まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

『くにたち すきま植物<春>』

2020年06月17日 | 

くにたち すきま植物<春>』(野原の通信社)を送っていただきました。

じつはこの本の「著者 倉本宣 写真 和田まさ子」は、いつもコメントをくださるおふたりです。ご夫妻なんですよ。おふたりが結婚される前からの知り合いで、倉本さんに植物観察会をお願いしたりしてました。

37ページの小さな本ですけれど、なんと数えてみたら、74種類の植物の写真と文が載ってます。街なかの道路や塀のすきまにこんなにたくさんの野の草が生えているなんて、びっくり。

倉本さんの専門はカワラノギクですが、ずーっとこうした身近な植物につきあってこられた方なので、文も分かりやすいけど、知らなかった名前を知ったり、こちらの発見になることしばしばでした。今は明治大学農学部の先生です。

この↓オニノゲシは

「葉にさわると痛いです。写真のような石垣ではロゼットで生きている植物は踏みつけられることがないので、生存には有利です。茎を伸ばさないと花を咲かせ、タネをつけられないので、ここで成長するのは賭けかもしれません。賭けに勝てるでしょうか。」

どうでしょうね?私も結果を知りたくなります。

和田まさ子さんの写真も上手。こんなすきまで何年も生活して、じぶんだけでなくほかの草もいっしょだなんて、見てたら、幸せな気持ちになる写真もあります。

ご夫妻で一緒にされたお散歩をこんな形でまとめるのはすてきですね。

興味のある方は https://twitter.com/noharanotsushin ご覧ください。本の価格は500円です。

国立市の増田書店でも扱っています。

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まえがきに「身のまわりの植物の見方はいろいろ考えられます。あなたもあなただけの写真集を作ってみたらどうでしょうか。」ってありました。

それで、うちの庭の植物の写真集を作ってみようかなって、今思ってます。

雑草は74種はむりでしょうが、けっこうある気がします。

うちのすきま植物は、まずこれです。タンポポ。

この道路は小学校の通学路なので小学生たちがたくさん通ります。コロナで学校が休みになる前、低学年の男の子が友だちと一緒に通りながら、「あっ、タンポポの花だ!」って大発見したようにいってました。

考えてみれば、ここらは畑も空き地もないので、雑草を見かけるのはすきまが多いかもしれませんね。

 

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『幸せのカレリアパイ』

2020年02月05日 | 

こまこさんがご自身で作られた本を送ってくれました。

『幸せのカレリアパイ  トマスさんに聞くフィンランドの暮らしと旅の思い出』著者 和田まさ子 話し手 トマス・ピーロネン  発行者 リンネブックス 2019)

こまこさんというか和田さんが、フィンランドからの留学生に聞いた暮らし、食べ物、マーケット、お店、書店、図書館、サウナ、トラム(路面電車)などが、写真入りでまとめられています。写真はトマスさんからお話をきいたあとにこまこさんが旅したヘルシンキなどで撮ってこられたものがつかわれています。

    

トマスさんが語るフィンランドの暮らしからは穏やかで、違和感がないというかなじんでしまう居心地のよさ,

が伝わってきます。それが幸せにも通じるんでしょうね。

この言葉も印象的ですー「フィンランド人は嫉妬されるのを嫌います。お金持ちはよくないという考えもあります。みんな平等であった方がいいと思っているんです。」

トマスさんは20代後半かしら、日本の同じ年くらいの青年はこの本のように自分と自分の国の暮らしを語れるでしょうか? 

面白かったのはトマスさんはフィンランドで生まれたムーミンを日本のアニメを通じて好きになったんですって。ほかの子たちもみんなそうらしいの。日本のアニメ、おそるべし。

こまこさんのセンスある写真が内容を引き立てて、こまこさんの趣味のコラージュ風に配置されていて、幸せのおすそわけももらえて、すてきです!

表紙が、またかっこいいです。ムーミンの作者トーベ・ヤンソンについての本の表紙で、油絵の自画像“タバコを吸う娘”。

裏表紙も彼女の自画像。60代っていうんですが、そうかしら?

