんが面白い記事をお書きになっています。

お前らの偶像崇拝に都合の悪い報道は弾圧せよ、ということかい

内容は、右翼ライター(彼女のWikipediaには、「ジャーナリスト」とありますが、まあ実態は商売右翼のライターでしょう)の有本香が書いた無茶苦茶なクズ記事への批判です。

「国民一丸」阻む敵は誰か? 批判ばかりの左派野党にあぜん、不安あおるワイドショーには罰則を

inti-solさんは、

>いやはや、「ネトウヨ機関紙」産経の、本性丸出しの記事です。タイトルを見ただけで「おなか一杯」で、中身もまったく予想を裏切らない内容です。
それにしても、有本と「国民一丸」になる気など、私には絶対ない、ということだけは、声を大にして言っておきたいですな。

>ただし、安倍や、その取り巻き連中はこれまで散々「悪夢の民主党政権」などと言い続けてきたのです。そう言ってきた以上は、自分たちは、震災と同じような緊急事態に際して、民主党政権とは違う、よほどご立派な対応策が提起できるんですよね?
前述のとおり、民主党政権だって「布マスク2枚」とたいして違うことはできなかったと思いますよ。だけど、いや、だからこそ民主党政権は、その一挙手一投足に至るまで徹底的に批判され続けたのです。それも、批判の多くは、自民党、安倍とその取り巻きの保守系の連中によるものでした。
ならば、安倍政権が「悪夢の民主党政権」と大して違うことができない時点で、非難を浴びるのは「あったりまえだろ」としか言いようがないのです。だいたい、自民党だろうが民主党だろうが、為政者がその政策について各方面から批判を浴びるのは当然のことです。その中には理不尽な批判もあるかもしれない。だけど、それは政治家としての宿命。それが耐えられないなら政治家なんてやめちまえ。
それを「なぜか相いれない人たち」「こんな人たちにつけるクスリがない」って、馬鹿も休み休み言ってくれとしか言いようがありません。

とお書きになっています。まーったく有本ほからのクズ野郎どもには心底からうんざりさせられます。

それでですよ、引用文のあとの次のくだりは、いろいろな意味で考えさせられますね。

>ちなみに、有本は2月28日、百田とともにに安倍と会食した「お友達」の一人です。政府が感染拡大防止に向けて大騒ぎになり、夜の宴会の自粛などが取りざたされている中でも堂々と会食したくらいに大事なお友達というわけです。

安倍晋三が有本や百田尚樹みたいな連中と一緒に食事をするというのは「まあ連中ならそうするだろうな」と思う程度のことですが、しかしそう考えると、やっぱり有本や百田などの連中、さらには櫻井よしこそしてもちろん産経新聞なども、安倍晋三への絶対支持、盲従をし続けるんだろうなと思います。だって安倍が首相であり続けることがこの連中の利権になっているのだから、それは当たり前というものです。

現実問題として自民党政権であり続けても、安倍晋三が首相でなければ、有本や百田のような連中が現役の首相と会食するなんてことがあるわけがない。まともな人間がかかわるような連中ではありません。百田がNHK経営委員会の委員をやるなんてことも、これも安倍が首相でなければ空想次元でありえない。

有本だってかつては旅行関係のライターをやっていたわけですが、まあ失礼ながらこんな人間と食事を公然と共にする首相なんて、安倍晋三以外にありえません。おそらく安倍が首相から降りればこいつらが政治の世界で日が当たる立場になることはないでしょうから、それは連中としてはぜひ安倍にはいつまでも首相でい続けてほしいということになるでしょう。

櫻井よしこだって同じようなものじゃないですか。数え上げればきりはないですが、たとえば中央教育審議会の委員にあんな人間(何しろ彼女は、体罰についてこんな記事を書いているくらいです。今年1月発表です)が選出されるなんて、これまたありえない話です。

おまけにですよ、現実に安倍晋三が櫻井とかの支持する政治をしているかというと、少なくとも昨今はそうでもないですよね。たとえば彼女は、Wikipediaにも書かれている話ですが

