まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

『石井桃子のことば』

2015年03月10日 | 全体
今図書館で借りてきて、寝る前に読んでいる(見ている)本は



『石井桃子のことば』(新潮社 2014)

石井桃子さんのお仕事一覧(すごい方です!)、書かれたものからのことば、談話、
身近な方たちのおはなし。
それにたくさん写真があるので、どんな暮らしをされていたかも分かります。
飾らなくて、自然で、いい写真ですね。

どんな方か写真をのせたら、著作権の問題があるのでしょうね。
ひっこめました。


「岩波少年文庫」「岩波のこどもの本」を手がけられたことも初めて知りました。

石井桃子さんがいらっしゃらなかったら、日本の児童文学は随分さびしかったことでしょう。

戦後は宮城県の山の中で女友だちふたりと専業で農業したこと、

47歳で一年間海外留学、それが昭和29年のことなんです。
そのときの写真はすてき。石井桃子さんはおしゃれだったそうです。
服のはなしは『家と庭と犬と猫』の「かなしい野良着」という短文に書いてあるのが、
なんともいえず好き。

多分100歳以降?写真はきれいな淡いピンクのカーデガンです。
写真の下の説明文は
 「子ども相手の仕事の人は明るい色の服を着なくては」と言い、週に一度は美容室に行き、
  ふだんから身だしなみに気を配っていた。」  

この本で一番気に入ったところは、

2008年に101歳で亡くなった、その人が95歳のとき、年下の親しい友の
『ぐりとぐら』の作者中川さんに言ったことばです。

「中川さん、あなたに言っておきます。」「95歳になったらお気を
つけなさい。」つまり、90のときはなんともなかった、でも95になったら老いを感じるって。

72歳はまだ青年ですね。えっ? ひとによる?
たしかにね。言えてます。
ほんとに正反対だ。
美容院は大嫌いだし、明るい色の服は着ないし、身だしなみにあまり気を使わない。
自分も気持ちよく、ほかの方にも感じが悪くない身だしなみをこれからは
心がけてみることにしましょうか。

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2 コメント

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石井桃子さん (こまこ)
2015-03-12 19:16:26
私も石井桃子さんの訳した児童書で育った世代。あのころの児童文学の世界は明るく、楽しく、よかったなあ。ままさんが紹介された石井さんのことばの話もいいですね。なんか励まされます。
体が弱かったのに (まいぱんまま)
2015-03-12 23:21:38
こまこさんは子供時代にいい児童文学をたくさん読まれてますね。
農業を一緒にされた方の娘さんだったか、石井さんは体が弱くていつも薬を飲んでいたけど、よく食べたって話されてました。年をとるごとに元気になられたんですね。

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