彼女は「若い時から酒とタバコが好きであった」ってネットにありました。なんだか親近感が湧いてきました(笑)

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読書が面白いとブログは書けませんね

2020年01月09日 | 

図書館から借りてきた『千古の闇』を読みだしたら、ブログを書かなくなりました。今、最終巻の6巻目です。

物語は今から6000年、紀元前4000年、氷河時代が終わって、ヨーロッパ北西部は森におおわれて、人間は狩猟と採集の暮らしをしていました。ですから、森の動物や植物がたくさん出てきます。主人公トラクの弟分のオオカミのウルフと気ままな仲間のワタリガラスリップとレックはごく幼い時トラクに助けられ、仲間として物語になくてはならない存在です。私は動物、とくにオオカミが好きなので、こういうところも大いに楽しんでます。

作家のペイヴァーはイギリスのオオカミ保存会のオオカミたちと近しい関係を持ち、ヨーロッパの古木を訪ね歩いたり、真冬に極北のラップランドでヘラジカを追ったり、ヨーロッパ最大の低地原生林が残るポーランド東部のビャウォヴィエジャ国立公園・・・・などなどでのフィールドワークをもとにして書かたそうです。愉快なのは、ワタリガラスについてはロンドン塔のワタリガラス係の衛兵の方に体験や知識を教えてもらったとあります。

自分の興味がある、枝葉末節の感想ばかり書いてますが、これも読んで以前の体験を思い出しました。

4巻『追放されしもの』トラクが氏族を追放されるときの描写にこうありますーー”ワタリガラス族の者たちは、ひとりひとりがトラクの持ち物を取り上げ、それを壊すと、トウヒの大枝で手を清め、用済みの大枝を火に投げ入れた。死者を弔うやり方だ。”(p47)

このトウヒ(いわゆるクリスマスのモミの木)の描写を読んだとき、20数年前H大学のN先生のグループが奥ヴォルガに行かれるというので、今も通っているロシア関連の会の仲間の女性3人で頼み込んで連れて行ってもらったことがあります。そのとき、ニージニイ・ノヴゴロド市で中年の女性が「葬式の際、(出棺前に)魂が茨の道を通り抜けるように、花とトウヒの枝を道にまく。新年にはトウヒを立てる」と教えてくれました。

『千古の闇』の物語で人々が追放者の持ち物を壊した手をトウヒで清めること、ニージニイ・ノブロゴドの葬式で枝を道にまくことも結局は同じことー「穢れをはらう」意味ですね。

本筋とは関係ないのですが、そんなことを思い出したのでした。

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おなじようなものを何度もすみません。家で昨日活けました。

キッチンに置いてあったので、チューリップ1本はもう開きすぎて、使ったのは2本です。

お教室のよりこっちの方がうまく活けられたかな?

    

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今日は誕生日でした

2019年01月10日 | 

1月10日は、私の誕生日です。

友人から届きました。よい香りのする春の花々。

 今日は何か食べに行こうかと考えていたのに、

ひる前に生協で届いたこの「珈琲寒天」は私の好物で、午後1個、2個と食べているうちに

夫と一緒に(夫は少し)、なんとみんな食べてしまいました~

それでお腹がいっぱいになってしまって、夕飯はビール1缶と軽いものでかんたんに済ませたのに、まだお腹がいっぱいというさえない誕生日です。

夫からプレゼントは何がいい?といわれていたので、前から欲しかった大き目の割れない鏡というのをネットで注文しました。何に使うかというと、

体幹を鍛えるぞー 

自分へのプレゼントというわけでもないのですが、今日届いたので、プレゼントということにしたのが、これ。

おお、復讐の旋律、ゆがんだ嫉妬・・・・ すごいぞ(笑)

勤めていたころ、元気づけに外国の女探偵ものを通勤の電車の中でよく読みました。勤めていないと、やはりストレスはぐっと少なくなって、元気づけというより好きで読んでいるのも今はこのシリーズだけ。これは『警視の〇〇』シリーズですから、女探偵というわけではないのですが、ジェマというシングルマザーの部長刑事(昇進して今は警部補だったかな)がだんだん主人公的になってきて、今ではキンケイドとジェマはそれぞれの子づれで結婚。両親を殺され残された混血の子も養女にしました。犬も家族です。(私もずっとジェマと一緒に歩んできたような気持ち。)

このシリーズの日本語訳は20数年前から出ていて、これで10数冊目です。多分、みな持ってます。この『警視の哀歌』はもう1年前くらいに出版されていたのですが、最近気づきました。読みはじめると、ほかのことは何もしなくなるので、今日はまだ読まないようにしてます。

ほかにしたこと? 最近伝統野菜で復活しつつあるロシアのカブについて少々調べました。こんど紹介しますね。

こんな私の76歳の誕生日でした。

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