福田康夫については「親中派」とみなし、平成19年(2007年)の自由民主党総裁選挙で福田が選出されると「日本の国益を損ねる媚中外交が開始される」として政権発足前から懸念を表明した

とありますが、現実に現在安倍はどうですかね。中国国家主席を国賓で迎えようとしていたじゃないですか。コロナ騒動で一応延期になりましたが、それがなければそうなったでしょう。さすがに櫻井も、雑誌などで安倍にいろいろ話をしたようですが、安倍を翻意させることはできないわけです。ほかにも靖国神社にも参拝しない、河野談話破棄断念とかも、これも明らかです(ご当人参拝しないとか破棄は断念したとか語ってはいませんが、事実上見込みはないでしょう)。改憲だって、はっきりいってポーズばかりでそれどころではないというのが現状です。しかしやっぱり絶対的な支持をし続ける。それは、もちろん改憲とかで本気で動いてくれる政治家(?)で力のある人間が安倍くらいしかいないということもあるのでしょうが、最終的にはこれも安倍が首相であり続けることによって彼女が享受できる利権でしょうね。上にも例を挙げましたし、また卑近なことを書くと、自称ジャーナリストでガチの極右(彼女は、現在完全な極右政治活動家であり、ジャーナリストとしての実態はないでしょう)のくせに、大相撲観戦でトランプ大統領と握手したり(右翼のくせにどんだけ馬鹿でクズなんだか)、あるいはつい先月にも自民党の幹事長と会談したりもできるわけです。こんなこと、安倍のアレンジがなければ実現できるわけがない。

>二階氏「憲法改正の環境つくる」 櫻井よしこ氏と会談
2020.3.25 21:08政治政局

 自民党の二階俊博幹事長は25日、党本部でジャーナリストの櫻井よしこ氏と会い、憲法改正について意見交換した。櫻井氏は改憲議論が停滞していることを指摘した上で、憲法審査会の早期開催を要請。二階氏は「どんな状況であっても憲法改正を進める環境をつくらなければいけない」と応じ、今後1千人規模の憲法集会を複数回開くなどして世論喚起を図っていく考えを示した。

 会談には、林幹雄幹事長代理と山谷えり子拉致問題対策本部長も同席した。二階、櫻井両氏は日中関係や女性活躍推進の政策についても意見を交わした。

二階氏からすれば安倍から「会ってやってくれ」と頼まれて、それで櫻井も安倍からお話をしていただきたいといわれたということで実現したのでしょうが、だいたい櫻井は、二階氏をさんざん「媚中派だ」とか批判していたわけで、櫻井もそうかもですが、二階氏からすればこんな人間まったく会いたくないでしょう(苦笑)。こんな連中の間で対話なんか成立しないでしょう。「意見交換」とありますが、日中関係や女性活躍躍進なんて、櫻井がまともな意見を持っているわけがない(笑)。双方ともどもとてもまともに意見を交換でき、賛同しないまでも相手の考えにそれなりの敬意を払うなんていうレベルですらないでしょう。産経が具体的なことを書いていないので、どんなやり取りがあったか不明ですが。たぶん発表する気もないし、産経も書く気も起きない程度のものだったのでしょう。だいたい改憲についても、二階氏の対応もきわめておざなりですよね。

>今後1千人規模の憲法集会を複数回開くなどして世論喚起を図っていく考えを示した。

なんて、そんなこと当分できるわけないじゃないですか(笑)。いや、もちろん二階氏の言っていることはコロナウイルスの件が収束してからということでしょうが、そんなのいつになるかわからないし、なるまでにはあまりに他にしなければいけないことが山積で、とても改憲に手が回るような状況ではないんじゃないんですかね。二階氏がどれくらい本気の改憲論者なのか(あるいはそうでないのか)当方存じ上げませんが、しばらくの間は改憲の優先順位は低いでしょう。

