KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

付加価値。

2016年04月30日 | 和食
ホタルイカホタルイカ
しつこく書いてきましたが
今回でホタルイカ関連記事は
締めくくりたいと思います。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
新入社員はホタルイカを
つまみながら考えました。

ホタルイカを
食べたいのはダレだ?
ホタルイカの本当の
価値を知るのはダレなんだ?
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ここの寿司屋では
ホタルイカを5尾。小鉢に
ツマ、オオバをあしらって
酢みそかけて一人前500円。

一方、
新入社員の勤める魚屋では
20尾ほどならべられた
ホタルイカ1パック500円。

そこで、まずは商品づくり。

この寿司屋のイメージで
小鉢風トレーにホタルイカ6尾。

ツマ、オオバをあしらって
酢みその小袋つけて
1パック398円としました。
1枚から3パックとれる。

仕入は400円。

パックしただけの売値は500円。

でも、こうして寿司屋風に
手をかけたら売価は1,194円に。

そして
余った2尾は食べるべし。

次に売場づくり。

3尺売台をぶち抜いて
夏の空のイメージで売場装飾。
今が旬。富山ホタルイカ398円。
と、POPを貼り付ける。

そして売るタイミング。

ホタルイカを食べたい人は
いつ店に来るか。
ファミリー客の多い土日の夕方。
商品量をマックスにしてみる。

結果。

ホタルイカの売数は
何倍にもなり
粗利益率もアップしました。

すなわち

商品はお客さまの目線で
販売方法を考えるとよく売れる。

仕事が面白くなってきた。

商売がわかり始めた。


その新入社員は、その後
社員研修で「付加価値」と
いうことばを教わりました。

彼はそのことばを
初めて知ったのですが

そのことばの意味は
寿司屋のホタルイカから
すでに教わっていたのでありました。kyokukenzo

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