余談が過ぎました。つまり私が何を言いたいかというと、これだって安倍のおかげで自民党幹事長との「意見交換」(?)が成立するということです。櫻井からすれば、「もっと自分たちと考えの近い幹事長を任命してほしい」と考えているのでしょうが、それにしたってこれは相当な安倍の便宜でしょう。安倍以外の首相で、こんなものを手配する人間はいない。

さてさて、そうなると本命の産経新聞はいかがですかね。前にこんなことが報じられました。

産経新聞社がフジHD傘下入り秒読み 背景に首相の「一声」
  
(中略)

10月初旬、産経新聞社の飯塚浩彦社長が、フジテレビの持ち株会社であるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)を実質的に率いる日枝久取締役相談役の招きで、FMHの「社長会」に出席した。フジサンケイグループの関係者は「社長会はFMHの最高意思決定機関とされる。正式な取締役会などとは違い、日枝氏の意向がなければ、たとえ希望しても出席できない」と解説する。産経のトップが参加するのは初めてという。

 この関係者は「社長会に飯塚社長が出席したことは、日枝氏がFMHとして産経を支援する方針を示し、産経からはFMHに“恭順の意”を示して子会社入りをお願いするという立場を示したと言える」と話す。なお、FMH広報は「社長会は意思決定機関ではない」としている。

 そもそも産経とFMHは、よく知られる「フジサンケイグループ」という名称から関係が深いように思われがちだが、実際は「待遇面はもちろん、報道の姿勢も違うし、ほとんど関係はない」(産経若手社員)。

 資本的にはFMHが産経株の39.9%を保有しており、産経はFMHの持ち分法適用会社に過ぎない。保有比率が40%を超え、経営に一定以上関与があれば連結子会社と定義される。

「FMHはあえて40%を保有せず、連結子会社にしないようにしているようだ。経営が苦しい産経を子会社化するのは、株主から歓迎されないのが目に見えているからだ」(関係者)

 ただ、新聞業界の長期低迷を受け、産経も苦境にあえぐ。急浮上したFMHによる産経の子会社化は、産経にとっては強力な救済策となる。

 産経は昨年来、大規模な希望退職を募ったり、支局の大半を閉鎖したりする大リストラを行った。また、報道姿勢の特徴だった嫌韓路線を抑えることや、自社サイトへの独自記事の積極的な出稿を促すことで、ネット広告収入の増加も目指している。

 一連の改善策は「少しでも赤字を減らすことでFMHに支援してもらうためでは」との見方が社内外にあったが、飯塚氏の社長会の参加でこうした見方が裏付けられたと言えそうだ。

 一方でFMHにとっては、産経の子会社化はほとんどメリットがないようにみえる。FMHは中核のフジテレビの苦戦が続いており、2019年3月期の売上高は1.1%のマイナスだった。関係者は「FMHの株価は、13年に発表し今も検討を続けている『お台場カジノ構想』への期待から、視聴率ランキングで低迷している割には高い。いま産経を子会社化すれば暴落するだろう」と話す。

これじゃまさに背任じゃないですか。上場企業がそんなことしてどうするのか。だいたいご想像の通りの事情のわけです。

>FMH関係者によると、日枝氏は昨年7月、産経シンパで知られる安倍首相から直接「産経が潰れてもいいんですか」と支援を持ちかけられたという。そのため今回の動きについては「社長会に飯塚氏を招聘したのは、安倍首相へのポーズでは」という声も聞かれる。

そんなことを頼む馬鹿でクズな首相がどこにいると思いますが、これじゃあ産経だって安倍を最後の最後まで絶対的に支持しますよね。こんな馬鹿なことをしてくれる首相は安倍以外にありえない。産経がつぶれて困るのは、安倍レベルの右翼だけでしょうが、いずれにせよ産経が生きながらえれば、これではまさに安倍にむかって足を向けては寝られないのたぐいです。まったくもって愚劣で無様で無残な光景です。なお背任の話は、興味のある方は下の記事をご覧になってください。

赤字の会社がそのような資金援助を行うのってのは、完全な背任じゃないのという気がする

またこの記事は、前掲のinti-solさんの記事のほかに、bogus-simotukareさんのこちらの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

コメント (4)
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